東方魔箱録 〜メモリの使役者〜 作:マイスイートザナディウム
現在来雪が使えるメモリはこちら!
PLANT,FLEET,T-REX,ICEAGE,WISDOM,DRACULA,ZOO,ENIGMA,FIRE EXTINGUISHER,HEAT
はいどうも〜マイスイートザナディウムです!
春雪異変最終回に続いてコラボ回プロローグを投稿します!
コラボ先のフォーウルムさん、大変長らくお待たせして申し訳ありません!
それではどうぞ!
遭遇のK/突然の出会い
春雪異変が解決された数日後の事ーー
紅魔館のメイドとして働く来雪は、咲夜からティータイムの為の買い出しを言い付かっていた。
だが人里にて、彼女はとある出会いをするーー
これは後に文屋の新聞にて【三日置きの百鬼夜行】と称される異変が起きる少し前の話である。
「ハァッ!」
「くっ何なのよ!邪魔するんじゃ無いわよ!!」
人里にてフリート・ドーパントに変身した来雪は、とあるドーパントと戦っていた。
その姿は筋肉質で金色ーー
頭部はサイコロを模しており、ピンと3の部分が目ーー
右肩にはレバーがあり胴体にはスロットーー
左腕にはルーレットがあり、脚はトランプとコインが散りばめられたようになっている金色の姿だった。
「見た目の割には素早いッ」
「こちとらアンタの相手をしてるほど暇じゃないのよ!フンッ!」
謎のドーパントは、脚に付いているトランプを蹴りで飛ばした。
「ッ!グッ」
フリート・ドーパントは盾で防ぐ。
盾にトランプが命中すると、小規模な爆発が起き目眩ましになった。
「フフッ」
謎のドーパントはその場を跳び、姿を消した。
煙が晴れると、その場にはフリート・ドーパントだけになっていた。
「…逃げられた…」
フリート・ドーパントは変身を解こうとした。
その時だったーー
「ッ!?」
殺気を感じたフリート・ドーパントは振り向く。
そして突然現れた男が、剣を振り降ろして来た。
フリート・ドーパントは既の所で躱した。
「いきなり何するの!?」
「見たことねぇドーパントだな…さてはお前か…」
男は剣を構え、走り出す。
「ゼアァッ!!」
「ちょっ…もう!」
カンッ!
フリート・ドーパントは持っている剣で、男の振り降ろした剣を受け止める。
(重い…この人…人間?…ドーパントと互角…いやそれ以上の力って…)
男の力は尋常ではなく、フリート・ドーパントは若干圧されていた。
「おいお前!姫乃を何処にやった!」
「はぁ?姫乃?何言ってーーー」
「しらばっくれる気か!」
男は力を上げ、フリート・ドーパントを力で押し返した。
「くっ…凄い力…」
「何が何でも姫乃の居場所を吐いてもらうぞ!」
男は剣を再び構え、フリート・ドーパントに向けて走り出す。
「あぁもう何なのよ!」
フリート・ドーパントは甲板にある砲台を動かす。
「撃ちます!File!!」
ドォォォォン
「ッ!」
男は人間とは思えない程のスピードで跳ぶ。
「なっ!?」
「遅ぇ!!」
男は着弾する前に、フリート・ドーパントの懐に入った。
「オラァ!!」
「クッ!」
男の剣を盾防いだフリート・ドーパント。
「へぇ…やるじゃねぇか」
「貴方何なの…一体何が目的!?」
「それはこっちの台詞だ!」
お互いが距離を取った。
「お前には聞きたい事が山程ある…悪いが、叩き潰させてもらう」
「聞きたいのはこっちなんだけど!」
二人は走り出す。
そして二人の剣が再びぶつかり合った。
場所は変わりーー
幻想郷の裏側の世界・〝裏〟幻想郷にて一人の少女が彷徨っていた。
「此処…幻想郷?…でも何か違うような…」
少女は知人が居るであろう博麗神社がある場所に向けて歩き出す。
だが少女が見た所に博麗神社は無かった。
「あれ?…彼処博麗神社があった場所だよね?…あんなお城建ってたっけ?」
そこにあったのは巨大な城だった。
「…う〜ん…此処どこ?…幻想郷じゃないよね?」
少女は辺りを散策しようと動く。
しかしーー
「これはこれは…」
「ッ!誰!?」
少女が振り返ると、そこには〝裏〟幻想郷のメンバーであるDr.ガイストが立っていた。
「こんな所で何をしていますかなお嬢さん?」
「あっえっと…」
「これは失礼…私はDr.ガイスト…しがない研究者です」
「あっどうも…私は姫乃禍月…えっとガイストさん?此処は?」
「ほう…分からずに〝裏〟幻想郷に入った…と?」
「〝裏〟…幻想郷?」
姫乃の言葉にガイストは笑みを浮かべる。
「何はともあれ…興味深い…実験材料に丁度いい」
「実験材料?」
「フッ」
コツン
ガイストが持っている杖で地面を叩くと、姫乃の後ろに二つの棺桶が出現した。
「えっ!?何!?」
突然の事で驚く姫乃。
ガガガガガガ
ドスン
棺桶の中から、田中描絵と青導蘭武が出てきた。
「えっ…誰?」
「やれ」
ガイストの命令で、最初に動いたのは蘭武だった。
蘭武は姫乃の顔面目掛けて蹴りを放つ。
「危ッ!!」
姫乃は既の所で避けた。
「何するの!?」
「ほほう避けたか…面白い」
ガイストが呟くと、描絵が巻物を開き絵を描き始めた。
「ーー作品番号壱ーーー炎獅子」
巻物に描かれた燃え盛る獅子の絵は実体化した。
「絵が!?ちょっとマズイよね!?」
姫乃は咄嗟にその場から逃げ出す。
「逃げられるとお思いか?」
『ガァァァァァァァァァァ!』
描絵の炎獅子が咆哮と共に爆炎を吐いた。
「ッ!」
ドォォォォン
爆炎が姫乃を襲った。
「……む?」
なんと爆炎に包まれたにも関わらず、姫乃は火傷すら負ってなかった。
何事も無かった様にそのまま走って逃げた。
「傷すら負わないか…面白い…追え!」
ガイストの命令で、二人の穢土転生は姫乃を追う。
(何なの此処…あの人達一体何なの?…兎に角凱君と合流しないと!)
姫乃は走り続けたーー
出口も分からない〝裏〟幻想郷の大地を走り続けるーー
これは異世界から来たガイアナイトと呼ばれる戦士との出会いー
そして新たな異変の幕開けであった。
はいプロローグなので今回は短めになります。
漸く書けました…コラボ先のフォーウルムさん、前書きでも書きましたが長らくお待たせして申し訳ありません!
次回から謎のドーパントの配下にも登場して貰います!
こちらがコラボ先のフォーウルムさんの作品になります!
https://syosetu.org/novel/300944/#
次回もお楽しみに!
それでは!