東方魔箱録 〜メモリの使役者〜   作:マイスイートザナディウム

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Count,The,Memorie's!

現在来雪が使えるメモリはこちら!

PLANT,FLEET,T-REX,ICEAGE,WISDOM,DRACULA,ZOO,ENIGMA,FIRE EXTINGUISHER,HEAT

はいどうもマイスイートザナディウムです!

なんとか10日までに間に合いました!

前回より短いかもですがお楽しみ下さい!

それではどうぞ!


乱入者F/異世界から来た男

〝裏〟幻想郷にて穢土転生白上深雪と異世界人姫乃禍月が同盟を結んでいたその頃ーーー

 

「フンッ!」

 

カァァン

 

「クッ」

 

人里にて、フリート・ドーパントに変身している来雪は突然襲ってきた男と交戦していた。

 

「中々骨のあるドーパントじゃねぇか…ならこれならどうだ?」

 

男は持っている大剣をフリート・ドーパントに向けて投げた。

 

「ッ!?投げた!?剣を!?」

 

フリート・ドーパントは咄嗟に投擲された大剣を避ける。

 

だが剣は軌道を変え、ブーメランの様に戻ってきた。

 

「ッ!ハアッ!」

 

フリート・ドーパントは戻ってきた大剣を盾で弾く。

 

ザクッ

 

弾かれた大剣は地面に刺さる。

 

その時だった。

 

「掛かったな」

 

「ッ!?」

 

男がいつの間にかフリート・ドーパントの懐に入り込んでいた。

 

「ソラッ!」

 

ドスン

 

男はすかさずフリート・ドーパントに凄まじい蹴りを叩き込んだ。

 

「ガハッ!?」

 

「もう一丁!」

 

怯んだフリート・ドーパントの顎目掛け、男はアッパーカットを決める。

 

キュゥゥゥン

 

「ガッ!」

 

その威力に、変身を強制解除させられ吹き飛ぶ来雪。

 

「それがお前の正体か…何処にでも居る普通の女みたいだな?」

 

「うっ…強い…」

 

男は地面に刺さった大剣を引き抜く。

 

「さぁ…姫乃は何処だ?全て吐いてもらうからな?」

 

「だから…知らないってさっきから…」

 

「そうかよ…あくまでしらを切るつもりか」

 

男は大剣を構える。

 

「悪く思うなよ?言わなかったお前の自業自得だからな」

 

「くっ…」

 

男は大剣を振り上げる。

 

来雪はもう駄目かと目を瞑った。

 

その時だった。

 

突然、突風が吹き荒れる。

 

「なっ!?くっ!」

 

男は突風に煽られ、バランスを崩す。

 

そして突風を作り出した張本人が、来雪の前に降り立った。

 

「あやややや…これはこれは…流石にこれ以上は看過出来ませんね?」

 

それは偶然人里の上空を飛んでいた射命丸文だった。

 

「文さん?」

 

「これはどうも来雪さん…大事無いですよね?」

 

「うん…助かりました…」

 

男は文の姿を見て驚愕する。

 

「文?…どうしてそいつの味方を?」

 

「おや?…どうしてもなにも来雪さんは大切なお得意様ですし、何より霊夢さんのご友人でもある…此処で見逃してたら私が霊夢さんに殺されますよ…それに誰ですか貴方は?妙に馴れ馴れしいですね?何処かでお会いしました?」

 

「は?いや誰って…俺だよ()()()()だ…忘れたのか?」

 

男は五十嵐凱と名乗った。

 

「……文さんの知り合い?」

 

「はて?…生憎と私に貴方の様な殿方の知り合いはいませんが?」

 

「は?……どうなってる?ここ幻想郷だよな?…いやまて…なぁ…つかぬこと聞くが…()()()()()()()()って名前に心当たりは?」

 

「……何ですかその団体?…()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

文の解答に、凱は確信した。

 

「OK分かった…俺の知ってる文ならこの名前を知らないわけ無い…てことは……此処は俺の居た幻想郷じゃないって事だ…つうことは……俺は無関係の女子を甚振ってた訳だ………スゥ」

 

凱は息を吸うと勢い良く地面に頭を付けた。

 

すまなかった!!俺の早とちりだった!!!

 

「……どうしますか来雪さん?」

 

「えっと…誤解が解けたなら…良いかな…」

 

二人は苦笑いしながら言った。

 

 

その様子を影から見ていたのが居た。

 

「何よあの男…全然使えないじゃない…はぁ…仕方ないわ…作戦変更よ…彼奴等を始末なさい…工藤静華(くどうしずか)

 

影から見ていた女・金石愛は控えていた道着を着た女性・工藤静華に命令した。

 

「………」

 

工藤静華は嫌そうにしているが、懐からオレンジのメモリを取り出した。

 

 

【FIST!】

 

 

「……変身」

 

静華は右手の甲の生態コネクタにメモリを挿し込む。

 

キュピィィィン

 

静華の体は徐々に変化していく。

 

サイの頭に胴体がゴリラ、足が象の武道家といった某後輩ライダーのパワー形態に似た姿。

 

静華は拳の記憶の怪人(超人)、フィスト・ドーパントに変身した。

 

「はぁ〜…」

 

フィスト・ドーパントは大きな溜息をし、走り出す。

 

「うふふふ」

 

その様子を見た金石愛は不敵に笑った。

 

 

 

「ッ!」

 

来雪は気配を感じ取る。

 

「来雪さん?」

 

「来る!」

 

「ハァァァ!!」

 

走って来たフィスト・ドーパントが、右腕から拳型の弾を飛ばす。

 

「ッ!危ね!」

 

凱は咄嗟に二人の前に飛び出し、大剣で拳型の弾を弾き飛ばす。

 

「シャッ!」

 

「ッグッ」

 

フィスト・ドーパントの拳が凱の右頬に炸裂する。

 

「チィ!オラァ!!」

 

「ッ!フッ」

 

凱のパンチをガードするフィスト・ドーパント。

 

「たく…良いパンチ喰らっちまった…プッ」

 

凱は血を吐き出す。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「こんくらいなんともねぇよ」

 

来雪が凱の隣に立った。

 

「あややや…あれがドーパントですか!ドーパントが起こしたであろう怪事件は何度も撮りましたが来雪さん以外の実物を見るのは初めてですね!」

 

文はカメラを構えた。

 

「……あなた達になんの恨みもありませんが…此処で消えてもらいます…フッ!」

 

フィスト・ドーパントが拳を合わせると衝撃波が発生した。

 

「ッ!」

 

 

【T-REX!】

 

 

来雪は咄嗟に左肩にメモリを挿し込み、ティーレックス・ドーパントに変身する。

 

「ガァァァァァァァ!!」

 

ティーレックス・ドーパントの咆哮で衝撃波を打ち消す。

 

「……この程度で殺れるとは思ってませんでしたが…成る程……先程と姿が違いますね」

 

フィスト・ドーパントは呟きながら構える。

 

「お前…違うドーパントに変身出来るのかよ」

 

「私の能力は【メモリの力を引き出す程度の能力】だから」

 

「成る程な…俺の能力に似てるな」

 

「文さん離れてて下さい!」

 

「あやや…まさか私が心配されるとは…心配は無用ですよ?こう見えて私強いですから」

 

文はカメラと別にうちわを構えた。

 

「3対1ですか…まぁ良いでしょう」

 

「あの…メモリブレイクは避けてください…メモリは出来る限り回収したいので」

 

「訳ありか…まぁ良いさ…俺に拒否権は無いからな!」

 

凱はそう言いながらフィスト・ドーパントに向けて大剣を投げる。

 

「そのやり方は先程拝見しました」

 

フィスト・ドーパントは投げられた大剣を脱力しながらいなした。

 

「…マジかよ」

 

「美鈴さん程じゃないけど…武道家みたい」

 

「確か紅魔館の門番さんでしたか…あれ程の達人と比べられるとは…ある意味光栄ですね」

 

フィスト・ドーパントは再び構える。

 

「掛かってきなさい」

 

「上等だ!」

 

「文さん援護お願いします!」

 

「承知!」

 

 

 

場所は変わりーーー

 

 

「ふむ…居ないか……仕方ない」

 

シュゥゥン

 

ガタン

 

姫乃を追っていたガイストは蘭武と描絵を棺桶に入れる。

 

「丁度いい…新しい駒を試すとしよう」

 

コツン

 

ガイストが杖を突くと2つの棺桶が出現した。

 

ガガガガガガ

 

ドスン

 

中から新たな穢土転生が出てきた。

 

 

一人は白玉楼の主、西行寺幽々子の姿に瓜二つの少女だった。

 

そしてもう一人は緑のロングで、貴族の令嬢の様な姿をした少女だった。

 

歌聖の娘

西行寺幽々子

『死霊を操る程度の能力』,『死に誘う程度の能力』

 

 

プリズムリバー伯爵の御令嬢

レイラ・プリズムリバー

『あらゆる物を楽器にできる程度の能力』

 

 

「思った通り生前の西行寺幽々子の肉体を使用すれば西行寺幽々子を穢土転生が可能…レイラ・プリズムリバーに至ってはほぼ偶然だが…まぁ使えるだろう…」

 

ガイストが念じると二人は意識を覚醒させる。

 

「ーーー…ッ…此処は?」

 

「ーーー…あれ…私…」

 

「お目覚めかな?」

 

二人はガイストの存在に気付く。

 

「あなたは…いったい」

 

「どうして私は若返ってるのですか?…いえそれ以前になんで死んだ筈の私がこうして…」

 

「お前たちは私の力で再び蘇った…そして私の新たな手駒として我等〝裏〟幻想郷の為に働くことになった…早速働いて貰うぞ?現在〝裏〟幻想郷(ここ)に侵入者が居る…探し出し生きたまま連れて来い」

 

ガイストの言葉に不快になった。

 

「何で私がそんな事しなくちゃいけないのかしら?」

 

「私達があなたの駒?…人をなんだと思って……ッ」

 

二人が反論しようとすると、勝手に体が動き出す。

 

「えっ…これは」

 

「体が…勝手に」

 

「お前達に拒否権は無い…さっさと侵入者を連れて来い」

 

ガイストの命令に二人はなす術無く動き出す。

 

「一体なんなのよこれは…」

 

「体が…言うことを聞かない」

 

二人は〝裏〟幻想郷の森の中に入っていった。

 

「さて…奴らの所に行くのは不本意だが、番人としての役目を果たしてもらうか」

 

 

 

 




はいということで、漸く五十嵐凱の名前を出すことが出来ました…フォーウルムさん長らく申し訳ない!

来雪のピンチに射命丸文を挟みましたが、これにはホントに小さな理由がありまして…

最近見た東方MMDのヒロインが文だったので入れてみました。

ホントくだらない理由だな我ながら…

最後にガイストの新たな穢土転生を出しました。

原作より生前の西行寺幽々子と名前だけ判明しているレイラ・プリズムリバーになります!

尚、能力につきましては過去ゆゆはpixiv経由でつけました。

レイラの能力は判明してなかったのでとある方に協力してもらい付けました。

あらゆる物を楽器にできる程度の能力の説明は後に設定集の方に書きますので暫くお待ち下さい。

さて次回はフィストとの戦いと姫乃達と番人及び穢土転生との戦いを描こうと思います。

次回もお楽しみに!

それでは!
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