東方魔箱録 〜メモリの使役者〜   作:マイスイートザナディウム

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Count,The,Memorie's!

現在来雪が使えるメモリはこちら!

PLANT,FLEET,T-REX,ICEAGE,WISDOM,DRACULA,ZOO,ENIGMA,FIRE EXTINGUISHER,HEAT,MAGMA,ACCUMULATION

はいどうもマイスイートザナディウムです!

約2年…投稿出来ずに誠に申し訳ありませんでした!

保存していた物が消えてしまい気力が無くなり読み専やアイディア募集の方に走っていました…

本当に申し訳ありません!

さて、今回から萃夢想編に入ります!

最初なのでかなり短いですが、暖かい目で見てもらえると幸いです。

それではどうぞ!


萃夢想編
Sの異変/繰り返される宴


表舞台に出た〝裏〟幻想郷が掻き乱した冬が明け、異世界からの来訪者が訪れてから数週間

 

短いながらの春も過ぎ去り、幻想郷も初夏が訪れた。

 

春が過ぎたにも関わらず、人間,妖怪,その他諸々が集まるお花見が未だに繰り返されていた。

 

「はぁ…憂鬱だわ…」

 

博麗神社の巫女、博麗霊夢は()の宴会の準備をしながら呟いた。

 

「全く…次の宴会まで3日しかないし…下手な異変解決より疲れるったらありゃしないわね…」

 

「まぁ良いじゃない霊夢、宴会ってこういう準備が楽しいんだし」

 

宴会の準備の手伝いに来ていた来雪が霊夢を慰める。

 

「悪いわね来雪、あんたにまで手伝わせて」

 

「ううん、私が好きで手伝ってるだけだから気にしないで」

 

来雪は文句一つ言わずに笑いながら作業を進める。

 

(それにしても……やっぱりなんかおかしいわね)

 

「?どうしたの霊夢?」

 

「……いや、何でもないわ」

 

霊夢は違和感を感じながら、宴会の準備を進める。

 

 

 

ーーー白玉楼ーーー

 

冥界・白玉楼にて、新たに霊夢達の仲間に加わった妖夢が、自身の主である西行寺幽々子にお茶を出し向かいに座る。

 

「幽々子様…一つお聞きしたいことが…」

 

「あらあら何かしら改まって?」

 

ニコニコする幽々子。

 

「実は宴会の件で…」

 

「場所は博麗神社だったわね?」

 

お茶菓子を見つめながら言う幽々子。

 

「はい、ですので宴会料理を作っておいたのですが…」

 

「それは良いわねぇ」

 

「……所で幽々子様…私に何か隠してる事…あるんじゃないですか?…正直に仰って下されば怒ったりしませんから」

 

妖夢は幽々子が手を伸ばしたお茶菓子の入った皿を掴み引き寄せる。

 

「あっ…」

 

「幽々子?」

 

「へっ?」

 

「……食べちゃったんですよね?…私の作っておいた宴会料理?」

 

妖夢は幽々子を見つめる。

 

「……な、何の事…かしら?」

 

冷や汗を流しながら言う幽々子。

 

「…………」

 

「…………シュン」

 

沈黙の後、幽々子は白状する。

 

「はぁ…まさか全部食べてしまわれるとは…」

 

「……全部?…えっと妖夢?流石に私が腹ペコキャラだからって流石に全部は食べないわよ?」

 

「でもつまみ食いはしたんですよね?」

 

「……だし巻き玉子だけ…」

 

「…食べてるじゃないですか…」

 

呆れた顔をしながら言う妖夢。

 

「…はぁ…宴会まで時間もあまりありませんし…あり合わせの物で代用するしかありませんね……ナスカのスピードなら或いは…

 

妖夢はそう呟きながら立ち上がり、厨房に向かう。

 

「……それにしても…これが貴女の望みなのかしらね…()()

 

一人になった幽々子は、今回の異変の元凶である少女の名を呟いた。

 

 

 

ーーー人里ーーー

 

人里でも宴会やら飲み会やらがそこかしこで行われていた。

 

「何処行ってもどんちゃん騒ぎしてんなぁ…あ〜あ良いなぁ俺も混ざりてぇ…」

 

白色の短髪で、抹茶色の和服にサラシを巻いた姿の男が頭を搔きながら人里を歩いていた。

 

男の背後には白い人魂の様な物が浮遊している。

 

「たくっあのジジィ…テメェで()()させといて失敗作とかふざけやがって…まぁ()()()の出なのに剣術使えねぇ俺を見たらそう思うのも仕方ねぇけどよ…」

 

男はそう呟きながら歩き辺りを見て回る。

 

男の名は魂魄火永(こんぱくひえい)

 

白玉楼の庭師魂魄妖夢の実の父親にして、〝裏〟幻想郷の手駒ーーー穢土転生の一体である。

 

魂魄 火永(こんぱくひえい)

『射撃が出来る程度の能力』

 

 

「にしても…ホント宴会ばっかだな…ジジィの言うように異変なんだろうが…なんともまぁ平和的な異変だなぁおい」

 

火永はそう呟きながら歩き続ける。

 

「つうか何で俺が異変の調査しなきゃなんねぇんだよ…こういうのは博麗の巫女の役目だろうが、仮にも俺元白玉楼の庭師だぜ?」

 

火永は自身を使役する術者・Dr.ガイストの命令により異変の調査をしていた。

 

〝裏〟幻想郷にとって今回の異変は来雪の成長に繋がるとは思えないと判断した結果、速めに異変を解決させる為の尖兵隊の一体として蘇らせられたのだ。

 

「たくっ……妖夢の奴元気かなぁ…親父が面倒見てんのかなぁ…はぁ…愛娘が親父みたいな頑固者にならねぇか心配だぜ……ん?」

 

火永は宴会でどんちゃん騒ぎしている人里の市民達の中に一人、怪しげな行動を取る女を見つける。

 

「あの女…鎌鼬か?…珍しいな、人里にあんな物騒な妖怪が入り込んでるなんてな」

 

火永は鎌鼬の女を見ながら呟く。

 

女は路地裏に入っていく。

 

「…本当なら捕まえるべきなんだろうが…たくっ面倒な身体だなぁ命令以外の行動が出来やしねぇ…」

 

火永はそう言うと、再び歩き出す。

 

刻一刻と、新たな異変の火蓋が幕を明け始めていた。




はいと言うことで、ホント短いな…

多分一番短いんじゃないかな?

さて、新キャラとして穢土転生の一体・魂魄火永を出させて頂きました!

アイディアを下さった肘神さまさん、ありがとうございます!

今回からの萃夢想編は割と短めに繰り上げたいと考えています。

永夜抄編が長くなると思いますので…

次回はなるべく早く(来月までには)投稿したいと考えています。

次回もお楽しみに!

それでは
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