DIARY OF MERCENARIES: THUNDER RUNNERS   作:コルディアムに脳を焼かれた阿慈谷ヒフミ

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兵士達の情報ファイル アルヴィン・エドワード・ローバック少将

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民間軍事会社に関する報告書

↳民間軍事会社構成員の報告書

↳拠点地域:北アメリカ

↳主要兵科:戦車兵

 

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Report Number:CIAR-31890

Name:Alvin Edward Roebuck

Age: 41

Sexual:Male

Citizenship:United States of America

Rank:Major General

Birthday:May 18, 1983

Race:White

Affiliation:Alvin's Tanker Company

 

報告書前文

本報告書は、民間軍事会社構成員に関する一般報告書である。対象はアルヴィン・エドワード・ローバック少将であり、個人情報や戦闘履歴、交友関係が主な調査内容である。本報告書の閲覧にはクラスD権限を必要とする。

 

報告書本文 1 経歴

 

1983年5月18日

父親、アルヴィン・エドモンド・ローバック3世と、母親のナンシー・ローバックの長男として誕生。出身地はコロラド州デンバー。

 

2001年6月14日

K-12教育を修了。

 

2001年6月30日

アメリカ海兵隊に入隊。

 

2001年11月12日

海兵隊の基礎訓練を首席にて終了。二等兵に任用。同日付にて第1戦車大隊に装填手として配属される。

 

2002年4月14日

非常に優秀な勤務成績を示したため、一等兵に昇格。

 

2002年10月2日

上等兵に昇格。同時に砲手へ異動。

 

2003年3月20日

イラク戦争に派遣。

 

2003年3月21〜25日

ウム・カスラの戦いに参戦。第15海兵遠征部隊に組み込まれた3両の第1戦車大隊所属車の1両として戦闘。同戦闘にて共和国防衛隊第2機甲師団“アル・メディーナ”所属のT-72戦車13両中8両を撃破。この戦闘において、エンジンを損傷した味方車両を、救援が到達するまで守りきったことにより、後にブロンズスター・メダルを受章。

 

2003年4月3日

バグダッド攻防戦に参加。以降、9日の陥落までに17両のT-72、24両の装甲車両を破壊。攻防戦参加後も、イラクにて治安維持任務にあたる。

 

2003年4月10日

伍長に昇格。

 

2003年12月24日

3等軍曹に昇格。同時に車長へ異動。

 

2004年9月16日

2等軍曹に昇格。

 

2005年5月11日

1等軍曹に昇格。

 

2005年12月31日

曹長に昇格。

 

2006年2月10日

同日の戦闘において、攻撃を行ってきたイラク人の子供を殺害。当初は誤射と見られ、軍法会議に掛けられる予定だったが、後に爆薬を持っており、攻撃の実行者であったと判明。さらなる犠牲を防いだとして、2個目のブロンズスター・メダルを受章。(同戦闘における音声ログは下記に添付)

 

2006年3月13日

海兵隊士官候補生学校(OCS)に抜擢。士官教育を受ける。

 

2006年5月25日

OCSを修了。3等准尉に任官。

 

2007年4月13日

少尉に任官。

 

2009年10月2日

中尉に任官。同時に第1戦車大隊 チャーリー中隊 第2小隊長に任命。

 

2011年4月23日

大尉に任官。

 

2013年1月11日

少佐に任官。同時に第1戦車大隊 チャーリー中隊長に任命。

 

2014年10月26日

イラン戦争に派遣。以降、PLRとの戦闘において、チャーリー中隊のテヘランへの進撃作戦(サンダーランII作戦)を指揮。作戦を成功させ、突破口を開いた他、自身もT-72を16両、72Z式を13両、T-90Aを2両撃破し、装甲車両を31両破壊。この車両撃破数は、本戦争中における最多車両破壊数であり、今までの功績と併せシルバースター・メダルが授与された。

また、11月3日の戦闘においては、独自に入手した情報を元に、中隊所属車2両と共に野戦飛行場を強襲。最終的には自車のみとなったが、敵航空戦力を壊滅させ、また、1人で車外に出て僚車の乗員全員を生還させたことにより、名誉勲章並びに大統領感状を授与される。

 

2014年12月31日

中佐に任官。同時に第1戦車大隊長に任命。

 

2016年10月6日

大佐に任官。同時に第5海兵連隊長に任命。

 

2017年9月3日

アメリカ海兵隊指揮幕僚大学に入学。

 

2019年6月12日

指揮幕僚大学を大幅な飛び級で卒業。准将に任官し、第1海兵師団副司令官に任命。

 

2022年1月13日

少将に任官。第1海兵師団長に任命。

 

2022年12月4日

名誉除隊。

 

2022年12月24日

PMC、Alvin's Tanker Companyを設立。設立以来、同社のメンバーはアルヴィン・エドワード・ローバック少将を代表として、ジョセフ・スチュアート少佐、サミュエル・マクミラン中尉の3名である。

 

報告書本文 2 本人について

 

以上の経歴に示されるように、アルヴィン・ローバック少将は海兵隊史上類を見ない速さでの昇格を成し遂げており、その能力は折り紙つきである。ASVABテストにおいて満点を獲得する知能、少将に任官してからも、新兵と同等の訓練を苦なくこなせる体力からもそれが強く伺える。

しかしながら、本質的に繊細な点があり、時々の行動からPTSDを抱えていた疑いがある。一方でそれを無理やり精神力で押し込んでいた点もあり、除隊前にはストレス障害を抱えていた疑いがあった他、その若さにもかかわらず既に白髪が生えていた。

性格としては寡黙だが決して静かなだけでは無い、と評される。また、根底には強い正義感を持つ理想主義者と、同僚らからは言及されている。

自身が一戦車兵から少将まで上り詰めた、叩き上げの将官であることから、他の将校とは部下との接し方が異なり、非常に寄り添って接していたことで知られる他、本人が前線型の将校であったことから、部下からの評価も高い。

 

報告書本文3 交友、並びに家族関係

 

父親は有名作家のアルヴィン・エドモンド・ローバック3世(62)であり、母親は現代アート研究家のナンシー・ローバック(59)である。また、妹にローズマリー・ローバック(17)がいる。海兵隊への入隊が半ば家出に近いものであったにもかかわらず、家族関係は良好であり、特にローズマリー・ローバックとの関係は非常に良好である。

交友関係については、少将時代の人脈が複数存在すると予測される他、複数のPMCとの関係が確認されている。特筆すべきはルイス・“エレステナー”・コール少佐のLewis Warfighters Company、オオクラ・“カズ”・カズヒラ中尉のWarchief Command Center、チャーリー・ローク中尉のBlood Shadows LLCの3社である。

 

報告書本文4 戦闘履歴

 

本文1に示した通り。除隊後は戦闘を行っていない。

 

 

2024年6月13日 非国家兵情報部長 オースティン・エリーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音声ログが存在します。開示しますか?

 

 

開示を承認します。

 

 

 

LOG NUMBER 3122

 

February 10, 2006 1132

 

Msgt. Alvin Edward Roebuck

 

Baghdat, Iraq

 

 

 

1Lt. Montgomery(Anvil 2-6 Commander):『...ああ、それで?』

 

Msgt. Roebuck(Anvil 2-3 Commander):『ええ指揮官、エンジン系統に問題が発生しましたが、排除に成功。いつでも行けます』

 

1Lt. Montgomery:『了解した。よし、再確認だ。2-3は俺と共にブロック5と6を巡回、2-1はブロック7と8だ』

 

Gysgt. Cunningham(Anvil 2-1 Commander):『2-1了解。これより巡回に向かう』

 

Cpl. Mitchell(Anvil 2-3 Loader):『今日も何も無いといいんですが』

 

Sgt. Stuart (Anvil 2-3 Gunner):『頼むぜドライバー。IEDで吹き飛ばされるのだけは御免だ』

 

1Lt. Montgomery:『戦車を吹き飛ばすようなIEDなら、間違いなく俺達も道連れだな』

 

Sgt. Adams(Anvil 2-3 Driver):『RPGが来るのも、ご勘弁被るね』

 

Msgt. Roebuck:『静かに。何があるか分からない』

 

1Lt. Montgomery:『部下に怒られちまった。俺は戦車の中に隠れるぜ。いつ50口径が後ろから撃たれるか分からんからな』

 

ここで、ローバック曹長が戦車から体を出す。12.7mm機銃に着き、警戒を開始。以降、25分後の2-1との合流まで会話並びに特筆すべき事項はなし。

 

Msgt. Roebuck:『こちらアンヴィル2-3。2-1、何かあったか』

 

Gysgt. Cunningham:『こちらアンヴィル2-1。何も無かった。奇妙なくらいな静かさだったぜ』

 

Ssgt. Henderson(Anvil 2-1 Gunner):『嵐の前の静けさってところか?』

 

1Lt. Montgomery:『全く、困るぜ』

 

Msgt. Roebuck:『...アダムス、止まれ』

 

Sgt. Adams:『ああ、あの橋のことだな。中央部が崩落しかかってる』

 

1Lt. Montgomery:『昨日までは普通に架かってただろ?なんで急に...』

 

ここでモントゴメリー中尉が体を出して警戒を開始する。

 

Sgt. Amos(Anvil 2-6 Gunner):『モントゴメリー、危険だぞ』

 

1Lt. Montgomery:『戦車の中じゃ分からんことも多いからな。最後は目ん玉だ。よし、2-1と2-3、こちらアンヴィル2-6。こちらが先導する。2-3と2-1の順に来い、アウト』

 

Msgt. Roebuck:『了解した指揮官。アダムス、聞いたな』

 

Sgt. Adams:『しっかりとな...』

 

1Lt. Montgomery:『ミシミシ言ってやがる...。早く通り抜け...』

 

ここでモントゴメリー中尉が銃弾を被弾。へリントン曹長の証言によれば、モントゴメリー中尉は即死、直後に爆薬が仕掛けられた。

 

Sgt. Amos:『クソが!モントゴメリーが撃たれた!』

 

Msgt. Roebuck:『何だと!?どこから撃たれたんだ!?』

 

Sgt. Amos:『しっかりしろモントゴメリー!』

 

Cpl. Wyatt(Anvil 2-6 Loader):『落ち着けエイモス!モントゴメリーはもうダメだ!』

 

ここでアンヴィル2-6に、ハッチから爆薬を投げ込まれる。

 

Sgt. Amos:『マズい、爆薬が!』

 

Cpl. Wyatt:『エイモス、早くそれを...』

 

ここで投げ込まれた爆薬が爆発。砲塔内の乗員は全員死亡。2-6の生き残りは操縦手のへリントン曹長のみである。

 

Sgt. Adams:『クソ!アンヴィル2-6がやられた!生存者は不明!』

 

Gysgt. Cunningham:『どこからの攻撃だ!?』

 

Msgt. Roebuck:『総員警戒!』

 

Msgt. Herrington(Anvil 2-6 Driver):『ゴホッゴホッ...!こちらへリントン!アンヴィル2-6はもうダメだ!生き残りは俺だけだ...』

 

Gysgt. Cunningham:『攻撃したのはどこのどいつだ!?』

 

Msgt. Herrington:『分からない...。ただ、爆薬を投げ込まれたとエイモスが...』

 

Msgt. Roebuck:『極々至近距離からの攻撃か...。分かった、よし、へリントンはそのまま車内に待機してくれ』

 

Msgt. Herrington:『言われなくても...』

 

Gysgt. Cunningham:『ローバック、ここは周りが建物に囲まれてる。いつ攻撃を受けるか分からんぞ。撤退した方が...』

 

Msgt. Roebuck:『モントゴメリーたちの仇をここで討たなくてどうする?』

 

Sgt. Adams:『熱くなるな、落ち着けよ』

 

Msgt. Roebuck:『いや、落ち着いてる』

 

Cpl. Mitchell:『ローバック曹長、あなたが落ち着いているとは思えない...』

 

Msgt. Roebuck:『だから俺は問題ない...待て、今なにか動かなかったか?』

 

Gysgt. Cunningham:『確かか?犬猫じゃないのか?』

 

Msgt. Roebuck:『犬猫の大きさじゃ...敵だ!』

 

ローバック曹長はM2重機関銃を13発射撃、ここで件の子供は射殺された。

 

Sgt. Stuart:『ローバック何やってる!?』

 

Msgt. Roebuck:『敵を撃っただけだ...』

 

Sgt. Adams:『ローバック...今のは、子供だったぞ...』

 

Gysgt. Cunningham:『正気か、ローバック...?』

 

Msgt. Roebuck:『爆薬とAKを持っていたのが見えた...』

 

Gysgt. Cunningham:『...とにかく、帰るぞ。だがこいつは、俺にも擁護できないぞ...』




人物紹介
ジョセフ・スチュアート少佐
イギリス生まれのアメリカ人。40歳。父親はイギリス最大の防衛コングロマリット、BAEシステムズCEOのサー・イアン・スチュアート。
由緒ある家系であるスチュアート家に生まれたジョセフ少佐は、その家系に相応しい教育を受けた。一方、ジョセフ自身はイギリス上流階級のしがらみを嫌っており、反抗するようにイギリス海兵隊入隊の意志を父親に伝え、その父親から入隊するならば絶縁すると宣告されたことを機に、スチュアート家との関係を一切絶ち、イギリスという国家との関係をも断つために、アメリカ国籍取得を目的にアメリカ海兵隊に入隊。戦車畑でキャリアを積み、堅実な昇進の後、同期で友人のアルヴィン・エドワード・ローバック少将のPMC設立の誘いに乗り、以降同社で経理や契約関係の扱いを行う傍ら、砲手を務めている。

Mi-24PW ウェスタンハインド
次世代の西側向けハインドとして開発された。開発メーカーは東欧はポーランドのWarsaw Aircraft Mechanics社。
エンジンの大幅強化や機関砲のM230 30mmチェーンガンの採用、MIL-STD-1553Bデータバスの採用による西側兵装の運用能力確保などが行われており、高い汎用性を有するMi-24により高い汎用性と実用性を与えた。本機も運用数の大半がPMCによるものである。
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