元ロシア最強傭兵、祖国に棄てられて亡命したらトレセン学園のトレーナーになりました 作:武装田んぼ
あけましておめでとうございます。
本年も皆さまにとって善い年であることを祈り、新年の挨拶とさせていただきます。
テイオーの脚を触り、すぐに骨折だとアルチョムは判断する。現役時代に似たような負傷兵を見た経験があった。
「じっとしてろ……、今処置をする」
ユーティリティポーチから消毒液とガーゼを取り出して、擦り傷を覆う。
その次に取り出したのはサムスプリント。ベトナム戦争中にアメリカで考案された添木の一種だ。アルミ合金板をウレタンで覆った構造のそれは、切断と変形が容易で患部にあわせて様々な形に成形ができ、コンパクトで軽量であるため携帯に便利である。軍用はもとよりアウトドアやスポーツでも万が一の際には活躍する。
アルチョムはそれを取り出し、ロールを伸ばしてからU字型に折り曲げ、テイオーの左足首を包むようにあてがう。
テイオーの顔を見る。痛みに苦しめられ、その瞳からはポロポロと涙が零れた。そんなテイオーの様子を見てアルチョムの脳裏にフラッシュバックするあの事件の光景。自分の目の前で苦しみながら死んだ難民の子供の姿がテイオーに重なる。
やめろ、やめてくれ、ようやく忘れかけていた地獄なんだ、やめてくれ……!
無意識に呼吸が荒くなり、鼓動が早まるのがわかる。
落ち着けセルゲイ、テイオーの様子を見ろ。骨折はしてるが、出血は無い。問題は患部の腫れだけだ。きちんと冷却すればまだ大丈夫だ。適切な処置をすればすぐに治る。
そう言い聞かせて応急処置に集中する。テイオーの脚にあてがったスプリントの上から包帯を巻く。
どんな負傷でも、迅速かつ適切な応急処置の有無がその後の治癒を左右する。アルチョムは自身の経験と知識を総動員して応急処置を施した。
「よし大丈夫だ。固定まで完了した。右脚は大丈夫だな? 一旦態勢を起こすぞ」
テイオーにそう言い聞かせ、体を支えながら右脚で立たせる。そして右手首を左手で掴んでから脇の下から頭を通して担ぎ上げ、右太腿を掴んで立ち上がる。いわゆるファイヤーマンズキャリーと呼ばれる運搬方法だ。
瞬く間に応急処置を施し、テイオーを運ぶアルチョム。そんなアルチョムの様子を天野トレーナーとマヤノの2人はただ見守ることしかできなかった。焦燥感に駆られた天野トレーナーがアルチョムに話しかける。
「あ、あの、僕にできることは……」
「手伝いは必要ない、俺の動きを見とけ。いざという時に役立つ」
「テイオーちゃん大丈夫……?」
「だ、大丈夫だよマヤノ……。すぐ治るから……」
マヤノに話しかけられたテイオーは喉から搾り出すような声で返した。
「ああ、すぐ治る。だからじっとしてろ」
テイオーに言い聞かせるアルチョム。だが、それは自分自身に向けたものでもあった。
ちょっとした故障だ。適切な応急処置は行なった。なら、すぐ治るだろう。大丈夫だ。菊花までには万全の状態に戻る。戻らせる。
自己暗示のように頭の中で繰り返しながらテイオーを保健室に運び込んだ。後ろから心配そうに天野トレーナーとマヤノもついてくる。
「先生、骨折だ! 応急処置はした! 診てやってくれ!」
保健室に着くなり、大声で保健医を呼ぶ。その声に驚いた保健医が慌てて出てきた。
「どうしました?」
「担当が骨折した! 早く診てくれ!」
そう言い、テイオーをベッドに寝かせたアルチョムは保健室に置いてある冷蔵庫から取り出した氷を水と一緒にビニール袋に入れ、タオルで包む。それをテイオーの患部に優しくあてがった。
「応急処置は?」
「済ませた! あと、すまないが冷蔵庫の氷を使わせてもらった!」
「なら、救急車を呼びますので安静にしていてください。救急車を呼んだら患部を確認させてもらいます」
「早くしてくれ、頼む!」
保健医が電話で救急車を呼ぶ。その間、アルチョムはテイオーの手を握り、優しく語りかける。
「大丈夫だ、テイオー。すぐ病院に連れてってやる。そしたらこんなケガ、あっという間に治るからな! だから心配すんな」
「トレーナーありがとう、でも大丈夫だよ。痛みも和らいできたし……」
痛みはまだあるようだが、冷やしたおかげか少しは楽になってきたようだ。そんなテイオーにマヤノが近寄り手を握る。
「テイオーちゃん、大丈夫だよね……」
「ありがとうマヤノ。ボクは大丈夫だよ。なんたって無敵のテイオー様だからね。こんなのケガに入らないよ」
痛みを堪えて必死に強がって見せるテイオー。そんな姿を見ていると胸が締め付けられるような感覚に襲われる。
自分の指導に問題があったから、自分がテイオーの状態を見極めることができなかったから、この結果を招いたのか。それとも、これがあの樫本代理が言っていた取り返しのつかないことなのか。いくら考えても、明確な答えが出ない。
「失礼します。脚の様子を診させてください」
そう言い、保健医は患部のあたりを診はじめた。その様子をやや不安そうに見るアルチョム。
「……お手本のような応急処置ですね。アルチョムトレーナーがこちらを?」
「はい。その場で出来ることは全て」
「どこでこれほどの技術を身につけたのですか?」
「トレーナー講習で応急処置はやるとは思いますが……」
「確かに習いますがここまで出来る人はほとんどいませんし、それにサムスプリントまで持ち歩いているトレーナーなんて私は初めて見ました。大抵は絆創膏と消毒液ぐらいですから」
「……そうですか」
アルチョムの行った処置は戦場で身につけた技術の延長線上にあるものだ。適切な応急処置の有無が負傷兵の命運を分けたのを何度も見てきた。テイオーのケガにも同じことがいえる。だからこそ、アルチョムは常日頃からある程度の処置が行えるだけの医療品を持ち歩いていた。
テイオーの容体が落ち着くにつれ、アルチョムも落ち着きを取り戻しつつあった。
それからまもなく、救急車が到着し最寄りの総合病院へ搬送される。
ウマ娘の特性上、故障した際の負荷や衝撃が人間とは比べものにならない場合がある。ウマ娘が発揮するパワーは人間の数倍以上であり、彼女達の身体もそれ相応にタフなものではあるが、やはり限界というものがあるのだ。
特にテイオーは柔軟な身体に加え強い筋力があり、そこから生み出される瞬発力が最大の武器であった。が、同時にそれは彼女の身体、特に関節部などに深刻な負荷をかけていた。それはアルチョムが日頃から気にかけていた部分でもある。いくつか対策は講じてはいた。日頃から口うるさく言っていた足への力の掛け方や、トレーニング後のケアなどだ。
だが、結局はその場凌ぎ的な処置に過ぎず、本格的な対策にはなっていなかったのも事実だ。この点に関して、アルチョムはかなり責任を感じていた。彼なりに他の対策を調べたりはしていた。その中でもテーピングやマッサージなどは候補に上がっていた。
が、どちらもアルチョム自身に経験が乏しく、試行錯誤の段階で実行するリスクを考えた際になかなか実践できずにいたのだ。専門知識を持った他人を探すのも手であっただろうが、中途半端に他人を信用できない性格と、多忙ゆえに時間が取れなかったこともありそれができなかった。
その結果がこれだ。
己の疑心と怠慢が招いた結果だ。テイオーが苦しんでいるのはお前が原因だ。
担架に乗せられ、救急車で運ばれるテイオーを見ながら自責の念に駆られる。そんなアルチョムの頭の中で思い出されたある言葉。
〝取り返しのつかない事態〟
いつぞやに樫本代理から言われた言葉だ。もしも、樫本代理の言う取り返しのつかない事態がこれだと言うのなら、俺はテイオーにどんな指導をすればいいんだ? あんたみたいに軍隊のような管理すりゃ満足なのか? ふざけんな、俺はそんな指導するぐらいなら戦場に戻る方がマシだ。
俺は俺とテイオー、2人のやり方でこの状況を打開してやる。
アルチョムは心の中でそう決心した。
「まもなく病院に到着します。トレーナーさんもついてきてください」
「はい、わかりました」
救急車が病院に到着し、ストレッチャーに乗せられたテイオー。病院の玄関口から白衣を着た人が3人ほど現れ、テイオーの患部を確認する。一通り見た後、アルチョムに話しかけた。
「初めまして。今回、トウカイテイオーさんの担当をさせていただく真田と申します。あなたが担当トレーナーのルイシコフさんですね?」
白衣を着た女性が挨拶する。アルチョムも頭を下げて礼をする。
「初めまして。担当トレーナーのアルチョム・ルイシコフです。よろしくお願いします」
「患部を確認させてもらいました。恐らく足首の骨折でしょう。詳しくはレントゲンを撮る必要があります」
「……はい」
「ところで、トウカイテイオーさんの応急処置は誰が行ったのでしょうか?」
「私です。グラウンドで転んだ後すぐに……」
「素晴らしい処置です。適切な固定と冷却を行えたようですね」
「ありがとうございます」
「ではこちらについてきてください」
真田医師に案内され、ストレッチャーに乗せられたテイオーと共に病院に入るアルチョム。そのままテイオーはレントゲン室に連れて行かれた。
その間、アルチョムは待合室で待たされることになる。時間にしては10分もかからなかったが、それでもやたらと長く感じられた。
「ルイシコフトレーナー、こちらへ」
真田医師に処置室に案内されるアルチョム。
「入室の前に消毒をお願いします」
目の前のアルコールディスペンサーに手をかざして消毒し、椅子に腰掛ける。隣のベッドにはテイオーが寝かされていた。
「こちらがレントゲンの写真です」
デスクに置かれたモニターに数枚の画像が表示される。
「左足首が骨折してますね。この様子ですと、手術と入院が必要になります」
「えぇ! 手術に入院⁈」
テイオーが大声でわめいた。
「ヤダヤダ! 手術も入院も絶対イヤ!」
「おいテイオー、仕方ないだろ、な? 手術と入院したらすぐ治るんだろ?」
アルチョムが宥めるが、テイオーは言うことを聞きそうにない。
「なぁ先生、手術と入院をすればすぐにレースに復帰できるんですよね?」
アルチョムが一番重要なことを尋ねる。
「……大変申し上げにくいのですが、早く見積もっても年末かと」
その言葉を聞いた瞬間、テイオーもアルチョムも頭が真っ白になった。
「年末……? 10月下旬までにどうにかならんのですか?」
「ボクは……、菊花に出なきゃいけないんだよ……⁈」
「ウマ娘さんは皆、治癒力が高いので夏の終わりまでには歩けるようになるでしょう。ですが、レース時のような高い負荷がかかるとまた確実に骨折します。骨が完全に強度を取り戻すのは年末まで待たなければなりません」
「……10月下旬に菊花賞があるんです、どうにか……」
「申し訳ありませんが、菊花賞には出場できません。できたとしても、本来の走りを発揮できずに再び骨折する結果になるでしょう。そうなれば、テイオーさんは二度と歩けなくなる可能性もあります」
「……」
そう言われて言葉を失う2人。クラシック三冠の夢が音を立てて崩れ落ちた。
「……ボクは、どうなっちゃうの……?」
綺麗な蒼い瞳から大粒の涙を零しながら消え入りそうな声で尋ねるテイオー。
「落ち着いてください。走れないのは年末までです。それ以降は今まで通りに走れます」
「菊花に間に合わなかったら意味無いじゃん! ボクは無敗の三冠ウマ娘になるのに!」
がなり立てるテイオー。
「ヤダヤダ! ボクは絶対に菊花賞出るんだぁっ!!」
「落ち着けテイオー!」
暴れそうになるテイオーをアルチョムがどうにか宥める。
「本当にどうにかならないのですか……?」
「申し訳ありませんが、これ以上早く治ることはありません。現代の医学ではこれが限界です」
「……そうですか」
「そんな、ウソだよね……?」
「正直な話、私もテイオーさんの走りを見ました。非常に感動したのを覚えてます。あの走りを菊花賞で見れないのは私自身、非常に心苦しいのです。ですが、だからって二度と歩けなくなるようなことを医師として、そして一ファンとして、許可することはできません」
真田医師はそう言った。至極真っ当な話だ。仮に走れたとしてもほとんど調整やトレーニングができないまま菊花賞に望むことになる。そうなれば、勝利はおろか入着すら困難になるだろう。現実が2人に重くのしかかる。それに耐えきれなくなったのか、テイオーは泣き出してしまった。
「うっ、うぅ……、そんなっ、ボクが……、菊花に、出れない……、なんてっ……」
そんなテイオーの様子を目の前で見ているアルチョム。心が強く締め付けられる思いだ。
「すまん! 俺がテイオーをちゃんと見てなかったせいだ! テイオーは何も悪くない! この俺がっ……!」
アルチョムがその場でテイオーに土下座した。何度も頭を下げて、床に擦り付けるアルチョムを見た真田医師が慌てて制止する。
「落ち着いてください! トレーナーさんは悪くありません。それにトレーナーさんが施した応急処置はお手本のように適切でした。そのおかげで、年末までには治る見込みが立ったんです」
アルチョムが施した応急処置は確実にテイオーの脚を保護し、悪化を防いでいた。それだけでも幸運といえば幸運だ。
「……では、トレーナーさんは入院の手続きをお願いいたします。こちらも手術やリハビリの予定を組んで参りますので」
そう言い、処置室を後にする真田医師。重い空気が流れる。2人で必死に追ってきた夢が、今さっき瓦解したのだ。テイオーもアルチョムもどうしたらいいか全くわからなかった。
「テイオー、とりあえず入院の準備をするぞ。必要な物リストアップして俺か親御さんに送れ」
そう言うアルチョム。だが、テイオーは俯いたまま何も言わない。もう一度言おうかと思うが、テイオーが泣いているのを見ると何も言えなくなる。
「すまん、席を外す。何かあったら呼べ」
あまりの居心地の悪さにアルチョムはその場を離れた。本来ならテイオーと向き合い、今後のことを考えるべきであろう。だが、この状況ではそれどころじゃなかった。
処置室から出て、待合室の方に向かう。待合室には骨折の知らせを聞いて飛んできたテイオーの両親がいた。
「この度は御宅の娘さんにケガを負わせてしまい申し訳ありません。全ては私の監督責任にあります。金銭などで補償できるとは思っておりませんが、どのようなことでも何なりとお申し付けください」
その場で深く頭を下げるアルチョム。
「頭を上げてください。私たちはあなたを恨んだりしてません」
「ええ。それに、先程お医者様から聞きました。テイオーが転んだ時に適切な処置をして下さったと」
「……ありがとうございます。ですが、彼女の夢を私は……」
嫌な空気だ。テイオーの両親も口では恨んでないと言うが、本心は計り知れない。
「……えっと、テイオーは今どちらに」
「そこのカウンターから4つ目のドアの処置室です。入室の際は係員に聞いてください」
「わかりました」
そう言い、両親はカウンターで何か話したあと、処置室へ向かった。その姿を見届けたアルチョムは待合室のソファに腰を下ろした。
手の平で顔を覆い、大きなため息を吐く。
「これからどうしろってんだ……」
ここまで頭が回らないのも初めてだ。処置室の中ではどんなやりとりがされているのか。正直、担当を外される覚悟をしつつあった。
そんな中、ふと思い出した光景。
去年の秋頃だったか。痛々しいギブスをして松葉杖をついたウマ娘が、校門前で男性と言い争っていた。
「あんたの指導に従った私がバカだったわ!」
「そう言っても君の実力ではあれぐらいやっても足らないぐらいだったんだぞ!」
「だからって脚ダメにするまでやるの⁈ 私はもう二度と走れないのよ⁈」
「それは悪かった、だけど……」
「まだ何か言うの⁈ もう関わらないで!」
「……クソ、なんでこんなことに」
よろよろと去っていくウマ娘と項垂れる男性。そのウマ娘のトレーナーだ。あの時はその光景をどこか他人事のように捉えていた。ありえない話と思っていた訳ではないが、どこか実感が湧かなかったのも事実だ。
それが今、アルチョムの前に現実となりつつあった。
頼む、やめてくれ……。
その光景を忘れようとするが、その度にうなされるように脳内で再生される。次はお前の番だと言われているようだ。
待合室のソファで苛まれていると、真田医師がまた現れた。
「どうかなさいました……?」
「あぁ……、いえ、何でも……」
「では、私はまた先程の処置室にいますので、何かあればお声掛けください」
「……はい」
真田医師はそう言い、処置室へ向かった。また1人、待合室に取り残されるアルチョム。
三度、大きなため息を吐く。
菊花賞には間に合わない。そう言われた時から思考が止まってしまった。目標がなければ人は動けない。
どうしたらいい?
どんな風にテイオーと向き合えばいい?
動かない頭に問いかけても答えは返ってこない。このままいたずらに時間を過ごすぐらいならトレセンに戻って理事長あたりに相談しようか、なんて考えてると、処置室から真田医師に呼ばれた。アルチョムはまた処置室に入る。
処置室に入るとテイオーの両親が頭を下げた。アルチョムも頭を下げる。
「入院と手術の旨は聞きました。テイオーが再び走るために必要ならば、仕方ありません」
「今後とも私たちの大切なテイオーをどうぞよろしくお願いします」
「大変なご厚意に深く感謝します。ですが、この結果は私の監督が行き届いていなかった証左でもあります。何かしらの責任を……」
「ウマ娘の故障は珍しい話ではありません。それに日頃からテイオーよりあなたの話を聞いています。娘があれほど信頼を置いているあなたです。ぜひ今後もテイオーを支えて下さい」
そう言い、テイオーの父親はアルチョムの手を握る。その隣で母親も深く頭を下げていた。
その姿を見てアルチョムは確信した。
俺は今、ご両親から責任を取ってくれと言われているのだ。
ケガからしっかり復帰させて、テイオーの夢であるシンボリルドルフを超えるウマ娘になる。それを叶えることが責任をとることだと。
「わかりました。二度とこのようなことが起きぬよう、再発防止に努めて参ります。この度は大変ご迷惑をおかけしました」
再び深く頭を下げたアルチョム。心なしか、ベッドの上からこちらを見るテイオーの表情も少しは明るくなったように見えた。
「皆さまのご理解が得られたようで幸いです。申し訳ありませんがこれからいくつか事務的な処理を行いますので今しばらくご協力願います」
真田医師が説明を始める。何にせよ今はテイオーが少しでも早く復帰できるよう、尽力するしかないのだ。アルチョムは説明を聞きながら、今後の動向を考え始めていた。
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