元ロシア最強傭兵、祖国に棄てられて亡命したらトレセン学園のトレーナーになりました 作:武装田んぼ
皆さまお待たせしております武装田んぼです。
19話に関して個人的に納得のいかない部分が多数あり、この度加筆と編集を行いました。その結果、だいぶ文量が増えたため2話に分けております。
当話に関しては前半部分に大きく加筆しております。
待たせておいて既話の焼き直しかよ!とお思いの方には申し訳ありません。続きも絶賛書き溜めしておりますので今しばらくお待ちくださいませ。
トレーナーの過去を聞いた次の日。テイオーは寮の部屋で一人、ベッドでゴロゴロしながら考え込んでいた。トレーナーの誰にも言えない秘密を聞いた優越感に浸りながら、その秘密の過去について考える。
「マヤノやみんなに言ったらどんな顔するんだろなぁ」
なんて独り言を言うが、あのあと何度もアルチョムから誰にも言うなと釘を刺されたのを思い出した。
やっぱ言えないかぁ……。でもロシアの兵隊とかぴーえむしーだったとは言えないよね。
ロシア、と言う単語がテイオーの中に引っかかる。昨日の夜も、ロシアの軍事侵攻に関するニュースが流れていた。
《ロシア軍はウクライナ東部、ドネツク周辺での攻勢を強めており、また、キーウを始めウクライナ各都市に長距離ミサイルを用いた攻撃を……》
トレーナーはロシアの戦争を〝本気でバカげた戦争〟と言っていた。ロシア軍にいたトレーナーがそう言うのだ。紛れもない本心であると思うが、トレーナー一人がそう思ったところで、ロシアが戦争をやめることはない。
テイオーには想像もつかない話だった。テイオーからすれば戦争というのは教科書の中の話だ。ましてや自分の国が自ら戦争を仕掛けるなんて夢にも思わない。
だが、トレーナーは違う。トレーナーは戦争の当事者だった。だからこそ、その言葉の一つ一つが信じられないくらい重く感じた。
そういえばトレーナー、銃を撃ってたって言ってたな。人も撃ったって言ってたし。
人を撃ったってことは撃たれた人は死んじゃったんだよね……。トレーナーは確かに人を殺したって言ってた。
そこまで考えたテイオー。だが、それと同時にそれを話すアルチョムの哀しみに満ちた目を思い出す。確かにトレーナーは人を撃ったことがある。
でもそれはトレーナーが望んでやったワケじゃない。そうしなきゃいけない状況に追い込まれて生き残るためにやったコトだ。それにトレーナーがその選択をしなければ、ボクがトレーナーと出会うことも出来なかったかもしれない。
トレーナーはあの後、俺はもう二度と銃を手にしない、って話してた。
俺が銃を握る度に悲劇が起きた。また握れば次はテイオーやみんなを巻き込んでしまうかもしれない。そうなれば俺は耐えられない。
そう語るアルチョムを悪人だとは思えなかった。
それに少なくともテイオーの知ってるトレーナーは自分やみんなに、少しぶっきらぼうだけどちゃんと向き合ってくれるし、嬉しいときは一緒に喜んでくれるし、悲しい時は不器用だけど丁寧に慰めてくれる。そしてそれが偽りや演技だとは思えなかった。
それにトレーナー演技下手だし。
トレーナーはあの時、自分の命と居場所のために戦っていたと話した。テイオーには想像もつかない話だった。でもそれは自分が今まで生きてきた環境がトレーナーと全く違うからとしか言いようがない。
ボクにはパパとママがいるし、なんならじいやだっている。帰れるお家もある。
でもトレーナーは小学生の頃からずっと一人だった。自分の力で生きるしかなかった。
そうなったら、戦うしか無いのかもしれない。ヒーローみたいに誰かを護るために戦うだとか、何かを成し遂げる為に戦うのは想像できる。その護るべき誰かや成し遂げる何かが、トレーナーは自分であり居場所だったのかもしれない。
そう考えるとトレーナーのことがまた少し理解できたような気がした。
テイオーがトレーナーの過去やその全てを理解するのはまだ少し難しい。だが、テイオーはそれでもトレーナーと向き合うと決めていた。
トレーナーは自分の過去を話した後、契約解除なんて言ったけどボクはこれっぽっちもそんなこと考えてなかった。ボクにとってのトレーナーはアルチョムトレーナーだけ。
今さら他のトレーナーなんて考えられない。おっかなくて予想もできなかった過去だけど、トレーナーはちゃんとボクに伝えてくれた。
多分あの時、ごまかすことはできたと思う。それまでずっとそうだったし。人を殺したことがある、なんて過去は普通なら絶対に喋らない。
それでもしなかったってことはボクとちゃんと向き合おうって思ったからかもしれない。
だからボクはトレーナーに伝えた。ボクはトレーナーと組めて良かったって。トレーナーの気持ちに応えたいんだって。
その言葉を聞いたトレーナーの顔は驚きながらも嬉しそうだった。そしてあのおっかない目に涙が浮かんでいたのも覚えてる。
ボクの言いたいことを伝えられて良かった、トレーナーがそれをよくわかってくれて良かった。テイオーはそんなことを思いながらついニヤけてしまう。
やっぱり、トレーナーにどんな過去があっも、ボクのトレーナーはアルチョムトレーナー、キミだけだよ。
そんなことを考えて、少し恥ずかしくなる。まるで告白みたいな内容になってしまったからだ。ただ、恋愛感情は別としてテイオーにとって担当トレーナーはアルチョムしかいないと考えているのは確かだ。
一番最初に出会ったいつぞやの自販機。あの時は外国人だって理由で興味を引かれた。その後の選抜レースの時、カイチョーやみんなの走りを見るトレーナーの真剣な目。
そうだ……! ボクはあの目でボクの走りを見て欲しかったんだ。
今さらになってトレーナーを選んだ理由がわかった。あの眼差しは普段の睨みつけるような目とは全然違っていた。純粋に相手にエールを送るような、まるでヒーローショーを見て声援を送る子供のような目。とてもあんな過去を経験してきたとは思えないあの目。
レースの後、河川敷でケガした時にもそんな目をしていた。だからこそテイオーはアルチョムを自分の担当に指名した。あの時は上手く言語化できなかったが、あれから随分経ってようやく言葉にできた。
一つの疑問が解決した頭の中に突然新たな疑問がふとよぎる。
あの時ボクは春シニア三冠を目指すって言ったけど、それを獲ったとしてカイチョーに並ぶことはできるの?
だが、テイオーはすぐに頭を振ってその疑問をかき消す。
せっかく新しい目標を見つけたんだし、トレーナーと組もうと思った理由も言葉でわかったんだ。なら今はちゃんと脚を治してターフに戻る。
よし、今日もリハビリがんばろ!
そう考えてベッドから降り、身支度を始めた。
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トレーナー室。
缶コーヒーを飲みながら、アルチョムは机の奥から小物入れを取り出した。古びたオリーブドラブの缶を開けると、中には金色の徽章とワッペンがいくつか入っていた。
どれも空挺軍やオリョールグループにいた時に身につけていたものだ。ВДВと書かれた空挺軍のワッペンや、鷲が翼を広げ両脚でカラシニコフライフルを掴んでいるエンブレムが描かれたオリョールグループのワッペン。また、それらを立体化させた徽章。そのうちの一つ、空挺軍の徽章を手に取って眺める。
今まで何度も捨てようかと悩んだが結局捨てられなかった。これらを捨ててしまうとまるで本当の自分を捨ててしまうような感覚に襲われるのだ。
再び身につける気は毛頭無いが、それらをゴミ箱に投げ込む勇気も無い。
ただ、これを身につけていた時の自分が本当の自分であるとは思いたくないところもある。少なくとも過去の行いを正当化することはできない。が、戦場にいたことを誇りに思う部分があるのも確かだ。
特に中東で宗教過激派と戦っていた時はそれを誇りに思っていた。世界の平和を脅かすテロリストと戦い、奴らを殲滅する。正義のヒーローとは言わないが、為すべき大義のために銃を取り戦っていた。そんなヒロイックなことを考えていた。
それは決して映画の主人公のようにカッコいいものではなかったし、ニュース報道のように鮮やかな戦いでもなかった。
ひたすら砂と泥と血に塗れて、血と火薬と腐敗臭の混じった匂いを嗅いで、ハエが集る死体がそこら中に転がっているような、そんな光景だ。慣れてない人間が遭遇すれば三日で発狂するかもしれない。そんな状況でも、彼の心の中には大義の為だという信念のようなものがあった。
散々祖国のプロパガンダを背負って来たが、あの時ほど、そのプロパガンダを誇りに思えたことはない。普段は話半分で聞き流していた指揮官の演説もあの時は聞き入っていた。
テイオーに何のために戦っていたのか、と尋ねられた時、そう答えれば良かったか? なんて思うが、全ての戦いに於いてそう考えていた訳では無い。特に東欧での任務には全く意義を見出せなかった。
思い出す嫌な記憶。オリョールグループのコントラクターとして初めて派遣されたのはドンバス地域だった。正直、なぜ祖国があの地域に固執するのか今でもわからない。あの地域に固執すればするほど、祖国は周辺国や西側からの信頼を失っていくだろう。
その結果が今だ。ロシアがソ連崩壊以降、30年近く地道に積み上げてきた信用は地の底に堕ちた。その信用は大したものではなかった。西側も常に疑ってくるような信用だった。それでも、その有無は非常に大きいものであったとアルチョムは断言できる。それを自ら台無しにしたのだ。
腐り切ったクレムリンのバカ共はそれすらも判断出来なくなったか。情けなく思うと同時に、もうあんな奴らの手先にならずに済むという安心感もある。
俺はもう二度と銃を手に取らない。
トレーナーとしての道を選んだ時に誓ったことだ。自分が銃を握る度に何を見てきたか。何が起きてきたか。
ただただ惨たらしくて、悍ましくて、酸鼻極まる悲劇が目の前で繰り返されてきた。二度と体験するのは御免被る。テイオーや周りのウマ娘達が巻き込まれたらなんて想像すらしたくない。
俺は二度と銃を握らない。俺が銃を握ればその先にあるのは悲劇だけだからだ。
心の底で静かに誓った。
銃口から安寧は生まれない。
テイオーに過去を話したのが正解だったかどうかはわからない。ただ、ごまかすのが面倒になってきたという事情もあったし、ちゃんと話して判断をテイオーに委ねるべき、という考えもあったのも事実だ。
その結果、テイオーがボクとちゃんと向き合って欲しい、と言ってくれたなら、話したことは決して間違ってはいなかった。
なら、俺がやるべきことはただ一つ。テイオーの夢を、何がなんでも叶えてやるんだ。
手のひらで輝く空挺軍の徽章を缶に戻し、蓋を閉じて机にしまう。
その時、トレーナー室のドアが開いた。
「トレーナー! おっはよー!」
元気なテイオー様のご登場だ。
「おはよう、今日もやたらと元気だな」
「トレーナー一言余計だよ! それじゃあモテないよ?」
「はいはい。ほら、さっさとリハビリの準備しろ。予定詰まってんだから」
そんなやりとりをしながら、アルチョムは心なしか少し楽になったように思えた。隠し事は無駄に神経を使うな、なんて思いながら、リハビリの準備を行なった。
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8月に入って間もないある日。
いつもの2人、この日はトレーニングルームでリハビリ。ケンカの後、しばらく顔を合わせなかった2人だが、テイオーは保健医に相談してリハビリはしっかりこなしていた。
顔を合わせ辛かったためかアルチョムが忙しそうな時間を見計らってはリハビリをしていたようだ。そのおかげかアルチョムが計画したリハビリ予定はほとんど狂う事なく順調に進んだ。
「だいぶ動けるようになったな」
「うん、もう痛みもほんとんどないよ」
「よし、予定通りに回復が進んでるな。さすがウマ娘だ。さて、休憩にしよう」
「はーい」
2人はトレーニングルームの傍にあるベンチに腰をかけた。テイオーはドリンクを飲みながらスマホをいじる。
「めっちゃLANE来てた」
スマホ画面を見ながら軽く驚くテイオー。
「ねぇトレーナー、これどう返信したらいいかな?」
そう言うとテイオーはアルチョムにスマホ画面を見せる。何やらクラスのグループチャットが盛り上がっていた。
スカーレット[ねぇテイオー、この前のトレーナーの話どうなったのよ]
ターボ[そういえば聞いてなかった!]
ウオッカ[なんの話?]
マックイーン[たしかトレーナーさんがロシア語のレポートを見ていたって話ですよね]
スカーレット[それよそれ]
ターボ[やっぱ裏社会のボスとか⁈]
ウオッカ[なんだそれか 俺はロシアの殺し屋だって聞いたぜ]
ブリッジコンプ[あ、私も聞きました!アメリカで伝説のマフィアだったって]
フルールドシュマン[メキシコのギャングじゃないの?]
リボンエチュード[そうなの?アタシはアフガンの傭兵って聞いたよ]
マックイーン[そんな人がトレセンに入れる訳ないでしょう、と言いたいところですが……]
ウオッカ[なあテイオー、どうなんだよ?]
ターボ[はやくいえー!]
フルールドシュマン[気になるー]
スカーレット[ちょっと、みんな急かさないの]
そんな会話が繰り広げられていた。それを見たアルチョムは困惑の表情を浮かべる。
「俺を一体なんだと思ってやがるんだ。殺し屋だのギャングだのマフィアだの、見た目で決めつけるんじゃねぇ」
「じゃあ本当のこと書く? ロシアのぴーえむしーだったって」
「それもマズいだろ。てかなんでそんな話になってんだ」
「なんか昨日怖い話で盛り上がったんだって。んでね、正体不明のトレーナーの話が出てそれでスカーレット達が思い出したの」
「……そういやスカーレットとかもあの資料見たって言ってたな」
どうやら合宿で定番の怖い話で盛り上がり、その中でトレーナー達の話題になったようだ。だからと言って事実を明かす事はできない。とりあえずアメリカで証人保護プログラムを受けた時に作られた情報を伝える。
「家族がベラルーシ系移民ということにしておけ。ベラルーシにはロシア語を話す人が多い」
「へぇ〜、トレーナーって物知りだね」
「あのあたりの文化には詳しいからな」
テイオーはパタパタと指を動かしてチャットに返信する。
テイオー[あの後話聞いたんだけど、トレーナーの家族がベラルーシからの移民でロシア語をしゃべってたんだって だからトレーナーもロシア語をよく使うみたい]
ウオッカ[なんだよ、そんな話か]
ターボ[裏社会関係ないの?]
リボンエチュード[えー、じゃあなんで軍人みたいな格好してるの?]
マックイーン[そういえばそうですわね、やはり軍歴がおありで?]
再びテイオーがスマホ画面をアルチョムに見せる。
「どう返す?」
「米軍にいた、でいい。亡命の時に作った偽の情報に軍歴がある」
「偽の情報ってカッコいい!」
「いいから早く返信しろ。時間空くと怪しまれるぞ」
「ん」
テイオー[アメリカ軍にいたって言ってるよ!中東で戦ったって]
ブリッジコンプ[アメリカは当たった!]
リボンエチュード[中東で戦ってたなら私の予想が一番近くない?]
ターボ[なんか想像より地味!]
スカーレット[あんまりそういうこと言わないの!]
ウオッカ[そう言ってるスカーレットも期待はずれーって顔してるぞ]
スカーレット[黙りなさいウオッカ]
ウオッカ[事実を言っただけだろー]
マックイーン[2人とも落ち着いてくださいな テイオーさんのトレーナーが怪しい人物ではないとわかって良かったじゃないですか]
フルールドシュマン[そうね、でもトレセンの人なんだし当然と言えば当然ね]
リボンエチュード[でもまだまだ正体の怪しいトレーナーっているよね]
ターボ[ウチの南坂トレーナーも絶対アヤシイ!]
ブリッジコンプ[あ! わかるー]
こうして話題は他のトレーナーに移って行き、アルチョムへの言及は終わった。その様子を見て少し安心する。
「本当の事は隠すの?」
「あまり広めるべき話じゃない。それに変に噂になれば君たちに危害が及ぶかもしれない」
「どういうこと?」
「ロシアの連中が俺をどう見ているかわからない。死んだと思っているならいいが、ヤツらの戦争犯罪の証拠を持ち出した以上、俺を追っている可能性も否定できない。追ってるとなれば君たちだって巻き添えになるかもしれない。それは絶対にあってはならない事だ」
正直なところ、あれから3年近く経っているが、ロシア側から何のアクションも無ければ気配すら無い。とはいえそれで安心できないのはアルチョム自身がよく知っている。忘れかけた時に寝首を掻いてくるのだ。だからこそ、用心に越したことはない。
「正体が噂になると大変ってことね」
「簡単に言えばそういうことだ」
「じゃあトレーナーの正体を知っているのはボクだけだったり?」
「理事長とたづなさん、あとは会長も知ってる」
「ちぇっ、2人だけの秘密かと思ったのに」
「あの人たちは俺が軍隊やPMCにいて、亡命した事は知ってるが、家族やアーシャの事は知らない。そこまでは聞かれなかったしな」
「へぇ〜、そうなんだ」
ちょっと嬉しそうに耳と尻尾を揺らすテイオー。
「それに薬莢のお守りもだ。他の人にあげたのはテイオーが初めてだよ」
「ホント⁈ うれしいなぁ!」
「ああ、だから無くすなよ?」
「当たり前じゃん! トレーナーの大切なお守りだもん、一生大切にするよ!」
「おう、大切にしろよ。あ、あとあんまり自慢するなよ? 他の子から欲しいって言われても無理だからな」
「えー、自慢ぐらいいいじゃん。マヤノだってこの前天野トレーナーとペアルック自慢してきたよ」
「アイツら何してんだ……。まあいい、なら好きにしろ。さて、そろそろリハビリを再開するぞ」
「はーい」
それから2人はまたリハビリに戻る。すでに骨折から2ヶ月近く経過しており、テイオーは自力で歩けるまで回復した。ただ、長いのはこれからだ。真田医師曰く、骨が十分な強度を取り戻すまであと4ヶ月は必要との話だった。それまで本格的なトレーニングはできない。
とはいえただ時間を過ごすのはあまりにももったいない。どうするかと2人で相談した時、マヤノのデビュー戦を観に行ったのを思い出した。
そんな訳で2人はいくつかのレースを観に行くことにした。それまでもレース観戦はしていたが、予定が合わなかったり、そもそもレースに行く回数が少なかった為か2人でレースを観に行くことはなかった。
秋シニア三冠と呼ばれる天皇賞秋、ジャパンC、そして有マ記念。この3レースを観戦する予定を2人は立てる。また、天皇賞秋にはマックイーンが、ジャパンCにはスペシャルウィークが出走する。テイオーがシニア級となる来年からは手強いライバルとなるであろう彼女らの走りを見れば何か得られるものがあるだろう。脚を鍛えられないなら頭を鍛えるまで。ターフの上では頭も重要な武器だ。
菊花賞に関しては、テイオーが言及しなかったのでアルチョムも何も言わなかった。
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