元ロシア最強傭兵、祖国に棄てられて亡命したらトレセン学園のトレーナーになりました 作:武装田んぼ
ネイチャとの激戦を制したテイオー。春シニア三冠の一歩目は上手く踏み出せた。早速次の天皇賞春に向けたトレーニングを始めたいところだが、その前にやるべきことがある。
トレセン近くの総合病院のある一室。その部屋に設置されたモニターに並ぶレントゲン画像を見ながら真田医師がメモを取っていた。
「はい、テイオーさんの脚は問題ありません。次の天皇賞春もがんばってくださいね」
真田医師が言う。テイオーの脚の定期健診だ。去年のような悲劇はなんとしてでも避けたい。いくつか提案された対策のうちの一つが定期健診だった。脚に違和感や不調がなくとも、しっかり健診を受け、医師の指導の元で脚の状態を確認する。素人が自己判断で考えるよりよほど合理的で確実だ。
病気に行くと言うとあからさまにテンションの下がるテイオーだが、骨折の予防だと説得すれば渋々ついて来た。
「よかったなテイオー。ただ、これからも何かあったら言えよ」
「うん、わかってる」
「では次の健診は天皇賞春が終わったらですね。ただ、ルイシコフトレーナーの言う通り、何かあればすぐ受診してください。早期発見ができれば、その分早く対処できますし、レースやトレーニングへの影響は最低限で済みますから」
カルテに何か書き込みながら説明する真田医師。真田医師もテレビでテイオーの大阪杯を観ていたようで、感想を伝えてくれた。
「大阪杯の走り、素晴らしかったです。次の天皇賞春でも、がんばって下さいね。そしてそのためにも、脚を大切にして下さい」
「はーい!」
真田医師の言葉に元気に返すテイオー。とりあえず脚に問題は無いようで一安心だ。
だがもちろん、アルチョムの心配事はそれだけではない。次のレースである天皇賞春は距離3200メートルの長距離だ。テイオーの脚なら走破できるだろうが、最大の問題は天皇賞春の連覇を目指して出走するメジロマックイーン。
アルチョムが一番気にしているのは実戦経験の差だ。マックイーンはすでに、菊花賞と去年の天皇賞春で3000メートル級のレースを経験している。だが、テイオーは一度も走ったことはない。
実戦経験の有無だけが勝敗を左右する訳ではないが、やはりその差は無視できない。ともかく、あと一ヶ月も無い中で打てる手は打っておくべきだ。
そんなことを考えながら病院を後にするアルチョムとテイオー。二人はトレセン学園に戻り、今日はそのまま解散となる。
聞いた話によるとマックイーンのバースデーとテイオーの一冠目のお祝いをやるそうだ。
「あんまりハメ外すなよ?」
「わかってるよトレーナー。心配ならトレーナーも来れば?」
「わかってるならいい」
「はーい」
寮の方に去っていくテイオーを見送り、トレーナー室に戻る。
机に戻り、パソコンをチェックするとメールの通知が来た。どうやら乙名史記者をはじめいくつかの取材依頼が来ているようだ。
「ったく、トレーニング予定とか考えてくれ」
独り言をこぼしながら予定を確認する。取材とはいえ、ある程度はこちらの都合を聞いてくれるので、隙間時間や空き時間にその予定を入れて行く。
まあ、よくわからんタイミングで記者に質問攻めされた現役時代よりはマシだ。特に西側メディアの記者はこちらの見て欲しくない場所ばかり覗いて来やがる。ただ、今となって考えてみれば、ああやって覗いて来る連中のおかげで祖国が何をやろうとしていたか、何をやらかしていたかがわかるのだが。
それはそれとして、もう少しマスメディアと距離を置ける仕事に就きたかったと思わなくもない。が、トレーナーの職を離れたとして俺にどんな仕事があるのか。そんなことを考えだすと思考がぐるぐると混乱し始める。
「
ロシア語でぼやいてトレーニング予定の組み直しに入る。とりあえずテイオーに長距離トレーニングをしてもらおう。
そう思い、アルチョムは天野トレーナーに電話した。
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始業式を間近に控えたある日。
テイオー達は山道にいた。ここは春の奥多摩。芽吹いた若葉が木々を彩り、あちこちに咲く花々は本格的な春の訪れを告げている。そんな中を走る乗用車とその隣を並走する二人のウマ娘。
この辺りは緩やかな長い坂道が続き、長距離のスタミナトレーニングを行うには適している。そんな訳で天野トレーナーに車を運転してもらい、テイオーとマヤノで長距離ランニングのトレーニングを行うことにした。
天野トレーナーは運転をするため、アルチョムはマヤノの動きも観察する。
「テイオー、呼吸のペースは乱れてないか?」
「うん、大丈夫」
「マヤノはどうだ?」
「マヤも大丈夫だよ」
「よし、流石だ。あと10分走ったら休憩だ。ただ、何かあったらすぐ報告しろ」
「「はーい」」
車の速度は時速30km前後。それぐらいの速度であるとウマ娘からすれば駆け足程度になるが、それでも30分前後は継続して走れる。トレーナーになるための講習を受けていた頃はその脚力に驚いたが、今となってはもう慣れてしまった。
二人の走りをよく見ながら、メモを取っていく。脚の動かし方や姿勢、呼吸リズムなど、観察すべきポイントは多岐にわたる。もちろん、彼女たちの疲労度合いも大切だ。限界になる前に止める必要がある。
「天野、少し速度落とせ。15kmだ」
「了解です」
ブレーキをかけて時速15kmほどまで落とす。ウマ娘にとってはジョギング程度の速さとなる。道路の真ん中でこんなノロノロ走るのは迷惑千万としか言いようがないが、ここは平日昼間の山道。全くと言って良い程車は来ない。来たら来たで傍に停車して道を譲れば良い。
あれこれメモをとりながらテイオーを見ていると、アルチョムに話しかけてきた。
「ねぇトレーナー」
「ん? どうした?」
「トレーナーって運転できないの?」
「できるぞ。ただ、目的地に着いた時に車が原型を留めている保証はない」
「一体どんな運転するんですか先輩⁈」
「……どんな運転と聞かれてもな。ハリウッド映画みたいな運転と言えばわかりやすいか?」
「映画みたいな運転ってアクセルをぎゅーんって踏んで交差点でドリフトしたりする運転?」
マヤノが目を輝かせて聞いてくる。アクション映画をよく観る為か、ああいう派手なドライブアクションも好きなのだろう。
「ああ、あんな感じだ」
「わあ、見てみたーい!」
「マヤちゃん、余計なこと言わないで! アルチョム先輩はお願いですから絶ッッ対にハンドル握らないでください!」
「安心しろ、日本で握るつもりはない」
目を輝かせるマヤノとは対照的に、懇願するような声で話す天野トレーナー。この車はレンタカーだ。アルチョムがハンドルを握れば廃車になってもおかしくない。もしそうなったらと考えただけで嫌な汗が流れた。
一体この男はどんな経験をして来たんだ? そんな疑問が浮かぶ。聞いた話によれば米軍にいたとのことだが、一部のウマ娘達の間ではアメリカのマフィアだの殺し屋だの、挙げ句の果てにはロシアの傭兵だったという噂すら流れている。が、そこに突っ込めばより面倒なことになるのは目に見えている。それに過去がどうであろうとも、この人がトレーナーとして、そして同じ男として尊敬に値する人物であることに変わりはない。
口は災いの元、ということわざを噛み締めて天野トレーナーは言及を諦めた。
安全第一で運転をする天野トレーナーを助手席で見ながら、ふと自分の運転を思い出すアルチョム。車の運転は軍隊で習ったが、実生活での運転経験はほぼゼロだ。軍、PMC時代の両方で何度かGAZだかUAZだかのバンを運転したが、あちらの道路事情と彼の運転の荒さにより長持ちしなかった。
ある時は民兵からテクニカルを奪い、追手の追撃を交わしながら逃げたこともあった。アクセルをこれでもかと踏み込み、悲鳴のようなエンジン音を轟かせながら、中東の荒野を走り抜けた。敵が撃ってきた銃弾でフロントガラスをハチの巣にされた瞬間は今でもよく覚えている。
あの時に使ったテクニカルは確か日本車だった。どんなに銃弾を浴びても走り続ける日本車の信頼性にいたく感動したものだ。
そんなことを思い出しながら山間の景色を眺める。日本の山は緑が豊かだ。中東で登っていた山々は岩だらけでまばらに低木が生えている程度だった。心なしか空気もおいしく感じる。まあ気のせいだろうが。
そんなことを考えていると、駐車スペースとベンチの置かれた場所が見えてきた。近くにはトイレも設置してあり、案内看板も置かれている。
「休憩ポイントはあそこだな?」
「はい、そうです」
「よし、テイオー、マヤノ。休憩だ」
「「はーい」」
背後を確認して天野トレーナーは車を減速させ、ウィンカーを出してから右折して休憩ポイントに入る。丁寧にハンドルを動かしながら、シフトレバーをバックに入れ、窓から後方を確認しながらゆっくりと駐車した。教科書通りの駐車だ。ブレーキペダルをベタ踏みし、ハンドブレーキをかけて無理矢理停車させていたアルチョムの運転ではこうはいかないだろう。
二人は車から降りてテイオーたちの様子を見る。ここまで坂道を登ってきた為か、多少の消耗は見られるがそれでも元気そうだ。アルチョムはテイオーにドリンクボトルを投げ渡す。
天野トレーナーはマヤノにドリンクボトルを渡しながら、マヤノに連れられて案内看板を見ていた。その2人を追うように、テイオーとアルチョムも看板の前に立つ。
「ここ、登山道の入り口みたいですね」
「へぇ〜、じゃあ今から山登る?」
「あのねマヤちゃん、山登りするならちゃんとした装備整えないと危ないからだめだよ?」
「えー、残念」
「でもボク達の脚ならパパーっと登って帰って来れるんじゃない?」
「山を甘く見るな。不意のトラブルに巻き込まれる危険がある。天候の急変や不安定な山道での怪我など、考えられるリスクへの十分な対策ができてないなら、山道に入るべきではない。それに君たちはすでに消耗している。疲労が溜まっている状態での山登りは自殺行為に等しい」
「そんなに危険なの?」
「山は危険さ。友達によく山登りしてるヤツがいるんだ。そいつはいつもしっかり準備してから行くんだけど、それでも危険な目にあったのは一度や二度じゃない。だから登るなら登るでちゃんと計画を立てて、準備してからじゃないとね」
「トレーナーちゃんもアルチョムさんも詳しいね」
「僕はその友達から話を聞いただけさ」
「軍で習った生存のための術だ」
「ボクも小学校で高尾山登ったことあるよ?」
「高尾山は簡単に登れる山だからね。登山道もしっかり整備されてるし。でもこの山はそうじゃない。だから準備が必要なんだ」
「そうなんだ」
案内看板を見ながらそんな会話を交わす。ドリンクを飲んで一息ついたテイオーはボトルをアルチョムに投げ返した。
「さて、とりあえずお昼にしよう。久しぶりに運転したらお腹空いたよ」
そう言って天野トレーナーは車に戻り、持ってきた弁当を用意する。マヤノと2人で手作りしたようだ。
「トレーナーちゃん、いろんな料理作れるんだよ! 卵焼きに唐揚げに胡麻和え、あと煮物も!」
多才な男である。本人曰く、妹に美味しい晩御飯を食べてほしい一心で覚えたとのこと。妹思いの良き兄だ。それに、料理スキルは身につけて損することはない。
自然の中でちゃんとした手料理を食べられるのは平和の証拠。なんて思ってしまうアルチョム。砂埃の舞う中で味のしないパサパサのクラッカーを食べていた頃が懐かしい。あの時は口や開けた缶詰の中に砂が入り込んで散々な目にあった。そんな苦い記憶すら懐かしめる今を思うと変な笑いが込み上げてくる。
その後、食事を終えた4人はトレーニングを再開。山道でのトレーニングは普段のグラウンドではできないトレーニングを行うことができ、テイオーにとってもマヤノにとって良い経験となったようだ。
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始業式が終わり、新たな学年がスタートした。テイオーは今年でトレセン学園中等部の最高学年となり、高等部進学への準備や、それ以降の進路も考え始める時期になりつつあった。
「進路調査かぁ、何て書こうかな……?」
クラスで配布された進路調査用紙。中等部卒業後はそのまま高等部に進学するから大した問題はないが、テイオーが頭を悩ませているのはその次、高等部卒業後だ。一応大学部へ進学するつもりではあるが、その時になってみないとわからない。
また、進路調査用紙と共にいくつかのチラシが配布された。警察、消防、自衛隊などの国家・地方公務員からウマ娘が多く活躍する企業、引退したウマ娘を支援する団体など様々だ。とりあえずテイオーはそれらをまとめてトレーナー室に向かった。
「トレーナー、いる?」
「おう、ホームルームは終わったようだな」
「うん。でね、さっきこれ貰ってきたんだけどさ、なんて書けばいいと思う?」
そう言うと、テイオーは進路調査用紙と配布されたチラシを並べる。
「さすがウマ娘、引く手あまただな」
「うーん、どうすればいいんだろ」
「やりたい仕事やりゃいいさ。ただ、兵隊はやめとけ」
「兵隊ってのは自衛隊のこと?」
「ああ。少なくとも俺は勧めない」
アルチョムの言葉には妙な説得力があった。
「とりあえずそんな先のことなんかわからないんだ。今は大学部に行くと書いとけ。後からやりたいの見つかったらそこ目指せばいい。別にそこに書いたからってそれで決まりじゃないんだろ」
「うん。そうする」
そう言いながらテイオーは用紙に記入していく。アルチョムはなんとなく、テイオーが持ってきたチラシを手に取る。
〝警視庁騎バ隊、新卒ウマ娘募集! 〟
〝総務省消防庁緊急消防援助隊、ウマ娘隊員募集〟
〝陸上自衛隊第一機動騎バ団、新隊員募集中!〟
ウマ娘のパワーはあらゆる現場で重宝される。特に警察、消防、軍隊(自衛隊)は国家や地域を問わず、世界的に見てもウマ娘を多く採用している組織の代表格だ。アルチョムの祖国ロシアでも、ウマ娘の警官や兵士は少なくなかった。あの家族を失った爆弾テロの時も、ウマ娘の消防隊員に抱えられて、現場から離れたのをよく覚えている。
……テイオーは卒業したら何を目指すのか。まあやりたい仕事をやりゃあいいと思うが、その進路相談に自分の経験が全く役に立たないのが悔やまれる。そもそも彼がロシア軍に入隊したのも警察にしょっ引かれて、刑務所か軍隊の二択を迫られたためだ。自ら志願したわけではない。そのあとにスカウトされて入ったオリョールも稼げるから入っただけであり、何かしらの目的があったかと聞かれたら返答に困る。
そんなことを考えていると、記入を終えたテイオーが立ち上がる。
「じゃあこれ出してくるね」
「おう」
用紙を職員室にいたクラス担任に提出したテイオー。トレーナー室に戻ろうとする。テイオーはふと、名前を呼ばれた気がした。
「誰?」
声のした方へ向かうと、三女神像の前に着く。普段何気なく見ている像だが、今日は少し違って見えた。
「あ、三女神の像……?」
その時、周囲の景色が変わる。
どこまでも続く草原と青空。さっきまでトレセン学園にいたはずなのに、見知らぬ景色が広がっていた。
「うわっ⁈ ここ、どこ?」
キョロキョロとあたりを見回すと見慣れない動物を見つけた。牛にしては細過ぎるし、鹿にしては大き過ぎるしツノもない。そんな生き物が二頭並んでこちらを見ていた。なんとなくその動物に近づく。危険な動物だとは思えなかった。テイオーはその二頭の動物をよく観察する。片方は額に三日月のような模様があり、もう片方は額から鼻筋にかけて流れ星のような模様があった。
すると流れ星のような模様をつけた動物がテイオーに頭を摺り寄せてきた。構ってくれと言っているかようだ。
「もぉ、甘えん坊だなぁ」
そう言い、優しくその動物の鼻筋を撫でる。すると今度はテイオーの顔を舐めてきた。
「ちょ、ちょっと……」
悪意は無いとわかってはいるがいきなり舐められるのは困る。そんな様子をもう一頭の三日月模様はじっと見ていた。
「キミも撫でてほしいの?」
だが、その三日月模様の一頭はテイオーが撫でていた流れ星の一頭に擦り寄り、駆け出していく。それを追うように、流れ星の一頭も走り出した。
「待って! どこいくのさ!」
テイオーはその二頭を追いかけるように走り出す。その時、車窓のように周りに流れた見たことの無い景色。期待されて駆け出したが、骨折して夢を諦めた。走り切ったが結果を残せなかった。何度も負けて、何度も怪我をした。だが、最後の最後に栄光を掴み、後世に語り継がれるようになった。
……これからのボクの運命なの?
その二頭を追いかけながらそんなことを考える。すると二頭の動物が止まる。追いついたテイオーをその二頭は見つめた。その表情はこちらに期待しているように見えた。
「運命は変えられるって言いたいんだね?」
二頭の動物は何も言わない。そしてもう一度、流れ星模様の一頭がテイオーに頭を摺り寄せた。さっきと同じように撫でるテイオー。一通り撫でられて満足したのかその一頭がまた走り出す。それを追うように三日月模様の一頭も走って行く。
「あ、待って……!」
その時肩が揺さぶられた。
「おいテイオー、こんな場所で寝てんじゃねぇ」
目の前にはアルチョムが立っていた。辺りを見回すと三女神像の前のベンチで座っている。
「あ、あれ? ここは?」
目をこすりながらアルチョムに尋ねる。
「トレセンだろうが。寝ぼけてんのか?」
「う〜ん、なんだったんだろ……」
「なかなか戻って来ねぇし、LANEで呼んでも反応無いから探してみればこんなとこで寝てやがる。あれか、疲れてんなら今日は休みか座学にするか?」
「ううん、疲れたとかじゃないんだ。むしろ……、今すぐ走り出したいぐらい!」
意識がはっきりしてくるにつれて全身に漲るパワー。まるで生まれ変わったような気分だ。
「ねぇトレーナー! 今すぐトレーニング始めよ! いつもより走れそうな気がするんだ!」
「……わかった、わかったがあまり無理するなよ?」
半信半疑のアルチョムだったが、その日のトレーニングのテイオーは普段以上の動きを見せた。
……何にせよ、テイオーが元気ならそれでいい。ドローンの映像を見ながら、そんなことを思うアルチョム。
そんな二人を卯月の青空が見守っていた。
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