ポケモンに翻弄される現代社会、あるいはのうてんきミュウツー 作:ミュー(なきごえ)
ありがたくはあったのでお話しにしましたが、規約的にアウトなので、感想に書いてほしいネタを書いたりしないようにしてくださいね!
私も、そう取られかねない発言を書き込まないように注意します。
どーも、ミュウツーです。
突然だが、知的生物はその脳を働かせるために多くの栄養を必要としているのを知っているだろうか?
人間では脳という臓器を働かせるために基礎代謝の約19%を割り振っているといえば、脳がどれだけ大喰らいなのか分かるだろう。
そして
ゆえに、サイコパワーの出力を維持するには多くの栄養が必要なのだ!
《……最近食べ過ぎでは?》
……必要なのだ!!
《ミュウツーさん、ボクも流石にどうかとおもいますよ》
…………必要なのだ!!!
《たべすぎたら~おなかイタイイタイ~よ~?》
………………ごめんなさい、ヤドンちゃんに言われるのは堪えるわ。
技術再現実験の一環でポフィンを作ってみたのだけれど、材料が良かったのかビギナーズラックなのか、まろやかな上出来のポフィンができたのよ。
酸味が主体のまろやかポフィン、なまものだしすぐに手を付けるじゃん? そしたら美味しいし止まらないじゃん?
心なしか食べてから毛づやもよくなった気がするし*1、せっかくだからレシピ確立してみようと思ったわけで。
結果、しばらくの間ポフィンを焼いては食べる生活が続いて皆から注意されてしまった……反省してます……*2
《まったく! ミュウツーさんはただでさえ大きいんですから、太ったら床が抜けるかもしれませんよ?》
あー! キルリアくんちゃん、それはライン越えじゃないかなー!
いくら
元となったミュウの高さは0.4m、重さ4kg。ミュウツーの高さは2.0m、重さ122kg。どうして差がついたのか……慢心、環境の違い……いいや違う、種族として生まれ持った差なのだ。
結論! 種族差をイジるのよくない!
《……でも、誰でも食べ過ぎたら太る。当たり前のこと》
《え゛》
ケーシィくんの言葉に凍り付く私。
そんな! ポケモンは不思議な生き物だから実質カロリーゼロではないのか!?
《最近はふぃーるどわーく? っていうのにも出てませんでしたし、やっぱり食べすぎですよ。カビゴンみたいにならないといいですね? プププ》
そ、そんなわけ……あれだよ! 毛づやが良くなって相対的になんやかんやあってそうみえるだけだよ! *3
私、別にふくよかになってないよね職員さん!? と縋るような眼で彼らに目を向けると、なぜか彼らは全員私から背を向けるように直立不動で壁を向いている。
ノ、ノゾミガタタレタ……!
《だいじょうぶだよ~~》
や、ヤドンちゃん……
っぱヤドンちゃんよ、私の味方は君しかいない!
《しっぽがとれれば~そのぶんすぐにやせる~よ~~?》
ヤドンちゃん、
…………ダイエットしよ。
▼▲▼
《……で、この流れでボクがミュウツーさん相手の戦闘訓練やらされるの完全に巻き込み事故じゃありません!?》
《ダイエットの基本は、やはり運動からだろう?》
《だからって百本組手させられてるボクは貧乏クジじゃないですかぁ──っ!!》
仕方ないじゃんね、私と戦闘訓練できる中で一番強いの暫定でキルリアくんちゃんなんだし。分かり切った結果である。
けっして、けっしてキルリアくんちゃんに煽られたのを根に持っているわけではない。
さあダイエットの時間だ!
ドわすれ! ドわすれ! ドわすれ! ガードスワップ!
いくぞサイコキネシス! 100%中の100%だぁ────っ!!
《ぎゃわ──────っ!!!》
全力戦闘訓練(局所的にする加減はアリ)をした後の身体検査で、体重は日々の変動の範囲内にまでなっていた。
ポケモンは不思議な生き物である。