ポケモンに翻弄される現代社会、あるいはのうてんきミュウツー 作:ミュー(なきごえ)
どーも、ミュウツーです。
政府のえらい人とは結構な回数の交流を重ねて、基本的にはこちらの提案を受け入れる方向で考えてくれるので助かるのだが、どうしても通してくれない案件がある。
ポケモンバトル制度、いわゆる『目と目が合ったらバトルの合図!』ってやつだ。
賞金のその場支払いとかはカツアゲになりかねないからダメにしても、勝敗でポイント付与して道具と交換みたいなのであればイケると思うんだけどなぁ。
専用のバトルコート*1の整備が難しいんだろうか……いっそ競技場とかでイベントみたいな形での定期開催でもいいか。
ポケモンの中には闘争本能
えらい人は、『通常時にポケモンを動物愛護法の保護下に置くか否か』『バトル制度に加わるトレーナーを資格制にするか否か』『関連法整備においてバトルに参加させるポケモンをどう定義すべきか』って感じで結構もめてるんだよね。
警察や自衛隊の人たちのポケモン所持と戦闘訓練に関してはカッチリ整備されてるみたいで、彼らをバトル制度に入れるのは難しいみたいだし……可能なら虫取り少年でも参加できる制度にしたいのに、これじゃあ成人以下は参加難しくない?
ポケモンのゲームではカブトムシとかのムシ相撲並みに気軽に行われてたバトルだけど、裏にはすごい苦労があるのだなぁ。
でもゲームの作中で語られるように、ポケモンバトルはポケモンを鍛えて自衛力を高めるだけではなく、ポケモンとトレーナーの絆を深めるものでもあるのだ。
むずかしい事は……まあ、えらい人に任せるとして*2、今後もバトルに関しては定期的にプッシュしていこう。
▼▲▼
大いなる力には大いなる責任が伴う、いい言葉だ。
だが、その責任をかなぐり捨ててしまう人たちというのもままいるものなのだ。
特にそれが、ポケモンという外付けで手に入れられる力だと。
警察の人たちの中にはポケモンの力を利用した犯罪、『ポケモン犯罪』を防止、摘発、鎮圧するための部署が新たに設けられ、実働する人たちはみんなポケモン所持者……つまりはトレーナーだ。
犯罪に限らず、大抵の物事というのは過去に類似の事例があることが多い。
愚者は経験に学び、賢人は歴史に学ぶ。まあ簡単に言うなら、過去の事例がたくさんあった方が対策は立てやすいということだ。
そういう訳で、ポケモン世界での犯罪例、いわゆる『悪の組織』について、警察のえらい人たちに伝えることになった。
最新作に近いほど露骨な犯罪描写は少なくなっているが、昔は『黒いゲーフリ』、闇を感じさせる設定は割とあったからね。
ポケモンを悪事に利用し、ポケモンの乱獲・違法売買・企業脅迫などを行ったポケモンマフィア『ロケット団』。
超古代ポケモンを利用し、現代の環境を改変しようと目論む過激派環境団体『マグマ団』『アクア団』。
神と呼ばれるポケモンを利用し、現在の世界を破壊して新たな世界を創造しようとした『ギンガ団』。
ポケモンの人間からの解放を謳い、裏では自分たちだけがポケモンを保有し優位に立とうとした『プラズマ団』。
古代の最終兵器をもって人類を間引くことで争いの無い世界を実現しようとした『フレア団』。
極端に危険だった部類を挙げるだけで、これだけある。
しかもゲームではどれも野望達成直前まで行ってるのだから、ポケモン世界は相当な薄氷を踏んでいたことになる。
あらためて各主人公スゲェな……。
この中では唯一フレア団だけが『古代兵器』が無いために実現不可能だが、フレア団の勧誘が『争いが無い世界で生きるためにはフレア団に入る必要がある』『加入条件は上納金500万円』などと非常にカルト宗教に近い方法をとっていた為、警察の人たちも真面目に聞いていた。
特に詳細を聞かれたのはロケット団についてだったね。まあ目的が金儲けで取った手段も現実的だし一番卑近だったのだろう。
ギンガ団の『神と呼ばれたポケモンを利用する』というのは聞いててなんのこっちゃだろうし。
ちなみに、今回ロケット団の話をするにおいて『ミュウツーの逆襲』と『レインボーロケット団*3』については触れないように口止めされている。
アニメ時空とゲーム時空の両方にロケット団は存在するけど、初期のアニメはゲームの影響が強いからサカキさんも結構なワルだもんね。
あまりアニメのサカキさんのやりようをゲームの方のサカキさんに着せない方がいいかなと私も思うし頷いた。
レインボーロケット団については……まあ、隕石が落ちてくるのを心配するようなものだと思う。
出来る事前準備なんてポケモンを鍛えておくことぐらいだし、やっぱバトル制度の制定しか対策無いんじゃないかな!