ジョジョのスタンドが24時間定期で変わりながら使えるアーツの『異常なまでに動物に好かれる』体質な見た目はマフィア風なジョジョラーの奇妙な物語   作:サイコロさん

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 アンケート結果から次の舞台は『龍門』となりました!
 えーーー私、筆者はヤンデレWの小説を深夜に読んで、検索して、イラストからまじすこになって、深夜テンションとノリで書いていますので、もしも設定が違う所や、それはおかしいだろ、という所があればバンバン感想に送って下さい。




(アークナイツやったこと無いし………アークナイツ小説書くの難ちい……)


第1話 龍門を敵に回した男、No.2

「んで、こうしてロドスを辞めたって訳よ!」

 

 

「No.2の旦那、遂に頭イカれましたか?」

 

 

「イカれてないぜぇ! 魚肉団子スープとスピリタスをそれぞれ3つずつ追加オネシャス!」

 

 

「そんな酒が魚団子店にある訳ないでしょ、No.2の旦那」

 

 

 時刻はロドス辞めて二日後のお昼、人々が賑わう龍門繁華街のB級グルメランキングトップのとある魚団子店、そこには戦場のど真ん中に即出店する屋台の店主。敵もオリジムシも何故か俺を三枚おろしにしていく包丁の達人、通称『戦う板前さん』のジェイと絶賛ニートの俺がいた。

 毎回思うんだけどさ~、本当に板前なのか、と疑うぐらいに強いんだけど~、オリジムシが目をぱちくりさせている間にドクターの食事になっている程に包丁さばきが速すぎるんだが?

 

 

「てかさ~、俺のことは『J(ジェイ)·ガイルの旦那』って読んでくれよぉ、いや待てよ……ジェイ……ジェイ……アンタは俺の旦那だった………!」

 

 

「変なこと言わないでください、そもそもロドス辞めて大丈夫やんすか?」

 

 

 ジェイの心配を俺は鼻で笑う。

 

 

「フッ。俺だって考えずにやっている訳ではない! そう、こうやって魚団子スープをふーふーしていることも無意味じゃないことと同じようにッ!」

 

 

「……いつまでふーふーしているんすか?」

 

 

 ちょっと待てよ。意外と熱いんだよ………アチッ!

 

 

「まあまあそんな事は置いといて……俺がこの後どうするかって話なんだが………実は龍門(此処)でやっていこうと思うんだ……」

 

 

「………え?」

 

 

 

「まあ俺の家族はいないし、感染者である俺からすれば肩身は狭いんだがな、此処、龍門にはいろいろお世話になったんや、此処で骨を埋めたいんだ」

 

 

「へ、へぇ……そ、そそそんなんすか……」

 

 

「まあ最悪、此処を拠点とした旅人をやるわ、こう見えて俺、いろんな景色を眺めるの好きなんだ」

 

 

「あ、ああ、あああ……オワッタヤンス」

 

 

 ほんの少し夢を思い出して、感傷に浸る俺に対して顔を青く染めるジェイ、心なしか包丁も震えている気がする。

 

 

「オイオ~イ! 何で顔を青くしているだよぉ! まるで俺が龍門(此処)に居たらヤベェ目に遭うことを確信したような感じを出しているんだよぉ?」

 

 

「だって、だって旦那は────女タラシですから」

 

 

「殴るぞジェイ」

 

 

 失礼な発言されたが、俺は魚団子スープを一口、魚団子と一緒に食べる。

 ふむ………この魚団子は例えるならば本来の素材の良さを100%出しただけではなく、ダシが効いたスープによって101%へと、限界を超えさせていた………魚肉の噛み応えある食感とあっさりながらも味わい深いスープによる連繋が俺の舌にダイレクトアタック……。

 

 

 俺は席から立ち上がる。

 

 

「賛美しよう! この魚団子スープを造り出した者へと! ジェイッ!!」

 

 

「立ち上がらないでください、旦那。埃が舞いやす」

 

 

 あまりの美味しさに賛美しようと立ち上がる俺を冷静にツッコミを入れてくるジェイ。

 ……ノリ悪いな~。

 

 

「てか、旦那って感染者なんですか?」

 

 

「まあな」

 

 

 俺はかけていた黒いサングラスを外す。

 ジェイはそれを見てギョッと目を丸くする。

 

 

「だ、旦那……」

 

 

 それは、俺の目の結膜と呼ばれる白い部分が源石のように黒色に染まっていた。

 まあ俺の目はジョジョでいう第五部のポルポの目つきを鋭くしたような感じだろう。

 

 

「まあ源石(オリジニウム)が両目に入っちまってな。不幸中の幸いなのか、盲目にはならなかったぜ」

 

 

「失礼なことを聞いてすいません……」

 

 

「いや、いいんだ。それよりも今日の下宿はどうするか……そろそろ仕事も探さないとな……」

 

 

「それなら龍門近衛局はどうでしょう? さらに今なら小官の自宅に居候ができますよ」

 

 

「だったらペンギン急便なんてどう? 下宿先だったら、ペンギン急便が所有しているセーフハウスがあるし」

 

 

「へぇ~、旦那良かったすね、仕事が見つかって」

 

 

「おうよ! まさか仏様は俺のことをちゃんと見てくださっているんだな!」

 

 

 ガハハと豪快に笑いながら日本酒をゴクリと勢いよく飲む。

 ゴクッゴクッと飲んでいる音が店内に静かに響く……そして盃を置く。

 

 

 ………さてと状況整理でもすっか!

 

 

 まず俺の左手側の席に座って、俺の空っぽとなった盃に日本酒を注ぐのは龍門近衛局のエリート! 様々な攻撃も、天災すらも防ぐ大盾使い、まさに龍門の盾、硬派イケメン、規律の緑鬼! HOSHIGUMA(ホシグマ)aaaaaaaa!!!

 続いて俺の右手側の席に座って、魚団子スープが入ったスプーン使って、"あーん"させようとしているのはペンギン急便の謎の5人目! 時止めというアークナイツのDIO様、ミステリアスオーラ全快のトランスポーター、ホシグマと正反対なる軟派イケメン、青の堕天使! MOSITElIMA(モスティマ)aaaaaaa!!!

 

 

 

 

 

 …………………………。

 

 

 

 

 

 

「2……3……5……7……11…………13」

 

 

「どうしたのNo.2? 突然素数を数え出して?」

 

 

「確かNo.2は、焦ると素数を数える癖がありました。それでは?」

 

 

「ああなるほど」

 

 

 ホシグマの言葉に納得したのか、モスティマは手でポンと軽く叩く。

 そうだよ! まったくその通りなんだよぉお!!

 

 

「何で旦那は焦っているんでしょうか?」

 

 

 ジェイは悪人面を困惑の色に染めている。

 嘘だろ? まさか気づいていないのかよ!

 

 

「ガハハ! まさかこんな()()()()にお酒も注いでくれるだけではなく、あーんさせて貰えるなんて、此処は天国なのか!? 本ッ当に幸せ者だな~♪」

 

 

 俺はわざとらしく大きな声でジェイに自慢するかのように話しかける。

 しかし目だけはジェイを睨むようにしながらだけど。

 

 

「……ハッ!!? いつの間に来たんですか!? 奥方!?」

 

 

「遅いわ! もっと早よ気づけや!」

 

 

 そう、いつの間にか俺の隣の席は龍門二大イケメンによって占領されており、その上何故か俺の両手は二人によって封じ込められていた。

 

 

「? 聞こえなかったのですか? ではもう一回言わせて頂きますと、今後は龍門近衛局で働きませんか? さらに今なら小官の自宅に居候できますよ?」

 

 

「ちなみに、ペンギン急便のお仕事はちょっとしたお荷物を旅行気分で運ぶだけで大金が入る簡単なお仕事だからね」

 

 

 ……どうしよこれ?

 

 

「は! そもそも俺は感染者だか「「知ってるよ(ます)、それがどうしたの(ですが)?」」マジかよオイ」

 

 

 おかしいなぁ~? 確か機密事項のハズなんだけどなぁあ?

 

 

「で、でもよ! 確か龍門は感染者NGだろぉ? アンタらはよくても他はアウト! つまり俺は結果的に有名どころはなにがなんでも働けねぇんだよぉ!」

 

 

 龍門は感染者は発見次第に非常に冷酷で、捕まった場合は収監や流刑、更には処刑されてしまうこともあり、感染者であることが発覚した場合は即座に龍門近衛局の執行対象となって連行される。

 

 

 しかし龍門はまだマシな部類に入ると俺は思う。

 他の国々には死ぬまで源石を発掘させられる所があるからだ。

 つまり感染者であることは、この世界、テラでは非常に不利なことである。

 

 

「いや、あるのでは?」

 

 

「……ふぇ?」

 

 

 明らかに変な声で反応した俺は悪くない。そんぐらい突拍子もない、真面目なホシグマからあり得ない発言だったからだ。

 ハテナマークによって頭を埋め尽くさせられ、呆然としている俺。

 その時、俺の肩に手をポンッと乗せたモスティマが答えてくれた。

 

 

「ロドス·アイランド。またそこへ就職して、お手伝いという理由でこっちに来ればいいんじゃないの?」

 

 

 ……突然だが、この感染者に厳しい龍門の検査をどうやって龍門に入ったか教えよう。

 簡単なことだ。検査かつ警備に引っかからなければいい話だ。

 

 

「【リトル·フィート】ぉお!!」

 

 

 俺は異様に長い刃がついた人差し指ロボットの人型のスタンドを呼び出し、俺の両腕を切りつけるようにした。

 切りつけた所から鮮血の血飛沫が出てくる。

 そして血飛沫に注目がいったのか、ホシグマとモスティマが俺のことを一瞬だけ見失ってくれた。

 

 

「!? これは!」

 

 

「血!!?」

 

 

 そしてそこの席には誰も居なくなっていた。

 

 

「ッ! 何処行った!?」

 

 

「多分店の外では! No.2は都合が悪くなったらすぐに逃げる癖がありますので!」

 

 

 そう言ってモスティマとホシグマはジェイの魚団子店から出ていった………そろそろか。

 俺はジェイの襟元から出て、ジェイのモフモフな耳元へロッククライミングの応用で向かう。

 

 

(聞こえるか、ジェイ?)

 

 

「え!? 旦那、何処にいるんすか!?」

 

 

(黙ってくれ。いいか? 俺のアーツは知ってるか?)

 

 

(確か……ランダムでしたか?)

 

 

(まあ似たようなもんだ。とにかく今はこの店から出してくれるだけでいい! そしたら俺を外へと連れていってくれッ!!)

 

 

(わ、分かりましった)

 

 

 そしてジェイは厨房から出て、店への出口へと向かってちょいと急ぎ足で向かい始めた。

 これで後は……()()()()へと移動すればいいだけだ……!

 

 

 俺がそう考えていると、既にジェイが店への扉を開けようとした。

 後はおもいっきり扉を開けて、逃げるだけだ……その時だった。

 

 

 

 ガシッ。

 

 

 

 そのジェイが開けようとした扉が急に女性の片腕ほど開き、そこから細い女性の手がジェイの手を掴んだ。

 

 

「「────ッ!!??」」

 

 

 すると扉が徐々に開いていき、そこからとある二人の女性がいた。

 一人は腕を組んで、悠々な態度で、もう一人はジェイの手を掴みながら笑顔だった。

 

 

「「逃げられると、思っていたカナ?」」

 

 

 何故か目のハイライトはなかった。




 本作にご期待いただける方は、是非高評価と感想をお願いします。
 今後ともよろしくお願いします。脱字や誤字報告もしてくれると有難いです。


 ☆作者一言


 よいこのみんなは絶対に深夜テンションとノリだけで書いちゃダメだからね!
 筆者みたいに苦労する運命だからね、ね! ね!!(威圧)

ある意味オリジナルスタンドを追加していい?(例:他のスタンドをレクイエム化させたり、そもそもスタープラチナを使いこなす精神力によって変化が生じている等)

  • いいよッ! 
  • 駄目だね!
  • 『ノリ』だッ! 筆者の気分で書くんだッ!
  • 原作重視でお願いします!
  • ヤンデレに繋げるならOK
  • 主人公以外の幽波紋使い(転生者)ならOK

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