ジョジョのスタンドが24時間定期で変わりながら使えるアーツの『異常なまでに動物に好かれる』体質な見た目はマフィア風なジョジョラーの奇妙な物語   作:サイコロさん

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 ※注意、筆者はネタバレ上等で書きます。ご注意ください。


第2話 悪人面コンビVS龍門の盾&アークナイツのDIO様

 此処はジェイの魚団子店。

 

 

 龍門のB級グルメランキングトップであり、龍門に観光として来た観光客が、ジェイの悪人面さえも気にしないほどに飯がうまい。

 

 

 やっぱりオススメとしては、名前にあるとおりの魚団子スープ、あっさりながらもダシが効いたスープとお子さまにも食べられるほどに丸められた魚団子は噛み応えがあって満足感が溢れてしまう。

 他にも魚関係の料理も、ジェイの華麗なる包丁さばきによって魚特有の臭みを失くし、魚しかないうまみを最大限に引き出しており、団子スープ劣らずの美味しさを誇っている。

 

 

 そんな笑顔という満開の花が溢れるはずのジェイの魚団子店。

 そこは今、戦場と化していた。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

「まったく……何処へと行ったかと思えば、ジェイ殿の耳元だとは思いもしませんでしたよ」

 

 

「けど念のために外で待機してよかった~。こうして発見できたからね」

 

 

 あはは、と安心したような笑顔で笑っているホシグマにモスティマペア。

 一方こちら……悪人面コンビでいっか。反対に顔を青く染めて"どうしようか(白目)"と頭をフル回転させていた。

 

 

(旦那! これは不味いッスよ! やべぇじゃねえのかぁぁ!)

 

 

(落ち着けジェイ! 口調が変わりかけている! 一旦落ち着くんだ!)

 

 

 ジェイが口調が変わる気持ちはよく分かる。

 ホシグマとモスティマは今からマフィア共を殲滅させる気か!っていう意思を感じさせられるようなオーラを漂わせる挙げ句、完全フル装備なのだから。

 こちらは小さくなって戦闘力5の俺に、俺を外へと出すだけかと思ったのか、包丁を厨房に置いた丸腰のジェイ。

 

 

 ジェイが包丁を取りに行けば、後ろからホシグマによる盾回転攻撃、またはモスティマに単純に剣で切り捨てられる運命。

 今いるここから厨房まで約7~8m、全速力でダッシュしても必ず一発はもらってしまう……万事休すか……!

 

 

(旦那、俺に任せて欲しい)

 

 

(ジェイ!?)

 

 

(たった今、本の僅かだけど、奥方の気をそらすとっても最善の一手を思いつきやした)

 

 

(ッ!?? バカヤロー! 相手はあのホシグマとモスティマだぞ!? 下手なブラフは余計に相手を警戒させるだけだッ!)

 

 

(違います。完璧に()()()()()()方法です。本当に任せてください)

 

 

 小声ながらも力強く、自信満々な態度を示すような目をするジェイ。

 なんていう目つきなんだ……! まるで数十年間修羅場を潜り抜けてきたような……『覚悟』してきた目だ……!!

 

 

(……やれ、ジェイ。俺はお前を信じる!)

 

 

(フッ。任せてください)

 

 

 さてとお手並み拝見としますか……。

 ジェイは息を吸い込んで、そしてホシグマ達に言い放った!

 

 

「奥方、いい加「失礼!」グフゥ!?「当て身!!」ゴブァ!??……は、話を聞いて「「黙って!!!」」ギャァアア!!!」

 

 

 この瞬間、たったこの瞬間(ジェイが理不尽に殴られた瞬間)からこの時僅か0.03秒! No.2は【リトル·フィート】を解除して走り出した!

 

 

「逃げるんだよぉ!!」

 

 

「ッ! モスティマ殿!」

 

 

「わかってるって」

 

 

 そして時を止められた。そこで問題だ!

 この時を止められたこの絶体絶命、俺は一体どうやって逃げきれるのか?

 

 

 答え①ハンサムでカッコいい俺ちゃんは突如この絶体絶命を切り抜けれるアイデアをズキュゥゥゥンとひらめく。

 答え②なんとなくピンチに陥っていることを察した俺の友達が助けに来てくれる。

 答え③(社会的に)死ぬ。俺はロドスに(一生)雇用されるだろう……。

 

 

 俺は考える。多分人生で三回目の本気で真面目に考えている。

 よし! 答えは①「はいカチャリ」カチャリ……③だったよ……。

 

 

 俺は動けない間にモスティマに手錠をカチャリとされた。

 よくみたら龍門での感染者の暴動に対する特殊型手錠やんけ、オワタ。

 

 

「よーし! これで任務完了! 早速だけどもロドスに報告しとく?」

 

 

「そうですね。この後飲みに行きませんか?」

 

 

「まずはロドスからね」

 

 

 そうやってこの後の予定を話しているホシグマたちを俺はなんにも出来なかった。

 正確に言えば、この特殊型手錠は本来だと、あまりにも強すぎるアーツを持った凶悪な犯罪者を弱らせるための物であり、作成コストが高く、作成にも手前がかかるので、少なくとも俺みたいな奴には絶対使わないはずなんだかなー……。

 

 

 俺はジェイをチラ見する。

 そこには腹を抱えた状態の白目となったジェイが何かを吐きながら痙攣して倒れていた。

 確か……ホシグマって種族オニだからね、オニの本気の腹パンには耐えれなかった様子。

 

 

 ……終わった。さてここからはどうなるか。

 

 

 俺はもはや諦めかけていた。

 そもそも俺のスタンド、【リトル·フィート】はあれだぞ、あれ。戦闘向けではあるけどね。相手に一撃でも与えて物や何かを()()()()()()()………ハッ!

 

 

 ククク……やはり答えは①のようだな!

 

 

「? どうした、No.2。なんで笑っているの?」

 

 

「遂に頭がイカれてしまったのですか?」

 

 

 不敵に笑ってしまう俺を、遂に理性が無くなってしまったのかと心配するホシグマたち。

 心配御無用。俺は既に活路を拓いてしまったようだ。

 

 

「俺はバカだ、俺は大バカ野郎だ! 常識なぞは捨てた!! 【リトル·フィート】ォ!」

 

 

 俺はスタンドを呼んだ。しかし出たはよかったのだが、手錠のせいで消えかけていた。

 だが、ほんの一瞬、たった一瞬、たった一撃で俺は逃げきれる。

 

 

「俺をぶった切れェ(小さくしろォ)ーーー!」

 

 

 消えかけていたのが理由か、ほんのかすり傷程度しか俺を切れなかったが、これでいい。

 俺はおそらく5cmぐらいまで縮んだのか、ホシグマたちがまさに巨人に見えてしまうが問題無し、なぜなら俺の手にあった手錠が外れてガシャン、と落ちたからだ。

 しかしホシグマたちは慌てず、むしろ悪あがきをしたことに呆れていた。

 

 

「No.2殿。小さくなってどうしたいんですか? 手錠が外れたからって小官から逃げれるとでも?」

 

 

「むしろ小さい方が捕まえやすくなっているよ。もうちょっとマシな悪あがきは出来なかったのかな」

 

 

 ……いいぞ! 完璧に油断しやがっている!

 俺はピンチの中、とあるシーンを思い出した。それはアニメのホルマジオの暗殺シーンだった。

 俺はポケットからおもちゃほどに小さい車3~4つを取り出す。

 その時、モスティマは俺の考えに気づいたようだ。

 

 

「ッ! 伏せてッ!」

 

 

「遅いわァ! 解除しろ、【リトル·フィート】ォ!」

 

 

 

 

 ドドガガガガガガガガガガガン!!!!!!

 

 

 

 

 俺が車を投げた瞬間、ジェイの魚団子店は車によって埋め尽くされて半壊した。

 モスティマたちとジェイは急激に大きくなった車によってガラス窓、壁を突き破り、外へと飛ばされていた。

 俺は小さくなったことが吉となったのか、車に潰されることなく、車の下にいた。

 

 

「────後で賠償金払うか」

 

 

 俺はそう決心した。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

「待ちやがれェ! この"龍門スラング"がァーーー!!! "龍門スラング"の後で"龍門スラング"! そしたら"龍門スラング"で"龍門スラング"ッ!!!」

 

 

「なんで逃げるのさ。ただロドスへと戻って来てほしいだけなのに……」

 

 

「納得できる理由を教えてください! No.2殿!」

 

 

 只今午後23:37の曇り空、俺はスラム街で、何故か全身包丁を身に付けて、頭には『No.2コロす』という何故か物騒な、実際に血で書いたような文字をしたハチマキに包丁を付けて、手にはもはや隠す気0の何らかの赤い液体がこびりついた長包丁を持ちながら怒り狂ったエンヤ婆のように追いかけてくるジェイとホシグマ、モスティマから逃走中。

 俺はジェイに謝りながら逃げていた。俺が全面的に悪いからね。

 

 

「ジェイ! 俺が悪かった! 言い訳してもいいなら一つだけ言いたいことがある!」

 

 

「言ってみろ! "龍門スラング"がッ!」

 

 

「あん時本当に打開策があれしか思いつかんかった! 賠償するから許してくれ!」

 

 

「違う! そんなくだらねぇことじゃねえ! 俺は、お前のせいで、お前が俺の店を半壊したせいで! 隠していた秘蔵コレクションがワイフーにバレたんだよぉーーーーー!!!」

 

 

「そっち!?」

 

 

 因みに余談だが、ワイフーとジェイは(半ば強制的に)付き合っており、もしもエロ本等のソッチ系が見つかったら…………"ラブ"がつくホテルでジェイが見違えるほどに窶れる。

 ワイフーは……失礼だが少し病んでおり、自分が絶対正しいと思っているのか……もしもジェイが浮気紛いなことをしたら、ホテルで"教育(調教)"される運命なのである。

 

 

……ごめん。

 

 

「……ごめんな。賠償額の2倍をお前んところに振り込んどくわ。本当にごめん……」

 

 

「……ッ!!」

 

 

「今度飲みに行こう。代金は俺が払うからさ、一緒に行こう」

 

 

 ジェイは泣いていた。その間だけは何故か静かだった。

 

 

「……そろそろ、か」

 

 

 そんな残酷ともいえる静寂の中、女性の小声が聞こえた。

 ()()()()? 何の意味なのか、今の俺には検討がつかない。

 だが俺は、()()()()へと既に着いていた。

 

 

「よぉーし! 後は風船を飛ばせば……!」

 

 

 俺はあえて小さくなることで、入ろうとする人々の荷物に紛れていたが、帰るルートは沢山の風船を一斉に飛ばして、そのうち一つに飛び付けばいい、と考えたのだ。

 さすがの龍門も風船で脱出できるとは思っていないだろう。

 

 

「よし! 俺の勝ち確定! 第三部、完ッ!」

 

 

 俺はまた小さくなって、沢山の風船を結びつけていた紐を【リトル·フィート】で切って、俺は風船と共に空を舞う。

 

 

「チッ! どれだ、どれが旦那が乗ってる風船だ!」

 

 

「数は……ざっと百は超えてますね」

 

 

「これは────負けたね……」

 

 

 よっしゃ、追っ手共も諦めムードが出ている!

 俺はこの後について考え始めていた。

 

 

(あとは……そうだな。感染者という立場を考慮した上で……感染者、か)

 

 

 俺は思い出していた。

 それはとある任務、俺が感染者となってしまったあの任務のことを。

 

 

(()()()は……大丈夫かな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時、俺は落ちた。

 

 

「ッ!??」

 

 

 俺は困惑した。何故なら追っ手には遠距離攻撃手段がなかったはずだったのに……下を見れば一目瞭然だった。

 それはあの任務の時、一緒にいた()()()が──────

 

 

「逃げてはダメ。あなたはロドスに居なければいけないから」

 

 

 ────"グレースロート"がクロスボウを俺に向けていた。




 本作にご期待いただける方は、是非高評価と感想をお願いします。
 今後ともよろしくお願いします。脱字や誤字報告もしてくれると有難いです。


 ☆筆者の一言


 アクセルって男だったんだね……キラーン。

ある意味オリジナルスタンドを追加していい?(例:他のスタンドをレクイエム化させたり、そもそもスタープラチナを使いこなす精神力によって変化が生じている等)

  • いいよッ! 
  • 駄目だね!
  • 『ノリ』だッ! 筆者の気分で書くんだッ!
  • 原作重視でお願いします!
  • ヤンデレに繋げるならOK
  • 主人公以外の幽波紋使い(転生者)ならOK
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