来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第十話っぽい感じ!!

『今日も冷蔵庫デス! アイナより』

 

流石だアイナ、けどアイナ小遣いとか大丈夫か?

朝ミ〇ミ〇しながらも、ちょっとだけそんな事が気になります。

アイナ…無理すんなよ、俺ぁちゃんと買う金はあるからな。

 

『わかったデス、ホントはちょっとだけ厳しかったデス、けど一日一本は送るデスよ!』

 

なんか通じました。

 

うむうむ、流石は生涯の友だな!

 

あっそうそう、今日はララは潜り込んでこなかったぞ、つうかマジに徹夜ったのかララん奴?

否定は出来んが一応、寝ないと美容的にマズイぞと言っておいたのでちゃんと寝たと思いたい。

 

 

まあそれはさておき朝メシ&弁当作りっとつうか昨日、晩メシ全部食わないで弁当用に取っときゃよかったねえ

 

まっ今更だけどな。

 

 

美柑視点

 

「ふぁ~!」

 

目が覚めると同時に軽く欠伸して目をこする。

 

「ララさんちゃんと寝たかな?」

 

昨日、随分とララさん張り切ってたからなぁ、ちょっと心配、でもマサさんがちゃんと寝ろって言ったからちゃんと寝たよね?

 

「それにしても凄かったなマサさんの体」

 

昨日のマサさんの上半身裸の姿を思い出して頭に血が昇るのを感じる。

リトのも何度か見た事があったけどマサさんのはリトとは全然違ってた。

 

こう何て言うかまるでマンガや映画とかで見るような凄く鍛えられた感じでカッコ良かった

傷も沢山あったけどソレはマサさんのお爺さんと喧嘩してついた傷だとも言ってた、私にはその傷もカッコ良く見えた。

 

それで私は思わずララさんと一緒にはしゃいでしまったけど、冷静になって考えてみたら……。

 

「うぅ~恥ずかしい……」

 

顔が熱い! 絶対真っ赤になってるよ私

でもララさんが作るカメラを楽しみにしてる私もいる

 

どうもマサさんといると調子が狂うんだよね?

けどそれ以上に楽しいって思いが強い、きっとマサさんは学校でもそんな感じなんだろうな?

 

ちょっとだけマサさんと一緒の学校に行ってみたいなって思った。

 

でも、家で会えるからいいよね?

 

コレも本音、マサさんと居ると楽しいし、それに撫でてくれるし……。

 

「ッ!!」

 

フと撫でてくれた時の事を思い出して頭をブンブンと振る

うう~やっぱり調子が狂うな~。

 

私ってもっと冷静だったのに……。

 

「でもいいや、楽しいものは楽しい!」

 

そんなマサさんっぽい考えに自分でもちょっとだけ笑ってしまった影響されてるな~。

 

さて、朝ご飯作らないと!

 

 

 

マサ視点

 

うむ、今日も中々に良い出来栄え、ジジイ越えは近いぞ!

 

美柑がいれば!!

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

「噂をすれば美柑、おはようさん! 悪い既に朝メシ作っちまったい!」

 

「おはようマサさん、そっか……朝ご飯もう作っちゃってたか……ありがとうマサさん!」

 

美柑にお礼言われました、けど微妙に残念そう

 

「仕事取っちまったか俺?」

 

思わず美柑にそう聞いたら美柑は

 

「ううん大丈夫、ただちょっと一緒に作りたかったかなぁって?」

 

との事でした、クッ…今日も今日とて可愛いんですけど!

 

撫でたいんですけどコレ!

 

「んッ!!」

 

撫でてるんですけど俺!

 

「気付いた時には既に撫でとりました、でもさ可愛いんだもの、それゃ撫でるわ!」

 

「マサさん、声出てる……」

 

はっ、しまった! って美柑、真っ赤!すげえ赤!けど可愛いです。

暫くの間、美柑に癒されました。

 

それからリトが起きてきてララもちゃんと起きてきた。

 

「ララ寝たかちゃんと?」

 

一応確認。

 

「うん、大丈夫! ちょっとカメラ改造しただけだから!」

 

との事です、予定を変更して結城家にあったカメラを改造したみたいです。

うむうむ、ちゃんと寝たようですな、つうかやっぱ撮影するんですね?

 

 

「なあ撮影無しってのは」

 

「「ダメ!!」」

 

ララと美柑にものっそい勢いで却下されました、怖かったッス・・・。

 

「まあ自業自得だなマサ」

 

リト君、冷たいよ、止めようよ!

うん無理だよね、めっさ怖いもんね! 昨日リト、マジビビりしてたもんな、俺もだけど!

 

と、とにかく朝メシだ。

 

「「「「いただきます!」」」」

 

 

「「「「ごちそうさま!」」」」

 

やっぱ美柑との合作のが美味えな、明日からはそうしよ、朝メシ食べ終えてそう思いました。

で準備、既に三人は済んでいたので俺だけだけど。

 

「覗いちゃや~よ、特にララ美柑! 覗いた場合は撮影は無しになります、リト監視よろしく!」

 

釘は刺しときます。

 

「ええ~!」

 

「ララさん我慢しないとカメラが無駄になるよ!せっかく改造したんでしょ、私も欲しいし!」

 

「ちょっマサ置いてかないで! 怖いんだよなんかこの二人怖いから!」

 

上から、ララ、美柑、リトの順でした。

 

スマン、リト頑張ってくれ!

つうか美柑、オマエに何があった、そんな子じゃなかったろうに!

美柑の変わりっぷりにマサさん驚きを隠せません。

 

~俺着替え中~

 

流石に覗かれませんでした、つうかアレだろ普通は逆じゃね? 何で俺が覗かれる心配?

イヤ女の子の着替えを覗こうとは思わんが

と脳内コチャコチャしながらも

 

「ガクランモードの俺参上!!」

 

居間に到着、弁当良し、ミ〇ミ〇良し。

 

「では出発すっか?」

 

との合図を出してみんな揃って

 

「「「「行ってきま~す!」」」」

 

 

「それじゃあまた家でね?」

 

で美柑は自分の学校へ

 

「ああ気をつけてな美柑!」

 

「気いつけてな、何かあったら駆け付けるぜい!」

 

「それじゃあね美柑、お家に帰ってきたら写真撮ろうね!」

 

俺達もそんな美柑にそれぞれ挨拶を返す

撮影やっぱするんですね・・・美柑もごっつ頷いてるしチクソウ・・・。

 

「諦めろマサ・・・」

 

リトに慰められた、ちょっぴり泣けた、止めて欲しかったけど無理なのはわかってたから・・・。

 

そんな切なさを引きずりつつ学校に到着です、っと、およ、校門におわすは唯ではないか

 

「唯、おはようさん、 今日も元気に行きましょう!」

 

「おはよう、マサ君は少し抑えなさい!」

 

むっ、抑えろと言われてもなぁ? 無理でござるよ。

 

「あっ、唯おはよー!」

 

「おはようララさん、結城君もおはよう」

 

「ああ、おはよう古手川」

 

リトララの二人もご挨拶、うむ、中々に仲良くなってるっぽい感じ。

唯も昨日会ったばっかの時に比べれば幾分か表情が柔らかくなってるしな。

 

「おっ、いいとこに来たな、マサ坊ちょっくら手伝ってくれ!」

 

おぅ? 用務のおっちゃん、早速仕事か?

 

「あいよ、悪い! 行ってくるわ、んじゃな!」

 

三人にそう言い残して俺は用務のおっちゃんの所に

 

「生徒兼用務員ってどういう状態なのかしらね?」

 

唯、俺にもわからん。

 

「頑張ってねマサーー!」

 

仕事に手抜きはねえぜ、それが職人ってもんですよ。

 

「頑張れよマサ」

 

リトも応援あんがとさん。

と三人それぞれそんな感じで見送ってくれました。

 

 

はい終了、今回の仕事は校舎裏の壁の補修でごぜえました。

 

つうかおっちゃん、コレ一人でやるつもりだったんか? 結構シンドイぞ? 俺以外なら

既に授業始まってるしな。

 

「おう助かったぜマサ坊! ホレ」

 

おっと、っておろ? 日当か?

 

「おっちゃんいいんか、つうか多くね? 万券だぞ?」

 

思わず聞きかえしたら、おっちゃんは笑いながら

 

「いいってことよ、どうせ俺一人だったら一日掛かりだったしな!

授業も俺から言っておくから安心しろや」

 

だとさ、いや、おっちゃん助かるわ

 

「サンキューおっちゃん! んじゃ俺はこのまま適当に一時限目はサボらしてもらうわ!」

 

「おう! じゃあまた頼むぞマサ坊!」

 

いつでもどうぞ、いや気持ちのいいお人だわ!

 

つうことで俺は残りの時間を

 

「保健さ~ん! ヒマ潰しに来たッス!」

 

保健さんの所で過ごす事にしました

 

「あらガクラン君? 調度良かったわ、コーヒーお願いね」

 

相変わらず手強いな保健さん、まあ別にいいけどね

 

「あいあい、俺も飲むッス!」

 

とコーヒーを二人分入れました。

 

バリスタ・マサ再び!!

 

「うん! やっぱり美味しいわね…って、あらガクラン君授業は?」

 

「さっきまで臨時用務の仕事してたッスからね時間もハンパだからサボりでごぜえます!」

 

今更ながらそう説明、そしたら保健さんに

 

「ああ、そういえばガクラン君、臨時用務員になったんだっけ?

コーヒーは美味しいし学校の補修もできる多芸ねぇガクラン君」

 

とのお言葉をいただきました、多芸が売りです。

 

「一家に一台、鬼島 政成! 鬼島 政成をよろしくお願いします!」

 

ついついネタに走ってしまった、しかし保健さんに

 

「あら、買おうかしら、おいくら?」

 

って返されました!

 

「冗談ッス……」

 

「残念ね」

 

チクソウ手強い!

でその後も保健さんと適当に喋りながら一時限目を過ごすことに、で話しん中で

100メートル、バク転、10秒フラットの事が出てきた、どうやら保健さん、知ってたらしく。

 

「私ガクラン君のこと解剖したいな~」

 

って可愛い感じにおっとろしい事を言われましたが

 

「可愛いけどダメッス! NO解剖!」

 

つっといた、けど可愛いって言われたのが意外だったのかちょっと顔が赤かったッス。

 

なんかしらんが、初勝利!!

 

どうやら保健さん、綺麗だとかは言われなれてるっぽいけど、あまり可愛いとは言われなれてねえらしい

けど結構可愛いッスよこの人? 綺麗でもあるけど

 

「クッ…やるわねガクラン君!」

 

敗北後の保険さんのセリフでした。

 

 

キンコーンカンコーン

 

 

 

おっ、終わりですな!

 

「じゃ保健さん、俺、教室に行きますわ」

 

「はいはい、またコーヒーお願いねガクラン君?」

 

それくらいならいつでもどうぞ って感じで俺は保健室を出た。

 

~俺移動中~

 

 

 

ガラッ!

 

 

 

 

「おはようさん、おっくれました~けど半分は仕事だったんで許してね?」

 

もう半分はサボりだけどね!

 

ってアレ唯さん? なんかコメカミがヒクヒクしてね? もしかして怒ってらっしゃる?

 

「マサ君……作業は一時限目の途中には終わったって用務員さんが言ってたけど?

どう言うことかしら?」

 

ぬあ! おっちゃぁん、イカンがな! 1番バレちゃイカン奴にバレとるがな!!

 

しかし漢マサ負けるもんかい。

 

「スンマセンでした! ついこう……なんか……アレが……えっと……スンマセンでしたァァァ!!」

 

うん、めっさ謝った!

だって悪いの俺だしね! だって怖えしね!

 

「ハァ~! 次からはサボらないようになさい」

 

おっ、なんやかんやで許してもらえた。

 

「うい、なるたけ気をつけますわ!」

 

しかし俺、絶対サボらないとも言い切れないので軽く濁しながらそう言いました。

 

「なるたけ、じゃ無くて絶対よ!」

 

「絶対は無理でござる!」

 

ちょっとの間、唯との言い合いは続きました。

 

「ハァハァハァ……まだ一時限目が終わったばかりなのに凄く疲れたわ……」

 

最後は唯の体力切れで決着がつきました。

 

「マサー! おつかれさま~」

 

おっララどっちに? 仕事? 唯との言い合い? まあ仕事だろうねえ。

「フッ…前の学校じゃあ学校の、つうか街の破壊(主にジジイたまに俺)と再生(こっちは俺だけ)を司る漢として有名だったからな! こんくれえはわけねえですよ」

 

何故か賃金も発生してたし

 

「もっと別の方向にいかしなさいよ……」

 

唯君、そんなこと言われても困りますがな、つうか結構、役に立ってたと思うぞ?

同時に騒動も起こしてたけど、ジジイが、たまに俺も!

 

「アハハ……疲れてるね唯さん……おはようマサ君」

 

微妙に唯を気遣いつつ春菜が声をかけてきました

 

「そのうちに慣れるべ、おは春菜! 今日も元気か?」

 

「ソレをアナタが言う!! そしてアナタは元気すぎ自重しなさい!」

 

自重と言われてもなあ、ふむ・・・。

 

「じゃあ逆にキミ達三人に聞こう! もし今から俺がジーと黙ったら耐えられるかね?」

 

少なくとも俺は無理、で三人はというと

 

「アハハ……ちょっと想像できないかも?」

 

「う~ん? 私は楽しいのがいい!」

 

「無理ね……私も想像できないわ……」

 

とのことです、ふむ、ララは楽しいマサさんがいいようですな。

春菜と唯は想像すらできんとな!

 

フッ……ならばマサ・ダンマリモードだ!

 

「・・・・・」

 

ダンマリです。

 

「ねえマサどうしたの?」

 

「別に……」

 

更にクールを装います、そして無表情。

 

「えっ?マサ君?」

 

「どうした春菜?」

 

我慢だ俺……ひたすらにクール&無表情

 

「な、なんか怖いわよ?」

 

「そうか?」

 

フッ…ひたすらにクール&無表情&最小限のセリフ。

 

「ねえマサ! どうしちゃったの! ねえ! ねえってば!」

 

「どうもねえよララ?」

 

まだまだクール&無表情モード。

 

クッ……シンドイなコレ?

 

けど我慢だ! 耐えろ……耐え……ピキッ!

 

「NOォォォ! 顔つったァァァ! 顔つったァァァァ!!

イダダダ!やっぱ無理だったァァァ!無表情キャラは無謀なチャレンジだったァァァ!」

 

バタバタともがく俺!

 

 

「マサ! いつものマサだ! うんうん! やっぱりマサはそっちのほうがいい!」

 

おいララ!

ちょっとでいいホントちょっとでいいから心配しよう!

例え自爆だとしてもマサさんのことを心配してあげよう!

 

「アハハ……マサ君大丈夫?」

 

春菜、流石は春菜! 心配してくれて嬉しいです。 けど目がなんか可哀相な奴を見る目なんですけど!

 

「ハァ~私と春菜さんに言われたから黙ってみたと……ソレでこの結果ね……少しは懲りなさい」

 

懲りません!

俺に懲りるという文字はねえんですよ、唯さんや!

ホントはあるけど……撮影とか撮影とかね!!

 

クッ…何とか痛みがおさまったな。

 

「ふぅ~俺を倒せるのは俺だけとはよく言ったもんだぜ……」

 

額を拭いつつ、ソレっぽい事を言ってみました、類似語に、俺を越えられんのは俺だけだ! もあるぞ。

 

「ただの自爆でしょ?」

 

唯さん、ザックリ刺しますね?

もう刺した後に手首まで捻ってますよ。

 

まあいいさね、結論!

 

「無表情とかクールとかは無理! 俺には耐えられん!そんなんするくらいなら、フル装備の原子力空母を単独で沈没させる方が遥かに簡単だわ!」

 

「発想が怖いよ! マサ君!?」

 

春菜よ実は経験済みだったりします、むろん公にはなってねえですが、まあ若気の致りって奴?

 

「まさか……ねえ……」

 

微妙に黙ってたら(クールモードではなく)唯が冷や汗混じりに呟きなさった、感づいた?

 

「ねえマサ原子力空母って何? やったことあるの?」

 

「バカデッカイ船でな? こう軍事用の戦艦だな、やったかどうかは……ニヤリ」

 

俺も詳しくは知らんのですよ? つうか書いてる人だけどな!

そして実際にやったかは濁しときました、一応な!

 

「おっ、恐ろしいわね……ホントにやってそうだわ……」

 

やってますからね、まあ言わんけど。

 

 

 

キンコーンカンコーン

 

 

 

 

うむ、いい具合にチャイムです。

 

「さあて席に戻ろうや! 楽しい楽しい授業の時間ですよ~」

 

「マサ君、そんなグッタリした顔で言われても説得力が……」

 

だって勉強は苦手なんだもの……そらグッタリなりますわい。

 

「マサ頑張っていこ~う!」

 

クッ……眩しいすぎるぜララ!

 

「まあ詳細はさておき授業は授業よね! ほらシャキッとなさい!」

 

唯さんは厳しいですな!

 

まあとりあえず当面の目標は寝ない事です、頑張って起きるぞ俺。

 

 

キンコーンカンコーン

 

 

起きてたぜ、つうか歴史だったから全然余裕でした!

 

いや~やっぱり脱線すんのが面白えよな。

 

「マサ君、昨日もだったけど歴史の授業は楽しそうに聞いてるわね?」

 

微妙に関心してるっぽい感じの唯さん

 

「面白えからな、つうか歴史先生ん脱線話が面白えんだよ? こうワキの知識がすげえ!」

 

まあ確実にテストとかじゃあ出なそうだけど、そういうのは好物なのです。

 

「マサ、授業中すっごく楽しそうだったもんね?」

 

ララも俺の授業中ん様子を見てたらしく、そう言うが

 

「いえいえララさんには敵いませんよ? なぁ唯?」

 

「そうね、楽しそうだし真剣だったわね? マサ君の場合は真剣さが微妙だけど」

 

おう! 何をおっしゃいますやら、俺はかなり真剣だったぞ、脱線話ん時は。

 

「エヘヘそうかな?」

 

およララ? 唯が言ったことに照れとるな、随分とまあ嬉しそうな顔しちゃって。

 

「フフ……」

 

唯もそんなララん様子に自然と笑みが漏れてるし、すっかり二人は仲良しさんってか?

いやはや癒されるねコノ空間

 

って、そういやリトは? って、む? さっきの休み時間もそうだったがサボってんな。

仕事(ツッコミ)は唯任せかコラ!そうはさせんぞ!

 

と俺がコチャコチャ考えていたらなんかリトいつの間にかララと話し、しとりました、つうか、もう一人ん奴はダレ? こんなん居たか?

 

よし確認だな!

 

「リトや、そこの男子生徒Sはダレだ?

もしや……ヒドイ! 俺を捨てると申すか! もはやツッコミ疲れて、俺は唯任せにすればいいやと言う事か!!」

 

「なっ、ちょっと結城君! 私一人にマサ君を押し付ける気!!」

 

何故か唯まで参加しました、つうか唯さんやもう完全に俺をアレな感じな扱いですよね?

 

けど、セリフから一応は面倒見てくれるっぽいよなツッコミ的な意味で

 

「ちょっ、 落ち着け! マサ意味わかんねえから!後、古手川! 俺は家でも一緒なんだぞ!

ちょっとは休ませてくれてもいいだろ!

俺は休みたいんだァァァ!!」

 

切実ですねリト君……ていうかちょっと悲しいんですけど? 流石の俺も泣きそうなんですけど?

 

「マサどうしたの? どこか痛いの?」

 

もう泣いてるんですけど

 

「いいんだ……俺みたいなもんはアレなんだ……アレな奴扱いで救急車的な物に運ばれて一生入院してればいいんだ……チクソウ……」

 

ヘヘッ……

 

「ちょっ! 結城君どうにかしなさいよ!」

 

「いやこんなに落ち込むとは思わなかったんだよ! 古手川が頑張れって!」

 

ヘヘッ……そこでも押し付けあいですかい……チクソウ

 

「ちょっくら解剖されてくる……今なら

解剖されてもいいわ……」

 

保健さんこんな俺でも最期にアンタの役に立てそうだぜ。

 

 

「「わぁー!ララ(さん)止めてーー」」

 

「えっ? う、うん! エイ!」

 

 

 

ギュッ!!

 

 

 

「わっ! また成功!」

 

いいよ好きなだけ抱き着けばいいさ……

 

 

「悪かった! ホント悪かった! マサ必要! マジ必要だから!」

 

「そうよ! マサ君! アナタは必要な人だから!」

 

で、必死に二人は励ましてくれました

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・ニヤリ!!

 

 

「楽しんでいただけたかな?」

 

「「ヘッ?」」

 

うん! 演技ですよ?

 

このマサともあろうものがあのくらいで凹むかい!

 

いや嘘!

ホントは結構キツかったよ?

 

しかし中々の演技っぷりだったな、考えまで演技ってたもんな、『リトガード』すらも封印したし。

 

つうわけで、今だに固まってる二人に

 

「いやスマン、ぶっちゃけそこまで凹んでねえっス!いや凹んだことは凹んだけどね?」

 

とネタばらし

 

っておや? なんかプルプルしてらっしゃるなお二方?

 

「言い過ぎた手前……怒るに怒りきれない……」

 

「俺もだ、この怒りどこに……」

 

悔しそうですなお二人さん、それも狙いでごぜえますよ。

 

「ククク……フハハ……ハァハッハッハッハッハ!!」

 

思わず悪役三段笑いまで出ちゃいますな!

 

 

 

トントン

 

 

 

ん? ダレかね? この絶対勝利者マサさんの肩を叩くのは

 

「は~い! ガクラン君、解剖させてくれるんだって?」

 

保健……さん?

 

えっ? 嘘? はっ? マジで!!

 

 

「いやいやいや! アレはアレだから演技だから!! 無理無理無理! 解剖は無理!」

 

ってアレ? ララさん、さっきまで俺に引っ付いてたのに何故に距離をとっていますか?

 

「またまた~! ホントは解剖されたいんでしょ? さっ行きましょっか?」

 

ちょっ! 何その輝かんばかりに素晴らしい笑顔は可愛いんですけど!!

けどそれ以上におっとろしいんですけど!!

 

「ちょっ! 助けてリト、唯!」

 

マサさんを助けよう! さあ今こそ我がクラスの誇るツッコミの力を見せる時だ!!

さあ早くツッコんで!!ほら早く!

 

「アナタは一度くらい解剖された方がいいわよ、御門先生よろしくお願いします」

 

ちょっ! 唯? 素敵な笑顔で見捨てんといて

 

「マサ! グットラック!」

 

リトォォ! そのサムズを止めろォ!

フライト前じゃないだぞ、ある意味フライトだけど!!

 

クッ、クラスメイツ!

 

 

クラスメイツは!?

 

 

 

ザッ!!

 

 

 

敬礼しとるぅぅ!

 

男子生徒S以外一人残らず敬礼しとるぅぅ!

 

春菜も里沙も未央もA&Bまでもがァァァ!

 

ガクリ……

 

「大人しくなったわね?」

 

クラスの団結っぷりに抵抗する気力もねえッス……。

 

 

 

ズルズル

 

 

 

 

「ド〇・ド〇・ド~〇~ド~〇~」

 

保健さんに引きずられる俺は売られてく子牛の歌を歌うくらいしかできなかった……チクソウ。

 

 

悪ノリは程々に……マサでした。

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