自習でござる、自習でござった。
と、いうわけで自習です、つうか自習って何をすればいいんだ? さっぱりわからん。
「なあララ、自習って何をすりゃあいんだ?」
「わかんない」
まあそりゃそうだわな、よしならば頼りになる唯だ。
「唯、自習って何をすりゃあいいんだ? 腕立て?腹筋? もしくはケーキ作り?」
「アナタは大人しくしてなさい! ほらプリント上げるから」
マサはプリントを貰った! やったぜい!
ふむふむ……なるほどね……ここをこうして更にはこうだな、よしできた!
「飛べ! 俺の魂!」
スィー
「紙飛行機にしない! そして飛ばさない! 全く……ハイ、今度は問題を解きなさい!」
チクソウ、俺の魂が解体されてしまった、めっさ飛んだのに……
しかし諦めてたまるか、何度でもトライわを
「次やったら本っ気で怒るわよ!」
既に怒ってるじゃねえですか、めっさ怖いんすけど、いやはや流石のマサさんも委員(以下略)
つうわけで頑張って問題に挑戦。
「……何コレ? つうか何コノ記号?
イヤ待て落ち着け、コレはアレだきっと徳川の財宝の在りかを示した地図的なアレだ!
そうに違えねえ、きっとそうさ! じゃないとこんな意味わかんねえ記号、使かわんもんな」
「そんなわけないでしょ、元素記号よ! ほら見せてみなさい教えて上げるから、ララさんは大丈夫?」
「う~ん、一緒にやる、そっちの方が楽しいもん!」
と、いうことで自習中は唯先生の特別授業となりました
・
・
・
・
で、最後に唯の作った問題で小テスト!
「ララさんは……凄いわね満点だわ、けどもう少し字の練習をしたほうがいいわね」
「うん、頑張る!」
むっ、やはりララは頭がいいらしいな!
そして唯、結構ハマリ役だな。
「で、マサ君は……」
ん? どうした唯よ、俺は全力を尽くしたぞ! もうマサさんは頑張りましたよ?
「32点……最初に比べれば成長したほうかしら? けどコレは……」
なんとマジか! つうかマジか! 何で唯が悲しい目で見てるかは知らんがマジにか
「すげえ……俺すげえ! やべえって! 寧ろ唯がすげえ! 30点の大台!! よしゃあぁ! サンキューな唯!」
いやマジすげえ、ヒャッホーイ。
「い、言えない……とてもじゃないけど低すぎとは言えない……」
なんか唯が泣きそうな顔で何か言っていた気がするが関係あるかい。
「マサ嬉しそうだね?」
「嬉しいからな、快挙だからな! もう唯先生様々だな、よし拝んどこう!」
パンパン
「やめて!! なんかいたたまれなくなるから! ホントに泣けてくるから!」
唯の悲痛な声が教室に響いた
後、何故かクラスメイツ全員にすげえ優しい目で見られました、何故か悲しかったです。
・
・
・
・
唯視点
疲れる……凄くつかれるわ……。
私は何故か昨日からクラスメイトになって『しまった』前の席の男子生徒、鬼島 政成、まあ私はマサ君と呼んでいる、を見つつため息がでそうになる。
そもそもあの時にマサ君に注意をしようとしたのが間違えだったわ。
私は規則や風紀を乱す人が好きになれない、ハッキリと言ってしまえば嫌いなんだけどその性格が災いしたっていうか
それにそんな性格もあってか私は余り人付き合いが上手い方ではない、だから友達って呼べる人も殆どいなかった。
けど私はそれでも別に気にしてなかった、私はそういう性格だったから
けど、チラっとマサ君の方を見てみる、マサ君は今、私が作った小テストを必死になって解いてる所だった
何故かマサ君に声をかけた、あの時から私の環境がガラッと変わった。
その変化を昨日の午前中までの、私だったら凄くイヤがっていただろうと思う。
こんな無茶苦茶な人なんて大っ嫌いだったしね、まあ今は正直に言ってしまえば嫌いではないけど。
あっべっ別にだからと言って好きってわけじゃないからね、ホントよ!
って何かしら今なんかマサ君に
「それでこそ唯だ!」
って言われた気がしたわ……。
まっ、まあ気にしない方がいいわよね?
深く気にしたらいけない気がするわ!
あっ、それと私に友達も出来た、それは今、マサ君の隣で一生懸命に問題を解いているララさんっていう子
、とても明るくてよく笑う人、私とは正反対かな?
こういう人も苦手だったんだけど。
今はそんな苦手意識すらない、自分が変わっていってるという自覚はある。
けどその変化が私はイヤではないと思う
そのキッカケを作った人物、もう一度マサ君の方をみて私は少しだけ笑いが出てしまった、そしてその顔をマサ君に見られていたみたいで
「うむうむ、眉間のシワ減ったじゃねえか、引っ越してきて良かったべ?」
って言われた、瞬間、顔が血が上るのを感じ、つい
「アナタに話しかけたことが一生の不覚よ!」
って言ってしまった、しかしマサ君は楽しそうに笑いながら
「安心したまえ唯君、俺は良かったと思っておるわ」
ですって……。
「ハァ~……アナタのことじゃないわよ」
今度こそため息が出た、けど本当はちょっとだけ、ホントにちょっとだけだけど、良かったかもって思ってるのよね……。
マサ君は変わってる人だけど、回りの人もそれにつられて変わっていくのかしら?
ホントにマサ君は『変人』だわ……。
そしてその後、二人の採点をしたらララさんは満点だった、ララさん頭良かったのね?
で、マサ君は……凄く低かったんだけど
「嬉しいからな! 快挙だからな! もう唯先生様々だな! よし拝んどこう!」
とか言って私を拝みだす程に喜んでた、とてもいたたまれない気持ちになった、そして流石に低すぎるとは言えなかった……。
・
・
・
・
マサ視点
キーンコンカーンコン!
「終わったァァァ! 長き冬(授業)が終わり、とうとう俺は自由を手にした!」
アン? 6時間目はどうしたって? もう終わったぞ。
いや思いつかなかったわけではないから! ホントだから……っておよ? 唯が消えた! つうかリトもいねえし、春菜までもが。
「きっと今度こそアブダクション!!」
もうコレ使いすぎだよな? ちょっと反省です!
「マサ、リト達を探してるの?」
何故にわかった? あっ、使い過ぎだからですね、っと、それは置いておいて。
「おう! どこに行ったかしらんかララ?」
「えっとね、ハルナが部活の先生に呼び出しされて、それをリトが追い掛けて、そのリトを唯が追い掛けてったよ」
おう? えっと……ようするに……春菜の様子を心配してリトが様子を見に行って
リトの心配する様子が唯から見たら不審人物のソレと変わらなかったのでそんなリトを唯が追い掛けたって感じか?
リト哀れな奴め……。
けど気になりますね……よし!
「俺達も行ってみようぜい!」
「えっ? うん! わかったー!」
うむうむ、良い返事ですなララ君、では行くとすっかねぇ。
唯が誤解してリトを血祭りにする前に!!
・
・
・
・
リト視点
「春菜ちゃん大丈夫かな?」
俺は体育倉庫に入って行った春菜ちゃんと佐清の事が気にかかり、思わず独り言を呟いた。
佐清っていうのは春菜ちゃんの部活の顧問で女子からも人気が高い先生だ、そのこともあって心配してついてきちゃったけど……。
だっ、大丈夫だよな? 確かに佐清はカッコイイけど、でも倉庫なんかに二人で入っていったし……。
ってダメだダメだ! 春菜ちゃんはそんな子じゃない!きっと無理に頼まれたに決まってる、それに佐清の様子がおかしかったし
よし、ちょっとだけ倉庫を覗いてみよう!
そう思って俺が意を決して倉庫に近付こうとしたら
「ちょっと結城君! さっきからコソコソと春菜さんを付け回してどういうつもり!」
「のわ!って古手川かぁ?」
急に後ろから声をかけて振り返ってみたら古手川だった、ってなんか怒ってないか?
「黙ってないでなんとか言いなさい!」
俺が少しだけ考え事をしていたら古手川がそう言ってきたがチラッやっぱり春菜ちゃんが気になる
「古手川、頼む見逃してくれ! なんか様子がおかしいんだよ!」
俺が両手を合わせて古手川に頼んでみても古手川は
「おかしいのはアナタの方でしょ、 凄く怪しかったわよ!」
って言って聞いてくれない
「だから、俺は春菜ちゃんが心配…」
「キャァァァァ!!」
「「!!」」
突然、倉庫の中から悲鳴が聞こえてきた
クソこうしちゃいられない!
「春菜さんの悲鳴! どういうこと!」
「わかんねえよ! 俺は行くから!」
俺は倉庫の中に入った! 動揺していた古手川も遅れて入ってくる
「なっ、なによコレ……」
古手川の震えるような呟きが聞こえる、何故ならそこには何か触手のような物に掴まった春菜ちゃんと佐清ではなく……トカゲの様な怪物がいたからだ……。
まさか……
「宇宙人か?」
可能性として考えた事がそのまま口に出る俺の呟きが聞こえたのかソイツは
「ハハハ! 人質は一人でよかったんだがなぁ! 俺様はギブ・リー! オマエが言うように宇宙人だ」
やっぱり宇宙人、けど人質ってなんだ? イヤそんな事はいい
「春菜ちゃんを離せ!!」
ギブ・リーに向かってそう俺が言うと古手川も
「そっ、そうよ! は、春菜さんを離しなさい!」
って言ってくれた、声は震えていたが凄い勇気だと思う、こんな化け物みたいな姿をしたやつを前にしてるのに
「はっ! イヤだね! コイツは人質だからなオマエらも人質になってもらうがなギャハハハ」
俺達の言葉を聞いてもギブ・リーはムカつく笑いをしながらもまた人質と言ってきた。
「人質って何! 何が目的で春菜さんを!」
古手川がギブ・リーにそう聞くとギブ・リーは
「ララと結婚することだ! 宇宙の姫であるララと結婚して俺様は宇宙の王になるんだ!
それを……ララの奴め急に現れた地球人に惚れたとかほざいたらしいじゃないか!
そいつにララから手を引いて貰おうと思ってなぁ」
なっ、コイツが言ってる奴ってマサの事か!
「その地球人、どんな奴か知らないが、どうせたいしたことのないクズなんだろ?
ララに相応しいのは俺様さ! そして宇宙の王もこのギブ・リー様こそが相応しいんだ!」
クッ…コイツ!! マサのことをたいしたことないクズって言いやがった! バカにしやがった!
アイツは無茶苦茶な奴だけどいいやつなんだ!
まだ知り合って三日しかたってないけど親友なんだ!! それを!
怒りで頭に血がのぼる、春菜ちゃんを人質にしたのが許せない!
俺の親友をバカにしたのも許せない!
横を見てみたら古手川も怒っていた、古手川の奴も俺と同じような気持ちなのかもしれない。
俺はアイツを殴る! 絶対に! ブン殴ってやる!
俺はそう決めてギブ・リーの方を見てみたそしたら春菜ちゃんがいなくなっていた。
どこに!?
焦りつつも回りを見渡すと
「たいしたことないクズで悪うごぜえましたな? この爬虫類モドキが!!
あっと春菜は返してもらうぜい!」
そこには春菜ちゃんを抱えた親友(マサ)の姿があった……。
こんな時だけど……春菜ちゃんをお姫様抱っこってうらやましいぞマサァァァ!
・
・
・
・
マサ視点
いやはや、こんなことあったか? もう知識役たたないにも程があんだろ!
もう主要人物の検索くらいにしか役に立たんなコレ?
ってイカンイカン、なんか知らんがリトにものっそい目で見られとるがな。
いやまあ春菜んことだろうけど……
ん? いつの間に春菜を奪還したとな? そんなもんアノ爬虫類モドキがペラペラ喋ってるあいだにNINJA的にしたに決まってんべさ。
ってイカンイカン、説明しとる場合じゃねえですな、ますますリトの目が、というか唯まで目が釣り上がるっとります。
何故にとは言わん、何を隠そう春菜は何故か服装乱れまくって半裸状態だからね?
つうわけで早めに
「リト? 春菜よろ~」
と、あえてリトへ。
「えっ、あっああ! ってッーーーーー!!」
うむ、リト君予想通りだな、カッチコチだぜ!
「結城君ハレンチだわ! マサ君もなんで結城君に ? 私がいるでしょ! 私が!」
「リトの心のアルバムに記録させたら面白いかなぁと?」
違うからね、今夜の撮影を止めてくれないリト君に仕返ししようと思ったわけじゃないから、ホントだから!
「アッ、アナタはァァァ! ハレンチだわァァァァ!」
ハレンチいただきましたぁ。
「キサマ俺様の事を忘れるな!」
アン? ってそういやいたね爬虫類モドキ?
「いやスッカリ忘れてたわ! こう意図的に?」
「意図的にって……まあ私も忘れてたけど……」
唯は仕事(ツッコミ)してたからな、仕方ないべさ
俺? いやいやこんな駄キャラわざわざ覚える必要性が見当たらんし。
「キサマ! まぁいい!
人質はいなくなったが俺様、自ら相手してやる!」
メキメキメキ
おう? 戸〇呂? いや寧ろ鈴〇? 爆肉〇体?
「フハハハ、どうだ! 恐ろしいだろ? しかし俺様は優しいからな、このままキサマがララから手を引いたら見逃してやってもいいぞ?」
コイツ何言ってんだ? アレな奴なのかつうか見逃す?見逃すねえ……。
「オマエ勘違いしてね? 何、上から物言ってんだ? オマエが『見逃す』なんて上等な口聞ける立場だと思ってんのか? 俺んダチに手え出しておいてよお?
ソレにララ自身を見ねえでお姫様のオプション扱いしやがって、言うんだったら『見逃して下さい』だろうが?」
まあ見逃す気はねえけどな……意図的に忘れようとしたけど
「マサ君怒ってるわね? まあ私も腹が立ってるけど!」
でしょうね? またシワが寄ってるもの、しかし唯、度胸ありますなぁ、エース(ツッコミの)座は近いぞ!危うしリト!
「クッ…キッキサマ! 生意気な口を!
いいのか俺様はすすす凄く強いんだぞ! キキサマなんて直ぐに殺せるんだぞ!」
ん? なんかコイツおかしいな……もしやビビってね?よし、ちょっと試してみるべか?
「わっ!!」
少し大きめの声を出してみました
ビクッ!
やっぱりか……ビビりまくってんじゃん、ふむ、路線変更! 死ぬ程ボコにしようと思ったが、死ぬ程ビビらす! いややっぱボコにもする!
ゴキゴキン!
クビを回しながら両の指を鳴らしゆっくりと近づきます。
「い、いいのか! 死ぬぞキサマ! 俺様が本気を出せば」
「御託はいいんだよ、やるんだろ俺とよ?
安心しろやテメエの死体から皮ぁ剥いで新しいサイフにしてやっからさ、あっ肉はそこいらの魚のエサにすっか?」
うむ、中々に有効活用だな。
「マサ君ちょっと甘くないかしら?」
おっ、どうやら唯もアイツがただのヘタレと気付いたみてえだな。
上手く煽ってくれとるわい。
「いいんだよ、簡単には死なねえように調整すっから、さっき言った作業を1週間かけてそれまでは死なないようにすっからな
爬虫類だから生命力もソレなりにあんだろ?」
うむ、我ながらかなりグロいな、まあホントはボコにするくれえだが。
「ヒッ……」
おうおう! 完全にビビっとりますな?
ジャリ……ジャリ……
ニヤリと悪役笑いしながら一歩ずつ近付きます
さぁて残りは僅かだぜい?
「ヒッヒィーーー! ゴっゴメンなさい! お願いだから殺さないで!」
ズザー
ほう、見事な土下座、けどぉ
「悪い! 俺、宇宙語習ってねえんだわ? 何言ってるかわかんねえ」
つって手を伸ばす、したら爬虫類モドキ君
「ヒィーブクブクブク」
ボウン!
気絶しちまいましたね、つうかなんだコイツ、タヌキ? 爬虫類じゃなくてタヌキ?
化けてたってことか?
「ああ、マサいた! ってアレ? ギブ・リー?」
およララ登場って、はぐれたんは俺のせいじゃねえべさ?
と、そんな事より
「このクソダヌキんこと知ってんのか?」
俺がララにそう聞いてみたらララは
「えっと、バルケ星人って言って、ホントは凄く弱いんだけど変化が使えるから、強そうな姿に変化するっていう宇宙人なんだけど
ギブ・リー私と結婚するとか言い寄ってきてたんだけど、私はイヤだったから断ってたの、でもしつこく言い寄ってきてて」
ふぅん、成る程ねえ
「ようするにストーカーですかい? 人質取るわ、ストーカーだわ、やっぱサイフに……いや狸汁か?」
「やめときなさいお腹壊すわよ、それにしても宇宙人っていたのね? ララさんも宇宙人だったなんて」
おう? 今更ながら唯にバレもうした、 けどアレだな
「唯さんや意外と冷静ですな?」
「昨日から変わった人と知り合いになったせいね? でアナタは何星人なの?」
俺のせいですか? つうか何星人とな!
俺、宇宙の彼方からやってきたと思われとるがな。
「マサは地球人だよ?」
そうですよ、ララさんの言う通り! 太陽系第3惑星の地球人です! しかも日本人です!
まあ別世界んだけど。
「ウソ!! 信じられないわ!!」
って唯さん? 何故に宇宙人がいる事より俺が地球人であることの驚きが遥かにデカイんでありますか?
「信じれって! まあ別世界ん地球だけど、しかも一回死んでるけど」
とりあえず軽くそう説明してみました、したら唯さん
「何故かしら普通はそっちの方が信じられないのにアナタの場合はそっちの方が納得できるわ……でも一回死んでるって……」
妙に納得されました、流石だぜ此処までに築き上げてきた経験は伊達ではないってことだな、つうか唯も一回死んだって所は悲しい顔になるのな。
「少し早い独り立ちなんだって、マサのお爺ちゃんがコッチに来る前にそうマサに言ったんだって」
ララさんのフォローが入りました
「そう、立派なお爺さんね?」
そして唯が勘違いしました、いやいやいや、アレは立派ではねえよ、ふむ、勘違いさせたままではアレだな。
「ジジイは俺なんぞ足元にも及ばないくらいとんでもねえ奴だぞ?」
ん? 自分で言うなとな、気にするな唯にわかりやすくジジイのブッ飛び具合を伝えるためだ。
「ア、アナタより……そ、ソレは想像したくないわね……」
どうやら唯さん考えるのもイヤらしい、うむうむ、唯の中での俺の立場は相当らしいな……アレな奴としてだが。
「マサのお爺ちゃん凄いもんね? またマサのお爺ちゃんのお話聞きたいなぁ」
「それはまたの機会にしてくだされ」
ララはやっぱり強いハートをお持ちのようだな
っとそうだったそうだった
「このクソダヌキをどうする?」
スッカリ忘れてたがクソダヌキの処理をしねえとな
「う~ん、あっ! だったらいいのがあるよ!
じゃ~ん『じゃーじゃーワープ君』!」
おいおいララ、ソコはアレだろテロリロリンだろ! いやまあ無理な話しだけど。
つうかコレって……。
「トイレじゃねコレ完全にトイレじゃね?」
うん、洋式のトイレです。
「……そうねトイレよね?」
唯も懐疑的な視線をララに送っておりますな
「ぶぅ、コレは凄いんだよ! あのねコレに入れてスイッチを押したら『じゃー』って流れて宇宙のどこかにワープするんだから!」
いやトイレだろ? つうかソレだったら
「寧ろ、俺が強肩を発揮して生身で音と大気の壁を突破させて宇宙にポイするべか?
まあきっと、宇宙に辿りつく前に燃え尽きるだろうけど」
そんくらいやっても罰は当たらんだろ。
「えぇせっかく作ったのに!」
あっコレ、ララが作ったんか。
「ねえ二人ともアレ」
ララとコチャコチャ言い合っていたら、唯がそう言って、『じゃーじゃーワープ君』の方を指注した
「「ん?」」
で俺とララがそっちを見てみたら
「そんな目に合わされるくらいならコッチの方がまだマシだ!」
ポチ!
「「あっ!」」
ジャーーー!!
あ、あの野郎!
「どうやらマサ君の方法がよっぽど怖かったみたいね、自らアレに入ってスイッチ押すくらいだし」
チッ自慢の強肩を披露しようと思ったのに。
「わぁーい! 私の勝ちーー!」
何故かララが勝ち誇っとります、つうか
「勝負じゃねえから、マサさんは別に勝負なんてしていません!
つうか寧ろコレ俺の勝ちじゃね? クソダヌキは俺にビビってララのアレを使ったんだろ?
だったら俺の勝ちじゃん!」
「でも私の発明品を使ったもん、だから私の勝ちーー!」
クッ…ああ言えばこう言いますね、しかし負けるかい!
「いぃーえ俺にビビってララのアレに逃げたんで俺の勝ちですゥゥ!」
「違うもん! 私の発明品使ったから私の勝ちだもん!」
「俺だっつうの!」
「私ぃぃ!」
「勝負じゃないでしょ! いつまでやってるの! ほら春菜さんも結城君そのままだし!」
ハッ、いつの間にか勝負になってた。
唯が止めてくれなんだら明日までやってたかもしらん。
まあ俺の勝ちだけどね!!
・
・
・
・
で、アレからリトと春菜を起こして春菜に事情説明、黙っててもよかったが、ソレはちぃと俺の気分が悪いからな。
あ、後、ちゃんと服は着直してるぞ、唯がやってくれたのだ。
まあその時に何故か微妙に勘違いした春菜が
「えっキャァァァァ!」
ズバーン!!
「な、なんでぇぇ!」
とリトを打ち上げていたがな、哀れリト。
と、イカンイカン、話しが逸れた。
「カクカクシカジカってわけでな、スマンかった!リトと唯もスマン」
事情を話して頭を下げる、巻き込んじまったのは事実だ、けど三人は。
「いいよ、マサ君のせいじゃないから」
「そうだぜマサ!」
「悪いのは全部、アノ宇宙人よ」
って言ってくれた、いい奴らだよなホント、ララはララで。
「私のせいで巻き込んじゃったんだよね……ごめんね……ごめんなさい」
つって泣きそうになっていた、ったくララんせいじゃねえだろうに。
「ララは気にすんな、オマエはただ普通に女の子だっただけだろうに、よし! 俺も気にしねえ!
悪いんは全部クソダヌキだ、決定!」
ホントはちぃとだけ気にしてたんだが、俺が気にしてたらララも引きずりそうだしな。
「えっ……でも……」
むう、まだ気にしとりますなララさんめ
「そうだよララさん、ララさんは悪くないよ!」
そんなララに春菜がそう言い、唯も
「そうよ、気にすることないわ! マサ君は開き直りすぎだけど」
ララにそういい、チラっと俺に目配せ、いや唯も優しいねえ。
「うむ、それが俺だ! なぁに次にまた変な奴がきたら即、星にしてやんぜい!」
で俺が冗談っぽく、いや八割マジだが、そう続けて
「マサならやるな……つうかソレで済んだら寧ろラッキーだな」
ってリトもそう言ってララを慰める、つうかリト、目がマジですよ?
いや俺も八割はマジだけど!
けどそれが好をそうしたのかララは
「うん、ありがとう、みんな! エヘヘ」
っていつもの笑顔になった、うむうむ、それでこそララ。
な~でなでっと。
「ふぇ? エヘヘ! マサ~」
「しかしリトガード!」
「そこは空気読めよマサ!」
読んだ上での『リトガード』だ!
・
・
・
・
で、暫くコチャコチャしてましたら春菜に
「それでマサ君は何星人なの?」
って言われました
「春菜もかい! 俺、地球出身! しかもガッツリ日本人!」
「ええぇぇぇ!!ウソォォ!」
春菜にも俺の事情説明しときました……
やっぱりアノ下りで悲しい顔でしたが「独り立ち」って言ったら、「らしいなぁ」って言ってた。
そういや春菜は『ジジイ・エピソード』聞いてたね?
で、その春菜から唯が『ジジイエピソード~ジャングル編~』を聞き
「と、とんでもないわね……マサ君がこうなったのもわかる気がするわ」
と言われました、俺はジジイよりは、まともだ!!
多分きっとメイビー……
「いやどっこいどっこいだと思うぞ?」
心を読まんといてリト!