来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第二十九話っぽい感じ!!

 

 

「マサ坊~そっちん足場は終わったかぁ?」

 

「余裕!」

 

「おっ!流石は文さんの紹介だ!」

 

「まかせれ!」

 

 

はい、どうも、ただ今、俺作業中!ン?用務の仕事かとな?いやいや今回は違いますねん

 

実は用務んおっちゃんに頼まれて学校サボッゲフンゲフン、休んで今度から始まるテレビ番組の臨時スタッフをしております。

 

 

確か・・・爆熱ナンチャラってやつ?

 

「爆熱少女 マジカル・キョーコだよ?」

 

そうそう、それそれ・・・って

 

「コラ、主役!こっちゃ来たら危ねえだろ!」

 

ったく

 

「アハハ~暇だったからついつい?」

 

はいコイツ、新番組の主役を勤める、霧崎恭子、見ての通りのアホの子です」

 

「ちょっとアホの子ってヒドイよ!」

 

どうやら声に出てたらしい、がしかし

 

「恭子君や?キミね、まだ番組始まってねぇのに主役ケガで降板!と報道されてぇのか?」

 

「その時はマサ君を盾にするから大丈夫!」

 

素敵な笑顔でサムズしてからに

 

「まっ俺ぁ頑丈だから別にいいけどな?」

 

「おお~頼りになるね!」

 

そいつぁどうも

 

「ガッハッハ!すっかり仲良くなってるな?休憩に入れ、キョーコちゃん、マサ坊連れてっていいぞ?コッチはあらかた終わったからな!」

 

学(ガク)んおっちゃん、から休憩許可。

「じゃ!マサ君、お借りしま~す!」

 

ビッと敬礼した恭子に引きずられながら休憩に入ります。

 

「えぇい引きずらんでも行くわ、放火魔め!」

 

「ちょっと放火魔って言わないでよ!」

 

いやだってアレだよ?決めセリフが

 

「どんな事件も燃やして解決だったか?もうアレじゃん、完全に放火魔じゃん?」

 

「そういうところを優しく流すのが大人だよ」

 

むむ!残念だな恭子君。

 

「そんな大人になんかなりたくないやい!一生、悪ガキでいたいね!」

 

「悪ガキって・・・でもピッタリだよね?マサ君に?」

 

なんかえらく納得された。

 

「どうも、生涯悪ガキ鬼島 政成です。」

 

とりあえずペコリと頭を下げといた。

 

「どうも、燃やして解決!爆熱少女マジカル・キョーコです」

 

返された、中々やりおるわ!

 

「で恭子君や?暇だ~とか言ってたがセリフとかはいいのか?」

 

サクッと話題転換

 

「うん、それは大丈夫!それに撮影前にリラックスしたかったし」

 

ふ~んなるほろ。

 

「まっ根詰めすぎても疲れるわな?」

 

「そうそう!いや~同い年の人がいてよかったよ!やっぱり年が離れてると気をつかっちゃうしね?」

 

はい、俺と恭子、同い年です、しかも恭子も高校生。

 

「高校生アイドル?も大変ですな~」

「なんでアイドルの後にハテナをつける!」

 

いやさ

 

「特にコレと言って理由はねえッス、なんとなくだな?」

 

「なんとなくって・・・あっそういうマサ君だって高校生でしょ?つまり高校生スタッフ?」

 

う~む・・・

 

「寧ろなんでも屋に近えな?なんせ、高校生兼臨時用務員兼喫茶店店長兼臨時警備員だからな?つか長!」

 

やっぱし長いな?

 

「手広くやってるね~どう?私のボディーガードもやってみない?」

 

ボディーガードねえ?

 

「任せれ、学校があっけど」

 

今日はサボ、ゲフンゲフン、休んでるが、あっちなみに公休扱いです。

 

「まっ暇な時でいいよ!」

 

どうやら暇な時でいいらしい

 

「まっ恭子たぁもうダチだからな!ダチがピンチになってたら助けんなぁ当たり前だぁな?」

 

「おお~いつの間に友達に?でも嬉しいかも?頼りにしてるよマサ君!」

 

おうさ!任せとき!とこうして恭子とダチになったのでした。

 

恭子視点

 

どんな事件も燃やして解決!マジカル・キョーコこと、霧崎 恭子です!

 

 

ええ~今日知り合いに・・・じゃなくて友達になった同い年の男の子、鬼島 政成君、通称、マサ君とどう知り合ったのかがわからない人の為に、私からその時の話しをしようと思いま~す!

 

じゃチャンネルはそのままでスタ~ト~

 

「恭子?急にどうした?奇妙な動きしてからに?呼ぶか救急車?」

 

「呼ばないで!必要なことなんだから!」

 

「ン?あぁなるほどね?たまに俺もやるしな?」

 

そうそう、わかってるんだったらいいよ!じゃ改めてスタート~

「フゥ~今日から撮影か?頑張らないとな」

 

独り言をいいながら、番組で着る衣装に着替える

 

今度から始まる番組、『爆熱少女 マジカル・キョーコ』の主役に抜擢された

 

この番組は、私の持ってる特技を活かした番組!

 

その特技っていうのは

 

『ボッ!』

 

指先から小さな炎を出す。

 

そう、私は生れつき炎や熱を出すことができるの。

 

何故そんなことが出来るかっていうと、実は私はフレイム星人っていう異星人と地球人とのハーフだから。

 

この事を知っていたプロデューサーがこの企画を通してくれて実現するにことになったわけ

 

ちなみにプロデューサーも宇宙人だったりする。

 

意外と宇宙人って地球にいるらしいよ?まっ公になってないから私の火を出す特技は手品で~す!って言ってるけど。

 

っとそう言ってる間に着替えて完了!結構コノ衣装可愛いから気にいってるんだよね?

 

よし

 

「どんな事件も燃やして解決!爆熱少女 マジカル・キョーコ!!」

 

『ボッ!!』

 

さっきよりも大きめを火を出して決めセリフを練習

 

「火遊びすっとおねしょするぞ~」

 

・・・えっ?ちょ・・・えっ?

 

「だっだれ!!」

 

気付いたら私と同じくらいの年の男の子が近くにいた、その男の子は驚いてる私に

 

「臨時スタッフん鬼島 政成で~す、マサかマサナリでよろしく!ちなみに現役ばりばりの高校一年な?」

 

へぇ~私と同い年なんだ~

 

「って違う!なんでココに入ってきてるの!まさか・・・」

 

「当たり!」

 

やっぱり・・・どうしよう・・・ストーカ

「荷物を置きに来たのだッ!!」

 

バーン!って効果音が聞こえるくらいに胸を張ってるけど・・・

 

「普通の上にココはスタッフさんの荷物置き場じゃないし!」

 

ストーカーじゃないのはホッとしたけどね?

 

それに落ち着いて見てみたら、そんなことをするタイプの人には見えないし?

 

「いやね、臨時だからよ?場所がないからテケトーな所に置いとけつわれてな?で何故かココが目についたんで、じゃココでいいや、みたいな?」

 

そういえば臨時って言ってたね?今日は初日だから人数を増やしたのかな?

 

「でさ、ユーいつまで手から火ぃ出してんの?火傷すんぞ?もしくは、おねしょすんぞ?」

 

いやいや、おねしょって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アッ!!

 

「みっみみみ見た?コレはアレだよ!手品!手品だから!」

 

慌てて、みんなにも言ってるような言い訳をする、急だったから少し吃っちゃたけど!

 

「なるほど!手品か・・・なるほど、なるほど・・・」

 

「そうそう!凄いでしょ?」

 

よし!なんとかなっ・・・

 

「って騙されるかい!種も仕掛けもなさすぎるわ!マサさんナメんなよ!そんくらいわかるわい!」

 

ならなかった・・・どうしよう?マズイかも?

 

「でユーはアレか?メ〇メ〇の実でも食ったのか?ロ〇ア系か?」

 

「違うよ!!それ別のマンガじゃん!」

 

だいたい、その実は別の人が食べてるし!

 

 

「うん知ってる言ってみただけ、まっ察するにユーも大宇宙からお越しか?」

 

知ってるんだったら言わなくても・・・ってアレ?『も』?

 

「まさか・・・キミも?」

 

「いんやハズレ、俺ぁ地球出身、まっ別世界んだけどな?」

 

別世界?どういうこと?と私がクビを捻っていたら

 

「まっそのまんまですわい、でユー名前は?」

 

って名前を聞かれた、少しショック・・・結構テレビに出るようになったのに・・・

 

 

「お~い、落ち込むな~頑張れ~つうか名前~」

 

落ち込ました当人に応援された

 

「・・・霧崎 恭子」

 

少しだけ無愛想になっちゃったのは仕方がないよね?

 

「おけ、恭子な?よろ~・・・ってそういや見たことあるな~と思ったら・・・アレじゃん!思い出した思い出した!」

 

おっ?おっ!!なんだ実は知っててくれたんだ!

 

「確か星のし・・・」

 

「違うから!別キャラだからッ!!」

 

凄く危ないことを言われるとこだった・・・

 

「えっ?違うの?だってホラ、手から火い出してっから、それってタ」

 

「私ね?フレイム星人と地球人のハーフなんだ~~~」

 

コレ以上、言わせたらマズイと思ったから自ら白状した、我ながらナイスプレー!

男の子、確か鬼島君、マサって呼べって言ってたっけ?マサ君の方も

 

「いやぁ恭子君、ファインセーブ!俺も冷や冷やもんだったわ」

 

ホッと一息ついている、自分でも危ないこと言ってる自覚あったんだ?

 

というような感じだった、それから、話してるうちに変わった人だけど面白い人だな?と思って友達になってくれないかなぁと思ってたんだけど、マサ君の方はもう友達だと思ってくれていたみたい。

 

だから、アノ嬉しいって言葉は本心から出た言葉だったりする。

 

ちなみに私が高校生アイドルをしているって言った時

 

「おお~そういやCMで見た気がする!!まっんだけ可愛いけりゃあアイドルでん通用すらぁな」

 

って反応だった、正直ファンの人から結構可愛いって言われてたけど、あまりに素の顔で言われたから流石に照れた。

 

「どうした恭子?赤えぞ?発火すんのか?」

 

むっ?その時のことを思い出しとつ顔が赤くなってたみたい。

 

にしても

 

「いくらなんでも四六時中は発火しないってば!!」

 

「うんだろうね?そんなんだったらマジでてんやわんやだもんな?」

 

知ってたんだったら言わないでほしいんだけどな?

 

「キョーコちゃ~ん、そろそろスタンバイいいかな~?」

 

あっ、撮影始まるんだ?

 

「は~い!じゃ行かきゃ!」

 

「おう!頑張りたまえ!俺もぼちぼち仕事に戻らぁ」

 

ニカッと笑いながら親指を立てるマサ君、そんなマサ君に私も

 

「うん!マサ君も頑張ってね!」

 

と笑いながら親指を立てて答え、スタンバイに入ったのでした。・

マサ視点

 

再び仕事に励み中!サクサクサクサク熟します。

 

であっちゅう間に昼メシタ~イム!

 

で何故か

 

『ジュージュー!!』

 

「はい上がり!」

 

鉄板焼きをしております

 

「おお美味え~~~~!!やるなぁマサ坊!」

 

そういってもらえっと嬉しいやね?

 

「マサ君、大道具系のスタッフじゃなかったの?」

 

おっ?恭子?恭子も昼メシらしい

 

「なんか知らんがコッチも任された」

 

まっホント知ってます、どうやら用務んおっちゃんからの情報で料理が出来ると知られてたらしい。

 

 

「知らんって・・・まっいっか?えっと~

お好み焼き食べたいかな?」

 

「あいよ!任せれ!」

 

サクッと作って渡しました!

 

「おお~美味しそう!ってマサ君は食べないの?」

 

「いやぁ腹減ったから食いてぇんだけどさ?ほれ?後ろ」

 

「ン?うわっ!行列出来てるし!」

 

そうなんスよね?動くに動けん、まっ美味そうに食ってくれんなぁ嬉しいんだけどな?

 

「つうわけで暫くは無理だわい」

 

「アハハ~大変だね~頑張れマサ君!!」

 

と応援の言葉を残し恭子さんは離れていった

 

 

「上がり!上がり!上がり!」

 

並んでいたスタッフ達を全員捌いて、ようやく昼メシへとありつけます。

 

「さってと~」

 

「あっマサ君!こっちこっち!」

 

メシ食う場所を探してたら恭子に呼ばれ行ってみたら

 

「一緒に食べよ?」

 

とどうやら恭子、俺を待っててくれたらしい。

 

「恭子さんは優しい子ですな~マサさん嬉しくて泣けてくるわい」

 

「アッハッハ!大袈裟だよ!だって友達と食べた方が美味しいじゃん?」

 

まっ泣けてくるは大袈裟だけんど嬉しいんはマジです、それに、友達と食べた方が美味いって考え方も素晴らしい!まぁ

 

「出来立てん方が美味いやな?恭子もお好み焼きだべ?交換しようぜ?」

 

「えっ?悪いよ、私が勝手に待ってただけだ・・・」

 

『バッ!』

 

うむを言わさず強奪して

 

「ムグムグ・・・悪いねぇ既に食ってるわ諦めて、ソッチを食え!」

 

「強引!!でもありがとう!じゃ私も、いただきま~す!パクッ!うわっ美味し~」

 

うむうむ、どうやら口にあったようだ、いやはや嬉しいねえ。

 

 

「そういえばマサ君さ?彼女とかいるの?」

 

もっさもっさ食ってたら突然そんな話しを振られた

 

「生まれてこの方、できたこたぁねえな?」

 

「わっ!灰色~」

 

灰色ってオマエ・・・

 

「ダチは結構多いぜ?男も女も含めてな?つか・・・アレ?むしろ女の子の方が多くね?アレ?」

 

うん、考えてみりゃあそうだな?まっだからって気にするこっちゃねえけど。

 

「ふ~ん、もしかしたらその中にマサ君の好きな人がいたりして?」

 

好きな人とな?ふむ

 

 

「そりゃあいるだろ?ほら目の前に?」

 

「・・・へっ?・・・ちょ・・・えっ?」

 

なんかフリーズした?

 

「アレ?聞き間違い?」

 

再起動

 

「いんや?俺ぁ恭子んこたぁ好きだぞ?まっ会ったばっかだけどよ?」

 

「ッッッッ!!!!!」

 

『ボウッ!!』

 

発火した、マジで文字通りに燃えとる!ってイカンがな!

 

「冷却スプレ~」

 

何処からともなくアノ声で取り出して冷やしました、でなんとか発火はおさまりました

 

「えっと・・・あの・・・その・・・えと・・・嬉しいけど、まだ会ったばかりだし、あっ嫌いじゃないよ!寧ろ好きな方に・・・・って何言ってるの私!落ち着け~落ち着け~」

 

まぁ何故か今だにテンパってるが、ってもしや

 

「あぁ~恭子?」

 

「ひゃっひゃい!!」

 

ひゃいってオマエ?まっいいさね

 

「人間的な意味でだぞ?女の子として惚れてるかは別枠、つか今まで生きてきて後者は一人たりともいねぇッス」

 

「へっ?えっ?なっなんだ~~~きた・・・コホン!ビックリした~」

 

いやスマンね?つか、ビックリの前の妙な咳はなんだ?いや触れんとこ。

 

「もう!マサ君そういうこと真顔で言っちゃうんだね?ビックリするよ!」

 

「俺にとっちゃあ普通だしな?好きなもんは好きだし、逆に嫌いな奴には嫌いとか気にいらねぇ!とか言うぞ?」

 

「ハッキリしてるな~?まぁそっちの方が付き合いやすいけどね?」

 

でしょうね?

 

「っとボチボチ時間じゃね?」

 

チラっと時間を確認したら、そんくらいん時間になってたんで恭子にも確認をとったら

 

「あっ!ホントだ!よしっお腹もいっぱいだし頑張ってきますか!」

 

「頑張れ~主役!」

 

「うん!とりゃぁぁあ」

 

と元気に走っていきました、うむ!元気が1番ですな?

 

じゃ俺も頑張りますかね!

 

「とりゃぁぁあ!」

 

恭子のマネをして俺も走って仕事場所までいきました。・

恭子視点

 

「フゥ~」

 

凄くビックリした・・・あんなに正面から『好き』と言われたことはなかったし・・・そりゃあ、アイドルをしてるんだから少しはあるけど、でもそれはアイドルのキョーコとして言われてるだけだし

 

ただの霧崎 恭子として『好き』と言われたことはなかったからな~

 

まぁそれは人間的な意味でってことらしいけどさ・・・

 

うん、嬉しさ半分、もやもや半分って感じだよ?けど・・・

 

「俺ぁ恭子のこたぁ好きだぞ?」

 

『カアァァ』

 

「うわぁ~うわぁ~」

 

ヤバイ・・・思い出しちゃったよ・・・あんな真顔で言うなんてさぁズルイってホントに。

 

マサ君・・・顔は・・・目つきの悪い人、芸能界の人に比べればそりゃ美形って感じじゃない、けど結構、カッコイイ系の顔。

 

私的には好きなタイプの顔かな?

 

性格は、変わった人で面白い人、私がアイドルだってことを知ってても、普通に接してくれる、それも結構嬉しい。

 

それに私の秘密も知ってるし?

 

う~ん・・・

 

「むむむマズイな~」

 

コレはマズイよ・・・このままじゃ惚れちゃうかも?

 

いやいや・・・まだ会ったばかりだし?でも会ったばかりだけど、すぐに仲良くなれたな?

 

そういうところもポイント高い、更に料理も上手らしい、あのお好み焼き美味しかったな?それに、ちょっと強引だったけど冷めてしまった私のやつと、交換してくれたし・・・結構優しい?

 

むむむ・・・ポイント高い!ポイント高いぞマサ君!!

 

そんな風にぼんやりと考えてたの時だった

 

「キョーコちゃん!危ない!!」

 

『グラッ・・・』

 

「えっ?」

 

ハッとして気付いてみたら、空を飛ぶシーンで使うクレーン車が倒れてきた

 

『ズォォォッ!!』

 

咄嗟に逃げようとしたけど足がすくんで動けない

 

「あっ・・・あ・・・」

 

自分に迫ってくる巨大な鉄のカタマリ・・・妙にゆっくり見えた・・・あぁ私ここで終わっちゃうんだ・・・せっかく仕事も順調だったのになぁ~・・・

 

そんなことを思いギュッと目を閉じる

 

『ズォォォ・・・ガシャァァア!!』

 

大きな音がした・・・やけにハッキリ聞こえるな?

 

「お~い恭子君?大丈夫か?」

 

アレ?マサ君の声が聞こえる?恐る恐る目を開けてみると

 

「よっと!!」

 

『ギギギッ・・・・ドオン』

 

どうやら私生きてたらしい、ってマサ君?アレ今・・・クレーン車・・・片手で・・・

 

「まっ・・・マサ君?今・・・」

 

「ニカッ!盾にすんじゃなかったか?なぁにマヌケ顔してんだか?」

 

マヌケ顔って・・・

 

「ヒドイと思う」

 

「歯に衣着せぬ漢ですから?まっ無事でよかったぜ?」

 

そう言ってまたニカッと笑いポンと頭に手を置かれ撫でられた、マズイなぁ・・・

 

「・・・ちゃうじゃん」

 

「あっ?」

 

「ありがとう!いやぁマサ君!力持ちだね~」

 

「まぁよ!バグキャラだからね!」

 

「バグキャラか?ポイね~」

 

とのんきに会話していたら、監督さんや、他のスタッフの人達も慌てて、コッチにきて私の無事を喜んでくれた。

 

マサ君に関しても結構大変だった、けど最後は

 

「まっ俺のバグっぷりなんざより恭子が無事の方が万倍大事だぁな?」

 

とマサ君が言うと、みんな

 

「だな!」

 

「いいこと言うじゃねえかマサ坊!」

 

「カッコイイね~」

 

そう言って、マサ君のことを追求するのは止めた。

 

ホントにマズイなぁ~

 

「火が・・・着いちゃったよ」

 

ポツリと誰にも聞こえないようにそう呟く。

 

私の中のある部分にひそかに火が着いた、着けた相手は・・・

 

「マサ君め・・・必ずマサ君にも火を着けてやるんだからッ!!」

 

『ボッ!』

 

マサ君に指を向けながら小さな火を着けたのだった。

 

マサ視点

 

ハプニングがあったが、なんやかんやで今日のお仕事終了!

 

あのクレーン騒ぎのせいか、他のスタッフにエライ気にいられて、また時々でいいから手伝ってくれと頼まれた。

 

恭子にもしきりに

 

「ねっ!そうしなよ?今日は平日だったけど、日曜日とか空いてる日でいいからさ!ねっ?」

 

と頼まれ、まっ暇な時ならなぁと答えときました。

 

その後

 

「あっ携帯番号教えてメアドも」

 

連絡先を交換、学んおっちゃんとか他のスタッフとかに生温い目で見られた

 

ダチの連絡先くらい普通に交換するだろ?とか考えてたら

 

「コ・・・コレは・・・手強い・・・」

 

なんか恭子が戦々恐々としとりました、何故に?

 

とそんなこんながありながらも、恭子始めスタッフさんらと別れ、帰宅中!スッタラスッタラと歩きます。

 

「お~いオ〇エ~♪頑張れよ~♪俺が~そばで~っと」

 

イナズマな応援ソングを口ずさみながら歩っていたら

 

「ちょっと離して!!」

 

今日はイベントデーだなオイ!!

 

レン視点

 

ハァ~~~まさかララちゃんがボクのことを忘れちゃってたなんて・・・

 

トボトボとそのことを思い出しながら歩くボク!

 

あっボクの名前はレン・エルシ・ジュエリア。

 

ララちゃんの幼なじみさ!

 

つまりは、ボクも宇宙人ってこと。

 

何故、地球に来たのかって?それは、ララちゃんと結婚するためさ!

 

ララちゃん・・・子供のころのボクは女の子みたいだってよく女の子の恰好をさせられたり、イタズラされたっけ?

 

フフ・・・けどあの頃のララちゃんの笑顔は忘れられないな?

 

凄く可愛かった、まるで天使みたいにね?それでボクはララちゃんに

 

「ねぇ!いつかボクが男らしくなったら結婚してくれる?」

 

って言ったんだ、ララちゃんはそれに

 

「なったらね~」

 

って答えてくれたっけ?

 

その言葉を胸にボクは男らしくなろうって頑張った!

 

昔に比べて男らしくなったさ!!

 

けど・・・ララちゃん・・・忘れてた・・・

「グスッ・・・」

 

ハッ!いけない、いけない!

 

「男らしさのカタマリであるボクが簡単に泣くわけにはいかないよ!」

 

グイッと目元を擦って胸を張る!そうさボクは男らしさの・・・

 

『ムズムズ』

 

むっ?髪の毛が鼻に掠ったみたいだ?くしゃみが・・・

 

「はっ・・・はっ・・・ハックション!!」

 

『ボンッ!』

 

 

ルン視点

 

 

「アレ?変わった?」

 

まさか、くしゃみ、したくらいで変わるなんて?

 

(ルン?なんで?)

 

(わかんないよ?多分、地球の環境じゃない?)

 

(そんな・・・)

 

頭の中?というより心の中でレンと会話する

 

『男女変換能力』

 

私達メモルゼ星人、特有の能力(ちから)、文字通り、男と女が心も身体も完全に性別が入れ替わるって能力。

 

本来ならくしゃみ程度じゃ入れ替わらないんだけどね?

 

(ルン!早く変われって!ほら、もう一回くしゃみすれば!)

 

(やだ~よ!あっそうだ!せっかくだし女の子用の服、買いに行こ!可愛い服あるかな~)

 

今の服、制服だっけ?レンのだけあってブカブカだしね?

 

(ルン~~~~!!)

 

聞こえない聞こえないっと!

 

『タッタッタ・・・ドンッ!!』

 

「あたっ!ごめんなさい」

 

前をよく見ないで進んでたから、人とぶつかっちゃった。

 

本心は邪魔だな~とか思ってたけど口にはしない。

 

「痛って~~~おっ?可愛いじゃん?」

 

「確かに!ねえねえ、遊ばない?」

 

「ぶつかったお詫びをかなてさ~~?」

 

ゲッ?もしかして、マズイ人達とぶつかったかも?見るからに悪そうな顔だし?

 

「えっと・・・急いでるし?ごめんなさい」

 

そう言って、その場から離れようとしたけど

 

『ガシッ!』

 

「そう言わずにさぁ?付き合ってよ?」

 

「肩痛いな~?看護してくれよ?」

 

「俺もお願いしてえなぁ?」

 

手を掴まれて逃げられない、うげぇ~気持ち悪い・・・もう最悪・・・

 

「ちょっと離して!!」

 

なんとか手を振りほどこうとするけど、結構強い力で掴まれてるみたいで振りほどけない。

 

(ルン!!)

 

レンが心配そうな声を出す、けど、その男達にはもちろん聞こえるわけもなく、無理矢理、私の手を引っ張っていこうとする

 

 

「じゃ行こう・・・アガガガガ!!」

 

その時だった、急に私の手を引っ張る力が抜けたと思ったら、手を掴んでいた男が宙づりになる

 

驚きながらもシッカリと確認してみたら

 

『メキメキメキ』

 

「ったく、ベタすぎんぞオイ!肩がぶつかったァ?看護ォ?バカかテメェら?漢ならんなことくれぇで一々ピーピー言ってんじゃねえ!ボケ共がッ!!」

 

ストラーイク!!ヤバイ!完全に私の好みにストライク!!

 

カッコイイ・・・鋭い目つきに、その雰囲気・・・それにピンチの時に現れるタイミングのよさ!

 

どれもこれも私の好みにド真ん中!!

 

思わずポ~となってしまう。

 

「なっなんだテメエ!邪魔すんじゃ」

 

「っせえ!!ッラ!!」

 

『ヒョッ!ガッ!』

 

飛び掛かってくる、男に、そのカッコイイ人はクルっと回ってキックをする

 

「がっ!!」

 

『ドサッ』

 

そのキック一発で、飛び掛かっていった男はKOされた、ざまぁみろ!

 

「テメェよくも!!」

 

『チャキッ!!』

 

「あっ危ない!!」

 

もう一人の男が、カッコイイ人に向かってナイフを突き出す。

 

「ったく・・・最近の若者は直ぐに刃物を持ち出してからに・・・」

 

『パシッ』

 

「なっ!なに!」

 

カッコイイ人は慌てたようすもなく、そのナイフを指二本で受け止めて

 

「反省しろいッ!!」

 

『ガゴッ!!』

 

「ガハッ!!」

 

ゲンコツをしてまたまたやっつけた!

 

そして

 

『グイッ!』

 

今まで宙づりにしていた方の男に顔を近づけて

 

「ナンパをするなたぁ言わねぇよ?けどよ・・・アレはちぃとばかり違うだろ?漢だったら、だっせぇマネはすんじゃねえ!おら!コイツら連れて散れ!」

 

『パッ!』

 

 

そう言って男を離すと、その男は

 

「っウワァァァ」

 

情けない悲鳴を上げて逃げていった・・・カッコ悪い・・・

 

「ってオイ・・・仲間置き去りかよ!!だぁ~クソッ!今度見かけたらゲンコしちゃる!っと・・・大丈夫か?」

 

それに比べてコッチはカッコイイ!!よし!

 

「あっあのありがとうございます!助かりました、えと私、ルンって言います、できればお名前を」

 

自己紹介してなんとか名前を聞き出そうとする

 

「ン?俺か?鬼島 政成ってんだ、マサかマサナリって呼んでやってくれや?でオマエさんはルンだな?おけ、覚えた」

 

よし!好感触!マサナリ君か・・・シッカリ心に刻んだよ。

 

「っとイカンな?野次馬が集まってきてんじゃん、とりあえず、逃げんべぇルン」

 

『バッ』

 

「わっわっ!」

 

やった!抱き上げられた!最っ高~~

 

「ニン!」

 

『シュバッ!』

 

うわっ!何、今の?一瞬で移動した?って

『ムズムズ』

 

あっあぁ~~~~マズイ!マズイ~~せっかく抱っこされてるのに~~

 

「はっくしょん!」

 

『ボンッ!』

 

マサ視点

 

ルンを抱えてNINJAしたら、ルンが・・・

 

「誰?」

 

男になっとりました?いや不思議?はて?

「あっあの~下ろしてくれないかな?」

 

ふむ・・・

 

「ほいな」

 

謎の男を地面に下ろす、はてはて?ハッ!まさか・・・

 

「忍法変わり身の術!お主・・・NINJAかッ!!」

 

「NINJAが何かはわからないけど違うから」

 

でしょうね?なんせルンと同じ服のだし?だいたい、途中で変わり身とかされたら気付くちゅうねん、俺なら!

 

にしても、今更ながらコノ制服って彩南高のじゃん?

 

「ルンを助けてくれてありがとう、ボクからもお礼を言うよ」

 

おっとコチャコチャ考えてたら、頭を下げられた

 

って今・・・ルンつったよな?あっ流石にわぁった!

 

「・・・伝説の修行場において、池に落ちた結果、男と女が入れ替わるという」

 

「実はボク見ての通り、男女変換能力という能力があるメモルゼ星人っていう宇宙人なんだ!」

 

ギリギリ防がれた、どうやら宇宙人だったらしい。

 

しかし今日の俺、危険な発言が多い気がする・・・ちょっと反省!っと

 

「なるほどねぇ?ン?そういやオマエもルンでいいのか?」

 

「いやボクはレン!ルンとは別だよ、身体だけじゃなくて心も変わるんだよ」

 

ほうほう、なるほど!

 

「じゃレンな?あっ俺ぁ鬼島 政成な?マサかマサナリって呼んでやってくれ」

 

「知ってるよ、ルンの間も一応ボクにも意識はあるからね?」

 

いやいや

 

「けどレンもルンも別人だろ?だったら自己紹介すんのが筋ってもんだろ?」

 

「ハッ!そっそうだね、うん!それじゃマサと呼ばしてもらっていいかな?」

 

「おう!ヨロシクなレン!」

 

グッと握手!ダチが増えたぜ!っとイカンイカン!

 

「晩メシん仕度が!じゃ俺ぁ行くわ!気ぃつけて帰れよ?ルンにもヨロシク言っといてくれ!またな?」

 

チラッと時計を見たらそこそこイイ時間だったんで帰宅することに

 

「ああ、今日はありがとう」

 

もう一度、お礼を告げるレンにヒラヒラと手を振りながら家路に急いぐのでした。

 

レン視点

 

去っていくマサの背中を見て

 

「なんて男らしさ・・・よし!」

 

コレからの目標はアノ背中にしよう!そう心に決める。

 

そんなボクの決意の中

 

(レンのバカッ!!なんで連絡先とか聞かないの!会えなくなっちゃったらどうするのよ!)

 

ルンがうるさい・・・握手をした時も

 

(変われ~変われ~)

 

ってうるさかったしな・・・どうやらルン、マサに惚れてしまったらしい。

 

確かにアノ男らしさ!ルンを任せても大丈夫そうだ。

 

(ルン!マサとはまた会えるさ!最後にマサは『またな』って言ったんだぞ?)

 

そうボクはマサが言ったその言葉を聞き逃さなかった。

 

(ン?ンフフ~そうかな?そうかな?あぁ~また会いたいな~カッコ良かったし?)

 

 

 

そうだな・・・アレくらいに男らしかったらボクもララちゃんに振り向いてもらえるかな?

 

ルンじゃないけど、ボクももう一度会って、友達になりたいと思った。

 

 

(マサナリ君~~~)

 

 

ルンもそうみたいだしね?

 

 

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