来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第三十八話っぽい感じ!!

 

 

「うぃ~ッス 保健さん・・・ヤミっ子も・・・」

 

「あらガクラン君・・・って えっ?」

 

「まっマサナリどっどうしたんですか!!」

 

なんか二人めっさ驚いてんな・・・まっそらそうか・・・今回は別にサボりに来たわけじゃなく・・・

 

「ちぃとベット借りていいッスか・・・」

 

マジに体調が悪いのだ、心臓がドンドンしてるし 目の前はチカチカするし・・・気持ち悪いし・・・マジやべぇッス。

 

「えっええ・・・はっ早く横になりなさいヤミさん体温計取ってきて」

 

「はいッ!」

 

なんかすげぇ慌ててっし・・・まっクラスメイツもかなり騒いでたからな。

 

「マサ! マサ大丈夫? 先生~~~マサがマサが~~~」

 

「マサ君 早く保健室に いえ救急車!?」

 

「救急車はいらねぇから・・・スンマセン・・・ちぃと保健室行って来るッス・・・」

 

みたいな感じだったしな・・・。

 

『ピピッ』

 

「ねっ熱は・・・37度3分・・・ガクラン君 平熱はどれくらい」

 

「平熱は高え方ッスから・・・それが平熱ッスね・・・」

 

大体36度から7が平熱。

 

「マサナリ・・・水飲みますか?」

 

「今はいいわ・・・悪い・・・寝るわ・・・心配させて悪いな・・・寝りゃあ治っから・・・」

 

そう言って目を閉じると直ぐに眠気が襲ってきた。

 

しかし・・・まさか俺が体調崩すたぁな・・・まぁ若干 心当たりはあっけど・・・な。

 

 

ヤミ視点

 

 

「今はいいわ・・・悪い・・・寝るわ・・・心配させて悪いな・・・寝りゃあ治っから・・・」

 

マサナリはそう言うと直ぐに寝息を立て始めました。

 

「まっまさかガクラン君が体調を崩すなんてね・・・」

 

ドクター・ミカド凄く驚いてるみたいです、いえドクター・ミカドだけではありませんが・・・私も凄く驚きました。

 

「ガクラン君 平熱って言ってたけど・・・今朝の様子はどうだったの?」

 

「今朝までは何時も通りでした」

 

「そう変わったことは特になかったのね?」

 

変わったこと・・・そう言えば・・・

 

私と何時ものように勝負をした後、結果ですか? 聞かないで下さい、斬りますよ! ンッン・・・勝負の後・・・プリンセスが。

 

「マサ~~あのね? 私の研究所(ラボ)が完成したんだよ~~見に来て見に来て~~」

 

「おっ そういやなんか作ってるつってたな行ってみんべヤミっ子?」

 

「はい」

 

プリンセスの後について行ってプリンセスのラボを見せてもらうことになりました、美柑に結城 リトも興味があったのか一緒についてきています。

 

プリンセスのラボはマサナリの部屋のロッカーの中にありました。

 

「ララ君や・・・自分の部屋に作りなさいって言ったべさ?」

 

「だってマサの近くがよかったんだもん!」

 

「だもんじゃありません! まっ別に使ってねぇけどよ」

 

「まぁまぁマサさん・・・えっとララさんこんな狭い所にララさんのラボってあるの?」

 

「だよな・・・ラボって研究所ってことだろ入るのか?」

 

美柑に結城 リトは地球人ですからそう思うのも無理はありませんね。

 

「大丈夫だよ! ほら入って!」

 

『ガチャ!』

 

プリンセスがクローゼットの扉をあけるっそこは・・・

 

「おお~~広えなオイ! 」

 

「ホントだ・・・」

 

「っていうか・・・家より広くないか!?」

 

「へへ~苦労したよ 特注の空間歪曲システムを使ったんだ!」

 

やはり空間歪曲システムでしたか。

 

「空間歪曲?」

 

「流石は宇宙科学・・・」

 

結城 リトに美柑、聞き慣れない言葉みたいですね。

 

マサナリは・・・

 

「うむ歪曲な歪曲・・・いやぁいい歪曲だよな時代は歪曲だよな!」

 

「知ったかぶりですか? 」

 

「知ってます~~歪曲くらい知ってます~~~」

 

「じゃあ説明してみて下さい」

 

途端にダラダラと汗をかきはじめるマサナリ・・・やはり知ったかぶりでしたか。

 

「ホントに知ってるつってんじゃん! ほらこのメカっぽいのをこうして」

 

マサナリがムキになって近くの装置に触った瞬間。

 

「マサ! ダメ」

 

「アン?」

 

『バリバリバリ!!』

 

マサナリの体に電気が走ったようです。

プスプスと煙りを上げるマサナリ。

 

「いや・・コレはアレだから・・・電気治療の装置だろ? いやぁやるなララ~~すげぇ健康になったわ」

 

「違うよ作りかけなメカなの だから触ったら危な」

 

「いやぁマジで健康になった! 今日も元気に頑張んぜい!」

 

マサナリ・・・あくまで意地を張る気です。

 

 

「あっ危ね~~危うく俺も触るところだった・・・」

 

結城 リトが触っていたらホントに危なかったかも知れませんね。

 

「マサさん可愛い・・・」

 

美柑の言葉には同意します。

 

 

 

「というような事がありました」

 

「なるほどね~もしかしたらそれが原因かもしれないわね?」

 

ドクター・ミカドの言う通りそうかもしれませんね。

 

でも・・・マサナリがそのような事で体調を崩すとは・・・

 

「ガクラン君も一応は人間ってことね?」

 

「そうですね」

 

忘れていましたがマサナリは地球人ですし耐性がなかったのかも知れませんね。

 

「それじゃ私は少しだけ職員室に行かないといけないからガクラン君のこと見ててあげてね?」

 

「わかりました」

 

そう言ってドクター・ミカドは部屋を出ようとドアを開けて・・・えっ? なんでしょう、ジッと私の方を見ていますが。

 

「襲っちゃダメよ?」

 

「ッ!! しっしません!!」

 

「フフ・・・それじゃあお願いね」

 

『スッ』

 

人が悪いです・・・大体寝込みを襲うなんてそんな・・・

 

『カァ~~~~』

 

違います! えっちぃ意味じゃありません!暗殺者としての意味であって断じて えっちぃ意味では・・・

 

いけません・・・顔が熱いです。

 

チラッとマサナリの方を見てみます。

 

「うぅ・・・あぁ・・・」

 

一気に頭が冷えました・・・苦しいのでしょうか?

 

確か・・・こういう時は・・・濡れタオルを用意しマサナリの額に乗せる。

 

熱はないみたいですが こういう方法しかわかりませんし。

 

「ン・・・スゥ・・・スゥ・・・」

 

よかったです、落ち着いたようですね。

 

その様子にホッと息をはきます・・・。

 

それにしても・・・

 

「まさか私がこのようなことをするとは・・・」

 

不思議なものです、先程は暗殺者という言葉を使いましたが・・・もはや暗殺者としての意識が前程、高い物ではなくなってきているのは正直 自覚しています。

 

以前は傷つけることしか出来ない呪われた力と思っていた私の変身(トランス)能力・・・今は少しだけ違います。

 

マサナリと用務の仕事をしている時に同じ事を言ったのですが。

 

「ヤミっ子~~ドライバー イカれた ちょいトランスしてくれや?」

 

「わかりました」

 

このようなことにトランス能力を使うと思っていませんでしたが仕事でしたから素直にマサナリの言うことを聞きました、その後に。

 

「直してんじゃん・・・まっ結局は使いようだぁな?」

 

軽い調子でしたがマサナリの言葉は私の中に深く染み渡りました。

 

私の能力は傷つけることが出来る力・・・けど違うことも出来るのだと。

 

マサナリとの出会いは私に色々と新たなことを教えてくれました、自分のことすらも。

 

だから私は・・・マサナリを・・・

 

無防備に寝ているマサナリの顔・・・いえ唇の部分に自然と顔が引き寄せられる。

 

その距離がどんどんと近くなり私はスッと目を閉じて・・・

 

「ダ・メ・よ?」

 

『ビクゥ!!』

 

「ド・・・ドクター・ミカド?」

 

「襲っちゃダメって言ったでしょ?」

 

みっ見られてました・・・

 

『カァ~~~~~』

 

「とっ図書室に行ってきますッ!!」

 

「はいはい行ってらっしゃい」

 

私は逃げるように保健室から飛び出しました。

 

うぅ~まさか気配に気づかないとは・・・いえ それ以前に・・・

 

「うぅ~まさかあんなことをしようとするとは・・・」

 

自分自身の行動に驚きます・・・けど・・・

 

「惜しかった・・・です」

 

 

涼子 視点

 

「まさかヤミさんがあんな思い切った行動をとるとはね~」

 

流石に驚いたわ、もしかしたらヤミさんだけじゃなくて他の子でも同じ行動をとったりして・・・

 

うん・・・有り得そうね。

 

「スゥ・・・スゥ・・・」

 

フフ・・・無防備に寝ちゃって。

 

「私も心配したわよ? 早くよくなりなさい」

 

生徒としてっていう意味もあるけど、どちらかっていうと一人の男の子としての言葉。

 

教師としてどうかと思うけど、こんなに面白くて変わってて 不思議な子はいないわ、だからつい目をかけちゃうのよね。

 

それに・・・結構 いい線いってるわよねガクラン君って? まっガクラン君とちゃんと付き合わないと あっ男と女って意味じゃないわよ? 付き合わないと、その良さは伝わってこないけど。

 

うん・・・仲が良くなればなるほど 良さが伝わる・・・そのクセに本人は凄まじい病気レベルに鈍感・・・。

 

「困った子よね~」

 

まぁそこも良いんだけど。

 

ガクラン君・・・アナタ結構 モテてるわよ? まっ本人に言っても無駄だろうけど。

「ホント・・・困った子よね~」

 

鈍感に効くクスリってないものかしら? 流石に作るのは・・・いくら私でも無理そうね・・・。

 

『ズズッ』

 

あら? 布団が動いてるわねガクラン君起きたのかしら。

 

って・・・えっ?

 

ガクラン君が寝てるベットを見てみたら私の予想の斜め上のことが起きていたわ。

 

それは・・・

 

 

マサ 視点

 

「ン・・・あ~っと! 」

 

いやぁ良く寝たわい、もう体調もガッツリ治りもうした。

 

うむやはり調子が悪い時ァ寝るのが一番だな!

 

「がっガクラン君・・・」

 

おっ保健さん、いやぁ心配かけちまったよな。

 

「おはッス! 俺 復活・・・ってデカ!! 保健さんデカ! 成長期?」

 

いやさ、もうデカイ! 見上げるとかそういうレベルじゃなくデカイ! もう山の如く。

 

「そうじゃないわよ 私が大きくなったんじゃなくてガクラン君が縮んだのよ」

 

はい?

 

「マジで?」

 

「ホントよほらカガミ」

 

ふむ保健さんが持っていた手鏡を見てみる、うむ俺の全身が写ってますな、手鏡なのに!!

 

「まさか180どころか8センチになるとは・・・」

 

驚きだぜ。

 

「惜しいわね 7・8センチくらいよ」

 

「何故に届かん8の壁!!」

 

チクソウ・・・あと2ミリが遠い・・・。

「ガクラン君 暢気ね~縮んでるっていうのに」

 

「いやさビビっとりますよ? でも まっそうこともありますわい 何となく原因わぁっとりますしな」

 

「ララさんの未完成のメカに触れたからでしょ?」

 

おう! 保健さん ヤミっ子から聞いてたらしいな。

 

いやアレは未完成じゃなく電気治療装置だから! あくまで電気治療だ。

 

ってそういや・・・

 

「ヤミっ子は?」

 

「図書室よ そろそろ戻ってくるんじゃないかしら」

 

ほう。

 

「あっガクラン君の看病ちゃんとしてたみたいよ・・・途中までは」

 

そうか・・・今度タイヤキ作ったろ、って保健さん最後小声過ぎて聞こえなかったが。

 

まっスルーで。

 

『ガラッ』

 

おっ 噂をすれば本を抱えたヤミっ子。

 

「ド・・・ドクター・ミカド・・・まっマサナリは」

 

なんで吃ってんだヤミっ子。

 

「起きてるわよ・・・あっヤミさん内緒にしてるわよ」

 

「うっ・・・あっありがとうございます」

 

内緒? はて・・・まっいいさね。

 

「よっヤミっ子! 看病サンキューな お陰さんで元気になったぜい」

 

「そうですか・・・よかっ・・・へっ?」

 

おっ驚いとりますな。

 

『ドサッ』

 

あっ本落とした。

 

「まっまっ・・・マサナリ どっどうしたんですか?」

 

「なんか起きたら縮んでた いやはやビックリだ!」

 

「そっそうですか そんなに驚いてるようには見えませんが」

 

「寧ろ本人より私達の方が驚いてるわね」

 

確かに、そう言われりゃそうやもしれんですな。

 

いやさそれなりには驚いてはいるけどね。

 

「まっその内戻るっしょ 戻らんかったらララに頼めばよかろ?」

 

「楽天的ですね」

 

「ホントね」

 

それがマサさんってもんなんですよ。

 

 

まっとりあえず。

 

「次は体育だ! 頑張るぜい!」

 

「そのまま出る気ですか!」

 

ヤミっ子にツッコまれた、がしかし。

 

「体育こそ俺の見せ場だからな! むろん出る!」

 

「ガクラン君それは・・・ちょっとどうかしら?」

 

むむ・・・保健さんまで。

 

『ガラッ!』

 

「マサ~大丈夫?」

 

「マサ君 平気?」

 

おっララに唯か? あっちなみに今日は恭子とルン&レンは休み、恭子はアイドルの仕事、でルンは・・・つうかルンもなんとスカウトされてアイドルになったんだと。

 

確かにルンも可愛いしな・・・っと今は。

 

「よっ! ララ 唯 二人からも言ってやってくれや俺ァ体育出てぇんですわ」

 

「・・・えっ マサ? アレ? マサってこんなに小さかったっけ?」

 

「そんなわけないでしょ!! マサ君!どうしたの! 何があったの!」

 

ララは天然、唯はナイスツッコミ。

 

っととりあえずは。

 

「起きたら縮んでた以上! あっ体調自体はガッツリ回復したぜい?」

 

ヤミにも言った事情説明。

 

「ち・・・縮んでたって・・・いくらマサ君だからって・・・そんな非常識な・・・」

 

常識では計れないことなんて往々にしてあるもんですよ。

 

「あっ そっかーわかった!!朝のメカの効果だ!!アレって体を小さくするメカのだから まだ未完成品だからすぐに効果が出なかったんだね!」

 

ほうほう・・・なるほど・・・電気治療ではなかったのか。

 

っとそうだ。

 

「アレ体調悪くなっぞ俺ですら」

 

「そうなんだ~うん改良する! ごめんねだから体調悪かったんだね」

 

「気にしなさんな 触ったなァ俺だしな」

 

「確かに自業自得ですね」

 

そうなんだがヤミっ子よ・・・そう言われっと何やらモヤッとするわけですが。

 

「ラ・・・ララさんの発明品だったのね・・・体が縮むなんて非常識だわ・・・」

常識で計れないことは往々にしてあるもんだ、2回目だけど。

 

「まっとりあえずは体育に・・・」

 

「ダメよ! 大人しくしてなさい」

 

「そうです」

 

むむ・・・。

 

「大丈夫だっつうに! ちぃと体が縮んただけだっつうに!」

 

「手の平に乗るサイズはちょっとどころじゃないわよ!」

 

確かに乗るけど。

 

「ララ」

 

「何?」

 

ちょいちょいっとララを手招きして手の平を向けさせ、乗ってみる。

 

「どうも手乗りマサです!」

 

「言ってる場合!?」

 

「どれだけ暢気なんですか」

 

「う~ん流石はガクラン君 この状態でもネタをいれるなんてね」

 

唯の一言で思いついたんですわ、でついつい。

 

「エヘヘマサ可愛い~~」

 

可愛いのはキミ達の方だっつうに。

 

でそれから結局は参加はダメだが見学なら可ってことになりました。

 

「体育は参加してこそ体育だろうに」

 

「ダメです」

 

保健さんおめつけ役にヤミを派遣しやがりました・・・まっ確かに隙を見て参加したろって思ったが。

 

「ヤミっ子や・・・下ろしなされ」

 

「下ろしたらどこに行くかわかりませんので」

 

俺はそこいらの犬かなんかかい! いや確かに駆け出しそうな気もするけど。

 

あっちなみに俺、ヤミっ子に抱えられてる状態ッス・・・なんかほら人形みてぇな感じで。

 

それと俺を見た時ン クラスメイツのリアクションは。

 

「よかった・・・触らなくて・・・」

 

リト安堵する、どうやらリトもあのメカに触るとこだったらしい。

 

「うわ~マサ君小っちゃい可愛い」

 

心配した後にこんなリアクションの春菜、だから可愛いとか言うなっつうに。

 

「アッハハハ! さっ流石マサマサ! 体調で驚いたけど・・・ププ・・・・まさか小さくなって帰ってくるなんて・・・アハハハ! やっぱマサマサ最高~~~!」

 

「笑いすぎだってば・・・でもマサマサ流石! あっ体調はいいの?」

 

里沙爆笑、未央からは心配の声。

 

っといったような感じでした。

 

あっそれと・・・エテ山の野郎が。

 

「フハハハ! 小さい今こそ 恨みをはらすチャーンス!っていうかその位置羨ましいぞォォォ」

 

とかほざいて喧嘩を売ってきたんで。

 

「ヤミ・・・ちょい下ろしてくれや」

 

「私が撃退しましょうか?」

 

「いやいやそれには及ばん」

 

スタッとヤミっ子から下りて。

 

『ゴキゴキン』

 

「ちぃと縮んだくれぇで・・・」

 

クビを回しながら指鳴らし。

 

『ダンッ!』

 

そしてエテ山ん顔面の前まで大ジャンプ。

「へっ?」

 

「俺に勝とうなんざ一億年早ぇ!!」

 

『ゴッ!!』

 

テンプルに右フック!!

 

「のひょ~~~~~~~!!」

 

『スタッ』

 

着地っと!

 

『ズドーン!』

 

うむ中々飛んだな。

 

「うわ~~猿山大丈夫か?」

 

「まっ加減したからそのうち起きんだろ?」

 

「バカだね~猿山のやつ? 小さくてもマサマサだよ」

 

「うむ 里沙君はよくわかってんな なでなでしてやる」

 

再び大ジャンプしてなでなでを・・・って流石にちぃと無理が・・・。

 

「マサマサ可愛い~~~ぴょこぴょこ跳ねてる~~~」

 

うおっ! 里沙?

 

『ギュッ!』

 

「むがっ・・・ええ~い離さんかい!!」

 

「ええ~胸気持ちいいでしょ? 全身で味わえるなんて中々ないよ~」

 

アホですコイツ。

 

ヒョイっと抜け出し。

 

「指導!!」

 

『ガツッ!』

 

「痛ッ!!」

 

ゲンコツ。

 

「里沙・・・小さくてもマサマサだって自分で言ったばかりなのに・・・」

 

未央君の言う通りですな。

 

『ギュッ』

 

ってオイ・・・

 

「ヤミっ子?」

 

「マサナリはココです」

 

はぁ・・・まっいいけど。

 

「ヤミちゃん私もマサ抱っこしたい!」

 

「ダメですマサナリはココです」

 

「ヤミさん・・・私も・・・」

 

「ダメですマサナリはココです」

 

以下似たようなやり取りが暫く続きました。

 

はて? ヤミっ子に何があったのやら。

 

「トランスすれば私だって・・・」

 

「何が?」

 

「なんでもないです!」

 

はぁ・・・で体育が終わるまでの間はヤミっ子に人形ヨロシク抱っこされて過ごしました。

 

そして体育が終わってから。

 

『ドクン・・・ドクン・・・』

 

ン・・・こりゃあ・・・この動悸は・・・さっきほど苦しかねえけど・・・。

 

「ヤミ・・・下ろせ・・・」

 

「マサナリ!? 大丈夫ですか?」

 

「問題ねぇ・・・多分・・・戻りそうな気が・・・」

 

そこまで言った瞬間。

 

『ズォッ!』

 

体が一気に熱くなり 一瞬で元の大きさに戻りました。

 

「うむ・・・やっぱ視点が高えといいやね・・・ってヤミっ子?」

 

「ッ~~~~~!!」

 

ふむ・・・真っ赤だな・・・そういやこの大勢・・・はたから見たら・・・。

 

「あ~~~~~ヤミちゃんずるい~~~私も抱き着きたいのに~~~~~」

 

ララが言うみてぇにヤミっ子が後ろから抱き着いてる感じだな。

 

「私も~~~~~!!」

 

むっ? ララ。

 

「甘い! 今回は ヤミガード!!」

 

後ろのヤミっ子を引っぺがしてララに差し出しました。

 

やっぱしブーブー文句言われたけどな!!

 

とこうして俺 小さくなる体験は終了したのでありましたとさ。

 

とっぴんぱらりのぷ~。

 

 

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