来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第三十九話っぽい感じ!!

 

 

「うぅマサ・・・」

 

俺の横にはゲッソリした顔で俺の名前を呼ぶ『女の子』。

 

ええ本日俺学校サボ・・・ゲフンゲフン休んでオッチャンに頼まれた仕事・・・あっ前に臨海学校に行った時に泊まった旅館ね? の補修作業に行っていたわけです。

 

 

で終わらせて帰ってきて街を歩ってたらば見覚えのあるヤツがナンパされていたわけであります。

 

かなりしつこめ・・・つうか完全にアウツなアレだったしまぁ身内だったんで手を出したわけです。

 

「まっま・・・じゃなかった! えとありがとうございます」

 

そう言って俺にペコリと一礼して走り去ろうとしたんで。

 

 

「なんで他人行儀やねん・・・リト?」

 

「えっ・・・ば・・・バレてた?」

 

 

はい今言った通り結城家 長男 俺の親友リト君です。

 

なんとリト、ララのトンデモ発明で女の子になってしまったとのこと。

 

「ッッ・・・俺も大概だけどリトも大概愉快な人生だよな? ククッ・・・」

 

「うぅ笑うなら笑えよちくしょ~」

 

涙目リト君・・・ふむ。

 

「ダッハハハ~~~ヒィ~~~面白すぎる! ダハハハ! ぽんぽ痛い~~ぽんぽ痛~い! ダ~ハハハハ!!」

 

遠慮なく爆笑させてもらいます。

 

「笑うなちくしょ~~~!!」

 

笑えつったべさ? ププッあ~面白え。

 

でひとしきり笑った後。

 

「で元に戻れんの?」

 

「多分・・・今ララ解除するメカ作ってる・・・はず」

 

ふぅむ。

 

「じゃ家で待ってりゃよかったのによォ? なんでわざわざ外に出てんだ? 新しい自分発見か?」

 

「んなわけあるか!! 家にいたらララとか美柑とかヤミも一緒になって女物の下着つけさせようとするんだぞ!!」

 

うわ・・・そらキッツイわ? まぁ今は女の子になってるけんど。

 

「大変ね~リト君?」

 

「全くだ・・・なんで俺がこんな目に・・・シクシク」

 

悲壮感タップリだなオイ。

 

「ミ〇ミ〇飲むか? 元気出るぞ」

 

「サンキューマサ」

 

ミ〇ミ〇は元気の源です。

 

 

「それしてもマサ? よく俺だってわかったな?」

 

「マサさんナメんな? チクッと見た目が変わったくれェで親友がわからなくなるようなマサさんじゃねぇつうの」

 

 

例えリトが犬とかになっても見分ける自信が・・・ってリト?

 

「うぅマサ~~~」

 

あらまぁコノ子ったら、うるうるきちゃっとるよ。

 

つうか・・・うん。

 

「めっさ可愛いッス! 撫でま~す」

 

「か・・・可愛いってうぅ~」

 

可愛いもんは可愛いッス。

 

まっリトが男ん時にもネタ的な意味でちょこちょこ撫でてたけど今はガチに可愛いし。・

・

・

・

美柑 視点

 

 

ええ~学校帰ってきたらリトが女の子になっていた。

 

うんわからないよね? 普通ならでも事実は事実。

 

ララさんの発明のせいなんだって、ララさんになんでそんな発明をって聞いてみたらララさんいわく。

 

「理想のおっぱいになるため~」

 

ということみたい・・・正直ちょっと興味がそそられたのは内緒。

 

ンッン・・・それでなんでその発明品がリトにって聞いたらリトが校舎から落ちてきてララさんが作った発明品に衝突し爆発、結果リトが女の子になっちゃったということ。

 

リトも運がないっていうかなんていうか・・・それにしてもリト・・・なんで校舎から落下したんだろ。

 

私がそう考えた時、ヤミさんがサッと目をそらした。

 

聞いてみたらヤミさんララさんが

 

「ヤミちゃん? ヤミちゃんは自分のおっぱいについてどう思う?」

 

と聞かれその場は

 

「キョ・・・キョーミありません」

 

と答えたみたいだけど後になってカガミの前で変身(トランス)して胸を大きくしてたらしく・・・そこを運悪くリトが通りかかって・・・つい・・・とのこと。

 

ヤミさんの気持ちは痛い程伝わってきた気持ちはわかるよヤミさん。

 

そしてリト・・・やっぱり運がないよ。

 

その運がないリトは今は家から逃げ出してる。

 

まぁちょっと私達、悪ノリし過ぎた部分があるしそこは少し反省。

 

マサさん居たら間違いなくゲンコツされてるな~。

 

あっマサさんは今日は学校休んで仕事にいってるみたいマサさん働き者だよね。

 

大丈夫って言ったんだけどお金を定期的に入れてくれてるし。

 

フフ・・・なんかもう一人の大黒柱って感じ。

 

そういえばそろそろマサさんも帰ってくる時間かな?

 

もしかしたらリトにも会ってたりし・・・

そこまで考えて私はとてつもないことに気がついた。

 

「美柑どうしたのですか? 顔色が悪いです」

 

「ふぅ~ちょっと休憩~~アレ? 美柑どうしたの? 大丈夫?」

 

ヤミさんとリトを男に戻す為の道具を作ってたララさんが私のことを心配して声をかけてくれた、その気持ちは嬉しい。

 

ただ・・・思い浮かんだ突拍子もない考え。

 

「ヤミさんララさん・・・ヤバイ」

 

 

マサさんとリトは普段から仲がいいマサさんはリトのことをよく親友と言ったりたまに冗談で。

 

「リトの嫁です」

 

みたいなことを言ったりする。

 

けど冗談は冗談・・・マサさんは凄く鈍くて思わずため息つく時もあるけどその手の趣味はないって言ってたし。

 

えっとつまり何が言いたいかって言うと・・・今までは

 

マサさん男、リト男・・・結果ブッブー!!

で今は・・・

 

マサさん男、リト女の子・・・結果ピンポンピンポーン!!

 

せっ・・・成立しちゃう・・・

 

「ララさん早く解除する道具作って! 早く!」

 

「えっなんで? どうしたの美柑?」

 

「いいから早く! じゃないと大変なことになっちゃうから!」

 

ララさんだって関係あるんだよ! ヤミさんも! もちろん私も!!

 

好きな人が『兄』に取られるなんてあっちゃならないんだよ! 女の子のプライドが大変なことになるんだよ。

 

今だに疑問符をつけてるララさんを急かす。

 

あっヤミさん・・・ヤミさんも私が慌ててた理由に気付いてくれて

 

「プリンセス可及的速やかに解除する装置を」

 

と一緒に急かしてくれた、ある意味ライバルだけど思いは一緒だった。

・

・

・

・

マサ視点

 

「いやないって! 流石にないって! ない・・・チラッ・・・と思う・・・」

 

「リトどうした発作の類か?」

 

「違うって! なんか不吉っていうかなんていうか盛大に勘違いされた気がしただけだから」

 

はぁ・・・なんだそら? 意味がいまいちわからんが、まっいいさね。

 

「とりあえずは帰るか?」

 

「えっ・・・また絶対からかわれるって」

 

いやさリト。

 

「何時ものことさ!!」

 

ポンとリトの肩に手を置きナイススマイルでサムズった。

 

「チクショー~~~~~」

 

『ズダダダダ!!』

 

あっリトが逃走した。

 

『コケ・・・ズザァァァァ』

 

あっコケた・・・盛大に・・・もうナイス過ぎるくらいのヘッドスライディングって動かねぇな、気絶しちまったか?

 

『キキッ』

 

おっリトの横に高級車が・・・ってアレ・・・降りてきたの沙姫じゃん、おっ凛に綾もいるな。

 

何やらテキパキと指示を出してるな、おっリトをクルマに乗せたな・・・。

 

『ブォーン』

 

去ってたな・・・ふむ・・・。

 

「拉致?」

 

いや沙姫だしな、大方リトん事を心配して連れてったんだろな・・・まっ沙姫に任せときゃ大丈夫だろ、知らねぇ仲ってわけじゃねぇし。

 

さってと・・・。

 

「一旦帰って後で向かえに行くか」

 

もしかしたらリトが言ってた解除装置ってのが完成してっかも知れないしね。・

・

・

・

リト 視点

 

「う・・・ん~~~~」

 

目を覚ましたら見慣れない風景、やけに高そうな装飾品とかが目に入る。

 

「ここは・・・」

 

「私の屋敷ですわ」

 

独り言だと思ってたら返事が帰ってきた、って・・・あの人・・・

 

て・・・天条院先輩!!

 

なっなんで・・・。

 

「気がついたようですわね私は天条院 紗姫と言う者ですわ 初めまして」

 

「はっ・・・初めまして・・・?」

 

えっ・・・俺、面識あるよな一応は、なのになんで・・・ハッ!

 

『バッ!!』

 

自分の体を見てみたら膨らんでる胸・・・慌ててシーツで隠す、そっそーいや今 女の子になってたんだったよ・・・ってゆーか何で裸・・・。

 

「あなたが着てた男物の服は 破れていましたし汚いので捨てませたわ!」

 

「え~~~~~!?」

 

ちょッ何てこと!

 

「ご心配なく凛 綾!」

 

えっ・・・ちょっその手に持ってる物は・・・。

 

『バッバッ!』

 

「うわッ! ちょっと何をッ!」

 

いきなり飛び掛かられてパニクる俺、であっという間に・・・。

 

「へっ」

 

「まぁ! やっぱりお似合いですわ!」

 

ドレス姿にされていた・・・しかも。

 

「沙姫様がアナタの為に用意してくれたのよ! ちなみに下着は私が選んだの!」

 

恐る恐る見てみる・・・

 

『スッ』

 

!! あ~~目を反らしたいこの現実から目を反らしたい・・・俺・・・とうとう女物の下着を・・・。

 

「おっ・・・終わった・・・」

 

「どうした何ん落ち込んでいるんだ?まぁいい沙姫様し感謝た方がいいぞ 倒れていたキミを介抱して下さったのだぞ」

 

「あっ・・・」

 

そっそう言えば・・・えと確か俺、マサにからわかれて思わず逃げ出したら盛大に転んで・・・えっと・・・気を失ってたのか?

 

「ン・・・キミ・・・どこかで見たことあるような気がするが・・・はて・・・」

 

九条先輩ジーッと俺を見てるな・・・もしかして気付いた? ってマズイ! もしバレたら・・・以前にコノ三人にボロボロにされたことを思い出す。

 

結局誤解ってわかってもらえたけど・・・それに男の俺がこんな恰好してるなんて知られたら・・・今度こそ終わりな気がする色々な意味で!!

 

とっとにかくごかそう。

 

「き 気のせいですわ!! ええ気のせい!」

 

ちょっと天条院先輩の口調が写った。

 

「そうか・・・ふむ・・・どこかで見たような気がしたのが」

 

ホッ・・・なっなんとかごまかせたか。

 

「凛 失礼ですわよ ンッン・・・ところでアナタ・・・お名前は?」

 

「へっな・・・名前?」

 

えっと・・・えと・・・そうだ!

 

「り・・・リコです!! 夕崎 梨子です!!」

 

ちょっと元の名前を変えただけだけど。

 

「そ・・・よろしくねリコ」

 

乗り切った、なんとか乗り切ったみた・・・。

 

「アナタ お住まいはどちら?」

 

まだだった~~~どっどうしよ・・・えとえと・・・。

 

「あ・・・あの・・・どっどこかな~~え~~~と・・・え~~~と~~~~~」

 

ダメだ上手い考えが全然出て来ない。

 

「自分の家がわからないの? じゃあ学校は?」

 

たったみかけてきたよ・・・うぅ~。

 

「そ・・・それも・・・ちょっと・・・」

 

流石に彩南って言えないし・・・。

 

「・・・ま・・・まさか・・・アナタ・・・」

 

えっばっバレた? マズイ!? またバズーカ!? よし謝ろう、今の内に謝ろう。

 

「ごごめんな」

 

「記憶喪失・・・」

 

「えっ?」

 

記憶喪失って・・・もしかして勘違いされてる? ってことはまだバレてない! セーフか。

 

「倒れていたのも頭を強く打っていたからかもしれませんわね・・・いえもしかしたら男物の服を着ていらっしゃったのは・・・何かから逃げて・・・」

 

「力尽きて倒れてしまい頭を打ったというわけでしょうか・・・だからあんなところで気絶していたわけか・・・辛かったな」

 

「可哀相です・・・大丈夫です!ねっ沙姫様」

 

アレ・・・なんか勘違いの幅が・・・っていうか確かに逃げてたけどマサのからかいから・・・でもそんなに重い感じでは・・・。

 

「もちろんですわ 綾! リコ アナタの記憶が戻るまで私がアナタを守ってあげますわ!!」

 

 

 

て・・・天条院先輩・・・思い込みが激しい人なんだな~~~~。

 

窓から見える遠くの青空を眺めるしかなかった。

 

・

・

・

・

マサ視点

 

「たっだいま~~っておよ? 春菜に静どしたん?」

 

「あっマサ君」

 

「マサナリさんこんにちは」

 

あっこの二人 なんか知らないけど仲良くなったようです、春菜は幽霊苦手だけど静に対しては大丈夫らしい生身ってのもあるっぽいけど。

 

「えっとリト君が学校を早退しちゃったからちょっとお見舞いに」

 

「はい! そうなんです」

 

ほう、よかったな~リト。

 

「ってリト早退したんか? まっそらそっか?」

 

イキナリ女の子になったんだアノ様子じゃバレるの恐れて早退したんだろうな。

 

「あっマサさんお帰りなさい・・・アレ春菜さんに・・・えっと」

 

そういや美柑は面識なかったやな。

 

「ほれ前に話した元・幽霊」

 

「はい元・幽霊の村雨静です~お静って呼んで下さい」

 

「ああ~前に話してた・・・えっとそれでなんで春菜さんとお静さんは・・・」

 

「リトの見舞いだとよ まっ今はいねぇけど」

 

沙姫家でメシでも食ってんだろ多分。

 

「えっ早退したのに・・・もしかして病院?」

 

「アハハ・・・実は・・・」

 

春菜が微妙に勘違いしてたんで美柑が説明。

 

「えっリト君おっ女の子に?」

 

「あ~~もしかしてあの時にぶつかった人ですかね~」

 

「あっそう言えば似てたかも・・・」

 

およリト ガッツリ春菜に見られてたらしい。

 

「リトに会ったんだ」

 

「多分ですけど~えっとこんな感じの人でしたよ~」

 

『サラサラサラ』

 

おっ何処からともなく筆を取り出し人相描きを始める静。

 

「はいできました~」

 

ふむ・・・。

 

「浮世絵っぽいな・・・」

 

「うん・・・ちょっとわかりずらいかな~」

 

美柑も困惑しとるしな、どれ。

 

「貸してみ?」

 

「えっはい!」

 

『サラサラサラ』

 

さっき会ったリトの女の子バージョンを描き描き。

 

「ほれコレだろ?」

 

「うわッ! そっくりです~」

 

「さっきの子だ!」

 

「マサさん絵上手い!」

 

うむ自分でも満足の出来だ。

 

「ってアレ? マサさんリトに会ったの?」

おっやっぱその辺ツッコまれるか。

 

「会ったぞ 爆笑したぞ からかったぞ したら逃げられた で拉致られた」

 

「爆笑って・・・マサ君 容赦ないよ・・・」

 

「うんまぁマサさんだし・・・でも最悪の自体は免れたかな・・・ってアレ マサさん最後・・・拉致って言わなかった?」

 

「いいましたね」

 

うん言った。

 

「ちょッ! マサ君!なんで落ち着いてるの大変だよ!」

 

「そっそうだよマサさん!」

 

「いやさ拉致ってのは言い過ぎた正確には保護? まっ大丈夫だなんせ沙姫だったしな」

 

「天条院先輩?」

 

「そっそ だから大丈夫だろって思ってな沙姫は結構面倒見良さそうだしな今ごろ良い肉でも食ってんじゃね?」

 

松阪とか近江とかの。

・

・

・

・

リト改めリコ視点

 

改めなくていい・・・ってアレ 俺なんで急にそんなことが浮かんだんだ?

 

「リコどうしたの? 遠慮せずに召し上がってちょうだい?」

 

「は・・・はい・・・」

 

目に前にはすげ~~豪華な食事 高そうな肉とかがズラリと並んでる、とりあえず目の前の肉を一口。

 

『パクッ』

 

う・・・うま~~~口の中で溶けて無くなるって感じだよ、やっぱ良い肉なんだな~~~けど・・・うん、美柑とマサのメシの方が好みかな~いやコノ肉もすっげー美味いけど。

 

『パクッ』

 

おっコレも美味い。

 

「お口に合ったようですわね良かったですわ・・・それじゃ食べたら皆さんでお風呂に入りましょうか!」

 

「えっ・・・」

 

ちょッ! えっ? 今なんて・・・お風呂に入る? 皆で・・・えと。

 

「お・・・私もですか?」

 

一瞬 俺って言いかけたけど訂正して確認。

 

「もちろんですわ!」

 

なっ・・・また~~~~~家でもララと一緒に入ることになっつまってたのに!あっ言っておくけどアレだからな! 女の子になった恥ずかしくてまともに洗えないつったらララが入ってきたんだからな。

 

「さっリコ行きますわよ」

 

『ズルズル』

 

あっちょっと言ってる場合じゃなかったちょっと待って。

 

ホント待って~~~~~。

・

・

・

・

マサ視点

 

「出来た~~~~~!!」

 

居間でまったりお茶を飲んでたらララの声が聞こえてきたどうやら解除装置とやらが完成したっぽい。

 

「あっマサ! 帰ってきてたんだアレ?

春菜に お静も来てたの?」

 

「うん心配だったから」

 

「はいおじゃましてます」

 

ふむ・・・ララ・・・。

 

「それ解除装置じゃなくてバズーカじゃね?」

 

いやなんかララが持ってたのは俺が思ってたそれとは全然違うんですが。

 

「解除ミサイルを撃つためだよ」

 

なるほど。

 

「ララは俺が思ってたよか遥かにアホの子だった」

 

「アホの子じゃないもん!!」

 

いやさララよ。

 

「何故に解除『ミサイル』? ミサイルに搭載すんなっつうに」

 

「ええ~~だって解除ミサイルだよミサイルに搭載しないと解除ミサイルじゃないよ」

 

いやだから・・・まぁいいさね。

 

「とりあえず・・・行くか?」

 

「えっリトの居場所わかるの?」

 

沙姫ン家だと思うが・・・ってそういや。

「俺 沙姫ン家知らねえや」

 

「リト 沙姫のお家にいるんだ~」

 

多分な、けどどうしたもんかね~。

 

「春菜知ってっか?」

 

「ごめんわからない」

 

だよな~。

 

「ヤミは?」

 

「わかりませんよ」

 

そらそうだ。

 

「静」

 

「わかりません!!」

 

元気はいいね! でもやっぱしわからない。

 

「じゃ美」

 

「流石にわからないよマサさん」

 

早めに答えられた、まっ全員わからんと・・・ふむ・・・あっそだ!

 

『プルル・・・プルル・・・』

 

「出ねぇな~」

 

「誰に電話してるの?」

 

「沙姫 家教えて貰おうと思ったんだけどな・・・やっぱ出ねぇな・・・」

 

『ピッ』

 

どうすっかねぇ・・・その辺の郵便局か交番で聞くか?

 

「マサまかせて! じゃ~ん『くんくんトレース君』 コレでリトの後を追跡出来るよ!」

 

ララが取り出したのはイヌっぽいつうかイヌなメカ。

 

まっバズーカよかまともだしなんか使えそう。

 

「じゃ頼むぞトレース君!」

 

『ワウッ!』

 

おっ!ちゃんと鳴くとは、やるなララ。

 

「じゃ俺とララはリトを向かえに言ってくらぁ留守番よろ~」

 

「行ってきま~す」

 

『ワウッ!』

 

「いってらしゃいマサさんララさんリトお願いね」

 

「わかりました」

 

「っていうか私達ここで待ってていいのかな?」

 

「いいんじゃないですか~?」

 

とまぁこんな感じで家を出発しリトを向かえに沙姫ン家に向かったのでありました。

 

にしても何故に電話に出なかったんだろな風呂か? リトと一緒に入ってたりとか。

・

・

・

・

リト視点

 

一度は逃げ出せたものの・・・。

 

「少しでもアナタの不安をやわらげてあげようとする沙姫様のお心遣いなの! お願い!」

 

藤崎先輩のその一言・・・確かに天条院先輩ってララの親父の時もそうだったけど優しいところあるし面倒見も凄くいい 良い人なんだよな・・・。

 

で思わず。

 

「は・・・はい・・・」

 

って言っちゃったよ・・・クビを縦に振っちゃったよ・・・。

 

でも・・・やっぱり・・・。

 

『ザパァ~』

 

やっぱりマズイって!マズすぎる~~~~!なるだけ先輩達の方を見ないようにしてるけど。

 

なんか向こうでキャキャしてる声が聞こえてくるけど!!

 

ってダメだって俺ーーー!! 何を考えてんだ! とっとにかく入ってしまったのは仕方ないとしてスキを見て逃げ出そう。

 

うん、少なくとも風呂からは。

 

「どうしたんだ? そんな所に突っ立って」

『ビクッ!』

 

「シャワーを使いたいんだが・・・」

 

「ッーーーーー!!」

 

は・・・裸・・・マズ・・・意識が・・・いやまだ大丈夫、少しは耐性ついてきたから。

 

『耐久性アップだな!』

 

なんか脳内でマサがニカッと笑いながら親指を立ててたけど全力で無視。

 

『ひどいぞ親友~』

 

だから出てくんなってば~~~~~。

 

「どうしたんですのリコ? 急に手をパタパタ振って・・・あっ少しお湯が熱かったんですのね! お待ちなさい今下げますわ」

 

「あっ私が行きます沙姫様」

 

うっかっ囲まれてる、見るな、なるだけ見ないように見ないように。

 

「だっ・・・大丈夫です・・・えと私もう上がりますね!」

 

ダッシュで風呂場から逃げる。

 

「あら・・・逆上せてしまったのかしら」

 

「かもしれませんね」

 

「なら後で冷たいお飲み物を上げましょう」

 

「はい沙姫様!」

 

何か言ってるけどなんとか風呂場から出ることが出来た、で急いで着替える・・・って俺・・・また女物の下着を・・・しかも躊躇いなく・・・。

 

い・・・いや・・・今は女だし仕方ないよね・・・フフ・・・仕方ないよ・・・うん。

 

それからはお風呂から上がってきた天条院先輩と色々な話しをした。

 

天条院先輩の部屋で話しをしたんだけど天条院先輩の部屋にはマサの写真があった。

 

天条院先輩・・・マサのことが好きなのかな・・・確かにマサは『私』から見ても・・・友達思いだし ちょっと無茶苦茶なとこあるけど良いヤツだし、うん『私』が女だったらマサがいいかな・・・。

 

うんうん!

 

そうだね『私』が女だったら断然マサを選ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って待てェェェェェ!!

 

ダメだってェェェ!『俺』 男!! 今は女だけど、それに春菜ちゃんが、いやまだ告白も出来てないけど。

「リコ!? 大丈夫ですの頭を抱えてまさか・・・記憶が・・・」

 

「大丈夫・・・大丈夫です・・・」

 

頭を抱えてたら天条院先輩に心配させてしまった、落ち着こう俺、うん落ち着け。

 

「フ~」

 

一呼吸してたから用意して貰ったジュースを飲んで気持ちを落ち着いかせる、うんアレは気の迷いだ、大丈夫。

 

「マサ~コッチから匂いするって~」

 

「おうッ! つか俺ら完全に不法侵入だよな・・・まっ一応は門の監視カメラに名前言っといたけど」

 

って今の声・・・。

 

「まっマサナリさん?」

 

「確かに政成の声だな・・・何故・・・」

 

『ガチャ!』

 

「ここみたい!!あっいた!!」

 

「おっホントだな!」

 

『トクン』

 

「マサ・・・」

 

って待て俺!!なんでマサ見てトクンってしてんの落ち着けェェェ。

 

「まっマサナリさん何で私のお家に・・・遊びに来て下さったんですの?」

 

「悪い沙姫 ちと違う」

 

「そっそうなんですか・・・」

 

『ポンポン』

 

「今度 遊びにくっからよ」

 

「えっええ まっまぁそれなら歓迎致しますわ」

 

むっ・・・天条院先輩嬉しそうだな・・・・頭撫でられてさ・・・俺なんてあんまり撫でてくれないのに・・・って違うだろォォォ。

 

何むっとしてんだよ!!

 

「それで政成は何をしに来たのだ?」

 

「あ~~そいつ向かえに来た」

 

「「「えっ?」」」

 

俺を指差しながらそう言うマサ、そんなマサに驚いた顔の天条院先輩達。

 

「しっかしなんだその恰好? まっ似合ってけどよ」

 

あうッ・・・似合ってる・・・かな? だったら嬉し・・・嬉しがるなァァァ。

 

「まっマサナリさんリコと知り合いですの?」

 

「リコ? はっ? 誰?」

 

「あの子だ」

 

俺を指差す九条先輩。

 

「ありゃリトだぞ なぁララ?」

 

「うんそうだよ沙姫 あのね私の発明品で女の子になっちゃたんだ~」

 

「「なっなんですってェェェ!!」」

 

「でっでは・・・アレは結城 リトだと・・・」

 

あ・・・バレた・・・今日が俺の命日かな・・・。

 

ギロリとコッチを睨む天条院先輩達を見て俺はそう思った、けど・・・やっぱり。

 

「まっ落ち着け リトも悪気があったわけじゃねぇんだわ ばらした俺が言うのもなんだけどイキナリ女の子になりました!! ってなって隠したくなったんだろ? で言うに言えなくなっちまったわけだ そうだろ?」

 

コクコクとマサの言葉にクビを振る、マサ・・・流石、わかってくれてた。

 

マサの説得に天条院先輩達も怒りの矛先を納めてくれたし・・・後は・・・男に戻れれば・・・。

 

「リト~~~こっち解除ミサイル!!えいッ!」

 

『ドオーン』

 

ララ・・・なんで・・・なんで・・・。

 

「なんでミサイルなんだァァァ!!」

 

『ズドォォン!!』

 

ってアレ・・・衝撃があんまりない・・・煙りはすげーけど・・・もしや失敗? まだ女のまま? そんな俺の心配は煙りが晴れると同時に無くなってくれた。

 

そう・・・俺は・・・。

 

「もっ戻れたァァァ!!」

 

男に戻れた! よかった・・・それにマサを見てもアノ ドキドキはないし・・・それも含めてよかった。

 

「みんな俺 男に戻れたぞ!!」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

ってアレどうしたんだ? なんで黙って・・・あっ俺 ドレスのまま・・・でもないよな何故か普通に男物の服だし。

 

「う・・・う~~~~ん~~~」

 

ン? 今の声は・・・マサじゃないしララでもない、天条院先輩達でもないよな、でもなんか聞いたことが・・・しかもさっき・・・。

 

声のしたほうを見てみるとそこには・・・。

 

「えっ!?」

 

「アレ・・・なんで私 女のまま~~~~~!!」

 

さっきまでの・・・女の子だった時の俺がいた・・・。

 

・

・

・

・

 

マサ視点

 

沙姫ん家を出て家までの帰り道。

 

 

「いや~~まさか・・・分裂するとは・・・」

 

「「俺(私)だって予想外だよ」」

 

見事にシンクロしてんな 流石は元・同一人物。

 

「う~~ん急いで作っちゃったから こうなっちゃったのかも?」

 

ララいわくそういうことらしい、まぁ詳しく話されてもサッパリわからんだろうけど。

 

「元に戻れるの私」

 

ちなみに女の子の方のリト・・・リコね?リコは自分のことを私と言います何故かは知らんが。

 

「ちょっと難しいかも・・・」

 

「うぅ~~~どうすりゃいいんだ~~~」

 

「まぁまぁそう落ち込むなってミ〇ミ〇飲むか?」

 

「マサ~~~」

 

なでなでしたら泣き付かれた。

 

「俺コッチでよかった・・・」

 

「薄情者!!」

 

リトが胸を撫で下ろしリコはリトを怨みがましく睨み、ララはリコに対抗して抱き着いてきた。

 

キッチリ リトガードしたら。

 

「リコだけずるい~~~リコだけずるい~~~~」

 

めっさ文句言われた、つか何故にリコは大丈夫なのかは俺も謎、元がリトだからかね?

 

「そこんとこどうよ?」

 

「「わかんないって」」

 

シンクロしてるなリトリコよ、とこんな感じで家に帰り。

 

「よっ予想外の事態だよヤミさん・・・」

 

「流石に斜め上すぎます・・・」

 

美柑とヤミはリトがリトとリコになったことは微妙に違う感じになんか戦々恐々として。

 

「アハハ・・・リト君 リコさん? 元気出してね?」

 

「俺は大丈夫だけどありがとう春菜ちゃん」

 

「薄情者・・・」

 

苦笑いの春菜に大丈夫と返すリト、やっぱりリトを睨むリコ。

 

「ララさんの発明は凄いです!!」

 

「エヘヘ そうかな~」

 

天然な静ララでした。

 

とまぁなんやかんやでこうして結城家の住人が増えた。

 

 

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