来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第四十三話っぽい感じ!!

 

 

「エロ本を買おうと思う」

 

「ハァ!? ちょッマサ意味わかんないぞ」

 

 

ふむ・・・やはりわからんようだなリト君よ、ならば詳しく説明せねばなるまい。

 

「ほら、なんちゅうか俺もそこそこ良い年だろ? エッチィ本の一冊やニ冊くらいは所持してた方がいいんじゃね? と最近思い始めてきたわけよ」

 

うむ、このまま枯れてると言われ続けるのもアレだしな。

 

「だからってわざわざ俺に言うことないだろ・・・」

 

むむっ・・・確かに、リトは所持してなさそうだしな・・・ふむ、この際だ、リトも所持させるべきではないか? 耐久力だって上がるぞ! きっと! うむ、それがよかろう。

 

「よしリト行くぞ!!」

 

「ハッ? どこに!?」

 

「決まってんべさ、エロと言えばエテ山だろ? どんなエロ本を買うべきかを聞きに行くのだ」

 

なんせヤツは我がクラスきってのエロスだからな。

 

「いや・・・俺はいいって・・・別に」

 

「ええい、コチャコチャ言うな行くぞ!!」

 

『バッ!』

 

リトを抱えて、NINJAで教室へ、さてエテ山は・・・うむ、いたな。

 

「エテ山ァ~」

 

「なっななんだよ・・・マサ、何か用か?」

 

警戒してますな、まぁ俺がエテ山に声をかけるってこたァそうそうないからな、大概は指導したり八つ当たりしてるし。

 

「まぁそう警戒するねぃ、ちぃと聞きてェことがあんだわ」

 

「聞きたいこと?」

 

「おい、マサ、ホントに聞く気かよ?」

 

当然じゃい、クルマとマサさんは急には止まらんのでごぜえますよ。

 

「マサマサが猿山に声かけるって珍しいね~?」

 

「うんうん」

 

珍しい光景に里沙と未央が興味をそそられたようですな・・・ふむ・・里沙と未央か・・・この二人も中々にアレだしな、特に里沙はしょっちゅう誰かの胸を揉んでるし・・・。

 

「里沙と未央にも聞いてみっか?」

 

「バカかマサ!! 普通そういうこと女の子に聞かないからッ!!」

 

リトに怒られた残念、まぁ確かに言われてみりゃそうだわな。

 

「つうわけで里沙未央よ悪いがちと席を外してくんろ?」

 

「え~~~何で?」

 

「気になるじゃん?」

 

渋ってますな、がしかし。

 

「女の子に聞くような内容じゃねェからな」

 

「ふ~~~~ん、怪しいな~~~? もしかしてエッチな内容とか?」

 

「アハハ!! 里沙マサマサだよ~ないない!」

 

里沙め中々に鋭いな。

 

「ブッ!! マサどうすんだよ感づかれてんじゃん、っていうか完全に俺も巻き込まれてんじゃん!!」

 

小声で叫ぶとは・・・リト器用ですな~。

 

まぁ感づかれたならば仕方あるめぇ、未央は里沙の考えに手を横に振ってはいるが、どうせなら巻き込もう。

 

「エテ山にな、どんなエロ本を買うべきか聞こうと思ってな?」

 

「マサァァァ言うか!! 普通ホントに言うかッ!!」

 

リト君、大絶叫、うむ実にいい感じ。

 

「えっ・・・マジでマサマサ?」

 

「うむ、マジじゃマサさんもそこそこ良い年だからね、一、二冊くれぇはな?」

 

「って言うかなんでそれを俺に聞くんだよ・・・」

 

エテ山よ。

 

「オマエの9割はエロスで出来てんだろうが、だからだ!! エロスの事ならエテ山に聞けとの俺の何かが指示を出したからな」

 

何かは例によって宇宙意思的な物ね。

 

「ふ~ん・・・マサマサも色を知る年頃か~~うんうん、よしッ!! 私に任せなさいマサマサ!! 私がビシッと指導して上げるよ!!」

 

ほう、里沙か・・・当初の予定ならエテ山に聞く予定だったが・・・里沙も中々に頼もしいな。

 

「では頼むぞ!! 里沙君」

 

「お任せ!!」

 

グッとサムズしあう俺と里沙、その横で。

 

「ダメだ・・・ホント、ダメだコイツらなんでこうなってんだ・・・」

 

「里沙も走り出したら止まらないからね~」

 

リトと未央がため息をついているが。

 

「着いて来なさいマサマサ!!」

 

「うッス!!」

 

気にせずに教室を飛び出したのであります、そんな俺達を慌てて追い掛けるリトと未央、そしてエテ山。

 

 

「さてと・・・まずはステップ1『エッチィ本をゲットせよ!』を行う予定なのだがどうだろう里沙教官?」

 

「それも中々に捨て難いけど~まずはココ!!」

 

教室を飛び出し里沙の案内で来た場所は・・・。

 

「テニスコート? 教官!! 何故にテニスコートなのでありますか? 意味がわからんでごぜぇます!」

 

「いいからいいから」

 

はて・・・テニスコートにエロスは関係あんのか。

 

「里沙が考えてる事は何となくわかるけどね・・・っていうか私達、部活なんだけど?」

 

「未央こんな面白そうな事を前にして部活なんて言ってる場合じゃないって!」

 

「確かにそうだけどね」

 

あっ言い忘れてたけんど今は放課後ね、更に言うとララと恭子、リコは買い物に、唯は委員会、ルンはアイドル稼業、ヤミは美柑と約束があるらしい。

 

 

 

「あっでも一応、私達もウェアに着替えよっか?」

 

「うん、そうだね、じゃ着替えてくるから待っててね~」

 

むむ、コチャコチャ考えてる間に里沙未央の二人は部室に入っていきなすった。

 

それと入れ替わるように。

 

「えっアレ? リト君、マサ君それに猿山君まで・・・どうしたの? なんか珍しい組み合わせだね?」

 

テニスウェア姿の春菜登場。

 

「えっ・・・あっ春菜ちゃん、えっとちょっとマサが」

 

まぁ流石に濁すわな。

 

「フッ・・・この度、一念発起してな・・・まぁ俺らのことは気にせずに練習に励みたまえ」

 

「うっ・・・うん、なんか関わったらイヤな予感がするし・・・」

 

後退りしながらその場を離れる春菜君、つうかイヤ予感って何さイヤな予感って、まぁいいけどね。

 

「「おまったせ~~~」」

 

おっ里沙未央テニスウェアバージョンの登場、同時にチラホラと他の子達も・・・むっ日和と直子もテニス部らしいな、ピコピコ手を振ってるし。

 

とりあえず俺も軽く手を上げといた。

 

「さて・・・マサマサ何か感じない?」

 

むっ里沙よ何かって・・・ふむ・・・。

 

「そこだッ!!」

 

『ヒュッ!!』

 

落ちてたテニスボールを投擲。

 

「アウチ!!」

 

『ドサッ!』

 

はい、気配の主はお馴染み。

 

「校長かよッ!!」

 

カメラ片手の校長(変態)でした。

 

「まぁあの校長のことは置いといてっと・・・マサマサ、そういうことじゃなくてさ・・・う~ん、ほらチラッ」

 

ピラッと自分のスカートを軽く捲くる里沙・・・えぇ~い。

 

「指ど」

 

「はいストップ!! マサマサ! コレはエロスの第一歩だよ? 大体コレはスコートだし見せても大丈夫なパンツなんだから一々指導してたらイカンですよ~」

 

むむ・・・なるほど・・・チラッとリトとエテ山の方を見てみる、リト真っ赤、エテ山なんかハァハァと興奮中、エテ山に指導の血が騒いだが・・・。

 

「猿山はちょ~とキツイけどマサマサの反応もダメ、結城は・・・う~ん反応ありすぎだね」

 

今回は我慢した方がよいらしい。

 

「で・・・マサマサ、どう? 興奮してこない? ほら? ほら?」

 

ピラッピラッとスカートを捲くる里沙・・・ふ~む。

 

「全然・・・寧ろなんつうか・・・指導の血が・・・」

 

「こりゃダメだ、猿山なんてヤバイくらいに興奮してるのに、結城は・・・電源落ちてかけてるね」

 

 

 

むむぅ・・・エロスへの道は厳しいでござる。

 

「里沙~~やっぱマサマサ、無理だって~~~だってマサマサだもん」

 

クッ・・・諦めモードに入りやがりましたな未央め・・・しかし、しか~~し、漢、政成。

 

「ここで引いてたまるかァァァ!!」

 

「よ~し!! よく言ったマサマサならば次よッ!!」

 

うむ。

 

「マサマサ、何でこう無駄に全力なんだろうね、ほら結城、起きろ~後、猿山、余りハァハァしないでくんないキモイから」

 

毒舌っぷりが半端ねぇな未央よ、まぁ確かにエテ山かなりアレだけど、しかしまだまだ我慢。

 

「して里沙よ次とはなんぞや?」

 

指導の血を抑え込みつつ里沙に問う、なんか目的からドンドン、ズレてる気がするが、そこはスルーで。

 

「チラリズムが効果は薄いみたいだから、うん、日和ちょっと来て~~~」

 

里沙に呼ばれてトテトテと近付く日和君、一緒に直子もついて来とります。

 

「日~和ッ!!」

 

案の定、近付いて来た日和君の胸をコレでもかってほど揉みはじめやがる里沙。

 

「ちょ・・・里沙・・・やめ・・・アン」

 

「ふふ~ん、日和~~~また大きくなったね~~~」

 

流石はチチ揉まれ娘だな、揉まれっぷりが様になっとるわい・・・ってイカンがな、直子も止めろみたいな顔しよるし。

 

「里沙!! 何やってんの母さん里沙をそんな子に育てた覚えはありません!!」

 

「だ~か~ら~、そこでオカンになっちゃダメだってば~」

 

なぬ・・・イカンのか・・・なれば。

 

「頑固親父も無しね?」

 

未央に先回りされた・・・クッならばどうすればよかとやろ? とか考えてる間にも、未央が日和のスカートの部分にツツ~っと手を伸ばし始めやがりました。

 

「日和はおっぱいだけじゃなくてコッチもいいもの持ってるからね~」

 

「み・・・お・・・あっ・・・ン・・・ヤバイって・・・だ・・・男子の前・・・ウン・・・」

 

コレは流石にマズイのでは? いくらマサさんとはいえマズイってのはわかるッスよ、リトは電源さっきからOFFってるし、エテ山なんでヤベェくれの顔だし。

 

「止めるべき?」

 

「お願いマサナリ君、日和あのままじゃ変な趣味に目覚めちゃうよ」

 

確かにな・・・ではでは・・・。

 

「指導ッッッ!!」

 

『ガスッ! ガスッ!!』

 

ダブルゲンコッ!! うむ・・・すんげぇスッキリする。

 

「痛ったいな~~もう~~」

 

「指導は無しって言ったじゃん」

 

「えぇ~いブツクサ言うな!! 流石にやり過ぎじゃい!!」

 

このまま日和が変な趣味に目覚めたらどうする・・・。

 

「ハァ・・・ハァ・・・チラッ・・・チラッ・・・」

 

イカン・・・手遅れやも知らん・・・やたらと潤んだ目つきで俺にスコートをチラチラと見せ始めてるし。

 

「どうすんべ~~~コレ」

 

「アハハ・・・とりあえず日和、あっちに連れてくよ・・・明日になったらきっと直る・・・といいな~~~」

 

 

今だにスコートをチラチラしてる日和をズルズルと引き攣った顔で引きずって行く直子でありました、頑張れ直子!! キミなら日和を戻せるはずだ。

 

「日和~~シッカリしなさいって、なんでマサナリ君にアンスコ見せてんの!!」

 

「直子~わかってないな~あのリアクションが薄いのが興奮するんじゃない、ハァハァ・・・」

 

「マニアック過ぎるし!! 元に戻って、お願い~~」

 

多分。

 

「う~ん、マサマサを興奮させるつもりが日和の扉開いちゃったね~」

 

「才能があったんじゃない?」

 

そんな才能はいらんと思う、まぁとりあえずは・・・。

 

「スマン日和」

 

謝っとこう。

 

『寧ろお礼を言いたいよ~』

 

なんかそんな日和の声が聞こえた気がするが全力でスルー。

 

「じゃあ次はどうしよっか?」

 

日和の尊い犠牲を無駄にせんためにもまだ俺は歩む事を止めることは出来んのだ。

 

「っていうか結城、どうしょっか?」

 

むむ・・・リトか・・・確かにこの先、リトにはかなり辛い戦いになりそうだ、クッ・・・仕方あるまい。

 

「春菜~~~」

 

チョイチョイっと春菜を手招き。

 

「うっ・・・な・・・何・・・かな? マサ君、っていうか巻き込まないでね、お願いだから巻き込まないでね?」

 

めっさ警戒されとるし、まぁ気持ちはわからんでもねぇが。

 

「スマンがリトの事を頼みたい、この先の戦い・・・リトにはとても耐えられそうにないのだ・・・頼む春菜!!」

 

「えっ・・・あっうん・・・えっとリト君を見てればいいのかな?」

 

「有り体に言えばな、まぁ練習しながらでいいから気にかけてやってくれ、リトはそのベンチの方に寝かしとくから」

 

とリトを春菜に託し。

 

「エテ山は」

 

「ぐふふ・・・こんな美味しいイベント逃すかっての」

 

流石は9割の男だな、非常に指導したいがまだまだ我慢。

 

「とりあえずテニスコートから離れよっか? そろそろ佐清が来るころだし?」

 

「だね」

 

ン、場所移動をするらしいな。

 

「つか佐清って誰よ?」

 

「テニス部の顧問のイケメン野郎、女子に大人気のな!!」

 

ふ~ん。

 

「まぁ猿山に比べたら・・・っていうか比べるまでもないっか? 確かにイケメンだし、マサマサは・・・イケメンって感じじゃないし」

 

「まっそれだけだどね、私は苦手だし」

 

「あっ未央も? 私もだな~なんか物足りないんだよね~」

 

ほうほう、里沙未央の二人は苦手らしいな、はて・・・どんなヤツじゃろ? 逆に気になるな。

「っとグズグズしてたら佐清が来ちゃ」

 

「籾岡、沢田、何をやってるんだい?」

 

「あちゃ~来ちゃったよ」

 

しまったって顔の未央、ふむ、この声をかけて来たヤツが佐清っつうやつらしいな、つかコイツ見たことあんな、確か体育教師だっけか? ちゅうか・・・。

 

「俺らン事、完全にスルーしたあのエセ爽やか」

 

「アイツ男には大概あんな感じだからな・・・ケッ!!」

 

ほう、なるほどね~これなら、まだエテ山の方がマシだわ。

 

「ン・・・そこにいるのは・・・鬼島と猿山か、今は部活中だぞ部外者は入ってこないようにしなさい」

 

今頃お気づきですかい、つうかコイツの目ムカつくわ・・・。

 

「私達が呼んだんですけど~」

 

「う~ん・・・そうは言ってもね・・・特に・・・」

 

チッ・・・その目・・・覚えがあるわ・・・中坊ん時によくその目で見られてたからよ。

 

「殴っちゃおっかな・・・」

 

「ダメだってマサマサ、よくて停学、最悪、退学になっちゃうって」

 

小声で呟いたのが聞こえたのか未央に止められる、しかし。

 

「俺、しょっちゅう校長(変態)を、『そぉ~い』 してんだけど?」

 

「アレは別枠だって」

 

確かに別枠ですな。

 

「まぁとにかく部外者は早く出るように問題行動を起こされたら困るからね?」

 

『ピキピキッ・・・』

 

ヤバイ・・・マジ、ヤバイ・・・ホント、ヤバイ。

 

「殴っちゃう殴っちゃうよ~~~」

 

「我慢してマサマサはやれば出来る子だから、ねっ? ねっ?」

 

グゥ・・・しかしだな・・・。

 

「鬼島、その目つきは何だ?」

 

「生れつき目つきが悪いもんで」

 

よし、耐えてる、まだ耐えてる、我慢強いぞ俺。

 

「そうかいボクを睨んでるように見えたからね?」

 

睨んどんじゃボケェェ本気でメンチきってやろうかゴラァァ!!

 

ってイカン落ち着け・・・あくまで紳士にいこう紳士に。

 

「か・・・かかか勘違させてスンマセンね・・・以後、気ィつけますわ・・・」

 

ふぅ~・・・凄いぞ俺、偉いぞ俺。

 

「フッ・・・」

 

何・・・あの勝ち誇った顔・・・えっ俺・・・負け・・・いやさ、落ち着け、負けではない、敗北は己の中にあると思え。

 

「フゥ・・・フゥ・・・ち・・・ちょこっと失礼しやす」

 

スタスタと一旦、その場から離れ・・・。

「フンガッ!!」

 

『ゴスッ!!』

 

己の額にゲンコツ!!

 

『クラッ・・・』

 

自分の拳とは言え流石に効いた・・・膝が揺れるわ・・・。

 

がコレで少しは平静を保てる、とか思ってたら未央が様子を見にきてくれた。

 

「スマンね・・・ちょっと額に蜂がいたもんで」

 

「マサマサ・・・額割れてるし・・・」

 

『ポタポタ』

 

むっ確かになんかポタポタ流れてんなと思ったら血だったか・・・。

 

「問題ねェ・・・寧ろ昇ったを血抜くのに丁度いい」

 

どうせ直ぐに止まるしな。

 

うむ、何とかコレでやり過ごせ・・・。

 

「籾岡君、あの鬼島が同じクラスなのはわかるけど、余り彼みたいな子と付き合わない方がいいぞ、学校きっての問題児なんだから・・・さっ練習しないとね?」

 

里沙の腰に手を伸ばす、エセ野郎・・・アカン・・・もうアレだ・・・。

 

「いいよな、コレは殴ってもいいよな、寧ろ殴るべきだよな」

 

「ダメ!! 確かにムカつくけど我慢してよホントに退学になっちゃうから!!」

 

グギギギ・・・しかし既に限界をかなり通り越えてんですけど・・・もうヤベェですこどォォォ。

「ったく、だからアイツ嫌いなんだよ露骨過ぎだろ?」

 

エテ山か・・・八つ当たり・・・いやイカン、ここで八つ当たりしたら完全に負けだ。

 

「ホントどれだけ危機感ないんだろうね佐清のヤツ・・・すっごい細いロープ渡ってるって気付いてないのかな? 里沙がイヤな顔してるのも気付いてないし」

 

確かに里沙、マジ勘弁な顔して・・・ハッ!! コレだ!!

 

(里沙よ・・・作戦Sだッ!!)

 

チラッとこっちを見た里沙にアイコンタクト。

 

(オッケー!! 任せて、ったくウチのマサマサを学校の癌あつかいした罪は重いよ~)

 

嬉しいことを言ってくれんな、マサさんちょっとキュンってなっただろ。

 

「マサマサ、里沙、何するつもり、なんか視線で会話してたけど?」

 

「まぁ見てろ」

 

行け里沙よッ!!

 

「キャッ!! 先生、今、お尻触った~~~~~!!」

 

「なっ!? 違う触ってない!!」

 

嘘つけ・・・俺は気付いてたぞ、腰に回してた手が段々と下に下がってったのをな、もう殆ど尻に手が届いてたしな!!

 

だからあながち間違えではない。

 

「マサマサ~~~~!!」

 

「おうッ!!」

 

さて行くか。

 

「天が呼ぶ地が呼ぶ・・・敵を倒せと俺を呼ぶ!!」

 

前口上を入れた上で。

 

『ダンッ!!』

 

跳躍しクルクルと回転、本来なら作業着を付けたいとこだが今はないんで『S・G』腕章を腕に装着。

 

『スタッ!!』

 

里沙とエセ野郎の前に着地し。

 

「学校警備員、鬼島 政成・・・推参!!」

バァーンという効果音が欲しいとこだが今は妥協。

 

「そこのエセ爽やか野郎!! 我が友に手を出した罪は重いぞ、大人しく縛につけェェい!!」

 

ビッとエセ野郎を指差しながら宣言。

 

「手を出すって・・・鬼島・・・ボクは無実だし遊びなら他の場所でやってくれないか、ボクはコレから彼女達に指導をしないといけないんだ」

 

「えぇ~い黙らっしゃい! バレてねェと思ったら大間違いだぞこの野郎!! テメェの手が里沙の尻に伸びてたの見てんだよッ!!」

 

「うん私も気付いてたし」

 

「私もそう見えた」

 

「俺も」

 

どうやら里沙はもちろんの事、未央にエテ山も気付いてたらしいな。

 

「どうでぃ、もはや言い逃れは出来んぞ!!」

 

縛につきやがれってんだ、その過程で一、ニ発殴らせろ。

 

 

「何々~」

 

「ちょっと何があったの?」

 

「佐清先生が里沙のお尻を触ったんだって」

 

「え~~~嘘~~~」

 

この騒ぎのせいか、テニス部のヤツらが集まって来たようだな、春菜はリトの看病してるけど、おっコッチ見たな、ふむ、そのままリトを見ててくれといった視線を送っとく。

 

「はいはい、全く・・・キミ達ね、ボクがそんな事をするわけないじゃないか・・・キミ達ならわかるだろ?」

 

「「「そうですよね~~~」」」

 

なぬ・・・マジか・・・。

 

「と言うわけだよ、ボクはキミと違ってこうして信用されてるんだ、籾岡君も、沢田君も少しは彼との付き合いを考えなさい、鬼島も余り二人に近付くな!! コレ以上二人をたぶらかせたらボクが許さないぞ!!」

 

「「「キャーーー佐清先生~~~カッコイイ~~~」」」

 

えっ・・・マジか・・・よっ予想外だぞ。

「何故に・・・」

 

「佐清、見たはいいからね、それに演出が上手いし・・・見る目ない子はコロッと騙されるんだよね」

 

「うん、ホント、イヤ・・・なんでこう騙されちゃうのかな~」

 

「男は顔なんだよチクショー」

 

クッ・・・エテ山が言う通りやも知らんが・・・非常にムカつく。

 

「フッ・・・わかったかい? わかったならさっさと出て行くんだ、ボクに言った事は聞かなかった事にするからな」

 

『キラッ』

 

「「「キャーー佐清先生優しい~~~」」」

 

野郎ォォォ。

 

「もう・・・いいよな・・・うん、俺、頑張った、もういいよな、うん・・・」

 

十分耐えたッスよ・・・うん。

 

「テメェゴラァァァ!!その白く輝く歯を総入れ歯にしたんぞゴラァァァ」

 

耐えよと思ったけど無理でした、限界ってあるよな我慢にもよ。

 

「マサマサ! 落ち着いてダメだってば~~~」

 

「そうだよマサマサ~~~深呼吸~~~深呼吸~~~~」

 

「知るかァァァ!! あのエセ野郎のご自慢のツラァ整形したらァァァ!!」

 

麻酔無しの拳で!!

 

「フン・・・なんでもかんでも暴力で解決、まるでチンピラじゃないか、なんで籾岡君や沢田君がキミなんかと仲良くしてるのか・・・」

 

むがァァァ!! 整形してやろうと思ったが、手ェ出したら完全に負けになっちまう・・・どうする・・・どうする・・・。

 

「マサナリ君、コレ・・・コレでギャフンと言わしちゃいなよ?」

 

むっ・・・直子?

 

「オマエさんは向こうじゃねェんだな」

 

「当たり前じゃんマサナリ君と同じクラスの子に佐清のファンはいないし?」

 

むっ・・・確かに言われてみりゃエセ野郎にキャーキャー言ってんなぁ知らんヤツらばっかだな。

 

「そうだよ~あの目で見られてても興奮しないよ~」

 

日和はスルーしつつ、直子が渡してきた物・・・テニスのラケットを受け取る。

 

「コレを凶器にしろって事・・・じゃねぇよな?」

 

「マサマサ~気持ちはわかるけど違うっしょ? つまり~」

 

「テニスで佐清のヤツを凹ませちゃえってこと!!」

 

やはりか・・・ふむ・・・しかし。

 

「ヤツが勝負に乗るか?」

 

「簡単簡単!! まぁ見てて」

 

トテテ~とエセ野郎のとこに走る里沙。

 

「佐清先生~~マサマサが~テニスしたいんだって~」

 

里沙よ・・・すんげぇ演技くせぇぞ、つかアホな子みたいだぞ。

 

「う~ん部外者にコートを使わせるわけにはいかないからね?」

 

チッ・・・言ってるこたァ正論だが、やっぱしムカつく。

 

「私~佐清先生のカッコイイとこ見たいな~先生なら楽勝だろうし~」

 

お~い、すんげぇ棒読みだぞ~そしてやっぱしアホの子みてェだぞ~。

 

「みんなも見たいよね~?」

 

おっ、エセ野郎にキャーキャー言ってたヤツらに上手く振りやがったな。

 

「見た~~い」

 

「あんな不良みたいなヤツやっつけちゃえ~~」

 

「佐清先生頑張って~~~~」

 

真ん中のヤツ激しくムカつく・・・コイツもガチコンいわしたろか・・・女の子だろうがガチコンいく時ァガチコンいくぞ。

 

「そうかい? 仕方ないな~鬼島、ボクが相手をしてあげるよ、勝負が終わったら出ていくんだぞ」

 

おやおや・・・。

 

「バカがアッサリ網に掛かったな」

 

「だな・・・マサ、何時もは敵対してるけど今回は全力で応援するからな!!」

 

ふむ・・・。

 

「オマエの応援なんざいらん・・・と言いたいとこだが、あのエセ野郎に比べりゃエテ山のが数倍マシだ・・・任せろ、エセ野郎キャン言わしてやんよ!!」

 

グッとエテ山にサムズ。

 

「あ~~~気持ち悪~~舌が火傷するかと思ったよ、マサマサ、やっちゃって!!」

 

「里沙もご苦労・・・今度なんか奢るわ」

 

「いいってマサマサには美味しいお菓子作って貰ってるし、私もムカついてたしね~」

 

ニッと笑う里沙・・・かっけぇじゃねぇか。

 

「マサマサGO~~!!」

 

任せろ未央。

 

「マサナリ君・・・景気づけだよ、チラッ!」

 

日和はスルーで。

 

「ア~ン・・・やっぱりいい・・・ハァハァハァ」

 

「ある意味、無敵ね日和・・・とりあえず日和は私に任せて、頑張ってねマサナリ君!!」

日和のアレっぷりはやっぱり全力でスルーしつつ直子の言葉にグッとサムズ。

 

チラッと春菜の方を見たら、春菜もちょこっと遠慮気味にサムズしてくれました。

 

まぁ目で。

 

(やり過ぎはダメだよ?)

 

と訴えてはいるけど、そこはまぁ善処するってことで。

 

直子に渡されたラケットで肩を叩きながらエセ野郎の待つコートへ歩く。

 

「さて鬼島、キミはテニスをしたことがあるのかい? なければキミからサーブしていいよ」

 

ふむ・・・テニスか・・・言われみりゃ・・・。

 

「ねえなァ・・・つかルールも詳しくは知らんしな・・・けどサーブはいらん」

 

なんか施しみてぇでムカつくしな。

 

「やれやれ気が強いね・・・折角ボクがサーブを譲ってあげたのに」

 

「バカの施しは受けねェ主義なんだよ」

 

特にオマエみてぇなタイプのヤツからのはな。

 

「何アイツ~~佐清先生に向かってあの言い草」

 

「やっぱり不良よ~っていうかアイツの方がよっぽどバカっぽいわよ」

 

「だね~~」

 

イラッ・・・やっぱし真ん中のヤツ、ムカつく。

 

「フン・・・やっぱりチンピラだな・・・鬼島、スポーツは喧嘩のようにはいかないよ、それをボクが教えてあげよう」

 

『バッ』

 

エセ野郎がそう言いながら得意気な顔でボールをトス。

 

「フッ!!」

 

『スパーン!!』

 

それなりの速さで飛んでくるボール・・・まぁ俺から言わしゃ、すっとろ過ぎる、そのボールを。

 

「ラァ!!」

 

『ズバンッ!!』

 

ラケットで打つ・・・コートに向かってじゃなく。

 

『ギューン・・・』

 

「えっ!!」

 

『ヒュン・・・ギュルルルッ!!』

 

あのムカつく真ん中のヤツの横ギリギリをな!!

 

「悪いな手元狂った」

 

ニヤリと悪役笑い。

 

「あう・・・あう・・・」

 

カッカッカ・・・ビビってんなァ、いやぁちょっとスッキリ。

 

「うわぁ~マサマサ容赦ないね~」

 

「当たってないんだからいいでしょ?」

 

「そうだね~あの子も、ちょっと言い過ぎだしね~」

 

上から里沙、未央、直子です。

 

「アイツ何~~最悪~~」

 

「ホントホント」

 

ハッ!!オマエらにいくら嫌われようが痛くも痒くもねぇわ、つうわけで。

 

「また手元が狂うかもな~」

 

ヌタリと笑いながら悪セリフ。

 

『シーン・・・』

 

よしよし、静かになったな。

「悪役(ヒール)似合うなマサのヤツ」

 

「うんうんハマってるね、見てて気持ちいいけど」

そいつぁどうもっと・・・さて・・・。

 

「続きだな?」

 

「クッ・・・チンピラめ」

 

はいはい、何とでもいえ、即効で凹にしてやんよ。

 

 

はい終了~結果はむろん。

 

「俺の勝ちってことで・・・まっ聞こえてねぇわな?」

 

最後にエセ野郎の横を狙ってクレーター作ってやったら気絶しやがったしな。

 

クレータ作る直前に、エセ野郎が、デジャヴがどうたらとか言ってたが、ってしもた・・・アレ直すの俺やん。

 

 

ってわけで着替えてきてから修復作業を熟しました。

 

で、その後は春菜にちぃとばっかし怒られた、けど反省も後悔もしてねぇです。

 

後、一部の女子に盛大に敵視されもうしたが、そこは気にせずスルー。

 

ンでリトが目覚めたんで本日は帰宅することに。

 

ってそういや・・・俺、なんか目的があったような・・・まっいいさね。

 

 

翌日・・・。

 

『鬼島 政成・・・三日間の停学処分』

 

テニスコートでのアレが伝わったらしい、つうかエセ野郎とあのアマ達のたれ込み、みてぇだな・・・。

 

「まっしゃあねぇやな・・・停学久ッ々だなオイ」

 

「マサ君・・・女の子に暴力振るったって聞いたけど・・・ホントはどうなの?」

 

「唯か・・・あながち間違ってねぇよ、まっ詳しくは里沙達に聞いてくれや、じゃな」

 

「あっちょっと・・・もう・・・」

 

ヒラヒラと手を振って教室を後にしました。

 

さて・・・停学中は何すっかね~~。

 

 

 

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