来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第四十九話っぽい感じ!!

 

 

??? 視点

 

ククッ・・・データの解析は充分だな、やはりララの技術力の高さは素晴らしい、コレを一から造ったのだからな。

 

このデータさえあれば・・・ヤツに復讐するのもたやすい。

 

前回は不覚を取ったが・・・。

 

今に見ていろ鬼島 政成!!

 

クク・・・ハハハ・・・フハハハ!!

 

 

 

マサ 視点

 

「シッ!!」

 

『ガゴッ!!』

 

裏拳でゴーレムを弾き飛ばす。

 

大所帯になった俺達一行、だからっつって敵さんの数が減るわけでなし、寧ろ、わんさか出てきやがります。

 

「つか・・・オマエらも殆ど初期レベルなのな?」

 

「「「「うっ・・・」」」」

 

俺の問いに微妙に声を詰まらす、ニューフェイス達。

 

沙姫達に恭子、ルンね?

 

「まぁ別段、問題があるわけじゃーねぇけど・・・よッ!!」

 

喧嘩キックで、モンスターを沈めて、戦闘終了っと。

 

「ペケよ~い」

 

『コチラです!』

 

ペケの案内・・・少し進むと、また敵・・・うん流石に。

 

「う・・・う・・・うぜぇーぞ、ゴラァァァ!! 雑魚がポコポコ出てきやがってーー つかエンカウント率がおかしいだろボケェェェ!!」

 

あんまりなエンカウント率の高さにイライラが爆発・・・思わずマジで城ごと、破壊してしまいそうになったが

パーチーメンバーに宥められて我慢した。

ただ、憂さ晴らしの犠牲になったモンスター君達。

 

久々に、顔面マッチ(顔面を壁に叩きつけてマッチの如く擦る)した時のパーチーメンバーのドン引きっぷりには、流石に少し反省。

 

なんか凛は頬を染めてゾクゾクしてたが、やはりスルーした。

 

赤信号は渡っちゃダメだからだッ!!

 

『マサナリ殿!! この扉の向こうにララ様がッ!!』

 

おっ・・・ようやくか、ペケが指差す先にはやたらと豪奢な扉。

 

「大魔王はコチラですよ~って感じだわな・・・じゃ早速」

 

「ちょっマサ君、いきなり入るの心の準備とか・・・」

 

「そうですわ、マサナリさん、こういう場面で優雅に可憐に高貴に行く為には」

 

なんか唯と沙姫が言ってるがスルーしつつ足を持ち上げ・・・。

 

「出てこんかい、ナナァァァ!! モモォォォォ!!」

 

『バギャン!!』

 

黒幕であろう二人の名を叫びながら、喧嘩キックで扉を蹴り開けた。

 

なんか後ろで、ソイツら誰ーー とか言ってるが、説明は後ってこ・・・。

 

「アン? ンだこりゃ・・・」

 

扉の先には・・・。

 

「このッ出せェェェ!!」

 

「ちょッ・・・あっマサナリさん助けて~~~」

 

『ナナ様!! モモ様!?』

 

 

黒幕だと思ってたナナモモの二人が、トリカゴみたいなのに入れられておりました・・・はて・・・。

 

「アレ? 黒幕オマエらじゃねぇーの? つかララは?」

 

勘が外れたか。

 

「後で話しますから、今はココから出して下さ~~~い」

 

はぁ・・・とりあえず二人をトリカゴっぽいのか救出。

 

「オマエが早く来ないから、あんなとこに閉じ込められちまったじゃねーか!!」

 

「知らんがな、つかナナよ、なんで文句言われなイカンのよ」

 

「うるさい、なんかオマエの顔を直で見たら文句言いたくなったんだよ!!

コッチが折角、用意したワープアイテム一回、放り投げやがって・・・だから時間がかかったんだよバーカ!!」

 

何コイツ・・・腹立つ? つか・・・。

 

「バカじゃねェ!! 勉強が苦手なだけで決してバカじゃねェ。

つか何? そのセリフからして、やっぱ黒幕はオマエらだったワケ?

黒幕なのに閉じ込められてたワケ? オイオイ・・・シッカリしろよ・・・なんの為にペッタンコなワケ? 胸にいくはずの栄養を頭に回してるからこそのペッタンコなんだろ? それが・・・このざまって・・・やれやれですわ~~~~」

 

「ペッタンコって言うなコラァァァ!! テメーなんてアレだ、アレだろ? もう改名しろマサナリじゃなくでバカナリに改名しろ!!」

 

ギャーギャーと言い合う俺達、つか大分、久々だな、その呼ばれ方。

 

「まぁまぁ、ナナ喧嘩しない!! すいませんマサナリさん」

 

結局はモモが場を執り成し、なんとか話が出来る状態に。

 

「えっと・・・マサ、その二人って」

 

「ララの妹達、双子なんだと、胸の成長に著しく違いはあっけど」

 

「ンだと!! バカナリ!!」

 

ナナが殴りかかってきたがサラッと避けます、かわします。

 

「ハァ~~~コレだからペッタンコは、普段から乳製品をとってねーから短気なんだよ」

 

「うるせー毎日とってるんだよ!! 努力してんだよ、成果が出ないだけで!!」

 

あっ・・・してるんだ努力・・・うん、なんだろ。

 

「マジ・・・スマン、悪かった、ホント、スマン」

 

「・・・マジな顔で謝るなよ、悲しくなるだろ・・・」

 

いやさ、流石にちょっとは悪いと思ったんで。

 

「仲間です・・・」

 

「仲間だね」

 

「仲間・・・かも」

 

ヤミ、美柑、春菜、ナナに仲間意識が芽生えたようだ。

 

っと・・・イカンイカン、なんか話が大幅に逸れてる、俺のせいだけど。

 

「って・・・ララって妹がいたのかよッ!! つーかなんでマサは二人の事を知ってたんだ?」

 

「あ~~~~ほら、俺が停学になった初日に出かけてたろ? そん時にな?」

 

リコが思い出したように、そう聞いてきたんで軽く説明。

 

まっとっつぁんぼうや、と銀河マフィアを潰してましたって事は言わないけど。

 

「あっ・・・すいません、ちゃんと自己紹介をしてませんでしたね。

私はモモ・ベリア・デビルーク、デビルーク第3王女です、よろしくお願いしますね、ほら、ナナも」

 

「第2王女、ナナ・アスタ・デビルークな」

 

俺とペケ以外のメンツに二人が自己紹介。

 

「って、そういやララはよ?」

 

「あっ!! そうだった、オイ、バカナリ、姉上が大変なんだよ」

 

「大変って・・・何があっ・・・」

 

『ズドォォォン!!』

 

詳しく聞こうとした瞬間、部屋の壁に穴が空き、そこからハエみたいなツラしたロボットと生き物が交ざった感じのモンスターがあらわれた。

 

「私達があのトリカゴにいたのもアレの仕業です!!」

 

なるほろ・・・いやさ待て。

 

「アレも、このゲームのモンスター的なもんなんちゃうの?」

 

「違う、あんなモンスターはいない!! アレは急にあらわれたんだ!!」

 

なんと・・・つうこたぁ。

 

「バグってことかよ」

 

まっ俺も人のこたぁ言えねぇけど。

 

『違うなーー鬼島政成! バグではない、コレは俺が操っている』

 

俺の言葉にハエの口をギチギチと鳴らしながら答えるハエなモンスター・・・って・・・。

 

「なんで俺ン名前知ってんだ?」

 

『復讐する相手だからだッ!! キサマにやられた恨み今、ココで晴らしてくれる!!』

 

はぁ・・・ようするに・・・。

 

「リベンジ野郎ってことね?」

 

やれやれですわ・・・つか・・・うん、恨みを買った覚えはあるんだが・・・コイツ、マジで誰だ? 皆目検討がつかんぞ? ソルゲムの残党?

 

『キサマがこのプリューマ様にした仕打ち忘れたとは言わせんぞ!!』

 

プリューマ・・・ねえ・・・。

 

「全然、覚えてねぇわ・・・」

 

『な・・・なんだと!! キサマ、第二十二話っぽい感じ! で、ピンってしただろ!! ピンって!?』

 

いやさ、そんなメタな事、言われても・・・つかピンって何? ピンって・・・全然、わかんねぇわ。

 

 

『ググ・・・その顔、全く覚えてないな』

 

うん、全然、覚えてねぇ。

 

「まぁいいわ、で、何? 俺に復讐してぇんだろ? 覚えてねぇけど・・・まっそれは別にいいわ、ちゃっちゃとかかってこい」

 

頑張って頭を捻っても思い出せそうになかったんで、あきらめて、クイクイと指招き。

 

『フン・・・生意気な・・・コレを見てもその態度が取れるかッ!!』

 

プリューマがそう言って見せてきたのは・・・。

 

「姉上!!」

 

「お姉様!!」

 

「「「「ララ!!」」」」

 

「「ララさん!!」」

 

「「ララちゃん!!」」

 

「プリンセス!!」

 

尻尾に巻き付かれて眠っているララ・・・ギチリと歯を食いしばる音が聞こえる。

 

「オイ・・・ララを離せ」

 

 

ナナ 視点

 

「オイ・・・ララを離せ」

 

あのプリューマってヤツが姉上を人質にしていた。

 

その事がわかった瞬間、あのバカの雰囲気が一気に変わった。

 

アイツはかなりバカでムカツク事を言って時とは違い、その時のアイツは凄く怖かった。

 

「オイ・・・ララを・・・離せ」

 

同じセリフ。

 

一歩ずつプリューマに近付きながら言うバカナリのヤツ。

 

『ヒッ・・・来るなッ!! 来たら、ララを』

 

「どうする気だ・・・キズの一つでも付けてみろ・・・生き地獄を味あわせてやる・・・」

 

怖い・・・めちゃめちゃ怖い・・・。

 

こんなに怖いのは生まれてから初めてだった。

 

私に向けられてるじゃないのにだ、実際に向けられてるプリューマはどれほどの恐怖かわからない。

 

自業自得だ、姉上を人質に取るなんてマネして・・・。

 

 

そっから先はあっという間だった。

 

プリューマのヤツが壊した壁のガレキをバカナリがコンッと蹴り。

 

それに気をとられた隙に、バカナリが姉上を取り返し、私達に預ける。

 

人質がいなくなったプリューマが慌てて逃げ出そうとするけどバカナリは逃がさず。

 

『ゴッ!! グシャッ!! ドチャ!!!』

 

なんか思い出すとトラウマになるくらいの制裁をして。

 

「次は無え」

 

マジで怖かった・・・。

 

 

マサ 視点

 

制裁が終了したんで、ミ〇ミ〇で気持ちを落ち着ける。

 

「ん~~~~おはよ~~~~アレ? ここ・・・・どこ? 私・・・学校にいたのに・・・」

 

おっ、ララ。

 

「起きたか~ネボスケめが」

 

「ン~~~マサ~~~アレ~~~?」

 

起きぬけで寝ぼけてるララにモモが事情説明。

 

ちなみに今までグッスリだったんはモモが調合した睡眠薬が関係してるとのこと。

 

「配合、間違えちゃいました、テヘ」

 

オチャメっぷりが可愛いかったが、残念ながらそれ以上にイラッとした。

 

問答無用でゲンコツを叩き落とした。

 

「おお~~~モモのぶりっ子が通じないって初めてみるぜ、やるじゃんバカナリ」

 

なんかナナに褒められた。

 

「あれあれ? マサって二人のこと知ってたっけ?」

 

「まぁな、つっても実際に会うなぁ初めてだけどな」

 

前は画面上だったし。

 

「それにしても、ナナ、モモ、なんでこんなことしたの?」

 

おっ、そういや、その事、聞いてなかったな。

 

「姉上の身近にいる地球人の事をよく知りたかったんだよ」

 

「特殊な状況に置かれる程、人柄がわかりますからね」

 

はぁ・・・なるほろ。

 

 

「後は・・・何れ私達の旦那様になる方がどういう方が知りたかったんです、ポッ!」

 

「いろいろと待てっつうに、何故に俺を見ながら旦那様扱い? つか達って何よ? 達って? 意味がわからんわ?」

 

モモのヤツはマジで何を言い出しくさりやがってんだろ。

 

「常日頃、お父様が、私達、姉妹はマサナリさんが、まとめて面倒を見てくれるって言ってましたから」

 

「私は認めないからなッ!!」

 

「え~~~ホント? ねぇ~マサ、ホント? 結婚してくれるの?」

 

いやさ、待てやデビルーク3姉妹。

 

「「「「「ちょっダメーーー!!」」」」」

 

俺、リト、春菜、ペケ、綾を除く全員から総ツッコミ。

 

かくいう俺も。

 

「却下の方向で、今ン所はその気はサラサラねぇから」

 

つっといた、ララとモモがブーたれてたがスルーした。

 

「私達は父上から、よくオマエの話を聞かされてたからな、それでモモのヤツはオマエの事を気に入ってるんじゃね~の?」

 

なんじゃそりゃ。

 

まぁアレだな、それはきっとアレだ、一過性の風邪みたいなもんだから、そのうちに気付くだろ。

 

今だにララが気付てねぇのが不安が残るが。

 

【ン? 風邪か発動中】

 

ハッ!? なんかものっそい久々に電波受信した気がする。

まっまぁいいさね、とりあえず電波のこたぁスルーして。

 

 

「まだ聞きてぇことがあったんだわ、コレを作ったンはナナかモモか?」

 

「一から用意したワケじゃないよ、姉上のラボにあった作りかけのゲームソフトを改造したんだ」

 

つまりはベースはララが作ったと。

 

「私が? 作ったっけこんなの?」

 

ララは覚えてねぇらしくペケに確認してる。

 

『地球に来て間もないころ地球のゲームにハマって作っておられました』

 

「あ~~! そういえば途中で面倒になってやめたような・・・」

 

つまり放置してたっつうことかい。

 

「いや~苦労したよ完成させるの!」

 

ナナが得意気な顔で主張、その横でモモが。

 

「まぁプログラム完成させたの、ほとんど私なんですけどね」

 

つってる、ってこたぁ、いや待て、ほとんどつっうこたぁ、もうちょい聞いてみるか。

 

「一週間くらい、かかったかなァ」

 

「そうですね、ほとんどナナは地球見物してましたけど」

 

なるほど、なるほど・・・やはりか。

 

「イベントとか考えるのも苦労したよ~~特に、ほらバカナリのヤツがワープアイテムを放り込げたからさ~~フォローする身にもなれってもんだよね~」

 

「フォローしたのも私・・・」

 

おや・・・何やらモモの様子が・・・。

 

「スゴイでしょ? 私!!」

 

 

ナナは気付いてないらしい、もう威張りに威張りまくっとる。

 

『シュルッ!!』

 

「ア・ナ・タ・がしたのはお姉様の知人に適当に招待状を配っただけではなくて?」

 

うむ、モモ、見事なスリーパー。

 

「うぎぎ~~~死ぬ、死ぬ~~~~ちょっバカナリ助け・・・ろ」

 

めっさ必死に助けを求められた、放置してもよかったが一応は。

 

「やめれ~ナナの顔がそろそろ赤から青に変わるから」

 

つって止めといた、後ろでリトが。

 

「大人しい子に見えたけど、やっぱデビルークの血筋だ・・・」

 

と戦々恐々してた。

 

まぁそれは置いといて。

 

「転職とかレベルとかってどっちが担当した? やっぱモモか?」

 

このことは聞いておかねぇとなァ。

 

「えっ・・・えっと・・・」

 

「あ~~~死ぬかと思った・・・どっちもモモだぜ」

 

「ちょっ! ナナなんで言っちゃうの!!」

「またクビ絞められたくねぇーもん」

 

フッ・・・そうか、モモか・・・そうか、そうか・・・。

 

「モモさんや・・・」

 

ヒタッとモモの肩に手を置く、ギギッという効果音が聞こえそうな感じで振り向くモモ。

 

「な・・・なんですかマサナリさん?」

 

「なして俺だけ転職できんかったんかなぁとな? ステ表示もイカれてやがったし・・・レベル@の次のレベルって何になるんだ? 詳しく聞きてぇーなァ?」

 

「アハハ・・・離脱ッ!!」

 

『ボウンッ!!』

 

煙玉を使って逃げ出そうとするモモ・・・。

 

「ハハ・・・逃がさねぇよ・・・大魔王さんよ・・・待てオラァァァァァ!!!」

 

大魔王狩りじゃァァァ!!

 

 

「マサとモモ追いかけっこ始めちゃった、私も交ざりたいな~」

 

「いや、姉上、アレそんな生易しいもんじゃないから、モモめっちゃ必死だし」

 

しばらく追いかけっこは続きました。

 

あっ別に取っ捕まえて、どうこうってこたぁしてねぇんで、その辺は悪しからず。

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ナナ、ゲームはもうおしまいよ、制御リモコンを・・・ケホケホ・・・だ・・・出し」

 

「息を整えてからでいいからな」

 

 

 

流石に追い掛け回し過ぎたか? と若干反省。

 

ただモモのヤツも途中で。

 

「ウフフ 捕まえてごらんなさ~い」

 

とかネタを入れてたけどな。

 

その辺りは評価に値する。

 

「ゴメンね~~妹たちが迷惑かけちゃって」

 

「別にララさんが謝る事ないよ!」

 

「別に命の危険があったワケじゃないし」

 

ララの謝罪に手をパタパタしながら答える春菜に美柑。

 

「まっ最後のハエ以外は結構楽しかったしな~」

 

「マサ君、最初から楽しんでたものね?」

 

まぁよ、あっ後、最後のエンカウント率の高さもいただけなかったっちゃいただけない。

 

「私達って出番全然なかったけどね」

 

恭子の言葉に頷く沙姫達&ルン、そこはスマンとしか言えないッス。

 

まぁなにわともあれコレで現実世界に戻れるワケですな。

 

『カチ・・・カチ』

 

「あれ? あれ!? っかしいな~~~」

 

「どうしたの?」

 

「いや・・・転送システムが起動しないんだけど・・・」

 

さっきからナナがクビを捻ってたから、もしやと思ってたら、トラブる発生したらしい。

 

『ドンッ!! ゴゴゴゴ!!』

 

「な・・・何だ!!」

 

「地震ですわ!?」

 

いや・・・地震つうか・・・あっ!! なるほど。

 

「大魔王を倒したら大魔王の城って崩れる基本ですな」

 

「「「「言ってる場合かッ!!」」」」

 

いやさ、一応は言っとかねぇとアレかなぁと。

 

『ゴバァ!!』

 

「うわーーーっ!!」

 

ヤベッ、リト!!

 

「伏せろォォ!!」

 

リトが伏せたのを確認してリトに向かって崩れてきた柱にバッター蹴り!!

 

「大丈夫かよ?」

 

リトの振り向えってみたら、春菜に押し倒されてました。

 

はて・・・。

 

「あっありがとうマサ、春菜ちゃん」

 

どうやら春菜がリトを庇おうとして飛び込んできたようだ。

 

『ピシッ・・・ピシッ・・・』

 

「えっ? く・・・空間が・・・」

 

「割れてってる!!」

 

「どうなってるんだ一体!?」

 

美柑達の言う通り目の前がヒビ割れて、そこからグニャっとした空間が覗いている。

 

「コレ、イベント? 裏ボス前のイベント?」

 

「違えーよ!! こんなイベント用意してない!!」

 

あ~やっぱしか・・・イベントだったら気楽なもんだったんだが。

 

 

 

「ララ わかるか?」

 

こういうこたぁ詳しいヤツに聞く聞くのが一番。

 

「バグが発生してる・・・プログラムが不完全だったんだ!!」

 

マジかい・・・。

 

「ええ!?」

 

「ヤバイじゃん! ちょっとモモ!!」

 

『歪曲空間が保てなくなってます!』

 

「このままじゃ私達、皆、異次元の迷子になっちゃう!!」

 

そいつぁまた・・・。

 

「厄介な・・・」

 

「ど・・・どうするのマサ君!?」

 

「どうしたもんか・・・って唯?」

 

唯の方を見てみたら、服がテレビの砂嵐にみたくなって、胸が丸見え状態に。

 

なんで? 美柑また魔法を使ったんか?

 

「あれ・・・私のも・・・あっ!! そっか、この服もデータの一部だから」

 

『ジジッ・・・』

 

「嘘・・・消えてく!!」

 

どうやらあの魔法じゃなかったようだ。

 

「ちょっマサ君、結城君、女子の方を見ない・・・ッッッ!!!!」

 

あっ・・・リト・・・。

 

「おわーーーー!!」

 

「「「「キャーーー!!」」」」

 

響くは女子組の悲鳴、うん、そうだね、リト、下半身、丸出し状態ですねん。

 

「斬ります!!」

 

「ちょっ待てヤミ!! 助けて~~~マサ!!」

 

はいは~いっと。

 

「ヤミ落ち着けっつうに、わざとじゃねーんだから・・・多分? だよな? そういう趣味があるわけじゃねぇよな?」

 

「当たり前だーーー!!」

 

股間を手で隠し必死に訴えるリト君です。

「つうわけで・・・ってヤミっ子、何よその目は」

 

「なんでマサナリの服は消えないんですか、ズルイです」

 

いやさ、コイツは何を言い出してんだろう。

 

オマエさっきリトに斬りかかってたクセに・・・。

 

「「「「ズルイ」」」」

 

ってララに美柑、恭子にルンもかよ!!

 

「「「「ジーーー」」」」

 

「ジッと見てても消えないからなッ!! コレ、完全に俺のガクランだからデータでもなんでもねぇから!!」

 

何を期待の目で見てやがるんだ女子組め!!

 

「「「「チッ!!」」」」

 

舌打ちを止めろっつうの。

 

「ってアホな事してる場合じゃねぇだろうに、ララ!! コレ元はオマエが作ったんだろ、どうにか出来るか?」

 

気を取り直してララに確認。

 

「うん、大丈夫!! 二人とも、メインコントロールルームはどこ!?」

 

「えっ? あっ・・・その奥の階段上ですけど・・・」

 

モモが指差す先には王座の先、カーテンの裏に階段があるって事か。

 

「ペケ!! ドレスフォーム!!」

 

ペケを装着し、羽を出して階段へと向かうララ。

 

「待って、お姉様!」

 

「私らも行くよ!!」

 

ララを追い掛けてナナモモの二人も奥へ。

 

「しゃっ!! 後はララに任せて時間を稼ぐだけだな、オマエら出来るだけ固まれ!! 落ちてくるガレキは俺が対応するッ!」

 

「私も手伝います」

 

「助かるヤミっ子!!」

 

と俺とヤミの二人、この場を凌ぐ。

 

ララ・・・頼んだぜ。

 

 

ララ 視点

 

『ヒューン!!』

 

モモが言っていたメインコントロールルームへ急ぐ。

 

あの扉。

 

『バンッ!!』

 

「ここだね!!」

 

扉の先の部屋に飛び込み。

 

「プログラムを修復しなきゃ! え~~~と」

 

『タ・・・タタタン』

 

えっと・・・えっと。

 

「コレをこ~して、えっと~~~」

 

うん、なんとかなりそう。

 

「さすが王家、始まって以来の発明王・・・」

 

「うん・・・」

 

あっ二人とも、来たんだ、さっき付いて来るって言ってたもんね。

 

「よしッ! これで完了!!」

 

最後のプログラムを入力して、なんとかバグは取り除けたと思う。

 

『ララ様、 バグは・・・』

 

「うんバッチリ! あと30秒で自動的に皆、元の世界へ転送されるよ!」

 

ペケの心配そうな声に笑顔で答える、ン? アレ、ナナ、モモ・・・二人とも、どうしたんだろ。

 

なんか暗い顔してる。

 

「ゴメンなさいお姉様・・・私達が勝手な事をしたせいで・・・」

 

「でも知りたかったんだ、バカナリのヤツが本当に姉上の事を幸せにできるヤツなのか・・・」

 

そっか・・・二人とも、私の事を思って、してくれた事なんだ・・・。

 

うん!!

 

「ナナ、モモ・・・あのね私、マサの事を好きになった事、絶対に後悔なんてしないよ、だってね・・・今もとっても幸せだもん!!」

 

マサと居ると笑ったり、怒ったり、泣いたり、お姫様じゃない私でいられるから。

 

私を私として見てくれる人だから。

 

私の事をお嫁さんにしてくれるかはわからない、ううん絶対にマサのお嫁さんにしてもらう、つもりだけど。

 

でもコレだけはハッキリと言えるんだ。

 

「私はマサが大好き!!」

 

 

アレから私も皆も無事に元の世界に帰れてナナとモモの二人はデビルーク星へと帰っていった。

 

もう少し、ゆっくりして、いってもよかったのにな~。

 

それに・・・モモが言ってた、ナナもモモもマサにまとめて、お嫁さんにしてもらうって事が気になったから聞きたかったんだけど。

 

前にパパも同じこと言ってたな~。

 

うん、そうなったら皆、仲良くマサのお嫁さん、きっと楽しい。

 

「ねえララさん、マサさんもちゃんとコッチに帰ってこれたんだよね?」

 

「うっ・・・うん、そのはずなんだけど・・・」

 

転送システムはちゃんと作動したはずなんだけど、何故かマサだけ逸れてしまった。

 

ヤミちゃんは。

 

「マサナリの事です、何かバグが発生したのでしょう」

 

って落ち着いて言ってたけど・・・。

 

そう言えばあのゲームの世界でもマサだけ色々とバグってたって言ってたもんね。

 

「マサナリですので、大丈夫でしょう、直ぐに帰って来ます」

 

ヤミちゃんはそう言うけど、やっぱりちょっとだけ心配そうな顔。

 

私も心配。

 

『ガチャ!』

 

「たっだいま~~っと、や~っと帰ってこれたぜぇ~~ヘックショイ!!」

 

あっマサだ!!

 

皆で、玄関までマサを向かえに行く、なんか疲れてる顔、それに凄く寒そう。

 

「マサ、どこに行ってたんだ? ってどうした、凄え震えてるし!!」

 

「うぅ~~~南極・・・寒い~~~風呂入るわ、風邪ひいちまう・・・ヘックショイ!!」

 

そう言って、お風呂に入りに行っちゃった・・・って。

 

「ねぇ・・・今、マサさん南極って言わなかった?」

 

「おっ俺の聞き間違えじゃなかったんだな・・・」

 

「な・・・南極をガクランだけでか・・・普通は絶対死ぬだろ!!」

 

えっと・・・南極って確か・・・。

 

「地球上で、最も寒いとされる場所です」

 

うっ・・・うわ~~~~。

 

もしかして、私のせい?

 

う~~~ん・・・。

 

「マサごめ~~~~ん!! お詫びに私が背中流す~~~~~!!」

 

「出てかんかい、バカタレーーーー!!」

 

『ガツンッ!!』

 

やっぱりゲンコツされて追い出されちゃった。

 

お詫びなのに~~~~。

 

「ンなお詫びあるか・・・へ・・・へ・・ヘックショイ!! あ~~~別にオマエのせいじゃね・・・ヘックショイ!!」

 

マサ・・・大丈夫かな~~~~。

 

うぅ~~~心配。

 

 

 

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