いや、ホント、すいません。
やって来ました、沙姫の家!!
ン? 何の為とな? うむ、それはアレだ、前回、なんやかんやで、沙姫に敗北をきっした為に、執事のマネ事をしに来たんですな。
既に一回は侵にゅ・・・ゲフンゲフン、来たことがあったんで、その要領でスッタラスッタラ中に入ろうとし。
玄関先についてた、監視カメラに、やっほーする。
今回は俺が来るのを知ってたからか。
「ようこそ、おいで下さいましたわ!!」
と沙姫達が出迎えてくれた。
そいで、もって早速、執事服とやらに着替える事に。
まぁ言わずもがな・・・。
「どうよコレ・・・」
「こ・・・怖い・・・です」
「に・・・似合いませんわ・・・」
「私としては有りだが・・・流石に一般受けはしないだろうな」
例によって、どこぞのマフィア? って感じになってまいました。
「ホント何でやねん・・・普通さぁ、主人公って、こういうの似合うもんなんじゃねぇの? なんで、マフィアよ・・・」
「政成、若干メタだぞ? いや似合ってなくはないが・・・人を選ぶということだ、さっきも言ったが私としては、あっているぞ」
凛がそう言って、慰めてくれたが、さっきから、綾が俺を視界に入れないよう必死で目を逸らしてるんですが?
微妙に沙姫も距離をとってるし・・・。
「沙姫~着替えていいか?」
「えっえぇ・・・まっまぁ仕方ありませんわ」
いや、ホント、スマンね・・・。
つうワケで執事服は却下の流れになりました。
で、執事服を着替えて、普段着、状態にエプロン(スプーキーズ仕様)を着用。
「まっコレで妥協ってことで」
「ええ、構いませんわ」
「でも、それって執事というより家政婦さんですよね~」
うむ、俺も若干そう思わなくもねぇですが。
「じゃやっぱしアレを着ろと?」
ビッと執事服を指差して、そう言ったら。
「怖いからイヤです!!」
「却下ですわ!!」
即座に綾、沙姫から反対されました、俺もイヤだけどね!!
まっ、凛だけは微妙に、悩んでたっぽいが。
「で、執事って何すんの?」
はい、いまさらな質問をする俺。
そこそこ色んな経験をしとりますが執事の経験はないッス。
「それは私が指導をしていこう、代々、九条院家は天条院家に仕えていた家系だ、キッチリと指導してやろう」
ほう・・・そう、だったんだな。
ってアレ?
「綾は?」
「あっ私は、その昔、私が男の子達に虐められてた時に、沙姫様に助けていただいて・・・それで」
ほうほう、それで恩義を感じてると・・・うむ。
「やっぱ良いヤツだな沙姫!! うむうむ」
「そっそうでもありませんわ! 天条院家の者として当然のことをしたまでですわ!!」
微妙に照れて赤くなる沙姫です、つか、きっと沙姫なら、天条院家とか、ンなこたぁ関係なく、手を出した気がする。
とか思いながらも、勿論、撫でました。
そんなこんながありつつも。
「では、政成、まずは言葉使いからだな」
凛の熱血指導、目差せ執事への道が始まったッス。
つか・・・言葉使い・・・か・・・。
「無理くせぇ~~~~元々、苦手なんだが、カッチリした言葉使いって」
「それはわかるが、今日は沙姫様の執事として来たんだ、苦手だろうが、先ずはやってみろ」
むむっ・・・厳しいな凛よ・・・。
仕方あるめぇ。
「沙姫殿、西洋から仕入れた、茶っ葉がありまする、拙者が入れて、ござそうろう」
「何語ですの!!」
いや、俺にもわからん、なんか改めて、やれと言われるとテンパった。
ンッン・・・では、改めて・・・。
「ナンナンナリトゴメイレイヲ! ナンナリトゴメイレイヲ!!」
「怖いですわーーーーッ!!」
メカチックにやってみたら、怖がられた、残念。
コレもダメっと・・・。
「あっあのマサナリ君、こういうのは、どうでしょうか?」
綾、何か良い案があるっぽいらしく、俺に耳打ちをしてきた。
「えっと~ゴニョゴニョ・・・」
えっ? マジでか?
「に・・・似合ねぇ~~~~、俺ァどこぞのイケメンじゃねぇんだぞ」
「まぁまぁ、とりあえずやってみて下さい」
むむ・・・仕方あるめぇ。
絶対、似合ねぇ気がすっけど・・・。
俺と綾のやり取りを何か言いたそうな顔で見てた、沙姫のところまで近づき。
『スッ』
と、ひざまずき。
「我が姫、我が拳は、我が姫の為に・・・」
「えっ? えっ!?」
何やら混乱してる、沙姫の手をとり。
「我が姫に忠誠を」
『チュッ』
手の甲にくちづけ・・・。
うむ・・・似合ねぇ・・・。
つかキャラじゃねぇよ、ってしもた・・・コレ絶対ドン引きされるわ~~~。
そう思いつつ顔を上げたら。
「まっまままマサナリさん!! あっあっ・・・ぷしゅ~~~~~~!!」
『ドタッ』
沙姫、煙を上げて電源がOFFになってまいました。
「そんなにイヤかい・・・いやわかるけど、全然、似合ってなかったしさ、もう二度とやらん」
舌が火傷するわ!!
「何!? 二度としてくれないのか!! 私にはしてくれないのか!!」
「せん!! つか何故に凛にまでせなイカンのじゃ!!」
「ズルイぞ! 沙姫様は確かに主だが、沙姫様ばかりズルイではないか!!」
「知らねぇーーっつうの!! 大体アレ全然似合ってねぇだろうが!! やる必然性がねぇ!!」
「必然性だらけだ! いや・・・寧ろ必然性しかない・・・と言っていい!!」
いやさ、凛よリフォームも上手いダ○ワ風な感じを出されても・・・微妙に似てたけど。
そんな言い合いを続ける横で。
「沙姫様~~~大丈夫ですか~~~」
「ウフフ・・・あぁ・・・幸せですわ・・・」
沙姫を介抱する綾に、何故が微妙に恍惚とした表情で電源OFF中の沙姫でありました。
「必然性・・・しかないと言っていい!!」
そのフレーズ気にいったのか凛よ・・・。
・
・
・
・
流石にもうちょい続きます。
と恒例のメタ発言をしつつ、沙姫が目を覚ましたんで執事への道、再開。
ちなみに、凛にはアレはしなかった、なんかめっさ、ふて腐れてたが、知ったことか、ですわい。
沙姫にも、もう一回要求されたが、むろん、それも拒否っといた。
アレはやってて、自分でもさぶイボ物だったしな。
封印だ、封印。
「ンじゃ、先ずはお茶でもいれまする」
言葉使いはやっぱし変だが、そこはまぁ妥協しともらい、お茶をいれます。
この辺は手慣れたモンです、まっこんな高級そうな、茶っ葉や、道具は使ったこたぁねぇけど。
「どうぞ」
「ありがとうございますわ・・・ンッ・・・あっ、美味しいですわ」
「恐悦至極」
フッ・・・一日の長がありますからな、っと俺も・・・。
「待て待て、政成、一緒に飲んでどうする」
と思ったら凛にダメ出しを喰らった。
「えっダメなん?」
「一応、執事だろ、主の許可が出たならまだしも、自分からはダメだ」
むむっ・・・残念・・・。
執事ってめんどくぇせな・・・。
「向き不向きってあっけど完全に俺には不向きな職業だな・・・将来、執事だけはせん」
「そういうな、見ろ、政成が入れて、お茶で沙姫様が嬉しそうになさっているだろ、それを見て政成も嬉しくならないか?」
「なるぞ、美味そうに飲んな~ってな?」
あぁまで美味そうにしてくれっと入れた側としても満足ですわい。
「その気持ちが執事には大切だ、どうだ将来、執事になりたくなっただろ?」
「ならん、堅っ苦しいのは苦手なのよ」
「頑固な」
カッチカチだからね、つか、なんで、そんなに執事を押すよ凛。
「何をコソコソ話してますの? お二人も一緒に飲みましょう」
おっ?
「コレならおけ?」
「うむ・・・というか、既に綾は飲んでるな」
ですな、ちゃっかり綾です。
さっきのことと言い、以外と油断ならんな、このメガネっ娘は。
まっいいさね、とりあえずお言葉に甘えてってことで、お茶タイム。
茶菓子はスコーン。
コレは市販のヤツ、やっぱ高いんかねぇ~。
まっでも・・・自分で作った方が心情的に美味く感じる気がする。
若干、自慢っぽいが、メキメキ実力は上がっとるしな。
つうワケで。
「次は俺が何か茶菓子を作りまするぞ、沙姫、何をお食べになりてぇですかい?」
「えっ・・・えっと・・・チーズケーキを、いつかの学園祭の時に食べたケーキが美味しかったですわ」
「おけ! です、じゃチーズケーキを作りまする、凛も綾、よかか?」
「ああ」
「はい」
と次の茶の時間はチーズケーキを作ることに。
で、お茶タイムが終わり。
「マサナリさん、チェスのお相手を」
むっ? チェスか・・・チラッと凛に確認。
「主のチェスのお相手を勤めるのも、執事の役目だ」
どうやら、そういうことらしい・・・。
「では・・・僭越ながら・・・」
と沙姫のチェスの相手をすることに・・・。
「ポーンとナイトが合体!! 超戦士! ナイトロードが誕生!!」
「そんなルールありませんわ!! というか・・・マサナリさん・・・チェス・・・出来ませんの?」
うっ・・・。
「スンマセン・・・全然、わかんねぇです、将棋なら出来るでごぜえますが・・・」
チェスは全くもって、出来ませんねん。
「いや・・・ホント、スンマセン・・・」
「そっそそんなに落ち込まなくても、いいですわ、私が教えて差し上げますわ」
と、沙姫にチェスを教えてもらうことに・・・それで、なんとか、かんとか、ルールだけは、わかったっぽい・・・。
で、再戦。
「チックショーーー!! 将棋なら負けねぇ!! 将棋盤、持って来ーーーいッ!!」
ボロ負け・・・こういうの得意なはずなんだが・・・。
チェスとは相性が悪いぞ、チクショー。
あっ、後、さっきのアレで、ちょっと凛に怒られた。
でも、なんやかんやで将棋盤を持って来てもらって勝負することに。
ちなみに、沙姫はチェスとは逆に将棋はわからないらしく、対戦相手は凛。
その勝負を見ながら、綾が教えていくって形。
で勝負の結果は・・・。
『ジャラジャラ』
「フハハ・・・さて、凛よ、次はどうするよ?」
持ち駒ジャラジャラな俺。
「ムググ・・・まさか、政成がここまで強いとは、クッ・・・今まで、父上、以外に負けたことはないというのに・・・」
王将が殆ど丸裸な凛。
フッ・・・将棋は強いんですよ、将棋は。
「クッ・・・投了だ」
「イエース! 見たか沙姫! ワッハハハ!!」
主の沙姫に勝利の報告!!
「な・・・なにか可愛いですわ」
「子供みたいです」
可愛いのはオマエさんらの方だっつうに、子供なんは認めるけどね。
「っと・・・ボチボチ昼メシの時間帯でごぜえますな、昼メシはどうするんでごぜえますかな? 作りまするか?」
「マサナリさんの手作りですの? よっよろしくお願いしますわ!!」
おっ食いついた! 昼メシだけに・・・うん忘れてくれ。
「では厨房に案内しよう」
「あいあい」
凛に案内されて厨房へ・・・。
「うへぇ~デケェなオイ?」
「それは、そうだろう、天条院家の厨房だぞ?」
まぁ家、自体もデカイしな、しかも高級食材が、どっちゃりやん・・・まっ俺はあえて・・・。
「コレだな、後はコレ」
「むっ? 何を作る気だ? というか、ソレは食材じゃないだろ?」
まぁ、そうなんだがね?
ン? では何をってか? それはアレです、鉄板です。
更には肉とソバと、炊いた米。
「後はガスを引いてっと・・・」
上手く、ガスを引っ張って来て、沙姫が待つメシ用の部屋に。
「何をいたしますの?」
「フフン、今日の昼メシはパフォーマンス込みだ! まっ見てて下され!!」
鉄板を繋げたコンロの上に置き。
『キンキンッ!!』
二本のヘラをうちならして。
「先ずは肉だ!!」
『ジューーッ!!』
と鉄板に乗せて焼き始める。
「鉄板焼きのパフォーマンスか?」
「凛正解っと!!」
『ボウッ!』
定番のフランベ。
そして。
『ヒュックルクル!!』
コショウが入ってるアレ・・・確か・・・ミルだったか? を体の後ろから回して投げて、キャッチ。
更に、ニ~三回、回転させ。
パッパッと味付け。
「す・・・凄いですわ」
「こういうの生で見るの初めてです~」
「やるな、政成」
中々に喜んでるっぽいな。
「まっ味も・・・美味いはず、つか良い肉だから、美味いわな、コレは料理人の腕とはあんまし関係なさそうだけんど、とりあえずは、召し上がって下され」
『カシャカシャカシャ』
サクサクと肉を切り分けて、三人に差し出す。
うむうむ、中々に美味そうに食べてますな、さてさて。
後は・・・。
『ジュージュー・・・』
軽くパフォーマンスをしながら、作り上げたのは。
「なんですのこの、お料理?」
沙姫はやっぱし知らなんだか・・・まっしゃあねぇわな。
「ソバ飯でごぜえます、以外と美味いから食べて下され」
「えっええ・・・ハム・・・あっ美味しいですわ・・・」
うむうむ。
「そいつぁよかったでごぜえます、凛に綾は?」
「美味いぞ」
「美味しいです~」
よしよし、好評、好評。
一応、自分の分も確保して昼メシは終わり。
美味そうに食ってくれたんで満足満足ですしたわい。
パフォーマンスも喜んでるくれたしな。
で・・・後片付けをしとる時に気付いたワケだが。
電球が切れてたり、若干、ホントに若干ではあっけど、微妙に壁のとこにキズが入ってたりした部分が目についた。
「何せ広いからな、気をつけてはいるが、どうしても手が回らない事がある」
凛に聞いたらそういう事らしい。
で、俺、臨時用務員としての血が騒いだんで。
「じゃ補修しま~す」
とサクサク補修作業に取り掛かる、この辺りの実力もメキメキと上がっとります。
今なら一軒家も半日、掛からずに建築出来る気がするぜ!!
とか言ってる間にも補修作業は完了。
「流石だな」
と凛や、通り掛かった、本職の執事さんやら、メイドさんやらに感謝されました。
「凄いですね~マサナリ君」
「そっそうですわね・・・真剣にお仕事をなさってる姿・・・かったですわ・・・」
仕事に手は抜かない、それが職人ってもんですからな。
つか、沙姫、小声過ぎて、最後聞こえなかったんだが・・・。
まっいいさね。
とりあえず、作業も終わったし・・・。
さてさて・・・執事の仕事に戻りますかねぇ~。
と・・・ココで、ある事に気付いた。
「執事ってコレであってるのか?」
「違うな」
「違う・・・と思いますわ」
「違うんじゃないかな~と」
やっぱし違うっぽい。
つか執事っぽい事を全然、してない気がする。
「やっぱ向いてねぇーわ」
心底そう思う俺です。
「政成はなんでも熟しそうな気がしたんだがな」
「ンなワケねぇじゃん、そこそこ色々と熟せなくもねぇけど、なんでも無理よ?」
巷で融通が効かないと評判だからな。
つか巷って何処のじゃろ?
自分で言っておきならが、クビを捻ってたら。
「どうしたんですの? 何かお悩みでもありますの?」
と、沙姫に心配された。
思いきっと聞いてみた。
「巷って何処じゃろ?」
「へっ?」
やっぱりクビを捻られた。
そら、そうだろ。
「いや、気にせんといて下され、対したこっちゃねぇですからな」
「えっええ、わかりましたわ」
とりあえず、気にするなと言って置き。
次は何をするのかと聞いてみたら。
「そうですわね・・・お勉強をする時間で」
『ダッ!!』
離脱を試みた。
「待て政成! 何故、逃げる!」
「いや、あの、勉強はちょっと? ほら別にテスト前ってワケじゃねぇし?」
「何を言ってますの日々の努力が肝心ですのよ!!」
グッ・・・沙姫、超正論・・・とか思ってたら。
「まぁ私でしたら、お勉強などせずともテストで一位をとるなんて楽勝ですけど!! オーホッホッホ!!」
『『ピッピッ』』
「だから! それはおやめなさい!!」
コレばっかりは定番だから、そう簡単にはやめねぇです。
「全く、とにかく、お勉強をいたしますわ」
というワケで勉強ターイム。
この時間は非常に辛かった。
故に語りません。
ただ、沙姫、凛、綾は自分の勉強が殆ど進まず、俺に教えるのに時間を取られまくったとだけは言っておきまする。
ホント、スンマセン・・・。
一応、執事って事になってるのにね・・・。
主に迷惑掛ける執事ってどうよ? つったら。
「構いませんのよ、というより、マサナリさん、もう執事は結構ですわ、窮屈でしょう?」
って言ってくれたッス。
いやホント、助かります。
「じゃコレからは普通にってぇ事で? いや~、やっぱ執事業務は向いてなかったわ~、ホント、本業の人は尊敬すんね? 目差そうたぁ思わねぇけど」
開放感と共にクビをゴキゴキ鳴らす、まぁ全くもって執事としては機能してなかったけんど。
「ふむ・・・やはり執事は目差す気にはなれないか残念だな」
「凛そう言わないの、マサナリ君、凄く窮屈そうだっし」
いや、窮屈だったんですよ。
「まっ執事は終了したけんど、チーズケーキは作りまっしょい」
こう言うのは以下略だからな。
で、チーズケーキを作り、お茶タイム。
「そういや、三人って付き合いは長えのか?」
チーズケーキをモグモグしつつあの妙な敬語もどきをやめて、その事を聞いてみる。
「そうですわね、小さい頃からの付き合いですわ」
「そうですよ~」
「私の家系の話をしただろ? だから私はそれこそ生まれた時からだな」
ほうほう。
「その頃からの仲良しさんってワケか? 仲良いもんな?」
「そういう政成も、結城 リトと仲が良いだろ」
「まぁよ、いっちゃんの親友だからな?」
コッチに来てから、ずっと世話になりっぱなしだしな。
「少し・・・妬けますわね」
「そうですね」
「フッ・・・羨ましいかね? ってオマエら三人も似たようなもんじゃん」
「そういう意味じゃありませんわ」
ならどういう意味やねん? とクビを捻ってたら。
「やはり鈍いな・・・」
「呪い級だって話だから」
呪いって何よ?
と、こんな感じでダラダラとお茶タイムを過ごし。
そろそろタイムセールの時間ってことで。
「じゃ、そろそろ帰りますわ」
「えっ? もっもうですの!?」
「悪い、タイムセールがな?」
「主夫だな」
「主夫ですね~」
なんか最近、俺もそう思う。
まっ、それはさて置き、帰りますっと。
「スマンな、結局、執事っぽいこたぁ、何もせんくってよ?」
「いえ・・・楽しかったですわ」
「そうかい、それなら、まぁよかったわ? じゃ~な?」
「・・・ごきげんよう」
「ではな、政成」
「さようならマサナリ君」
手をヒラヒラさしながら、沙姫の家を後にしました。
沙姫、若干淋しそうにしてたな、また今度遊びに来るべぇ~か。
とこうして、執事のマサさんの一日は終わったのでありました。
つか、何度でも言うが、全然、執事してなかったけどね!!
・
・
・
・
沙姫 視点
行ってしまいましたわね・・・。
少し淋しいですわ・・・。
楽しい時間は早く過ぎ去る・・・この言葉は本当でしたのね。
マサナリさんが訪れた、今日という一日は、本当に、あっという間に、それこそ瞬きのように過ぎてしまいましたわ。
「ララが羨ましいですわ・・・」
マサナリさんと同居してるというララ、その事が羨ましく感じますわ。
でも・・・一つだけ優越感を感じることがありますのよ。
それは・・・・。
そっと右手を握る・・・この手にマサナリさんが、くちづけを、なさって下さったこと。
余りに驚き過ぎて、気を失ってしまったのは不覚ですけど。
フフ・・・嬉しかったですわね。
「むぅ・・・沙姫様、羨ましいです・・・何故、私には・・・」
「まぁまぁ凛、きっと、また何か、アレばやってくれるんじゃないかな?」
「それはダメですわ!! アレは私だけの特権ですわ!!」
綾の言葉思わず大きな声を上げてしまい・・・。
『カァ~~~~~』
「お・・・お家に入りますわよ!!」
熱くなってしまった、お顔を見られないように、急いでお家に入りました。
「むむぅ・・・やはり羨ましい」
「うわぁ~~沙姫様、可愛い・・・」
うぅ~~~恥ずかしいですわ。
やはり、マサナリさんが絡むと調子が狂いますわね。
イヤじゃないですけど。
寧ろ楽し・・・なっなんでもありませんわ~~~~~~!!