来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第五十六話っぽい感じ!

 

 

 

風呂が直りました!!

 

まぁ正確には直した、なんだけどな? とにかく、風呂が直ったんですわい。

 

ちなみに前回、ララと恭子は若干言い過ぎた部分があったんで、軽く謝っといた、特に恭子には。

 

ただ、アルコール摂取に関しては許してねぇんで、反省札は丸三日は下げさせてました。

 

恭子は撮影とかの時は外していいつっといたけどな。

 

ン? 風呂を直すのに三日も掛かったのかとな? いやさ、材料がね、届いたんが今日だったんですわい。

 

だから掛かった日数は実質、一日・・・も掛かってねぇけど一日だぞ。

 

 

まぁ、それはともかく・・・久々に家風呂、銭湯もいいけど家風呂は家風呂で好きなんです。

 

ってなワケで早速!!

 

「風呂ーーーーッ!!」

 

『ガチャ!!』

 

 

「「・・・・」」

 

ン?

 

待て・・・いやさ待て・・・。

 

目をコスコス・・・。

 

「ーーーーーッ!!」

 

「まぁ・・・大胆ですねマサナリさんったら」

 

 

いやさ大胆ってオマエ・・・。

 

『プルプルプル』

 

あっ・・・イカン。

 

「のぞき魔ーーーーッ!!」

 

『ブンッ!!』

 

洗面器が飛んできたッ!!

 

『パシッ!!』

 

マサナリは上手くキャッチした!!

 

って言ってる場合じゃないっつの。

 

「悪い!! わざとじゃねぇよ? いやホント!!」

 

とりあえず謝っとこう、悪いと思ったら頭を下げる、基本だな。

 

「いいから出てけバカナリーーーーッ!!」

 

結城家にナナの叫び声が響いた。

 

 

「バカナリ・・・肩揉め」

 

「ウスッ・・・」

 

はい、ただ今、俺、ナナにめっさこき使われてます。

 

今回に限っては、完全に・・・とは言わんが八割方は俺の確認不足が原因だからね。

 

久々の家風呂に浮かれてましたわ・・・。

「チクソウ・・・こういうんはリトの仕事だろ・・・」

 

「どっちの意味だよ!! っていうか仕事ってなんだ仕事って!!」

 

「ドッキリハプニング?」

 

いや、寧ろ、トラブる、と言った方がいいような気がする。

 

「無駄口叩くなよな~しっかり揉めバカナリ」

 

イラッ・・・このペッタンコは・・・。

 

「モモはアッサリ許してくれたつうのに・・・だからペッタンコなんだ」

 

まぁ。

 

『未来の夫になる方ですから・・・ポッ』

 

とか、なんとか言ってたがこの辺はスルー。

 

「ペッタンコって言うなーーー!! のぞき魔のくせにーーー!!」

 

って・・・このペッタンコは・・・さっきから、のぞき魔、のぞき魔って・・・。

 

「わざとじゃねぇつってんだろがッ!! つかさ、よくよく考えたらおかしくね? 普通さ家主の断りもなしに風呂に入るか? 入らないよね? オマエ頭大丈夫?」

 

もういい、もうサービス期間は終わりだ!!

 

大胆、俺、全員、居間にいたの確認してたからね?

 

その上で入ったワケだから。

 

うん、コレ俺の落ち度、五割くらいだわ、寧ろ五割切るわ。

 

「ウグッ・・・たっ確かにそうだけど・・・でもオマエに頭の心配されたくねぇーよバカナリのクセに!!」

 

「黙れペッタンコ、つか絶対ナナよか頭いいね俺、流石のマサさんも人ン家の風呂に入る時は断り入れるからね」

 

「汗かいたから入りたかったんだよ!!」

 

「アイタタタ~~~~~、いや俺、自分でも自分勝手だわって思うけど、それ以上に自分勝手なヤツって久々に見たわ~」

 

 

いやホント久々だわ、流石のナナも返す言葉がないようだな、ハハハ、俺、勝・・。

 

「そう言えばマサナリはドクター・ミカドの家の冷蔵庫を勝手に荒らした事がありましたね」

 

うん、ヤミっ子、それ今、言うことじゃなくね?

 

ほら、ナナのヤツ、なんかニタ~~笑ってるし。

 

「うわっ・・・有り得ないぜ、流石の私も人の家の冷蔵庫は勝手に漁らないよ」

 

「っせぇ腹が減ってたんじゃ!! 三日何も食ってなかったんだぞ、ケガは食って治すもんなんだよ栄養を欲してたんだよ!!」

 

 

その後、約三十分、言い合いは続きました。

 

で、ようやく。

 

「ナナ、モモ、急にどうしたの?」

 

と、ララが二人にそう聞く、確かに気になるっちゃ気になる。

 

まぁ多分、遊びに来ただけだろうけど。

 

「もぉ~~~~来るなら来るって言ってくれたらよかったのにィ」

 

「そうすりゃ俺も、のぞき魔、扱いされずに済んだのにな」

 

「うるさい!! 慌てて出て来たんだよ!!」

 

ン? 慌てて? はて?

 

あっなんかモモがナナを睨んでる。

 

「あ・・・・いや、何でもない!」

 

ふむ・・・な~んか・・・。

 

「裏がある気がする」

 

「うん、私もそう思う」

 

俺の呟きに頷く美柑。

 

聞き出そうかと考えてたらモモが。

 

「そ、それより、お姉様! その後、マサナリさんと結婚に向けての動きはありましたか?」

 

なんかアホな事をほざきだした、更に続けて。

 

「例えば~~~~キスとか? もっと色々な」

 

「この辺りで指導!!」

 

『ガスンッ!!』

 

「痛いっ!! ちょっマサナリさん何するんですか? そういうプレイはもう少しレベルが上がって」

 

「指導アゲイン!!」

 

『ゴスンッ!!』

 

「ッ!!! さっきより痛い~~~」

 

ニ発目は強めです。

 

「ったく、なんか色々教育に悪い!! 家には美柑を始めまだまだ子供がいるんだから、そういう発言は控えなさい!!」

 

ヤミとかセリーとかね!!

 

セリーはまだまだ子供です。

 

って・・・あら?

 

「子供って・・・うぅ~~~なんか悔しい・・・確かにまだ小学生だけど・・・なんだか、とっても」

 

「ええ・・・チクショーな気分です・・・」

 

なんか美柑とヤミの二人がガックリなってた。

 

 

「なぁ・・・姉上、バカナリのヤツって何時も、ああ、なのか?」

 

「うん、なんかね? たまに、ああなるんだよ、えっと・・・オカンだったかな?」

 

「やっぱ微妙なラインで厳しいよなマサって」

 

「どの辺にラインがあるか謎だけどな」

 

俺も、つうか書いてる人も謎っつってた・・・ってイカン大分メタだ。

 

「ンッン・・・キス云々はともかくとして・・・どうなんですかお姉様?」

 

「うぅ~~~~マサ~~~結婚」

 

「断る」

 

「全然ダメだよ~~~~」

 

当たり前だっつうの、多少の前フリがあった所で頷くかっつうの。

 

「やっぱりお父様がおっしゃってたみたいに手強いみたいですね、私も気合いを入れないと」

 

何の為の気合い? つか、その視線は何?

 

「うわ~~~ゲームの世界の時から思ってたけど・・・やっぱりまた増えてる」

 

「倍率が高すぎます・・・」

 

増えてるって何? ダチ? つか倍率って何?

 

「ホント・・・マサすげぇよ」

 

「アレで気付かないんだもんな・・・はぁ~~~~」

 

ため息をつくなリコよ、なんか切ねぇだろチクソウ・・・。

 

「ハァ~~~姉上~~~コイツは止めとけって、だって、お風呂のぞき、とかするやつだぜ~~~」

 

「えぇ~~~マサが、のぞき?」

 

いやさ、だからアレはわざとじゃねぇつうに。

 

 

「普段はのぞかれてるみたいですけどね?」

 

モモの発言に思いっきり目を逸らす美柑&ヤミ、何故か微妙にリコも。

 

 

うん、まぁなんとか、かんとか阻止してるけど・・・って。

 

「待てィ!! モモなして知ってる!!」

 

あの数々の攻防を。

 

「あっ表のセリーヌさんに聞きましたよ」

 

ほうほう。

 

「なるほろな、セリーから聞いたワケね、セリーのお喋りめが・・・まっ別段困るワケじゃねぇけど」

 

事実だしね。

 

「って・・・マサ、今、モモ、セリーヌから聞いたって言わなかったか?」

 

「言ったな」

 

「ってことはモモ植物の言葉がわかるのか?」

 

ン? あっ・・・言われてみれば・・・ってアレ?

 

「リトもリコもわかるじゃん」

 

「流石に細かいことまではわかんねーよ!!」

 

「つか、わかるのマサぐらいだと思ってたから!!」

 

いやさ、俺だってニュアンスなんだが。

 

まぁ何故か細かいこともわかるっちゃわかるけど。

 

「えっ!? マサナリさんも、リトさんも、リコさんも、植物の心がわかるんですか!?」

 

心? 心とな? いや心じゃなくて・・・。

「セリー喋ってんじゃん、正確には鳴いてんじゃん」

 

「うん」

 

「ギャウ~ってさ」

 

モモの言葉にそう返す、セリーの言葉がわかる組の俺、リト、リコ。

 

「あとねマサは前、ペンギンやイルカとお喋りしてたよ~~、ね~マサ?」

 

「うむ、ちなみに最近はカラスと仲良くなった」

 

中々に漢気のあるカラスだぞ、詳細は省くけど。

 

「何!? バカナリ、オマエ、動物とも話せるのかよッ!?」

 

「何故かは知らんけどな? 魂で話せば通じたのだよ」

 

 

 

「ふわ~~~凄いですね~、植物だけじゃなくて動物とも・・・あっちなみに私は植物とナナは動物と心を通わせることが出来るんです」

 

「デビルークでも私達しか持ってない特別な能力なんだぜ!! まぁ・・・なんでバカナリが持ってるかはしんないけどさ」

 

「俺も謎だっつうの、つか俺の場合は喋って・・・じゃねぇな、鳴いてくれんとわからんぞ?」

 

「あっ!! そう言えばマサって前のイルカの時もだったもんね?」

 

うむ、まぁ詳しくは第二十七話っぽい感じ! を・・・ってイカン、コレもメタだわ、とか若干、自分のメタ発言にセルフってたら。

 

「ナナ様! モモ様ァ!!」

 

と非常に聞き覚えのある声が聞こえてきた、つか、前以て言おう、たまには。

 

うん、そうだね、ザスティンです、マウルにブワッツもおります。

 

で、そのザスティン君、窓に足をかけて普通に侵入してきやがりました。

 

「ザスティン!!」

 

そんなザスティンに驚き顔のララに。

 

「ちゃんと玄関から入れ!!」

 

ツッコム、リト君。

 

そうだな、俺も言わないとな。

 

「結城家は室内土足不可だボケーーー靴を脱がんかいバカタレ共がァーーー!!」

 

『ガスン、ゴスン、ゴガン!!!』

 

「「「ありがとうございまーーーすっ!!」」」

 

ゲンコ三連、何故か礼を言う微妙に体育会系なザスティン、マウル、ブワッツの三人です。

 

で、何しにきたのか聞いてみたらば。

 

「先程、デビルーク王より直々に通信がありました、お二人が・・・」

 

ザスティン君、微妙に溜めるをつくり、ビシッとナナ、モモの二人を指差し。

 

「勉強がイヤで家出したと!!」

 

『『『ビクンッ!!』』』

 

「「「へっ?」」」

 

「プリンセスの妹達はわかりますが何故マサナリまで反応してるのですか?」

 

うっ・・・なんか身に覚えがありまくるもんで。

 

しょっちゅう保健さんとこにいるしな。

 

 

「ナナ、モモ、そうだったの?」

 

目が点のリト、リコ、美柑、ヤミにツッコミを食らって、つい、心の中で言い訳してる俺を置いて、ララが二人にそう聞く。

 

「だって・・・」

 

「面倒なんだもん教育係に張りつかれて宇宙の歴史とか王族のたしなみとか・・・」

 

うわっ・・・そらキッツイ。

 

「あーーー確かに!」

 

「幼少の頃、ララ様もよく逃げ出しておられました」

 

俺でも逃げるね。

 

「しかし!! 長きに亘る銀河の戦乱をデビルーク王が治めて十余年、コレからの時代は勉強も大切な事なのです!! むろんマサナリ様も」

 

『『『ダッ!!』』』

 

ザスティンが俺の名前を持ち出した瞬間、ナナ、モモ共々、疾風(かぜ)になりました。

 

 

ララ 視点

 

「むろんマサナリ様も・・・って、あれ?」

 

「三人とも逃げてったよ」

 

いつの間にか逃げちゃったマサにナナにモモ、そのことを美柑がザスティンに教えてあげたら。

 

「しまった追うぞ!!」

 

「「はっ!!」」

 

ってザスティン達はマサ達を追っかけて出ていった。

 

う~ん・・・。

 

「困った二人だねー家出なんて」

 

「オマエが言うな」

 

「というか何故マサナリも一緒になって逃げたのでしょうか?」

 

「自分の名前が入ってたからだろ?」

 

あっ!? そうだったマサも一緒に逃げちゃってたんだ!!

 

「追っかけよ!!」

 

「「ああ!!」」

 

「うん!」

 

「わかりました」

 

私達もザスティン達に続くように家から飛び出した。

 

 

マサ 視点

 

今は家からちょい離れた河川敷におります。

 

「クッソ~~~地球にはザスティンもいること忘れてた!」

 

「はぁ・・・ナナが家出しようなんて言うから、こんな事に・・・」

 

「ンな状況だったら俺も家出するつうの、裏があるたァ思ってたがそういう事情だったたァねェ」

 

うんうん仕方ねぇよ、ホント。

 

「おっ? バカナリわかってるじゃん・・・って、なんでバカナリまで一緒になって逃げてんだよ?」

 

「知らん、なんか俺の名前が出た瞬間、逃げたくなった、勉強はイヤでござる!! つか、なんで俺までせなイカンねん」

 

「それは・・・何れはデビルークの王になるからですよ」

 

「ならん、つか意味わからん」

 

「もう・・・だから、お姉様に私、それにナナの夫になる」

 

「ピー、エラーです、その語彙は理解できません、ピー、エラーです、その語彙は理解できません」

 

「もう、強情ですねマサナリさんは」

 

強情も何もないつうの。

 

「・・・な~んで姉上もモモも、コイツがいいのか?」

 

「あら? ナナ、マサナリさんはステキな殿方よ? セリーヌさんに聞いたもの」

 

むっ? セリーめ、何を話したんだ? つかステキって・・・。

 

そっとモモにミ〇ミ〇を手渡した。

 

「いや、別にコレが欲しくて、ステキって言ったワケじゃ・・・」

 

「いいから受け取っとき、気持ちやから!!」

 

うさん臭い関西弁なのは気にするな、気持ちだから。

 

「あっ私もくれよ~モモだけズルイって」

 

むっ・・・ナナもか、仕方あるまい。

 

「ほれ、ラス2だからな、後で買いに行かねば」

 

家にはまだストックはあるけどね。

 

で、三人でミ〇ミ〇・・・。

 

うむ、美味い。

 

「して・・・飛び出したはいいが、どうすんべ~? ザスティン走りだしたら中々に止まらないタイプだぞ」

 

「知ってるって、私達の方が付き合い長いんだぜ」

 

そらそっか。

 

「はぁ・・・やっぱりナナの考えに乗ったのはまずかったかな~?」

 

「な、何言ってんだモモだって賛成しただろっ!!」

 

「それは、その場の流れというもので・・・」

 

ほうほう・・・。

 

「嘘だな、絶対ノリノリだったね、もう喜々として賛成したね、わぁ!! ナナ、それいいわね? じゃ私、宇宙船用意してくるから!! とかいった感じだったね」

 

間違いねぇって、うん、もう目に浮かぶようだわ。

 

「うわっ凄いな、セリフまで全く同じだぞバカナリ!!」

 

ほらね!!

 

「うっ・・・だって、窮屈だったから・・・」

 

「フッフ~ン、そうだろ~? モモはいっつもイイ子ぶるからな、バカナリには通じてないけど、まっいつも優秀な双子の私と比べられてひがむのはわかるけどさっアハハ!!」

 

優秀ね・・・どちらかっつうとアホな子だと思うんだが。

 

『ピキッ』

 

おや? モモの様子が・・・。

 

『ピク・・・ピク・・・ピク・・・』

 

コメカミがヒクヒクしてるぞ!!

 

コレは・・・まさか・・・。

 

「いいたい事はそれだけ? ねぇ、それだけ?」

 

モモはヤク〇に進化した!!

 

はい、軽くポケットな怪獣っぽく実況してみました。

 

まぁようするに、何度か見てるアレって事ね?

 

で、モモはナナの尻尾を。

 

『くにゅくにゅ』

 

と握り始めやがりました。

 

途端にナナは。

 

『ビクッ』

 

「ふぁッ・・・あン・・・ちょッ・・・シ・・・尻尾は反則・・・っ・・・あっ・・・あ・・・」

 

ってな感じに。

 

 

いまさらながらの、マサナリのワンポイントレッスン!!

 

デビルークの人は尻尾が弱点!!

 

みんなも覚えよう。

 

とか、脳内でアホな事をやってる間に。

 

「お返しっ!!」

 

『コチョコチョ!!』

 

「ひゃっ!! こ、こら放しなさい~・・・やん」

 

「んんっ・・・あんたこそ~~~~」

 

とくんずほぐれつな感じに発展しとりました。

 

うむ・・・流石に・・・。

 

「はい止めれ~~~姉妹喧嘩も悪くはないだろうけんどマサさん、おいてけぼり、で寂しいぞ~~」

 

そろそろ止めます、理由は言った通り寂しいからだっ!!

 

「「あっ・・・」」

 

「ちょっモモ・・・オマエ、バカナリとはいえ男の前で尻尾イジるなよっ、あんな声出しちゃったじゃないかよ」

 

「ナナだって・・・でもちょっとクセになるかも?」

 

なるな、そういうのは日和だけでお腹一杯だから。

 

『大丈夫、扉を潜れば新しい自分に出会えるよ!!』

 

・・・一緒、日和の声が聞こえた気がしたが、全力をもってスルー。

 

『あ~~~~ン・・・・いい~~~~』

 

スルーです。

 

まっアレなヤツは置いといて。

 

「して、どうすんのよ、コレ聞くの二回目だけど」

 

「どうするって言ってもな~~」

 

「う~ん、捕まりたくないですからね~あの窮屈な暮らしはちょっと・・・」

 

ですよね~。

 

「見つけましたぞ、マサナリ様、ナナ様、モモ様!!」

 

ゲッ・・・ザスティン、追い付いてきたか?

 

まぁ、大分コチャコチャやってたもんな。

 

「マサナリ様の勉強は何れということで、さ・・・迎えの船も手配しました、ナナ様、モモ様、コチラへ・・・」

 

「「うう・・・」」

 

ザスティンの言葉にうなだれながら俺を見る二人。

 

ふむ・・・なんやかんやで俺はわけわからん勉強をしなくていいっぽい流れだが・・・。

 

まぁ勉強が苦手な仲間として見過ごすのは漢が廃るな。

 

よしっココは。

 

「ザスティンよ、まぁ待て」

 

「はっ? 何故でしょう、いくらマサナリ様の言うこととは言え」

 

「まぁ聞けって、あのよ~窮屈過ぎるのはよ~流石にどうよ? そりゃ勉強が出来た方がいいやも知らんけど・・・ガッチガチ過ぎんだろ?

家出したってことはよ、家出するくれぇに抑えつけられてたってことなんだぜ?

 

それだけ二人がしんどかったってことだ、少しは勉強の時間を作るんはわかるけど、あんまし抑えつけんでやってくれや、頼むわ!!」

 

なんか自分でも目茶苦茶な事を言ってる気がするが構わず頭を下げる。

 

「まっマサナリ様!! そんな頭を上げて下さい!!」

 

ザスティンはそう言うが頭は下げ続ける。

出来れば、頷いてもらいてぇという気持ちを込めて。

ザスティンの頭を上げて下さいという声が聞こえる中しばらく頭を下げ続けていると

、とうとう。

 

「わ、わかりました、わかりましたから、私がデビルーク王に掛け合ってみます!! ですから頭をっ!!」

 

とザスティンが折れてくれた。

 

「ホントか?」

 

「はい、このザスティン、二言はありません!!」

 

「そっか・・・サンキューなザスティン!! よっしゃ、だってよ、ナナ、モモ!!」

ザスティンに礼を言いつつグッと二人にサムズ。

 

「おぉ~~~やったじゃんバカナリ!!」

 

「やっぱり正攻法は強いんですね~」

 

嬉しそうにナイススマイル。

 

うむ、勉強苦手な仲間だし、ダチだしな、何とかなってよかったですわい。

 

その後は、更に追い掛けて来たらしいリト、ララ、美柑、ヤミ、リコと合流し、ザスティン達が帰るの見送った後、家に帰ったのでした。

 

 

そして、ナナとモモの二人は・・・。

 

「バカナリ~、ゲームしようぜ~」

 

「あっマサナリさん一緒にお風呂に入りません?」

 

「マサ~~私も一緒に入る~~~」

 

 

「いいぞナナ、後、ララモモは却下な?」

 

暫く地球に住むことになり、結城家で居候することになりましたとさ。

 

「増えたね、色んな意味で」

 

「増えましたね色々な意味で」

 

「増えたな色んな意味で」

 

美柑、ヤミ、リコが言ってる、増えたってのは住人がってことはわかるが・・・色んなってなんだ?

 

「「「ハァ~~~~」」」

 

今日も今日とて、ため息をつかれて切ないマサでした。

 

 

ちょこっとザスティン 視点

 

意を決してデビルーク王に報告をした所、デビルーク王は。

 

『そうか、それは都合がいい』

 

とおっしゃられました、何故と私が聞くとデビルーク王は楽しげに笑いながら。

 

『どうせマサナリには三人共、面倒を見てもらうんだからな、ハッハッハ、今の内に仲を深めた方がいいだろう、アイツはいいぞ~~~アイツがいればデビルークは安泰だし、娘達もきっと笑って過ごせるからな!! 俺も娘、思いの父親だろ、フハハハ!!』

 

デビルーク王・・・。

 

「なんと素晴らしきお考え!!このザスティン、感服いたしました!!」

 

『フハハハ、当たり前だろフハハハ!!』

 

マサナリ様、デビルークは何時でもアナタ様を待っていますぞ!!

 

 

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