季節外れにも程がある。
リコ 視点
今日、12月25日、まぁクリスマスってヤツだ。
そのクリスマスの日、私達は沙姫先輩の別荘で開かれるクリスマスパーティーに招かれて来ている。
あっ、私が、天条院先輩のコトを沙姫先輩と名前で呼ぶようになったのは、沙姫先輩がそう呼ぶように言ったからだ。
最初は私が元は男でリトだったから、かなり、警戒されてたけど、完全に女になっちまって、それで男だった時と・・・まぁ色々と勝手が違っていて、戸惑ってた時に相談に乗ってくれた。
最初に保護? された時から、そうだったけど、やっぱり面倒見がいいんだよな、沙姫先輩って。
今でも結構、お世話になってたりする、ララや春菜ちゃんにも助けてもらったり、相談に乗ってもらったりしてるけど。
それと、完全に女になっちゃったコトで気付いたコトがある。
それは、春菜ちゃんを見ても以前のようなドキドキがなくなったコトだ。
そりゃ今でも春菜ちゃんのコトは好きだけど、でも、それは、友達としてという意味だ。
そのコトはリトには話してある、そしてリトのコトはリトのコトで応援しようと決めたんだけど・・・まぁ少しは進展してるのか?
元が自分なだけに不安だ・・・激しく。
というか・・・人のコトだけじゃなくて自分のコトも気にしないとなぁ~。
ハァ~~~。
まさか自分が女になった上に分裂して、男を好きになるなんて・・・。
私の人生も大概だよな~。
まぁ・・・いいんだけどさ。
っと、話が逸れた、えっと、どこまで・・・そうそう、沙姫先輩の別荘でやるクリスマスパーティーに招かれたってトコまでだったよな。
パーティー会場には、結構な数の人が来ている。
まっ沙姫先輩はハデ好きだからな~。
私達のクラスのヤツらも来てるし。
それに美柑にナナ、モモ、ヤミもだ。
「リコ、はいコレ食べる?」
「サンキュー、美柑、ン、美味いな」
美柑が取ってくれた料理を摘み口に運ぶ、結構美味い、っていうか、この黒いのって・・・。
「キャビアという食べ物ですね」
やっぱり・・・。
初めて食べたな。
こういう高級な食材が使われてたりする辺り、沙姫先輩が開いたパーティーだなぁと思う。
「あっ・・・春菜さんだ」
ン? 美柑が指差した先を見ると確かに、その先には春菜ちゃん、リトと猿山に話し掛けてるな。
「リト、わかりやすいくらいに顔がニヤけてるな~」
「だね、元・自分として、今、何考えてるとかわかったりする?」
う~ん・・・確かに元・自分なんだけど、大分、考えとかも変わってるしな~。
でも、まぁ多分。
「ちょっとだけパーティー仕様の春菜ちゃん・・・可愛い!! ってトコじゃないか?」
「あぁ~、確かにリトっぽい」
だろ?
「それにしても・・・マサナリ、遅いです」
キョロキョロと回りを見るヤミ。
「今日も働いてるんでしょマサさん?」
「ああ、なにもこんな日にまで働かなくてもいいと思うんだけどな」
そう、実はマサ、このパーティーに来ていなかったりする。
モチロン招かれてないなんてコトはない、それどころか、沙姫先輩は一番にマサを招待してたし。
やっぱりマサが好きなんだろうな・・・ハァ~、なんだかなぁ~。
ンッン・・・で、さっきも言ったけど、マサは、今日も今日とて働きに出てる。
何の仕事かまでは聞いてないけど、補修関係って言っていた。
その仕事が片付いたら来るとは言ってたけど。
そういえばマサ、今朝は微妙に機嫌が良さそうだったよな~。
前に聞いた時は、クリスマスはロクな思い出がないから好きじゃないとか言ってたのに・・・。
「早く来ないかなマサさん」
「マサナリにしては時間が掛かってますね、やはり私もマサナリに着いていけばよかったです」
「そう言うなって、マサもそのうちに来るだろ」
そうは言ったものの、早く来ないかなぁ、と思ってるのは一緒なんだけど。
折角、少しだけだけど着飾ってるんだし。
『ザワッ』
「おーー!!」
「スゴーイ!!」
「カワイー!!」
なっ・・・なんだ?
なんか凄い騒がしけど。
その騒ぎの中心を見てみたら、そこには・・・。
「おまたせーー!」
「久々だよな~こういう恰好って」
「パーティーだもの、着飾らなきゃ」
かなりハデな恰好のララ、ナナ、モモ。
「うわぁ~ララさんもナナさんもモモさんも、ハデ~」
「ですね」
大分ハデだな、スゲェ目立ってるし。
まぁ確かにあの三人ってパーティー慣れしてそうだし、そういう服は持ってると思ったけど。
あっララのはペケか?
って・・・ン? あそこいいるのって・・・。
その場所に近付いて。
「沙姫先輩、どうしたんです? っていうか、その恰好?」
「うっ・・・り、リコ・・・」
「いやな、奇をてらってサンタの恰好をしたいいんだが・・・見ての通り完全に出鼻をくじかれた」
あ~~~、なるほど、あっちなみに、沙姫先輩は凜先輩が言うようにサンタの恰好、凜先輩に、綾先輩はトナカイの恰好。
確かに、目立つ恰好だけど・・・。
「ネタに走り過ぎましたね~」
うん綾先輩の言う通りだと思う。
「うぅ~~~こんなコトなら、普通にドレスにすればよかったですわ・・・あっ、ところでリコ、マサナリさんは?」
「それが・・・まだ来てないんですよ」
「そ・・・そうですの・・・」
ガックリと肩を落とす、沙姫先輩。
「何も、こんな日に仕事をしなくても、いいと思うんですけどね~」
「私もそれ言ったんですけどね、まぁマサだし」
「だな、政成だしな」
それで色々と納得してしまうんだよなぁ。
「まぁもう少ししたら来ると思います、マサは友達との約束を無下にするやつじゃないし」
「ですわよねっ!? うん、リコもパーティーを楽しんでいくんですのよ?」
「ありがとうございます」
沙姫先輩達と別れ、再び美柑達と合流。
それとほぼ同時に。
「うぃーッス、うむ、間に合ったみてぇだな?」
マサ到着。
って・・・。
「作業着姿のままかよ!?」
「直で来たからな、流石にマズイか?」
「別にマズイってワケじゃないと思うけど・・・」
「パーティーに参加する恰好ではないですね」
ヤミの言葉に頷く私と美柑。
「確かになぁ~、みんな普通に着飾ってるしなぁ~、仕方あるまい、ちょっと隅っこで体育座りしてくるわ」
「なんで体育座り!?」
っていうか、そんなコトされたら、その一角だけホラー並に空気が重くなりそうだから。
「あぁ~~~~マサ~~~~来たんだね~~~マサ~~~~ど~~う? このドレス可愛い? 可愛い?」
「おう!? ララ、随分とまぁハデなこって、まっ可愛いけどな?」
「エヘヘ~嬉しい~」
ホント嬉しそうだなララ、っていうか、その積極性がちょっと羨ましい。
「バカナリ、オマエ来るの遅ぇ~って」
「仕事に手は抜けねぇーからな、ナナも着替えってんのな?」
「まっ一応な、結構ニガテなんだけどな、こういう恰好」
「カッチリしたのは肩凝るもんな~」
「ああ、どうもな~」
マサとナナ、喧嘩も多いけど、結構、性格が似てる部分があるせいか、かなり仲がいい。
私はそれに少し危機感を覚えてたりする。
まぁ私だけじゃないんだけど。
「マサナリさん、お仕事ご苦労様です、お飲み物はどうですか? って、今の新婚さんみたい・・・ポッ」
「わからん、オマエの発想のトビ具合は一切わからん・・・まっ飲みもんは飲むけどよ・・・ンッンッン・・・プハァ~~~仕事の後のこの一杯、堪らんな」
モモはララとは違った意味で積極的だ、っていうか、それすらも流すのがマサなんだけど。
モモから受け取った飲み物、ジュースかな? を一気に飲み干すマサ、やっぱ喉が渇いてたのかな。
ってモモ。
「ニヤリ・・・」
もの凄く意味深な笑いしてるんだけど・・・。
「マサ君、こんばんは」
「やっほ~マサマサ」
「おに・・・ンッン、マサマサ、楽しんでる?」
「ン~~~~? おお、春菜、里沙、未央か楽しでるも何も来たばっかだっつうに」
「マサ君も、今日くらいは」
「まぁいいがな唯、好きでやってんだし」
確かにマサ、本気で、やりたくなかったら、やらなそうだしな。
つうか、さっきの沢田の、おに・・・って何だったんだ?
慌てて言い直してたけど。
どうも最近、籾岡と沢田の特に籾岡は、マサに対して、こうアピールっていうか、そういうのが高くなってる気がする。
上手くは言えないけど・・・うん、前より距離が近くなったっていうか、近付こうとしてるっていうか・・・そんな感じ。
「なっ!? まっマジかァァァ!!」
少しだけ考え事に集中してたら突然マサが大声を上げた。
「どっどうしたんだよマサ?」
そんなマサにリトが声をかけてる、ホントにどうしたんだマサのヤツ?
するとマサは、ふるふる、と微妙に指先を震わせて、ある場所・・・というか人物を指差す、その先にいたのは、沙姫先輩達。
確かに目立つ恰好だけど・・・なんでマサは、そんな激しく反応して・・・。
「さっさ、さ、さ・・・サンタさんだァァァァ!!」
・
・
・
・
「「「「はい?」」」」
少しの沈黙、そして一斉にクビを捻る私達。
そんな私達にお構いなく、スゲェ興奮した様子のマサは。
「リト、サンタさんだ!! サンタさんがいる、ヤバイ!! ど、ど、どどうしよ、さっサイン!! サイン貰ってくるっ!!」
「いやマサ、落ち着けって、アレは」
「落ち着いてる場合じゃねぇだろ!! サンタさんだぞ! サンタさん!! さっサンタさーーーん!!」
何時ものように、ノリで動いてんのかと思いきや・・・あの様子・・・。
「本気・・・だったな?」
「うん、本気の目だった」
「マサ君・・・サンタさん、信じてるんだ・・・」
なんとも言えない気持ちが私達を包む、そんな中、モモが・・・。
「アッ・・・アハハ・・・、まさか、こうなるなんて、ちょっと予想外・・・」
そう呟いたのを聞き逃さなかった、モモを問い詰めると。
「えっと、さっき渡した飲み物に、少しクスリを・・・」
「ちょっ!! クスリってなんのクスリだよ!!」
「飲み物が、お酒に近い成分にかわるっていうクスリを、酔うと、どうなるのかな~と気になりまして・・・」
なっ・・お酒!?
って待て・・・いくら、お酒っていったって、マサが簡単に酔っ払うようなヤツに思えないんだけど・・・。
いや、マサは未成年は酒をダメって言うヤツだから、飲まないんだけど。
「オイ、モモ・・・そのクスリって、まさか・・・『銀河の魔王』じゃ」
「うん、三つほど」
「三つ!? おまっ!? 三つって!!」
「それくらいじゃないと酔った姿は見れないかなぁ~って」
「だからって三つはやり過ぎだろ!!」
なっなんか、話を聞く限りじゃ、相当ヤバイ感じがするだけど。
「ねっ、ねえ、ナナさん、その『銀河の魔王』って・・・」
「ああ~~~~、父上が銀河統一戦争で銀河を統一した時の記念で作った、銀河で一番強い酒・・・みたいなモン、あんまりにも強過ぎで、飲み干すのは、作らした父上ですらダメだったってくらいに」
なっ、マジかよっ!?
「さっき、マサ、一気飲みしてたぞ!!」
「強いんですね~マサナリさんって・・・そこもステキ・・・ポッ」
「ちょっモモさん、マサ君はまだ未成年なのよ!! それなのにお酒なんて」
「いえ、あくまで、お酒のようなモノで、お酒じゃないですよ?」
そういう問題じゃないだろ。
っていうか悪びれる様子が全然ないのかモモ。
「というコトはマサナリは今、かなり酔っ払ってる状態というコトでしょうか?」
「ええ~~~マサ酔っ払っちゃったの?」
「さっきの様子、見てたら・・・有り得るような・・・でも酔っ払ってなくても、ああ、なった気もする」
確かに、マサだし。
で、そのマサは今。
「あっあの、おっ俺、さっサンタさんのファンです、マジ応援してます、あの、さっさ、サインを!!」
何処から取り出したのかサイン色紙を持って沙姫先輩にサインをねだっているところだった。
流石に沙姫先輩も、どう反応していいか、かなり戸惑って・・・。
「うっ・・・か・・・可愛いですわ」
「可愛いですね」
「すっごく目がキラキラしてますね~」
別の意味で戸惑ってるし・・・。
「沙姫様、ココは一つ、一芝居してあげては? 流石に、違うとは・・・」
「言えませんわね・・・ンッン、サンタさん」
「そう言えばサンタさんって、女の人だったんたンスね? おっ俺、ずっと爺ちゃんだと思ってたんス!! やっぱホンモノは違うスね!! 勉強になるッス!!」
まっマサ・・・狙ってやってるのか? いやマジだなアレ。
そんなマサに一瞬だけ慌てたそぶりをみせる沙姫先輩達だったけど、直ぐさま。
「それは、私の、お爺様でしてよ、私は孫の・・・えっと・・・クロス・・・ええクロスですわ!! サンタさんは家族でプレゼントを配ってますのよ」
「そうなんスか、 スゲェ!! サンタさんスゲェ!! あっクロスさんって呼んだ方が」
「サンタさんでいいですわよ?」
「うッス、あっおっ俺、まだ名前」
「マサナリさんですわよね?」
当然、マサの名前を知ってる沙姫先輩、マサが教える前に、マサの名前を言う、それが凄い衝撃だったのか。
「教えてないのに、俺の名前を!! やっぱスゲェ!! サンタさん、スゲェ!!」
すっげぇ嬉しそう。
「かっ・・・可愛い過ぎますわ・・・」
うん、確かに・・・コレは可愛い・・・。
「あっ、えと、それでサインを・・・」
「ええ、サラサラっと、コレでいいかしら?」
沙姫先輩が書いたサインには。
『サンタクロースよりマサナリさんへ』
と書かれている。
そのサイン色紙を受け取ったマサは、やはり嬉しそうに。
「あっ・・・ありがとうございます!! 宝物にします!! ヤッホーイ!!」
とはしゃいでいた。
よっぽど嬉しいんだな~。
「それでは私は今からプレゼントを届けに向かわないといけませんので、では、みなさん、メリークリスマスですわ~~~」
最後に、そう言い残し、去っていくサンタの沙姫先輩に、トナカイの凜先輩に綾先輩。
多分着替えに行くんだろうなぁ。
「頑張って下さい!! マジ応援してますんで、ありがとうサンタさーーーん!!」
それに手を振って見送るマサ。
そして沙姫先輩達が去った後、私達のところに戻ってきたマサは。
「見ろ!! いいだろ~~~サンタさんからサインもらったんだぜ~~~スゲェだろ? なっ? スゲェだろ?」
そう言いながら満面の笑顔でサイン色紙を見せびらかし始める。
この時、俺達の回りにいる人達、特にマサと仲がいいヤツは、こう思っただろうなぁ~。
((((可愛い・・・))))
と、特に私を含め女性陣は。
「やっぱ酔っ払ってるっぽいな~アレ」
「っていうか、真相伝えたらどうなるんだろうな?」
猿山・・・。
「止めろよ、オマエ、ボッコボコにされるぞ? マサにじゃなくてララ達に」
「うっ・・・それはそれで・・・いや流石にしねぇーって」
リトの言うように多分、私も参加するだろうな。
まっ流石に言わないみたいだけど。
他の人達も言わないようにしてくれてるみたいだし、マサの夢? は護れそうかな?
そう思ったのもつかの間。
「フッ・・・鬼島」
「あン? オマエ・・・誰?」
マサに声をかけてきた男・・・ってアイツ弄光?
マサは覚えてないみたいだけど。
「弄光だ!! オマエと野球で勝負したりしただろっ!!」
後、盗撮の犯人。
私がまだリトだった時に殴られったけ? あの時、マサが本気で怒ったの始めて見たんだよな。
「はぁ・・・で、何? 羨ましいのか? サンタさんのサインが羨ましいかね!! ワッハッハッハ!!」
覚えてはいないけど、やっぱりキライらしいなマサ。
「フッ・・・いいか、鬼島・・・サンタがいると思ってるのか? オマエ、幾つだよ、サンタなんていないんだぜ?」
あっ・・・あのヤロー・・・言っちまいやがった!!
「はぁ!? テメェ何、言ってんのサンタさんをバカにしてんのか? 今もプレゼント配りを頑張ってるってのに、謝れサンタさんに!!」
「だ~か~ら、それはサンタじゃなくて親がプレゼントを置いてんだよ」
「違うねっ!! サンタさんだね!! 俺は一回も貰ったコトないけどサンタさんは、いるね!! っていうか、さっきいたね!! あっオマエみてぇーに、腐ったヤツにさサンタさんは見えねぇーのか? 残念だなぁサンタさんが見えなくて」
「オイオイアレは・・・」
げっ、さっきのサンタが沙姫先輩だとばらす気だ!!
殴ってでも止めるべきか?
そう考えてた一瞬の間にヤミが弄光の背後に回り、髪を刃物に変えて。
『チャキッ』
「・・・いいですか二度は言いません、サンタさんはいます」
「はっはい・・・サンタさんはいます!!」
ヤミ、ナイス!!
「フッ・・・要約わかったかね、全くサンタさんがいないとか、なんちゅう無礼なヤツだ、もし今日、俺がサンタさんに会ってなかったら、オマエ、血ダルマにしてんぞサンタさんに感謝しろ!!」
寧ろマサじゃなくて、私達に血ダルマにされるトコだったけどな。
まぁ何とかマサの夢も崩さずにすんで良かったか。
その後、着替えてきた沙姫先輩にマサが自慢気に。
「見ろーー沙姫、俺サンタさんにサイン貰ったんだぜ? スゲェだろ? っていうかあのサンタさん沙姫に似てたけど親戚か?」
「えっええ、遠い親戚ですわ・・・」
「マジか!? スゲェな、だから今日サンタさんが来てたんだな!! 今度、会ったら頑張って下さいって伝えてくんね?」
「モチロンですわ・・・あぁ~~~少しだけ心が・・・」
その胸の痛みは、わからないでもなけどさ。
こんな感じでパーティーの間マサはずっと嬉しそうにして、たまにサインを見ては、にへら~と笑っていた。
その顔もちょっと可愛いかった。
で、次の日・・・。
「昨日パーティーだったよな? 行ったまでは覚えてんだけど・・・後、サンタさんに会えたような気がしたんだが・・・」
クビを捻るマサ、微妙に記憶がトんでるらしい、そんなマサにララが。
「マサはサンタさんに会ったよ、ほらサイン」
そう言って昨日のサインを渡す。
「なっ・・・サンタさん・・・スゲェ!! サンタさんのサインってスゲェ!! サンタさん、ありがとーーー!!」
サンタさんにお礼を言うマサを見て、少し幸せな気持ちになった私達だった。