「紳士道を極めてみようと思う!!」
「はっ? ちょっマサ? いきなり何、言い出し・・・ってなんか似たようなコトが前にもあったような・・・」
リト何やら困惑気味。
つか確かに前に似たようなことをした気がするが、あの時は何だったか・・・エロ本を手に入れようとしてたんだったか?
なんやかんやでうやむやになったけど。
まっ今はそのことは、そぉーい、しといて。
「紳士道を極めたいと思う!!」
「いや、だから・・・」
「うむ、リトよ、何故に急にそんなことを言い出したのか、だろ?」
「ああ、さっきも言ったけどな」
そこはスルーしれ。
っと理由だったな。
「いやね、俺、頻繁に、紳士だからねっ!! と言うが大概、胡散臭いヤツを見る目で見られるだろ? 故に俺が真(まこと)の紳士だと証明する為、紳士道を極めるのだよ、いやさ、極めねばならんのだ!!」
「はっ・・・はぁ・・・ようするに、見返したいってことか?」
平たく言えばそうなるな。
「一応、軽く辞書で調べてみた、上品で礼儀正しく、教養の高いりっぱな男性が紳士だと・・・残念なことに一つも当て嵌まらんかった・・・なるほど、コレでは今まで胡散臭いヤツを見る目で見られても仕方ない、が、しかぁ~し生まれ変わった俺は違う!!」
「わざわざ調べたのかよ・・・なんでこう無駄に行動力があるのか・・・」
無駄とか言うなっちゅうの。
まぁいいさね、とにかく紳士道を邁進する為に。
「とりあえずハンカチのことはコレからはハンケチーフと呼ぶことにする!!」
「目をつけたとこがそこかよっ!!」
うむ、なんか、そう呼んだ方が紳士っぽいしな。
「だがコレ以上、他に紳士としてやるべきことが見当たらん・・・実に困った」
「もっとあるだろ色々!!」
「うむ流石はリトだ、ならばリトよ、その色々とやらを教えてくれ!!」
「えっ!! いや・・・そう言われると・・・う~~~ん・・・」
むむっリト、色々とは言ったものの思い浮かばないらしい。
さて困った・・・。
俺の紳士への道がかなり早い段階で行き詰った。
「とりあえず・・・優しくするとか? ってマサは普段から結構、優しいか?」
「いやいやリトに負けるつ~の、つか別に優しかねぇーと思うんだが?」
「そんなことないって・・・」
いやいや・・・って、なんかエンドレスになりそうだな?
にしても優しさか。
「よし、ならばコレからバフ〇リン並の優しさを心掛けよう!!」
なんせアレは50パーセントが優しさで出来てるという凄いクスリだからな。
それくらいの優しさを心掛ければ紳士へグッと近付く気がする。
が、優しくするとは言ったものの、具体的にどうすればいいかが、わからん。
はて・・・ン? あそこのベンチで寝てんのは、エテ山か?
ふむ・・・あんなとこ、あっ一応、今は昼休みな?で中庭を歩いてたとこ・・・っとズレたな・・・。
ンッン、あんなとこで寝てたら風邪を引く・・・やも知れん、まぁぶっちゃけエテ山が風邪を引こうが、どうでもいいっちゃいいし、風邪を引いたことに気付かない可能性もあるが。
たった今バフ〇リン並の優しさを!!
と決めたばかりだしな。
しょーんなか・・・。
「起こしてこよう、風邪を引くやもしれんしな」
「へっ? 珍しいな、マサが猿山のことを気にかけるとか・・・って、あっ、優しくするとか言ってたもんな」
うむ、そういうことだよ。
ンじゃっ、エテ山を起こすというミッション開始だ。
成功したら優しさが+3くらいされる気がする!!
失敗は出来ん、誰もが認める紳士になる為に!!
ってなワケでスタスタとベンチ接近し・・・。
「グゥ~~グゥ~~~~グフフ・・・ぷるん、ぷるんのバイン・・・バイン・・・」
一体、どんな夢を見てるのか・・・完全に犯罪者フェイスだなオイ。
そんなエテ山には、そぉーい!!
と、何時もならイッてるとこだが、ここは我慢し、一旦は通り過ぎる。
後ろでリトが。
「アレ、マサ? 猿山起こすんじゃないのかよ?」
と、クビを捻っているが、そんなリトに口パクで準備があるとだけ言い、準備をしに行く。
まぁ準備つうほどのアレじゃねぇんだけど。
で、準備を終わらせエテ山が寝てるベンチへ。
「うっひょ~~~、た・・・たまんね~~~~ムニャムニャ・・・」
うむ、さっきと変わんねぇ犯罪者フェイス、寧ろ寄り悪化しとるな。
そんなエテ山を起こすには・・・。
「紳士ハンケチーフ!!」
『ベチャ』
水で十分に湿らせた紳士の必須アイテム、ハンケチーフを顔面に。
「むぐっ・・・うっ・・・・ン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アレ?
起きないッス?
いや、それ以上に動かくなったッス。
はて・・・。
「そりゃそうだろーーー!! ちょっ猿山起きろーーーそのまま寝たら一生目覚めないからーーー!!」
慌ててリト君がハンカチ・・・じゃなかった、ハンケチーフを退かしてました。
ン? エテ山は起きたかって? 起きた起きた。
なんかご先祖に会ったらしいけど。
「完全に渡りかけてるし・・・マサ、流石にやり過ぎだって・・・まぁ途中で止めなかった俺もアレだけどさ」
ちょっとリトに怒られた。
流石に少し、砂一粒分くらいは反省。
だが、後悔はしない。
何故なら、なんかスッキリしたから。
ホントなんでだろうな? いや不思議。
優しさ以外のポイントが+3された気がしつつも、この果てしなき紳士への道は続いていく。
「さぁ行こう、俺達の旅は始まったばかりだ!!」
「いや、逆になんか終わりそうだから、って『達』!? 達ってやっぱ俺も入ってるし!!」
いや流石にまだ終わんねぇよ?
後リトが入ってるのは仕様です。
・
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・
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「で、やって来ました教室です」
「ああ・・・つうかマサ、まだ続けんのか?」
続けるっつうの。
紳士は一日にしてならずだ、まぁまだ初日だけど。
「マッサマサ、結城、何? なんかまた面白いことしてるの?」
教室に入ったら里沙が話しかけてきた。
「籾岡? いや、まぁ・・・マサが・・・」
「今日から俺は真(まこと)の紳士になる、その為の修業中だ」
ザクッと説明。
「はい? マサマサが紳士?」
むっ、やはり胡散臭いヤツを見る目で見られとるし。
しかし負けん!!
その程度で屈するわけにはイカンのだ。
「イエス!! アイ・アム・ジェントル!!」
「なんで英語?」
いやさリトよ、それは俺にもわからん。
しいて言うならそれっぽかったからだと思われる。
「ふむふむ、紳士ね~~~、よしっマサマサよ協力するよ!! なんか面白そうだし?」
おう? 仲間が増えたっぽい。
「うっ・・・そうだった・・・籾岡も走り出したら止まらないタイプだった」
ってコラ、リトよ仲間が増えたのに、何故にガックリしてんだっつうの。
まぁいいさね。
「して里沙さんや、紳士的行動とは何をするべきかとか分かるかね?」
とりあえず行き詰まってたことを聞いてみる。
今のところ、ハンカチをハンケチーフと言うこと、と、優しいをバフ〇リン並にすることしか分からんし?
「フフ~ン、いいマサマサ、紳士には常セットでついてまわる存在がいる!! それが分かる?」
なんと!? そんなに存在が・・・。
なんだろ? う~む・・・紳士について回る存在・・・ハッ!?
「わかった!! シルクハッ」
「それは淑女(レディー)よ!!」
最後まで言わせてくれても罰は当たらんと思うが・・・つかシルクハットじゃなかったんだ。
他はカイゼル髭、あっ、先っぽがクルッとなってる、あの髭のことね?
くらいしか思い浮かばなんだが・・・しかし、なるほろ、確かに、紳士と淑女はセットな気がする。
「と、言うわけで、この里沙さんが淑女を担ってあげ・・・」
「チェンジで」
「最後まで言わせてくれても罰は当たらないと思う!! っていうか紳士を自称するならそこは、ちゃんと淑女として扱ってくれるべきじゃないマサマサ!!」
「俺はチェンジと言える紳士だからね!!」
これぞ紳士のニュースタイル!!
明日からきっと紳士の本場ブリテンでもチェンジ旋風が巻き起こるな、うんうん。
「何考えてるかわかんないけど、多分それはないと思う」
リトよ、その辺りは紳士的にスルーしれ。
「マサマサ~~~、私が淑女ってそんなにアレ? アレな感じ? 流石の里沙さんも凹みそう・・・」
むっイカン、なんか里沙が落ち込みだしたし。
落ち込ましたのは俺な気がせんこともないが。
やはりハッキリ言い過ぎたか・・・よし、ならば。
「キツめかなぁと思う、具体的にはオチを言ったはずの話に、から~の~~~~、とか言われるぐらいに」
「それ完全に罰ゲームじゃん!! えっ何?私が淑女するのって罰ゲームクラス!!」
「ハッハッハ、八割方は冗談だ」
「残り二割は本気かよ・・・」
それは言わない約束ですよ。
とは言え、紳士に淑女は・・・ってコレ二回目・・・まっいいさね。
紳士に淑女は付き物だし。
俺もまだまだ立派な紳士とは言えないし。
「里沙よ、確かに今は里沙が淑女? ハンッ! と鼻で笑われたとしても何れは、淑女と言えば里沙、里沙と言えば淑女と言われるほどの淑女を目差せばいいんだ!!
俺とて今はまだ、胡散臭い目で見られてるしな、だから共に、何処の社交界に出ても恥ずかしくない紳士に、淑女になろうじゃないか!!」
そっと里沙の肩に手を置き、力強く宣言する。
「そうよね、マサマサだって紳士からはほど遠いのに紳士を目差してるんだし」
それはそれでイラッとするが、まぁいいさね。
「では、いざ目差さん!! 見えるかアレが紳士の、淑女の双子星だっ!!」
里沙を立たせ肩に左手を回し、右手は空の彼方にある星を指差す。
「あっ・・・見える私にも見える!!」
なんか微妙に赤くなってるが・・・なるほど紳士、淑女の双子星の輝きにテンションが上がったんだな。
気持ちはわかる。
なんという輝き!!
「ねえ結城君・・・止めないの?」
「あっ春菜ちゃん、リコ、まぁそのうち飽きるだろうし? それに下手に手を出したら長引きそうだし?」
「だな、放課後には飽きてるだろ、っていうか、籾岡・・・ちょっとだけ・・・いや、まぁいいけど・・・」
「いいな~~~私も入りたいな~~~」
「止めときなさいララさん」
「う~~~ん、こう突発的に変なことをしなければ最高のお兄ちゃんなのに・・・まっそれもいいんだけど」
なんかめっさ色々と言われてるな?
つか未央よ、オマエは今だにお兄ちゃん期間が続いてるのな?
そしてリコよ放課後までだと? ナメるなよ!!
もうすでに若干飽き始めて来てるわっ!!
『キンコンカンコーン!!』
・
・
・
・
『キンコンカンコーン!!』
はい、というわけで放課後です。
「さて放課後だが何すっかねぇ~」
「アレ~マサ~、紳士は~?」
「飽きた、つか飽きてた」
昼休みが終わるちょい前からな。
「やっぱりかよ」
呆れ顔のリコ君です、ええそうですよ、やっぱりですよい。
とはいえ紳士的な行動はちょこちょこと頑張っていこうとは思うけどな。
ちなみに里沙も既に飽きてました。
「その辺り結構似てるよなマサと籾岡って?」
考えてることが読まれたらしい、やるなリト。
っと、今はそんことより何して過ごすか?というか遊ぶか、だな。
「ゲーセンにでも行くか?」
「おっ、いいな? カラオケでもよかったけど」
じゃ誘うヤツは・・・ふむ部活組の春菜、里沙、未央は、もう部活行ってるし、アイドル組の恭子ルンは仕事でいねぇーし・・・後は・・・。
「唯~~~、静~~~二人も行こうぜい」
「帰り道にゲームセンターに寄るなんて減点」
「はいはい、減った分以上に楽しみゃ、よかろ? で静は?」
「げーむせんたー? キョーミはあるんですけど、今日は御門先生のお手伝いが~」
おう? 残念。
「あっ、そういえば明日の町内美化運動の話し合いがあったんだったわ、マサ君、どうせ言っても無駄だから寄り道するなとは言わないけど」
「あいよ、騒ぎはなるたけおこさないようにだろ?」
「なるたけじゃなくて、おこさないように!!」
なるたけな?
「ハァ~~~、不安ね・・・あっ、いけない急がないと」
ため息をはきながら教室から出ていった唯さん、それに続いてる保健さんとこに向かった静でした。
「行っちゃったね~、ねぇマサ、町内美化運動って何するの?」
「ガラの悪いヤツらを片っ端から狩り取ってくんじゃね? やべっ俺とか真っ先に狙われるじゃん」
「普通に掃除だからな?」
ですよね~、まぁ仮に狙われても狩られはしないけど。
寧ろ狩り返してくれるわっ!!
狩られそうになったらだけどね。
「まっそれは置いといて、ヤミと合流すんべ~」
「うん!!」
「ああ」
「わかった」
で、ヤミと合流してゲーセンへとくりだし。
「よっ、はっ、ほっ!!」
『ダキュン、ダキュン、ダキュン!!』
「マサ、カッコイイ~」
「中々やるますね」
「っていうかガンシューで曲撃ちって」
「まぁマサだし、あっ私もやろっと」
まずはガン・シューティングゲームにチャレンジ。
『ガボーン』
「クッ・・・なんて手強い」
「はやっ!?」
一面の半分も進まないうちにゲームオーバーになりました。
チクソウ・・・最近のゲームは難易度が半端じゃないらし・・・。
「おっクリアー!!」
「凄いリコ上手~~い」
「やるますね」
なん・・・だと?
『ポン』
リトに優しく肩に手を置かれました。
チクソウ・・・。
実銃なら負けないのに・・・いや撃ったことは・・・あるな、そして撃たれたこともあるな。
つか曲撃ちして一面の半分もクリアーできない俺って客観的に見て・・・。
『バッ』
思わず顔を両手で隠してしゃがみ込む俺だった。
「マサ? どうしたの? 気分悪いの?」
「ララ、今はそっといてやれ、なっ?」
リトの優しさが目に染みるッス。
その後ララ、リト、ヤミっ子も挑戦しリトはクリアーララはラスボスまで進んだがヤミは・・・。
『ガボーン!!』
曲撃ちまでした上で俺とほぼ同じ一面の半分くらいでゲームオーバー。
『スタスタ・・・バッ!!』
やっぱり顔を隠してしゃがみ込むことになりました。
「あっヤミちゃんも・・・」
ちょっララ見るな!!
今俺達を見るんじゃない!!
っていうか、ほっといたげて、そっとしといてあげて!!
それが優しさってヤツだから。
・
・
・
・
気持ちの立て直しに要したミ〇ミ〇三本。
さて気を取り直し別のゲームにチャレンジだ。
ってわけで、釣りゲーム。
『ピチピチ』
釣れたには釣れたが・・・カジキとかの大型な魚が釣れるゲームで、メダカ並の小物が釣れた・・・何故?
こんなん隠しキャラレベルだろ?
つか俺、結構釣り得意なはずなのに・・・。
リトとリコの生暖かい目より。
「やったねマサ!!」
無邪気な笑顔のララさんのが辛かったッス。
えぇ~い次!!
クレーンゲーム。
『ウィーン・・・ガシッ』
「よしっ!! そのまま、そのまま」
『ポトッ!!』
「よっしゃ!!」
うむ、上手くゲット出来たな・・・。
「リト上手~~!!」
リトが・・・。
ン? 俺? ハッハッハ・・・ぼちぼち八千円に突入するよ、入れた金額が・・・チクソウ・・・。
「マサ、もう止せって、なっ? ほら私が取って上げるから」
結局、狙ってたカラスの人形はリコに取ってもらった。
リコも上手かった・・・後、リコはヤミの狙ってたヤツも取って上げてた。
嬉しかったが微妙に切なさがセットだった。
そんな感じで、色々なゲームを遊んだ結果・・・。
「ゲーセンつまんねぇ・・・」
「同意です」
俺とヤミはゲーセンが余り好きじゃなくなったとさ。
でもいつかはあのガンシューをクリアーしたりカジキ釣ったりワンコインで狙いの品をゲットしてやる!!
ゲーム自体は好きだしな。
もしもハイスクールD×Dだったら~
「全員正座!!」
「「「…………」」」
「い、いや、お、俺達はドラゴンだから正座は……って、オイ、アルビオン、オマエ何、普通に正座してんだ、 真竜としてのプライドとかはどこへやった!!」
「ふん、そんなもの、この方に尻尾つかまれて地面にビタンビタンされてるうちに塵芥とかしたわっっ!! 見ろ思い出したら、トリハダが凄まじいことになってるだろう!!ドラゴンなのに!!」
「ま、まぁ、た、確かにアレは視覚的にも凄まじい光景だったが、って何故に天使やら悪魔やら堕天使やらも、何故に素直にこの人間の、言うことに従ってる!!」
「 アルビオンがビタンビタンされてるのを、見たら……ねえ?」
「うん、ちょっと……ねえ?」
「「「うんうん」」
「クッ……腑抜けどもめ!!
こんな人間ごと…ひっ!!!!」
「ごときで悪かったな、赤トカゲ君よ!!」
「は、はなへ、ほれのひたをはなへーーーーっ!」
「うん、離すよ、コレやったらなっ!!」
「!!!!」
この後、赤いのベロ捕まれたままビタンビタンされます、当然トラウマになります。
赤、白さんにも、三陣営にも。
と、まぁとりあえず、入りはこんな感じ?
いや、まぁコレだけしか思いつかなんだですけど。
と、久々の小ネタでした。