『どきどき公園』
はい、本日晴天、雲一つない、とは言わないがよく晴れた良い天気の中、俺達、彩南高生徒らは町に貢献、美化運動の真っ最中・・・なんだが。
「校長!!」
「なんで男ばっか掃除やらされてんだ! 町内美化運動は全生徒参加のはずだろ!!」
「「「そーだ、そーだ!!」」」
と、まぁエテ山を筆頭に男子連中から不満の声が上がっとります。
文句言わずにキリキリ働けと言いたいとこだが、確かに言ってるこたぁ間違ってねぇーんで横目で見つつ。
「よっ、はっ、とっ!!」
『カコン、カコン、カコン!!』
落ちてる空き缶を簡易で設置したゴミ箱に蹴り入れる。
掃除とは言え遊び心は忘れないッス。
ちなみにリトも俺の隣で空き缶を拾って三回に一回くらいは蹴り入れとる。
リトも中々にやるぜ。
まったまに外してっけど。
「ほれ、リト」
足元の空き缶をリトにパス。
「わっ・・・とっ、入れ」
器用に左の足首でワントラップしてつ右足でシュート。
『カコン!!』
ナイスゴール。
「結構楽しいなコレ?」
「ああ、でも、ちょっとは真面目にしねぇーと・・・」
「多少の遊び心は必要だっつの、ほれ、あそこで、やいやい言ってんよかは働いてんだろ?」
「それもそっか?」
ちらっと確認、今だに、やいやい、言ってる男子連中に校長(変態)は。
「まぁまぁ皆さん、そう慌てずに、女子生徒なら私が用意した、お掃除衣装にお着替え中です」
なにやら余裕の顔・・・うむ、何故か腹立つ。
「アレから回収したほうがいいんじゃね」
「止めとけって、まだ何かしたワケじゃないんだし」
残念、リトに止められた、でも何かしたら回収してもいいらしい。
時間の問題だわなぁ。
「おっ、早速、来ましたね、お掃除衣装の~~~」
「ちょっと~~~何でこんな恰好なワケ?」
「「「おおっメイド服!!」」」
うん、メイド服だね、まごうことなくメイド服だね。
つか何故にメイド服?
「もっと適した服があんだろよ」
あっちなみに俺は何時もの作業着、リト達、男子は体操着+ジャージな?
「ヤミも参加したのか?」
「ええ、ヒマですし、マサナリとプリンセスにも誘われましたから・・・まぁ、あの服は着ませんけど」
はい、ヤミにも声を掛けといた、ヤミの恰好は俺と同じ作業着です。
「・・・あの恰好がよかったですか?」
ヤミが何やら若干不安げに俺にそう聞いてきた。
「いんや、つか、アレ動きにくそうだろ? 掃除に向かねぇーべ?」
スカートんとことかヒラヒラし過ぎて引っ掛かりそうだし。
「うむ、やはり作業着だな、まっ作業着なんは俺とヤミだけだけど」
つか、作業着は俺とヤミのしかねぇし。
「マサナリと二人だけ・・・ですか、二人だけ・・・フフ」
何が面白ろかったのやら?
「マサーーーっ、どうこの衣装? 似合うかな?」
おっララ。
「似合うけど掃除には向いてねぇ!!」
可愛いし似合ってんのは似合ってんだけどな。
「わぁーい、似合うって言われたよペケー」
『よかったですねララ様、あっマサナリ殿、今回は私も手伝いますぞ!!』
ほう、ペケも掃除に参加か、つか掃除に向いてない、の部分はスルーかい!!
いやさ、まぁ別にいいけど。
「うひょ~~~ヤミちゃん、よく来てくれましたね~~~でもなんで私の用意した、お掃除衣装を着てくれなかったんです~」
「マサナリとプリンセスからゴミ掃除と聞きましたから、後、私にはマサナリとお揃いの作業着があります」
『ガジ、ガジ!!』
目を離したスキに校長(変態)がヤミに絡み、かみ砕かれてた、牙付きの口状にトランスした髪で・・・いやシャレじゃねぇーよ? 一応は。
しかしなんだろ。
「ぎにゃあぁぁ!!」
叫んではいるが、何故か微妙に嬉しそうなんだが・・・変態は一味違うということやもしらん。
「ヤミっ子~、そのナマモノで遊ぶの飽きたら生ゴミに入れとけよ~」
「わかりました」
「マサそれは、ちょっとだけ酷い気がする」
大丈夫、ヤツのポジションはそんな位置だから。
「フフン・・・今だ時間差~~~!!」
ララ、珍しくってものアレだが抱き着いてこないと思ったらコレを狙ってたらしい、しかし無情の・・・。
「リトガード!!」
しといた。
「むぅ~~~、やっぱりダメだよ~~~」
「いっいいから離れろって」
リト君、そろそろ慣れてもいいと思う、まっそれはそれでリトっぽいけど。
「ちょっと、遊んでないで掃除しなさい!!」
「だって唯~~~マサいっつも避けるんだよ~~」
正確には避けてるわけじゃねぇけどな、避けたりもすっけど。
つか・・・。
「唯ってさ、なんだかんだで押しに弱いよな?」
メイド衣装に身を包む、唯に思ったことを口にしてみた。
前のアニマル喫茶だったか? の時もなんやかんやで衣装を着てたし。
「うっ・・・言われてみれば確かに、でも別に喜んでこんな恰好してるワケじゃないわよ!!」
でしょうね。
まっ喜んでるのもいるっぽいけど、ララとか後。
「このメイド服も中々可愛い、どう? ご奉仕しちゃうよ?」
未央とかね。
むろん未央のご奉仕発言には、いらね、つっといた。
つれないな~お兄ちゃんは、だとさ。
今だ、お兄ちゃん期間は続いてます。
ン、リトどうした?何やらキョロキョロ辺りを見回してからに・・・あっ、なるほろ、春菜を探してんだな。
里沙未央と一緒にいないんは珍しいっちゃ珍しいもんな。
最近は・・・つか、静が来てからは静と一緒に行動してる時も多いけど。
ってそういやリコもいねぇーな?
はて?
「なぁ唯、リコとか春菜は?」
「えっ? あっ、リコさんは天条院先輩と一緒の所で掃除するって言ってたわね、春菜さんは・・・」
クビを傾げる唯、知らないっぽいな。
「春菜なら、お静ちゃんと商店街の方で掃除してるよ~」
ララが知ってたらしい、商店街か・・・。
「全校生徒参加つってたから公園だけじゃねぇーたぁ思ってたが・・・つか、その恰好で商店街って・・・正直どうよ?」
色んな意味でアウトくさいぞ?
「それは思ってても言わない約束だぞマサマサ」
里沙にコラッてされた。
ちょっと反省。
それはさておき。
「ってワケでリト、行ってこい」
春菜と静の二人ンとこにリトを派遣しよう。
「はっ? ちょっ・・・」
行きたいクセに微妙に戸惑ってるリト君、そこで一押し。
「集めたゴミをを運ぶ人員だ、静が運んでみろ、すっ転んで集めたゴミぶちまけるぞ? つうわけで行ってらっしゃ~い」
静には悪いがダシになってもらった、まっ実際ありえないとは言えんしな、つか、八割はありえるし。
「あぁ~~~なんかわかる気がする、わかった行ってくるぜ」
その場面が想像出来たのか頷くとゴミ袋とホウキをもって駆け出して行きました。
コレでよしっと。
「マサナリ、何故わざわざ理由を?」
「人ってなぁ、理由付けないと動きたがらないもんだってどっかの偉い人が言ってた」
ヤミの質問にそう答えとく。
まぁ理由なく直感で動くこともあっけどな。
「なるほど・・・それはそうと・・・コレ動かなくなりました」
ペッとトランスした髪口から吐き出したのは多分、校長(変態)多分と言ったのは真っ赤になり過ぎてる上にモザイク指定確実な状態だったからだ。
大分、捏ねくり回したな・・・唯とか里沙未央とかドン引きだし、ララはそうでもないけど冷や汗はかいてます。
つかアレ生きてるか?
スタスタと接近し脈拍を確認・・・ふむ、なるほど、チラッと時計を確認し。
「9時45・・・じゃないな46分、ご臨終です」
そっと手を合わせた。
「ちょっ!? 嘘ーーーやっヤミヤミ!? えっ、ちょっ嘘!!」
「殺っちゃった!! 校長いつかは殺られると思ってたけどホントに殺られちゃった!!」
「ヤミさん!! こっここコレ、コレ!!」
里沙、未央、唯、あわわあわわ、の大慌て。
「殺りました」
そして何故か誇らしげに胸を張るヤミっ子、なんか字が違う気が・・・いや間違ってねぇけど。
「まっ落ち着け、確かに脈は完全に止まってたが、コノ手のタイプは脈が完全に止まった状態でも30秒も経過すると復活するから・・・ほれ、ぼちぼち30秒」
「ハッ!? おや? 私・・・確か女の子一杯の花畑にいたのですが・・・はて?」
どんな花畑? つか、寧ろその花畑に居たほうが幸せだったんじゃね? コイツの場合。
「うわぁ~~~校長先生、生き返った~~凄~い」
『なんとも不思議な生態ですね』
宇宙っ子とコスチュームロボから見ても不思議な生態を持つ校長(変態)だった。
そのうちキャトられるんじゃね? キャトられても無事に済むだろうけど。
「掃除しなきゃ掃除」
唯は息を吹き返した校長(変態)を見なかったことにした。
目を背けたい気持ちもわからんでもねぇーけど。
「校長ってホント何者なんだろうね?」
「ある意味地球外生命体より地球外生命体だよね」
「失礼な一緒にしないで下さい」
「うっうん・・・私もちょっと・・・イヤかな?」
未央の発言にイヤそうな顔をするヤミ、ララ。
気持ちはわからんでもない。
「校長(変態)はアレだな、多分、新種なんじゃね? 新種、校長(変態)ボトルキャップの仲間みたいな?」
「ちみ、やっぱり所々失礼だよね?」
妥当だっつうの。
っと、何時までも校長(変態)で遊んでいてもしょーがねぇわな。
「ンじゃ唯じゃねぇけど掃除再開しますかねぇっと」
『ガスッ!!』
「へきょ!?」
『ガコン!!』
ナイスゴールっと。
ン? 何したかって? むろんゴミをゴミ箱へINしただけだが?
グラサンつけてて、動いたり喋ったりするのが特徴の。
「いいのかしらアレ?」
「シッ!! 唯、見ちゃいけません!!」
「見ちゃいけないってアレはマサ君が・・・」
「見ちゃいけません!!」
「だから・・・まぁいいわ・・・疲れるし・・・」
うむ、ようやく諦めてくれたようだ。
さって・・・一応、ここいらの空き缶やらペットボトルやらは掃除したし別の場所へと移動すっとすっかねぇ。
「アレ? 誰も助けてくれないんですか~~ちょっと~~~」
残念ながら聞こえませんなぁ~、まぁ誰か気付いたヤツが出してくれんだろ多分。
・
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・
スッタラスッタラ移動しながら落ちてるゴミを拾いに拾うコンクリに張り付いてるガムなどもあったりしたが、それはヘラで剥がします。
全くガムは包み紙に包んで捨てれっつうに。
むっタバコの吸い殻もか?
「結構、多いなオイ」
「そうね、もう・・・自分達が住んでる町をなんだと思ってるのかしら」
唯も立腹気味です。
「ホントだね、あっもう一杯だ捨ててくる」
ララも唯の言葉に頷きながらゴミ袋に集めたゴミを回収ポイントに持って行った。
最初は十袋くらい溜めてから一気に俺が運ぼうと言ってたけどかさ張ると邪魔になるから一つづつ運びなさい、と唯に言われたんで一つづつ運ぶことにしたのだ。
ちなみにヤミと里沙未央も回収ポイントへGOしてる。
っと・・・ン?
「あっマ~サ~君~~~唯にゃん」
「マサナリ君~~~に古手川さん」
向こうに見えるは恭子にルンのアイドルコンビじゃん。
「今日はアイドル稼業は休みかよ?」
「っていうか、なにか私おまけみたいな扱いだったような・・・まっ気持ちは少しはわかるけど」
「アハハ・・・なんか久々に登場した気がしてつい? 定期的に登場してる唯にゃんが羨ましいなぁ~なんて?」
「うん・・・しかもマサナリ君と絡みも多いし・・・クッ・・・羨ましい・・・」
なんか色々メタ発言だな、つかルン羨ましいって・・・まっ俺主人公だから絡みが多いイコール出番が増えるだからな。
後メタついでに言うが、登場してないだけで、二人が学校に来た時は一緒にメシとか食ったりしてんぞ?
っとメタはここまでにして。
「で稼業は休みでいいんか?」
「うん、今日はね~アイドルも楽じゃないよ~」
「でも楽しいけどね!!」
うむルン、ナイススマイル。
「やりてーことがあるってなぁ、いいこっちゃ、楽しんでしてるんならなおのことだわなぁ」
「そうね、マサ君は将来やりたいことってあるの?」
むっ? 俺か・・・。
「冒険野郎」
「「「はい?」」」
三人揃ってクビをコテンと傾げるなよ、いや、まぁわかるけど。
冒険野郎とか言ったがそれは半分くらいは冗談だしな。
いや冒険もしたいけど。
「便利屋とかが濃厚、つか既にやってるしな? ほれ見よ、この作業着に書いてるべ
『M・Y・S・S』って?」
クルッと回って背中に書いてる文字を見せる。
「そういえば、やってたね、このMってマサ君のMでしょ? Yはヤミちゃん・・・ってことはヤミちゃんも?」
「マサナリがどうしてもと言うのなら・・・」
おう? いつの間にやらヤミっ子戻って来たらしい。
「おう、まっヤミが他にやりてぇことがあるってんなら無理にとは言わんが・・・俺的には頼みてぇとこだ、探偵とかのマネごととかもしてぇなぁ、宝探しとかも、楽しいぜぇ~」
考えただけでわくわくするね。
「そうですか、そこまで言うのなら・・・考えておきます」
「良い返事を期待してるぜ」
他にもメンバーを加えると思うけど。
「むっ、アレ考えておきますって口では言ったけど」
「うん、間違いなくやるね」
「・・・」
上からルン、恭子、唯でした、唯はただ複雑そうな顔をしてるだけだけど。
「唯はどうするんさ?」
そんな唯に質問返し。
「わっ私? 私は進学する予定だけど・・・後は・・・八百屋さんとか?」
「八百屋ですか?」
「えっええ・・・少し前にマサ君と手伝いをして楽しかったし、あの八百屋さんのおばさんも・・・」
『カーーーッ!!』
なんか唯、みるみる赤くなってるな、何故に?
いや手伝いしたんは覚えてっけど。
「どう見るルン?」
「う~ん・・・多分だけど、二人でお店を継がないかとか言われたんじゃない?」
「むむっ私が継ぎたい!!」
「あっズルイ、キョーコ私も私も」
いや継がないし?
そんな予定はありやせん。
「マサナリは私と便利屋をするんです」
つかヤミも何故に急にやる気に?
いや助かるけどね。
「こっ子供は・・・二人くらいかしら? ひっ一人っ子は寂しいもの・・・って私何を考えてるのっ!! ハレンチだわーーー!!」
唯にいったい何があったんだろう?
『クイクイッ』
ン? ヤミっ子?
「私は三人がいいです」
「それは将来の旦那に言えや、つか、ヤミっ子にはまだ早い、メッ!!」
全くヤミっ子は。
「あっアレすらもスルー・・・あの呪いって解けないのかな?」
「何言ってるのルン、私達で解くんだよ!!」
「ハッ!! そうね流石キョーコ!!」
「燃える女ですから!!」
いや呪いって何? 何? 俺、呪われてんの?
よし勇気を持って聞いてみよう。
「なぁ俺って何か呪われてるわけ?」
「呪われてるわね」
「呪われてますね」
「呪われてるね」
「呪われてるよ」
呪われてました。
チクソウ・・・教会に行かないといけないのだろうか・・・。
いやさ行かんけど。
っと・・・呪いうんぬんは、そぉーい、して、ゴミも結構溜まってきたし・・・ン? いつの間にとな?
話してる間も手は動かしてたからな。
つうわけで溜まってきたし、恭子にルンのも溜まってるみてぇーだから二人の分+俺と唯の分を持って。
「回収ポイントに持ってきますわ」
みんなに伝えてゴミ袋四つを持ち回収ポイントへGOしました。
・
・
・
・
で、回収ポイントから戻ってきたらララに保健さんが来てた、つか保健さんもメイド服なんだな・・・感想を聞かれたんで。
「正直微妙」
と答えといた。
「またハッキリと・・・」
ちょっとガックリ気味の保健さんです。
っと、そんなことはさておき、何やらララと保健さん、俺を除いたメンツがポカーンとなってやがります。
保健さんのメイド姿にたいするリアクションじゃない・・・と思うが、はて?
「何があったとや?」
「い、今ララさんがもう一人・・・」
ホワッツ? ララがもう一人?
「ララ、いつの間に分身の術を習得した?」
「私そんなの出来ないよ?」
出来ないらしい。
はて?
「ドッペルゲンガー?」
「違います、アレは・・・」
「多分モシャ・クラゲね?」
ヤミに続いて保健さんが、そう説明。
「なんぞモシャ・クラゲって?」
「触れた人間の情報を読み取り本人やその人の記憶の中の人物に擬態することで身を守る特性を持つドッペル星形にのみ生息する希少種よ」
なんと・・・そんなんが居るとは広いな宇宙。
「えっと、なんでドッペル星形にしかいないモシャ・クラゲが・・・」
「あっ、そう言えば今朝の銀河ニュースで希少生物の密輸業者が逮捕されたってやってた、でね、その密輸業者が潜伏してたのが地球みたいで・・・」
ルンも銀河ニュースとやらを見てるらしい、つか密輸業者ねぇいるもんだなどこにでもよ・・・。
まっもう逮捕されたみたいだけんど。
「で、逮捕した時に不注意で、そのモシャ・クラゲ君を逃がしてもうたと?」
「ええ、ニュースではそう言ってたわね」
「ってことはさっきのララさんは、そのモシャ・クラゲ? ってこと?」
「でしょうね」
「しかし、先程プリンセスに擬態したモシャクラゲ、どうにも様子がおかしかったです」
様子がおかしかった?
「どんな風によ?」
「えっと・・・ララちゃんがコッチに近づいて来たと思ったら、急に、私マサのこと大キライ!! って」
「ええ~~~~!! そんなこと絶ーーーっ対ないよ、だって私マサ大好きだもん!!」
ぬっ? ララさんや・・・。
「ちょっ照れるべ?」
「だってホントだもん!!」
いや俺も好きだけどな。
「だから結婚・・・」
「しねぇーよ? それとコレとは別問題」
女の子としてとはクビを捻るってーの、コレも何回目だ?
「相変わらず呪いは解けてないのね~、まっ今はそれよりモシャ・クラゲを捕まえないと・・・このままだったらかなりの騒ぎになるわ」
それもそうですな。
つうわけで・・・。
「ヤミっ子、ミッション発令だ」
「了解しました、モシャ・クラゲの捕獲ですね」
「そっそ、無傷でな?」
密輸業者に連れてこられた上にケガまでさせちまったら可哀相だしな。
「私も探す~~~!!」
『ララ様に成り済ますとはとんでもないヤツです私も協力いたしますぞ』
ララにペケも探すのに協力してくれるっぽい。
「唯達は・・・もしアレ? なんかおかしくね? っての見かけたら携帯に連絡ヨロシク!!」
「えっええ、わかったわ」
「了解~~~!!」
「まかせてマサナリ君!!」
よしっと、じゃ探します・・・あっ!?
「なんかめっさガラが悪いのが居るーーー!!」
なにあのガラの悪さ? 目つきもめちゃめちゃ悪いし? ほら道行く人が避けて通ってますよ? 全く・・・。
「あっマサだ」
はい、俺でした・・・作業着じゃなくてガクラン姿だけど俺でした。
「俺ってあんなにガラ悪かったんだなぁ~~~」
改めて見るとしみじみそう思います。
なんたるガラの悪さ、しかも仏頂面だし・・・よりガラの悪さが際立ちます。
「って早く捕まえないとっ!!」
しみじつしてる間に唯が捕獲に乗り出したってオイ、俺モドキ君? キミ何してんの? 何、唯の肩に手をかけて見つめあってんの?
つか唯も何、目を閉じてんの?
アレ? 顔近付いてない? アレ?
って・・・。
「俺ン、ツラで何しとんじゃボケーーー!! つか唯も正気に戻らんかーーーい!!」
「ハッ!! わっ私、いったい・・・」
唯は正気に戻ったが俺モドキは逃走・・・慌てて追っかける。
追っかけた先で・・・。
「はふぅ~~~あっマサナリさん、えっとさっきのお返事を・・・」
どうやら静にも声を掛けてたらしい・・・つか、マジで何してくれとんのじゃ!!
「マサ、お静は俺と春菜ちゃんがなんとかするから、マサは早くさっきのを」
リトにそう言われ、再び俺モドキを追っ掛けて、ヤミと挟みうちで引っ捕らえ・・・。
「・・・って何だオマエ、調子悪いんか?」
ってことに気付きました。
「やはりそうでしたか」
どうやらヤミは何となくそう思ってたらしい。
後からみんなも合流。
「うん多分ね、地球の空気が合ってないんだよ」
「なるほど・・・モシャ・クラゲは繊細な生物ですもの・・・それで擬態能力が正常に働かなくて本人らしからぬ行動をとってたのね」
ララと保健さんの解説。
ふ~む・・・知らん土地に投げ出された上に体の調子もすこぶる悪い、更にはガラが悪いのに追っ掛けられたからビビったと・・・。
「・・・保健さ~ん」
「ええ、銀河生物保護センターに連絡しておくわ、直ぐに来てくれるでしょ」
「だってさ、よかったね」
と、こうしてモシャ・クラゲ騒動は幕引きになりました。
そして、その後はキッチリ美化運動。
「にしてもよリト、さっきは気にならんかったけど、俺モドキを追っ掛けてる時えらくアッサリ行かせたよな? なして?」
「あっああ、直ぐに偽物だってわかったし」
なんと!? リト偽物と見破ってたらしい。
「うんリト君、あのマサ君が偽物だって言ってたもんね、私は直ぐにわからなかったけど」
「私もです~~~私の、どきどき、が~~~~」
まぁ見た目はガクランを除いては同じだてたしな。
「ン~~~まぁ、行動がマサっぽくなかったし・・・それに、ほら親友だしな?」
なっ・・・リトきゅん・・・何この気持ち・・・。
「今なら抱かれてもいい」
「気持ち悪いって!!」
だってリト君・・・超惚れるわぁ~~~。
いや俺が女の子だったら間違いなくコロリだぜ。
リト・・・恐ろしい子。
・
・
・
・
オマケな春菜視点
「「「「一番の障害はリトである!!」」」」
「アハハ・・・リト君大変だなぁ~」
マサ君が好きな女の子達にとってリト君がライバルに認定されてた。
しかも一番の・・・確かにリト君とマサ君は仲が良いしね。
それにしてもリト君ってやっぱり中身で人を見る人なんだ・・・一発で見抜いちゃったもんね。
それは二人が仲が良いってのもあるだろうけど。
うん、やっぱりリト君は凄いと思う。
マサ君も一発で見抜いちゃいそうだけど・・・それはマサ君だしね。
最近はリト君を目で追うようになってきた私・・・。
気になる人だから、そういう部分を見ると余計に気になってくる。
また一緒に遊びに行きたいな・・・。
「春菜さん、どうしたんですか、リトさんの方をジーーと見て」
「うっううん、なんでもない!!」
お静ちゃんにリト君を見てたのが気付かれたみたいで慌ててごまかす私だった。