来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第六十四話っぽい感じ!

 

 

「ゆ・・・結城さん! オ・・・オレと付き合ってください!!」

 

「えっと・・・ゴメンなさい」

 

「そ、そんなーーーっ!!」

 

「すげー!」

 

「C組の大好くんまで撃沈!」

 

「つ~か、付き合ってって、最近の小学生って進んでんのな」

 

いやはやビックリだわ、うん。

 

あっ、どうもマサです、ただ今、俺、美柑の通ってる小学校に潜入中。

 

まっ潜入つっても用事はちゃんとあったんで不法侵入じゃないから、その辺りはあしからず。

 

ちなみに用事つ~のは、晴先生に頼まれてた才培のオッチャンのサイン本届け。

 

で、職員室の場所を聞く為に美柑を探してたら、美柑が何やら少年Oに呼び出されてたんで気になりこうして隠れて見てたワケです。

 

それがまさか、告白の現場とは思わなんだけど。

 

以上、軽く状況説明終わり。

 

「最近は小学生でも付き合ってる子とかもいるけど」

 

「うんうん」

 

「ほえ~コレも時代の流れか~、おっさん、も年をとったモンだぜ」

 

「おっさんって・・・まだ若いように見えるけど」

 

「まっ現役高校生だしな、しかも一年」

 

「そうなんですか?」

 

そうなんですよ、あっちなみに今、会話してるこの二人、俺が隠れようとした場所にいた、先住民の方々です」

 

「先住民って・・・」

 

「なんか違うような?」

 

声に出てたらしい、まっ確かに違うような気はする、でもニュアンスはそんな感じ。

 

「っていうか・・・」

 

「えっと、どちらさま?」

 

 

まっ当然の質問ですわな、随分と時間差だったけど。

 

「結城家、居候2号だ、あっ一応、不審者じゃねぇから、って、今のこの隠れてる感じ完全に不審者のそれだけど、ユー達を含め」

 

「そう言われてみれば・・・」

 

「確かに怪しいかも私達も含め」

 

 

コトと次第によっては青い服の国家権力を召喚されかねんなコレ。

 

まっ逃げ切る自信はあっしツテもあるから召喚されても大丈夫だろけど。

 

にしても・・・。

 

「美柑君、モテますな~~~、ちょっと目を離してるスキに二人目が現れてんぞ?」

 

「あっ・・・ホントだ!! 今度はB組の」

 

「好田くん?」

 

 

 

さて、その好田君とやらの結果は・・・。

 

「ゴメンなさい!!」

 

「そんな~~~~~!?」

 

残念無念、つか、散り際のセリフがさっきの少年Oと同じだな。

 

「おお~~~好田くんも惨敗か~~」

 

「あ~らら~」

 

まっ人生そういうコトもあるよ、好田くんとやら、強く生きろよ。

 

と、若干、無責任なコトを考えつつ、何時までもこうしてるワケにもイカンってコトで。

 

ササッ、とNINJA風味の隠密で美柑の背後をとり。

 

トントン美柑の肩を叩く。

 

「誰?」

 

振り返る美柑。

 

が、しかし、そこに俺の姿はない、またまた背後に回ってます。

 

で、再びトントン。

 

「えっ? はっ?」

 

再び以下略。

 

計三回くらい繰り返した所で。

 

「マサさん?」

 

流石にバレた。

 

「うむ、マサさんだ」

 

バレたからには仕方ねぇーってなノリで、素直に頷く。

 

「えっと・・・なんでマサさんが? っていうか見てた?」

 

「うむ、ガッツリ、あそこに潜んでるヤツらと」

 

ビッとさっきまでいた場所を指差す。

 

「やっほ~~美柑!!」

 

「アハハ美柑ちゃん、ゴメンね~~~」

 

「たえちゃん! やえちゃん!?」

 

どうやら、あの二人、たえ、と、やえ、と言うらしい。

 

 

「あっそれと俺が何故にいるかっつうと、晴先生にサイン届けにな?」

 

「へっ? サイン? あっ、お父さんの」

 

「それそれ」

 

ビックリ顔の美柑にさらに説明。

 

「な・・・何もわざわざ学校に届けにこなくても・・・私に言えば明日、渡したのに」

 

「いや~折角だし、どうせヒマだったしな」

 

それに、こういうんは早く手に入れたいモンだろうし、欲しいヤツにはとっては。

 

「って、お~~~い、私達、ほったらかし?」

 

「あっ、ゴメン!!」

 

「スマン、スマン」

 

美柑と一緒に謝っときます。

 

「って、そうだった!! マサさんも見てたって言ったよね?」

 

「うむ、見てたが、いや~~~ホント美柑モテるな~と?」

 

俺がそう返すと美柑君、何やら、わたわたと手を振りながら。

 

「かっ勘違いしちゃダメだからね! クラスの男の子と付き合うとか絶対にないから!!」

 

なんか必死ッスね。

 

「美柑ちゃんムキになってる~~~もしかして~~」

 

何やら俺と美柑を見比べてる・・・多分、コッチが、やえ。

 

「えっ? そういうコト? そうなの美柑?」

 

「うっ!?」

 

いやさ、たえ(多分)さんや、そういうコトって、どういうこっちゃ?

 

「へぇ~へぇ~」

 

「なんね? 人の顔ジロジロと見てからに? そんなに人相悪いかね?」

 

「うん悪い」

 

「うん、ちょっと・・・」

 

知ってるけどね。

 

 

「もっ、もう、いいでしょマサさん晴子先生にサインを渡すんだよね、職員室に行こ!!」

 

「あいあい」

 

なにやら赤くなった美柑に引きずられ。

 

「美柑~~頑張れ~~~」

 

「美柑ちゃんなら絶対大丈夫だよ!!」

 

そんな二人の声を背に受けて職員室へとGOします。

 

「もう二人とも・・・まぁ頑張るけど・・・」

 

なんか美柑も頑張るらしい。

 

 

 

「あ、あ、ありがとうございます~~~!! やったぁ~~、才培先生のサイン~~」

 

美柑に案内されてやってきた職員室、晴先生を発見し、早速、サイン本を渡したら、こんな感じで、はしゃいどります。

 

 

「晴子先生、嬉しいそうだね」

 

「だなぁ、いやはや、持って来て良かったわい」

 

 

 

まぁ微妙に晴先生のティーチャー仲間から温い目で見られたりしてるわけだが・・・。

 

フと・・・。

 

「なぁ美柑君、もしか俺も、たまぁ~にあんな目ぇで見られたりしてる?」

 

「ううん」

 

おっ? 大丈夫だったよう・・・。

 

「結構、頻繁」

 

「そーっスか・・・」

 

やっぱり見らてたらしい、頻繁に。

 

少しくらいは気をつけようかなぁと思ったけど、多分、気をつけたとこで、どうにもならんような気もしたんでそこいらに、転がしといた。

 

 

 

 

「じゃ、帰んべぇ」

 

「そうだね、晴子先生、暫く納まらなそうだし」

 

 

今だにキャッキャしてる晴先生を残し、小学校を後に。

 

 

「そういや、醤油ってまだ大丈夫だっけか?」

 

「うん、まだ大丈夫だったよ、けど砂糖がもうきれそうだったかな?」

 

「じゃ買ってくか」

 

美柑と並んで歩く帰り道、台所的な話題になる。

 

で自然、晩メシのメニュー辺りに会話が移行。

 

「今日は何すっかねぇ・・・炊き込みとソバでも作るか?」

 

「ソバってまたマサさんが打つの?」

 

「おうよっ!! やっぱ手打ちだろ?」

 

はい、俺、ひそかにソバとか打てますねん。

 

まっ職人って程じゃねぇーだろうけど、そこそこに良いソバ打つぜぇ。

 

「そっかぁ、楽しみ!!」

 

「おう、今日はゆず粉でイクぜぇ」

 

前回は茶ソバだったからな。

 

ってわけで、材料やら、砂糖やらを買いにGO。

 

 

 

で帰宅した後、早速ソバ打ち。

 

物珍しさからか、ナナ、モモの二人が見学に下りてきた。

 

でナナがやりたそうにしてたんで。

 

「やるか?」

 

「いいのか!!」

 

「おう!! じゃ手ぇ洗ってきな? で、頭に帽子とかかぶれ、髪の毛が落ちるからよ」

 

「わかった!!」

 

ドタドタと準備に向かうナナです。

 

 

結局それが合図になり、みんなでソバ打ちすることになりました。

 

まっ、ナナとモモ以外はやったことあんだけどな。

 

 

で、完成。

 

本日のメニューは、炊き込みご飯に、手打ちソバ、そして、天ぷらでした。

 

 

うまうま、だった。

 

 

 

そして翌日。

 

学校にて。

 

「マズイ・・・非常にマズイ・・・」

 

俺、かなりマズイ状態に追い込まれとりました。

 

 

本日、休み時間にジイちゃん先生に呼出しを喰らい、仕事とか関係じゃねぇ呼出しって久々、とか思いつつ、職員室に行ったわけであります。

 

ジイちゃん先生から告げられたことは・・・。

 

「このままの成績だったら、進級は厳しいでふ・・・」

 

でした。

 

次のテストで、赤が一つでもあれば、アウトーー!!

 

らしいッス・・・。

 

 

『ガラッ』

 

「マサ~~~、お爺ちゃん先生、なんだったの~~?」

 

どうしようか、いや、まぁ勉強するっかねぇんだが、どういうプランでするべきかを考えながら教室に入るとララが声を掛けてきた。

 

 

「うむ・・・下手したら俺、後輩になるやもしらん・・・」

 

「ふぇ?」

 

微妙に意味がわかってなさそうなララ。

 

そりゃそっか・・・なんやかんやで宇宙の人だし、成績はトップクラスだけど。

 

 

 

 

「俺、留年の危機!!」

 

バーンッ!! と効果音がつく感じで言ってみた。

 

「りゅーねん?」

 

「うむ、まぁようするに、オマエ、成績がアレ過ぎだから、もっかい一年やれ!! ってこと」

 

 

まぁ成績だけじゃねぇパターンもあんだけど、今回の俺はコッチ。

 

 

って冷静に言ってる場合じゃねぇーような気がする。

 

さっきも言ったけど非常にマズイつうの。

 

「つうわけで、唯先生ーーー勉強教えてくんろーー!!」

 

唯に泣き付くことにした。

 

「ハァ・・・普段からマジメにしないから、そうなるんでしょ」

 

 

 

正論過ぎるぜ・・・。

 

実際、こうして困ってるし。

 

「あっ効いてるわね・・・もう、それじゃマサ君、今日の放課後から勉強するわよ」

 

「ウッス、頑張るッス」

 

こうして、俺、進級へ向けての勉強、大・作・戦、が実行されることになり。

 

 

あっという間に進級を賭けたテストまでの時間が飛びました。

 

 

いや、勉強のアレが面倒だったとか、そんなんじゃねぇーから。

 

一回やったし? いや一回って何かは知らんけど。

 

 

まぁ甲が乙して何した結果ってことで。

 

 

 

結果はギリギリでセーフだった。

 

唯先生に感謝!!

 

 

と、そんなこんなで二年に上がることが決まりつつ。

 

 

3月6日。

 

本日はなんと・・・春菜の誕生日でございまーす。

 

その前に正月とかはどうしたとかそういうツッコミは無しの方向で。

 

まっとにかく本日は春菜の誕生日なわけでごぜえますよ。

 

ってなわけで春菜の誕生会。

 

会場は春菜ん家。

 

余り大人数で押しかけるんもアレってわけでメンツは絞って、俺、リト、ララ、里沙未央・・・で。

 

「なんでオマエが居んの?」

 

「セッティングしたの俺じゃん!!」

 

エテ山です。

 

まっ確かにセッティングしたのコイツなんだよな。

 

 

 

「ご苦労だったな、お帰りはアチラだ」

 

ビッと外を指差す。

 

「ヒドッ!?」

 

「ホント猿山に容赦ないなマサ・・・」

 

うん、今だにそんなに好きじゃないからね。

 

まっでも。

 

「三割冗談だ」

 

つっといた、流石に少しだけ可哀相だし。

 

「まっ猿山は処遇はどうでもいいとして何時までもココにいても仕方ないし、呼び鈴鳴らすよ~ん」

 

『ピンポーン!!』

 

里沙がステキに毒を吐きつつ呼び鈴を鳴らす。

 

『ガチャ』

 

「はい、いらっしゃーい」

 

直ぐに出てくる春菜です。

 

「やっほー春菜!」

 

「来たよ~ん!」

 

 

こんな感じでアイサツをかわす女の子組。

 

その裏で猿山がコッソリ、リトに。

 

「へへ・・・感謝しろよリト、俺が籾岡たちと西連寺の誕生パーティーセッティングしたおかけでこうしと家に入れるんだからな!」

 

と耳打ち。

 

 

 

まっ確かにそうっちゃそうだわな。

 

リトも、わかってるって、って言ってるし。

 

まっとりあえずは。

 

「中に入るべぇ」

 

ララ達も先に入ってるしな。

 

で中に入ったら即効で。

 

「ワン、ワンッ!!」

 

面白え顔の犬が突撃してきた。

 

そういや春菜って犬、飼ってるつってたやな。

 

 

道理で静が不参加だったわけだ。

 

あっ一応は補足、静は犬がめちゃめちゃ苦手なのだ。

 

自慢の念力が暴走するくらいに。

 

でもま、昨日コッチに不参加のメンツで祝いをしたらしいぞ。

 

 

ララに飛び付いてペロペロしてる犬。

 

「あっマロンだ」

 

「知ってんのリト?」

 

「ン? あっああ、一回、会ったことあるし」

 

リト君、面識があったようですな。

 

「!!」

 

おやっ? なんかめっさリトを見てんな。

 

「ガウッ、ガウッ!!」

 

「うわっ、やっぱりかよ!!」

 

スゲェ吠えられてるし、つか、やっぱりって前に会ったって時も、こうだったんだろか?

 

続いて俺を見るマロン君。

 

「キュ~~~ン」

 

俺には吠えずに腹を見せて服従のポーズ。

 

「なんでマサは? いや、わかるけど」

 

飼い犬とはいえ、野性的なカンでも働いたんかねぇ。

 

「ほれ、そんなポーズばとらんでよか、後、リトに吠えるな、エテ山にはいくら吠えてもいいけど」

 

 

 

「俺はいいのかよっ!!」

 

むろんですがな。

 

っと、イカン、イカン。

 

主役がほったらかしやがな、つうわけで、春菜が待つ居間に。

 

そして。

 

『パン、パパン!!』

 

「「「「誕生日おめでとーー春菜(ちゃん)(西連寺)ーーー!!」」」」

 

 

鳴り響くクラッカーの音+俺達の声。

 

そしてパチパチと拍手する音。

 

「ありがとう」

 

ニッコリ笑顔の春菜。

 

うむうむナイススマイル!!

 

さてと・・・。

 

「春菜、キッチン借りていいかぁ?」

 

「えっ? マサ君が何か作るの?」

 

「おうっ、ケーキは買ってきたヤツだけど、ケーキだけじゃな? つうわけで作ります、コレが俺からん誕生日プレゼントってことで?」

 

「うん、ありがとうマサ君!!」

 

 

うむ、嬉しそうだな。

 

さて許可も得られたし。

 

「マロン、案内よろ~」

 

「ワフッ!!」

 

マロンに案内されてキッチンへと向かったのだった。

 

リト視点

 

春菜ちゃんの誕生日。

 

マサは料理をプレゼントにするっていってキッチンへ行った。

 

だから材料とか買ってたんだな。

 

俺もちゃんと持ってきたけど・・・。

 

俺が持ってきたプレゼントはヘアピン、飾りの部分とかは自分で作ってみたから、半分は手作りだったりする。

 

気にいってくれるかな・・・。

 

大丈夫だよな、うん!!

 

「さーて、盛り上がってきた所で、みんな聞いてくれィ、今日はいいもの持ってきたんだ!!」

 

ン、猿山?

 

「おー、なになに?」

 

「ジャジャーン、定番ゲーム『カラーツイスト』!!」

 

効果音つきで猿山がバックから取り出したのはカラーツイスト。

 

「あ、それ知ってるー何げにハマるよね」

 

猿山が出したカラーツイストに沢田がそんなリアクションをする。

 

俺も一応、知ってると言えば知ってる、やったことはないけど。

 

「え? なになに、どんなゲーム?」

 

 

 

でも、やっぱりっていうかララは知らないらしい。

 

流石に宇宙にはないんだなコレって。

 

 

 

そんなララに沢田が。

 

「まぁ簡単に言うと、ルーレットに従って示された色の上に手足を置いていって倒れないようにするゲームだよ」

 

と説明。

 

確かそんな感じのルールだったな、ララへの説明だけど俺も詳しくは知らなかったし聞いておいた。

 

(フフフ・・・上手くいけば女の子と絡みあってドキドキなゲーム、都合よくマサはいないし、俺の狙いはララちゃんだぜ!!)

 

ってなんだろ? 猿山がものスゲェ不穏なことを考えてる気がする・・・つか、ちょっとだけ口に出てたような。

 

鼻息もスゲェ荒いし。

 

「よし、まずは俺と!!」

 

「じゃあさ、リト、春菜、一緒にやってみよ!!」

 

「「へ?」」

 

おっ俺?

 

つか猿山ほったらかし?

 

「里沙、未央、後で替わるからルーレット、お願い!!」

 

ほったらかしらしい。

 

「ちょ・・・待って・・・」

 

とか猿山が言ってるけど完全にスルーだし。

 

籾岡達も。

 

「いいよー!!」

 

「二人でやるのが定番だけど三人ってのも面白いかもね!」

 

猿山スルー。

 

提案したの猿山なのに・・・少し可哀相な気がした。

 

 

 

「じゃあ、三人ともシートの上に立って!」

 

そんな猿山はおいて進むみたいだ。

 

籾岡に言われたままにシートの上に立つ、俺に春菜ちゃん、ララ。

 

「俺、このゲームやった事、ねーんだけど」

 

「私も・・・」

 

春菜ちゃんもやったことないみたい。

 

「大丈夫、大丈夫ホント簡単なんだから、じゃルーレット回すよーー」

 

籾岡がカラカラと笑いながら、そう言いルーレットを回す。

 

「右手、黄!! はーい、みんな、右手を黄色の所においてーー!」

 

籾岡の指示に。

 

「よっと!!」

 

「はいっ!」

 

「ん!」

 

俺、ララ、春菜ちゃんが、従ってシートの黄色の所に右手をおく。

 

なるほどな、確かに言ってた通り簡単だな。

 

俺のその気楽な考えは直ぐに崩れることになった・・・。

 

 

 

 

ゲームが進むにつれて、ドンドン態勢がキツくなってくるのはもちろんだけど、それより。

 

『ムニュ』

 

頭の上にララの胸が乗っかってるし、目の前には春菜ちゃんのフトモモが・・・。

 

 

コレは危険過ぎるだろ!!

 

なんか猿山がこのゲームを持ってきたワケがわかったような気がする。

 

っていうか辛えぇーーー!!

 

色んな意味で限界が近いんだけどーーー!!

 

「フフフ・・・結城、いい表情(かお)してるゥ~」

 

「もっ籾岡、たっ楽しんでないで早くルーレット回せーー!!」

 

もうかなり限界だっつーの!!

 

「ン~~~、それが人にモノを頼む態度かなぁ~? ほら、お願いします、でしょ?」

 

なっ・・・。

 

なんて意地悪な顔してんだチクショー。

 

「ほらほら早くゥ~~~」

 

 

クッ・・・仕方ねぇ。

 

「お・・・お願い・・・します」

 

クソーー、なんかスゲェ悔しいぞ!!

 

 

 

「よく出来ましたァ、じゃあ次は・・・右手、赤!!」

 

 

赤!?

 

赤は・・・アソコしかねぇーけど・・・手をおければ少しは楽な態勢になれるかも。

 

 

よしっ!!

 

「むぎ~~~~!!」

 

赤の所に必死に手を伸ばす。

 

あと少し・・・あと少・・・。

 

『ガチャ!!』

 

「ウィー、出来たぜぇ!!」

 

へっ?

 

「どわっ!?」

 

「きゃっ!!」

 

「あンっ!!」

 

『ドチャッ!!』

 

 

 

マサ視点

 

料理を作り終わって居間に戻って来たら、リト、ララ、春菜がくんずほぐれつの状態で崩れ落ちてた。

 

はて?

 

よく見てみたら、崩れ落ちた三人の下には、赤とか黄色とか色付きの円が書いてあるシート。

 

ふむ・・・ツイスターゲームをしてたワケか?

 

ってことは、もしや俺。

 

「邪魔した?」

 

「うん、もうマサマサ、タイミング悪いよ~」

 

 

「空気の読めなさには定評があるからね、って、ほれ、いつまで、くんずほぐれつなんだ、テーブルよろ~」

 

未央の言葉には、寧ろ開き直ってそう答えときました。

 

そして俺ン言葉に、わたわた、しながら離れるリト&春菜、ララは何時も通りな感じだったけど。

 

つか、目線が俺が手に持ってる料理に集中してるし。

 

具体的にはタマゴ焼き。

 

ララの好物つってたしな。

 

 

 

でテーブルを設置させて料理を並べ、みんなで食います。

 

 

中々にうまうま。

 

「あっ結構、量作ったから余ったら晩メシに回すようなさい」

 

「うん、ありがと、お姉ちゃんと食べるね!!」

 

そういや春菜、姉がいるっつってたな。

 

そんな感じで料理も食い終わり。

 

「じゃマサマサもツイスターしよう!! 今度は私と未央とマサマサねぇ~」

 

と、ツイスターゲームをする感じに。

 

つかエテ山はスルーなんだな。

 

まっエテ山だから別によかけど。

 

でツイスターゲーム中に。

 

「秘技、関節外し!!」

 

を披露したらドン引きされた、残念です。

 

こんな感じでしばらく遊び、そろそろ帰るつう時間帯に。

 

帰り際にリトが春菜にプレゼントを渡してた。

 

春菜、めっちゃ嬉しそうだった。

 

うむうむ頑張れリト!!

 

 

と、こうして春菜の誕生会は終了したのでした。

 

 

 

 

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