来る世界(とこ)間違えてね?   作:元・配達人

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第七話っぽい感じ!!

はい昼メシです!

なんやかんやで昼メシタイム。

 

いやあ長かった……本当ならもうちょい早い段階で突入する予定だったのに……

 

ハッ、イカンイカン! ちょっくら受信してしまったわい。

 

「弁当と言えば屋上だと思います、ということで屋上行こうや!」

 

朝約束した面子にそう声をかけると、了承と返事をいただきました。

 

保健さん所でもよかったっちゃよかったんだけんどもな、ちなみに里沙と未央は弁当ではないとの事で不参加です。

 

 

ガチャ!

 

 

 

「いやぁ弁当日和、まさに弁当日和! お天道様ありがとーー!!」

 

体育ん時から気付いてたけどついつい感謝してしまうねえ。

 

「おてんとさまアリガトー!」

 

よくわかってないだろうけどララも感謝しとりますな、うむうむ。

 

「「ジーーー!!」」

 

春菜の方を期待の目で見てみました

 

「え、い、言わないとダメなのかな?」

 

「言わなくてもいいよ西連寺」

 

チッおしい、リトに止められた!

 

まあいいさね。

 

「んじゃあ適当な所で食うとしようや!」

 

メシ、メシメシメーシー!

 

「え、うんいいけど……えっとそのまま下に座るの?」

 

「私は別にいいよー」

 

おう、そういやそうじゃんか! 女の子だものな、ララは気にしてねえみたいだけど、しかし安心したまえ。

 

「テロリロリン! レジャ~シ~ト~!」

 

あの声でスポーツバックから取り出しました。

 

「すげえ似てるし……ていうかなんで持ってんだよマサ?」

 

むっ、何でとな、わかってませんなリト君や。

 

「紳士だからね、来年には紳士試験一級があるからね、備えあれば憂いなし!」

 

「そっか頑張ってねマサ君? それじゃあレジャーシート敷こうっか」

 

アレ流された? 春菜さん疲れた? 流石に疲れてしまいましたか?

 

「マサ頑張ってね!」

 

えっ何を? 試験? ねえよそんなん? つうか聞いた事ねえし。

 

「じゃあ俺が敷くから!」

 

リト君構ってくんないの? マサはツッコミがないと死んじゃうんだよ力尽きちゃうんだよ?

悲しいです……僅か半日でこの対応……。

 

まあいいさね、弁当弁当、モリモリ食べるぜ!

 

「はい、皆さん準備はできましたかな? では手を合わせて下さい!」

 

「「「はい!」」」

 

うむうむ、なんやかんやで素直に聞いてくれんだな?

 

「ではいただきます!」

 

「「「いただきます!」」」

 

正直思い付かなかったから、ネタは挟みませんでした、で、弁当を食べ始める俺達。

 

「流石は美柑印ミニハンバーグ、美味い! 実に美味い!」

 

いやもうマジ美味いわ、俺ん好みにど真ん中!うまうま。

 

「私はやっぱりマサのタマゴ焼き! うん、おいしい~」

 

ララは俺印のタマゴ焼きが好みみたいだな? いやはや朝もだったけど、そう美味そうに食われると、やっぱ嬉しいですな。

 

「ああ確かに美味いよな、朝もそうだったけどさ」

 

うむうむ、リトにも好評。

 

「アレ、三人のお弁当ってマサ君が作ったの?」

 

春菜、なんか意外そうですな?

まあ確かに俺は料理できそうに見えんけど。

 

「まあな、正確には美柑、あっ、リトの妹な?

との合作だけどな、ほら俺ってリトん所で世話んなってるって言ったろ?

俺ぁ結構、朝早えからヒマだったし朝メシんついでにな」

 

まあ、世話になってるお礼ってのもあんですけどね。

 

「そう言えば朝に言ってたもんね、ってアレ、なんでララさんも?」

 

あっ、どうしよ? 春菜ってララもリトん家に住んでるって知ってんのかね? やっぱ隠した方がいいのか、この場合?

リトに確認して……。

 

「私もリトのお家に住んでるもん!」

 

言っちゃった、ララさん言っちゃった!

 

「ブーーー!!」

 

わぁ綺麗、虹ですね!

 

やるなリト!!

 

「えっ、そ、そうなんだ……」

 

春菜、そこそこに動揺してますな、しゃあない軽くフォローを。

 

「ほら、俺がララん親父の部下、そぉーいしたっつったろ? で、その後になんやかんやあって、その部下と話ししてな、で部下がララん親父説得するまでの間、ララを泊めてくれってリトに頼んでな?

んでお人よしのリト君は断る事が出来んとそれを引き受けたってわけ!

別にやましい事とかねえから、そこは安心してくれや?」

 

即効ででっちあげました、でもまあ似たようなもんだろ? きっと。

で、最後にリトララに話し合わせろといった感じの視線を送りつつ。

 

「なっ、リト、ララ?」

 

と、言って置く。

 

「ふえ? あっ、うん、そうそう!」

 

「そ、そう! そうなんだよ西連寺!」

 

ララはちぃと危なかったけど、話し合わせてくれたな、リトはなんか必死だな、 目が血走っとるがな。

 

「そうなんだ、結城君優しいね?」

 

おっ、災い転じてか? なんかリトの好感度上昇中。

 

「い、いや……そんなことないけど……」

 

春菜の言葉に、照れつつ、そう言うリト、何をおっしゃるリト君や、オマエかなりお人よしだと思うぞ?

つう訳で更に畳み掛ける。

 

「謙遜すんなっつうの、 オマエが、んな奴じゃなかったら俺あ今頃、ダンボールハウスの住人だぜ?

感謝してんよマジでさ」

 

いやもう本当助かりましたよ、ええ!

 

「マサも言い過ぎだって!」

 

言い過ぎじゃねぇんですけどなぁ、しかし春菜の好感度はうなぎ登りのはず……。

 

「マ、マサ君……ダ、ダンボールハウス……って……」

 

アレそこに引っかかんの? やっぱ説明せなダメか?

 

「いや、コッチに来たんわいいけど手違いで住む所なくってな、前いた所は事情があって帰れんくなっちまったし、んで、なんやかんやで、リトララの二人に会ってな、リトに俺も泊めてくれぇつって、世話んなってるって訳」

 

まあ大体、こんな感じでよかろ。

 

「そうなんだ、それで結城君のお家に……」

 

うむ、なんやかんやで納得してくれましたな。

 

「あーーーー!!」

 

ってうおう、どうしたのララさん! 急に大声出してからに?

 

「最後のタマゴ焼き……落ちちゃった……」

 

あっ、ホントだ、落ちとる、しかもいい感じにレジャーシートの外まで転がっとるし。

 

「マサのタマゴ焼き……うぅ~」

 

あっ、なんか泣きそう、全くしゃあないですなぁ、ララさんは。

 

「ホレ、ララ、あ~ん!」

 

可哀相なんで俺んタマゴ焼きをやる事にしました

 

「ふえ? あっあ~ん!」

 

なんか雛トリにエサやってる親トリの心境がよくわかるな。

 

「ありがとうマサ!」

 

うむ、ナイススマイル! 中々の可愛いさよ。

 

「次からは気をつけましょう、んじゃ落ちた奴は俺が」

 

ふーふーして食いました、5秒ルールだ!

 

「マサ君……落ちたの食べちゃった」

 

「俺の胃袋は特殊加工されてるからな、ちっとやそっとじゃ壊れませんよ! それに勿体ないじゃん?」

 

まあ流石に女の子にはさせる気はねえけどな。

 

「エヘヘ~!」

 

「にしても、ララん奴、美味そうに食うねえ、 いやはや、あげたかいがありますわい」

 

もきゅもきゅと幸せそうにタマゴ焼きを頬張るララを見てるとこっちまで嬉しくなっちまうわなあ。

 

「クスッ……タマゴ焼きのせいだけじゃないと思うけどね?」

 

はて? 他に理由でもあんのかしら?

 

まあいいさね!

 

「はい、ごっつあん! さ~て食後のミ〇ミ〇タ~イム!」

 

スポーツバックからミ〇ミ〇取り出してっと、飲みま~す!

 

いやぁ美味い!

て言うか美味いとかじゃもはやないな、もう最高すぎるわい。

 

「すげえ幸せそうだな、マサの奴?」

 

「ホントすっごい笑顔だね?」

 

当たり前だ、コレ飲んでる時が最高に幸せな時なんだぞ。

 

「ねえねえマサ、ソレってそんなに美味しいの?」

 

おう? ララ飲んだ事がないとな。

ってそらそうか、大宇宙から来たんだものな?

しかしコレが最後の一本だしな……けどミ〇ミ〇飲んだ事がないなんてのは人生の半分くらいは損してると思うぞ俺的には。

 

そんなララをほっておく事は是か?

 

・・・・否!!

否否否!

 

ここは譲ってやるのが漢という奴だ!

 

そうだろアイナ(盟友)?

 

【それでこそマサさんデス~!】

 

心の中のアイナ(盟友)がグッとサムズアップでそう言ってくれた気がした。

 

 

 

脳内会議終了、よってララにミ〇ミ〇をやることに決まりました。

つうわけでララに渡そうとララん方みたら

 

「あっ、コレおいし~!」

 

「既に飲んどる!!」

 

アレ? 俺の飲んでたミ〇ミ〇→ララの飲んでるミ〇ミ〇に。

 

いつの間に!! まっまさか!?

 

 

 

《ゴゴゴゴゴゴ》

 

 

 

「クッ……こ、これは何者かのスタ〇ド攻撃を受けた可能性が!!」

 

具体的にはキングとかスターとかの!

 

「無いから!!

無駄にイイ顔で何言ってんだマサ?

マサがなんか葛藤してる間に取っただけだから」

 

うん知ってる、ちょと奇妙な冒険したくなっただけ。

 

「まあ、別に元からやるつもりだったからいいけどね、どうよララ美味かろ?」

 

「うん!」

 

うむうむ、ならよし、ミ〇ミ〇好きに悪い奴はいないのです。

 

「て、言うかララさん間接……」

 

あっそういやそうじゃん。

 

「ふえ? ホントだ、 エヘヘ~!マサと間接キス~!」

 

何を喜んでるのやら?

 

「別に気にするような事でもねえべ、直接ズキューン!ってなったなら別だけどよ?」

 

と思うわけですよ、小学生じゃあ、あるめえし。

 

「そ、そうなんだ?」

 

そうなのですよ。

 

「複雑だよ……」

 

何故に落ち込むララ、 やっぱイヤだったか?

 

「マ、マサ恐るべし……」

 

いや何故に?

 

というか何が?

 

つうか何、この微妙な空気俺が悪いのか? 俺が悪いみたいな感じになってんの?

 

「それでも俺はやってない!!」

 

「「「何が!!」」」

 

わからん、わからんが言わないといけない気がした!

しかし中々に揃ったツッコミでしたな?

仲良しなのはいいことです。

 

ん? あっ、そうだった! 仲良しで思い出した。

春菜、昼メシに誘ったのってリトと下の名前で呼ばすとかいう目的の為じゃん。

イカンイカン! しかしどう切り込むかねえ?

 

よし、ここはさりげえなぁくさりげなぁく

 

「しっかし今日はいい天気だよなぁ?ホントこうなんつうかアレだね? こう天気がいいと思わず、下の名前で呼び合いたくなっちゃうね!」

 

アン? さりげなくないとな? うっさい、思い付かなかったんじゃ! さてリトの様子は?

 

「ブフーーー!!」

 

わあ綺麗、虹ですね!

 

やるなリト!

 

「えっと……マサ君もう下の名前で呼んでるような……って大丈夫、結城君?」

 

うん、そうなんだけどね? けど俺が言ってんのはユーとリトの事でごぜえますよ、今も結城君だったしな。

 

「いんや俺ん事ではござらぬよ春菜殿? 俺が言ってんのは春菜とリトん事

コレから更に仲良くしていきたいと思ってるマサさんにとっては二人がそんな感じで苗字で呼び合ってんのが気になったりするわけよ?」

 

まあコレは俺の本音でもあるけどな

 

「えっあ……そ、そうなの?」

 

そうなんです、つうかリト大丈夫か?

 

「げっゲホゲホ!いっいきなりすぎるぞマサ!!」

 

オマエには朝に言っただろうに、今更、何をおっしゃいますやら?

 

「まあいきなりすぎたんは悪かったけどな?

それにこれは俺のわがままだし?

けどやっぱし仲良しの基本はお互いに下ん名前で呼び合う事なのさ!そうだろララ君や?」

 

これも本音、リトを応援するってのもあるけど、ダチ同士が仲良いとやっぱ嬉しいもんな?

 

「そうだね、ハルナもリトも友達だもん! だったら二人にも仲良くしてもらいたいし!」

 

ララも俺と同じ考えみたいですな?

うんうん、人類皆友達さ! ゴメン嘘ついた

俺、気にらない奴は基本ブッ飛ばすタイプです。

 

ってイカンがな、今はリトと春菜の事ですわい!

 

「で、どうよコレを機に? 二人は仲悪いってわけじゃなかろ?」

 

二人にもう一度そう進めてみる、つうかリト、オマエから動かんかい、朝に覚悟決めてただろうよ。

 

「じゃ、じゃあコレから、西連寺のことを、はっ……春菜ちゃんって呼んでいいかな?」

 

願いが通じたぁ、よくやったリト! で、春菜はどうよ?

 

「あっ、う、うん……じゃあ私はリト君って呼ぶね?」

 

おっしゃあぁぁぁ!!

 

いやぁ良かった良かった、嬉しいねえ!

つうかリトん奴、真っ赤だなオイ大丈夫かよ?

 

「プシューー」

 

 

 

バタリ

 

 

 

あっ、電源落ちた!

 

「えっ? アレ? リ、リト君?」

 

「ああ、体育ん時の疲れが今きたんだな?

よっと!

俺が保健室まで運んどくから二人はゆっくりしててな?」

 

電源落ちたリトを抱えつつ二人にそう言ったら春菜が

 

「えっとついて行こっか?」

 

優しいな春菜さんは、まぁでも、まだちっと厳しいっぽいんで、素早くララに目配せ、気付けよ?

 

「えっと……ハルナ、ハルナ!

リトはマサに任せてれば大丈夫だから私とお話ししてよ? ねっ?」

 

うむ、 気付いた! リトの頭、冷やすには春菜いたらちと都合悪そうだかんな。

 

「えっ? うっ、うんわかった、それじゃあ、お願いねマサ君?」

 

うむ、引き下がってくれたか、スマンな春菜。

 

「あいよ~! んじゃあまた後でな?」

 

俺はそう言い残して屋上から離れます、んでテクテク歩きながら。

 

「しっかしリト、頑張ったねえ? いやはや、おっさんは嬉しいですよ、な? リト」

 

俺がリトに向かってそう言うと

 

「すげえ緊張した~、けどマサのおかげだぜ、サンキューなマサ? あっ! 後ララも」

 

つって返事をする、実はリト君、屋上出たらすぐに目を覚ましてたんですなぁ。

 

「それはララに直接言いなさい、それに八割以上は俺の本音だったしな?

ララもだろうけどさ、つうか直ぐに気絶はよろしくねえぞ、ちったあ耐性つけんとな?」

 

「うう~だって春菜ちゃんに下の名前で呼ばれたって思ったらさ……」

 

純情BOYめ!

 

「ぼちぼち慣れろ、でそろそろ降ろしてもいいかね?」

 

今だにリトを小脇に抱えてます、重くはねえけどな。

 

「あっああ、大丈夫大丈夫!」

 

んじゃ降ろすぞい。

 

「っとと!」

 

うむ、多少のふらつきはあるが問題無……

ハッ、ここはアレを言うチャンス!

 

「リトが……リトが立った!」

 

「それゃ立つだろよ!」

 

そらそうですわな、元気にツッコむリト君うむうむ、コレなら問題あるまい。

 

つうわけで

 

「これなら保健室に行かんくてもいいな?

リト、俺は今から、ひとつなぎの大秘宝を手に入れるというSランクの任務にでる! ではサラバだ! ニンニン!」

 

 

 

シュバッ!

 

 

 

無駄に高い身体能力使って忍者気味にその場を離脱!

 

「混ざってる! なんか二つ程混ざってるから!!」

 

混ぜてみたのだ。

 

 

んで今俺はひとつなぎの大秘宝を探して校内をウロウロしております。

ん? あっご存知の通りにひとつなぎの大秘宝ってミ〇ミ〇の事ね。

 

むっ、売店発見! さて置いてあるかな?

 

「すんませ~んミ〇ミ〇ってあるッスか?」

 

「あるよ」

 

おう、マスターここにも居たんですな? けど保健さん時とは違ってちゃんとありましたがね、 とりあえず10本程買っときました!

 

なぬ? もっと買っておけとな? わかってませんな、他に買いたい人がいたらどうするんだね?

ミ〇ミ〇は皆のミ〇ミ〇なんだぞ!!

 

まあそう言いながら10本も買ってるけど、っと脳内コチャコチャしながら歩っていたら

 

「ちょっとそこのアナタ、待ちなさい!」

 

と呼び止められました、はて? 何故に?

 

「なんざんしょ?」

 

俺がそう言いながらも振り返ると、なんかまたもや見覚えある人がいた、うぅむ……えっと……

 

「アナタ何でウチの制服じゃないの!」

 

おう、とうとう突っ込まれた! まあ俺んクラスの奴らは知ってるけどつうか話しかけるから考えが飛んじまったじゃないかいチクソウ!

まあ本人に聞けばいいやな。

 

「理由は簡単ですな教頭だ! でさっきからぷりぷり怒ったお顔のユーはどちらさんで?

あっと、人に名前を聞く前は自分からだわな、俺ん名前は鬼島 政成な? マサって呼んでやってくれや」

 

一瞬、ガクラン デスゾウと言おうかと思ったけど止めときました、言ったら言ったで面白そうだったけどな

「教頭先生が……何を考えて……って誰が怒った顔よ!」

 

なんか眉間押さながら溜息ついたと思ったら直ぐに怒りだしたな急がしいお人ですわ。

そんな急がし女子(仮名)を指差しながら

 

「ユーが、ほれほれ眉間にシワが寄ってますぞ?」

 

と言っときました、つうか名前がわからん?

けど解る事もいくつかはある、ツンデレ科、委員長目、風紀種ってことと確かにこんな人居たってことだな。

 

 

「ムグッ……わっ、私ってそんなに怒った顔してるの……」

 

おや? 何やら考え始めたな、急がし女子(仮名)けど急がし女子(仮名)よ?

そろそろ名前を答えなさいって事で

 

「でユーの名前は? 早く答えねば、急がし女子に決定しちまうぞ?」

 

「だ、誰が急がし女子よ!

私はそんな変な名前じゃないわ、古手川、古手川 唯よ!」

 

そういやそんな名前だったね、うんうんスッキリですわい。

 

「ういうい、唯な? で、その古手川さん家の唯君は何故にそんなに怒ってらっしゃいますか?」

 

もうね、眉間にシワ寄りまくってますねん唯さんは、まあ俺も目つきはよろしくねえけど生れつきだからなぁ。

 

けど唯ん場合はなんつうか後天的にこうなったって感じ?

 

「いきなり下の名前呼び捨て!!って私は別に怒ってないわよ!」

 

「怒っとりますがな、現在進行系で?

後、下の名前呼び捨てなんは気にするな! 俺はたいていの人にはこんなんだから」

 

まあ完全目上の人とかには敬称つけるけどな流石に

 

「ムグッ……な、何かやりづらいわねアナタ」

 

まあ変人呼ばわりされてますからな、つうか

 

「唯さんや俺はアナタなんつう名前ではごぜえませんよ?」

 

とりあえずはそこを指摘しときます。

 

「鬼島君でよかったかしら!?」

 

微妙に怒り口調なんが気になるがもっと気になる所がごぜえます。

 

「マサでいいっての、最初に言ったべさ?」

 

「鬼島君」

 

「ノンノン! マサ!マ・サ!」

 

「むっ……わかったわかったわよ! マサ君ねこれでいいんでしょ!?」

 

うむうむ、それでよし!

中々に手強い相手でござった。

 

「ハァ~ホントやりにくいわね……」

 

満足気に頷いてたら、唯が溜息吐きながらそう言いなすった。

 

「頑張れ唯! 負けるな唯! 大丈夫! 唯ならやれるさ!」

 

とりあえず励ましてみた!

 

「アナタのせいでしょうが!!」

 

やっぱり怒られた、しかし唯君、中々にイイ物持ってるな、コレからもバシバシ、ツッコンでくれそうだ!

 

「期待してるぞ 唯君!」

 

「何がよーーーーー!!」

 

唯の叫びが響き渡りました・・・・・・

 

うむ、 期待の新星ゲットだぜ!

 

 

「で、俺達注目の的になってるけどいいのか?」

 

気付いたらギャラリーが沢山いました、まあ、あんだけ騒いでたらそうなるわな。

 

「ッーーーー!!」

 

一瞬で赤に染まりましたな、これは赤い! イイ赤です。

 

「では離脱する、失礼、唯君!!」

 

唯を小脇に抱えて

 

「ニン!」

 

シュバッ!

 

 

 

NINJA(忍者的な移動)しました!

ほっといてもよかったけど、流石にヤリ過ぎたかなと思ったしな。

 

 

 

 

「い、いいいきなり何するのよ!

ハ、ハレンチだわ!」

 

人が少ない所まで移動して唯を離したら怒られた、良かれと思ってしたっつうのに

つうか、ハレンチってオマエ……。

 

「そんなん言われたの16年生きてきて初めてです」

 

正確には死んでからもだけど、いやあ中々言われないよハレンチって、貴重な体験をしたな、うむ、生き返えってみるもんだな。

 

「私だって今まで生きてきて小脇に抱えられるなんて初めてよ!

というかマサ君みたいな人に出会ったのが初めてよ!」

 

そらそうだろ、自分で言うのも何だが俺みたいなのがごろごろ居たら洒落にならん事になるぞ?

 

「ランキングぶっちぎり一位の漢だからな!」

 

「私の中でも一位になったわ……」

 

唯の中でも一位になったぜい! やっほーい!

 

「まぁランキングの話は置いといて……

唯って一年か、俺とは別クラスっぽいけど?」

 

確か、覚えてる感じじゃあリトと同じクラスだったつうイメージがあったんだけど、まあ知識アテにならんしな、ウ〇キで確認してるくれえだし(この時期は)

 

「一年よ、クラスは違うみたいだけど、一緒だったらと思うとゾッとするわ」

 

やっぱ学年は同じみたいね、つうかゾッとするって言い過ぎじゃね?

何、寒気を感じてやがりますか? 悲しいだろ!

 

「俺は一緒のクラスがよかったなあ、唯、面白いし、どう引越ししてこねえ?

校長か教頭に頼めば多分イケるぞ」

 

思い付きながらコレはいいアイデアではなかろうか? 唯、可愛いから校長なんざ即落ちだろうし

教頭は……またパシャパシャやられんだろうけど何とかなる気がする。

 

「そんなこと言われたのは初めてなんだけど……全然喜べないわ、というか引越しって何、無茶苦茶なことを……」

 

フッ、無茶苦茶すんのはジジイの特権だが、マサさんも無茶苦茶する時はするんですよ唯君。

 

「行くぞ唯!!」

 

 

バッ!!

 

 

 

「ハッ? ってまた~~~?」

 

再び小脇に抱えて

 

「ニン!」

 

 

 

シュバッ!

 

 

 

NINJA!

 

「は、ハレンチだわァーーーー!!」

 

二度目のハレンチいただきましたぁ。

 

 

ハイ到着、職員室です。

最初は校長に頼もうかと思ったけど多分、まだ机に刺さってるしな。

 

つうわけで

 

 

 

ガラッ!

 

 

 

「スンマセーン、 教頭センセー! 頼みがあるんスけど」

 

早速交渉ターイム。

 

「あら鬼島君じゃないですか、どうしたんですか? また撮影させてもらえるんですか!?」

 

いやぁ濃いなやっぱ、けど負けるな!

 

「いいッスよ、けど条件として古手川 唯って子、まぁ俺が抱えてる子なんスけど俺んクラスに引越しさせてくれないッスかね?

したら撮影OK、どうッスか? イケます?」

 

自分で言って置きながらかなり無茶苦茶言ってんな俺

 

「アナタね……いくらなんでも無茶苦茶すぎるわよ?出来る訳ないでしょ?

それより、そろそろ下ろして!!」

 

いや悪いね唯君んじゃ下ろします、そして唯君そのセリフは、ある意味成功への布石だぞ?

こう最後の手段に巨大化して倒される怪人の如く、なんか違うか? でもニュアンス的にはそんな感じ。

 

「ええ許可します、手続きは直ぐに出来るので次の授業から古手川さんは鬼島君と同じクラスですよ!」

 

ほらね?

 

「そ、そんな……理不尽だわ……」

 

あっ唯なんかガックリしてるし

 

「落ち込みなさんな、楽しいぞ俺クラスは? なっ頑張っていきましょう!」

 

「アナタのせいでしょーーー!!」

 

唯の叫びが職員室に響き渡った・・・・・・

 

 

で、その後、唯はブツブツ言いながらも前居たクラスにまで自分の荷物を取りにいき

俺はというと昼休み終了ギリギリまでパシャパシャやられました。

 

 

その後、教室に戻る途中で春菜に遭遇して、なんかものっそい優しい目で

 

「マサ君……大変だったんだね?」

 

って言われた、どうやらララが『ジジイ・エピソード~ジャングル編~』を話したらしい

 

その優しい眼差しが何故か俺には痛かった…… 。

 

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