チャクラを感知しながら土の中を適当に移動して行く。
しばらくすると大勢のチャクラがぶつかり合っているのを感知した。
そろそろかな…
恐る恐る地上に出ると忍が戦いを始めていた。
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よしオビト&世界を救っちゃおう!!
そう意気込んだはいいものの…
俺はまた悩んでいた。
うーん…
目標を建てたからといって具体的にどうすればいいかはわからないし色々と問題がある。
NARUTOという漫画のことはよく知ってる。
けどこの世界を現実として考えると俺はなにも知らないわけで。
今の俺は生まれたての赤ちゃんの様なものだから、この世界の知識が無さすぎる。
この体についても知らないことだらけだ。
そもそも術だったりは使えるのか?
使えても木道だけなのか? 他の属性は??
漫画だと誰かのチャクラを取り込んだ時やオビトに装着してた時しか術を使ってなかったし、単体じゃ使えない可能性もあるな…
色々考えても仕方ない。当分はこの体は何ができるのか、それと世界を探ることにしよう。
となると問題はマダラと黒ゼツだが…
幸いマダラは、俺たちにそこまで制限をかけてこない。
適当に移動して近場の戦場とか、景色?をみたり他の人間に見つからない範囲の行動だったら全然許している。
実際俺や思考能力がある白ゼツは適当に外出している。
まあ俺が生まれた?ときに俺の顔を変な表情で見ていたのは焦ったが…
俺がここに生まれたときの反応で怪しまれている?とかもしかしてその優れた瞳力で俺からなにか感じ取ったのか???みたいなことを最初は考えていたけど、杞憂だったみたいで特に何もなかった。
今でも他のゼツと扱いが変わらない。
まあ普通のとちょっと違う雰囲気のゼツが生まれたときは観察してたりするし、俺もそんな感じなのかもな
あとは黒ゼツだが なんとなく、あいつも気にしなくて良いと俺は思っている。
まず原作の流れで進むと仮定をするなら黒ゼツがでてくるのはオビトがここを発つときだから、それまでは表だって出てこない様にしているのかもしれない。
当然だが単体で黒ゼツを見たことがないし、気配もない。
ただ時々マダラの中?に俺らと似て非なる者の存在を感じることがある。
多分それが黒ゼツなんだろう。
俺も似たような白ゼツという存在だから解るのかもしれない。
あいつは原作と同じ様にマダラの意思として生み出されたものとして現れ、マダラや犠牲者を騙すつもりなんだろう。
なのでマダラに別の存在として認識されないよう定期的にマダラと一体化してるんだろうな
なんでそれがあのマダラにバレないかは不思議だが、老化のせいか、白ゼツみたいに普通の人間には感知出来ないのかもしれない。
細々とカグヤ復活のため暗躍して、時折マダラの元に戻るということをしているなら、まあこっちで起こることにそんなに目を向けないだろうな
ならやっぱり俺のやることは自分にできることの把握とこの世界を色々見て回ることだな
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それから数日間俺は瞑想をしていた。
なぜ俺がそんな事をしているのかというと
チャクラというものは当然、前の世界にはないと考えていたし、転生した今でも俺の体にそんなエネルギーがあるということが、頭では理解できない。
そのせいで忍術を使う時に障害となる可能性があるので、とりあえずは自分の体にある力を認識してみようと考えたのだ。
なんで瞑想か?といわれたらまあチャクラといえば宗教とかでよく聞くし、だいたいそういうのは瞑想してるだろみたいな、
HUNTER×HUNTERもそんな感じで念を覚えられるようだったし、似たようなもんだろ!! みたいなアホの考えだった。
しかしその考えが当たっていたのか上手くいった。
たったの数日で俺は自分の体に流れているチャクラを感じることができた。
更には他のところで別のチャクラが揺れ動く気配みたいな物も感じられる。
これが感知タイプ…!?というか数日瞑想しただけでチャクラを認識できる俺チート!? というふうに舞い上がり早速次の段階へ進むことにした。
そんなわけでさらに数日後、忍の戦いを学びに戦場に来たのだが…
想像よりもレベルが高い…!!
原作で見た顔がないからこれでもNARUTOの世界では、大したことはないんだろうけど、それでも凄まじい戦いだ…!
改めて考えてみると何て事のない平和な世界で育った人間の俺と常に争い事のある世界で育った人間の忍 地力が違いすぎる。
俺にこんな激しい戦闘できる気がしない…
こんな世界で俺にできることはあるのか不安になりながら戦いを見守る。
ハイスピードで繰り出される忍術の応酬と武器による肉弾戦。
死んでいく仲間たちに目もくれず鬼気迫る勢いで敵を殺し殺される忍たち。
軍配がどちらに上がるか手に汗握る激しい戦いだった。
戦いが終わってから俺は人気のないところに移動し地中から完全に出る。
今見た戦いでの動きを忘れない内に実際にやってみようと思ったわけだ。
さっき見てた戦いも両軍引き上げた後なので、少しぐらい暴れたところで戻っては来ないだろう。
そう楽観的に考え、まずは術の練習をしてみる。
先ほど色んな術を見て印を覚えてみたのだがそれよりもまず試したい術がある!
やっぱり火遁・豪火球の術だよな!
なんといっても原作でうちはサスケが放つシーンはかっこ良かったし、子供のころ友達と印を真似してごっこ遊びをしたしな!
そのおかげで印も覚えている
しかも天才児とはいっても下忍のサスケができたし、うちは忍術・入門編みたいなものだから俺にもできそう!って思ったためである。
とにかく早速やってみる
体の中に流れるチャクラを意識しながら印を結ぶ 虎 馬 !
火遁・豪火球の術!!
ヒュッ!!
勢いよく口から空気が出ただけだった…
まあまあまあ!!
多分俺には火遁の素質がなかったのかもな!!
想定していたことさ!ノープロブレム!ノープロブレム!!
もしかしたら俺が転生特典のチートで思うままに忍術が使えるとか思ってたわけないし!!
気を取り直して、次の忍術に取りかかる。
次にやるのは水遁と土遁だ
木遁の性質からして、この二つは使えるだろうと思い、先ほど見た印を組んでみる。
ババッ!ババッ!
水遁・水弾の術!!
ヒュッ!!
勢いよく口から空気が出ただけだった…
ま、まあ水のないところではあんま使えないって言いますし!
さっきの人たちは使ってたけど…まあちょっと難しいのかもしれないし!
気を取り直して土遁!風遁!雷遁!氷遁!爆遁!! …遁!! と原作を思い出しつつ色々な印を結んだり、念じてみたがなにも出てこなかった…
木遁しか使えないのではという想定はしていたが、現実を突きつけられるとショックを受ける…
特に水・土は多分できるやろ精神でいたからなかなかにショックを受けた…
だが折れそうな心に鼓舞しつつ最後に木遁を使ってみる。
まあ初級者と言えば挿し木の術?かしら
オビトがいきなり使ってたし、印を組まないで使えるっての便利でかっこいいしな!
そうと決まればやってみるぜ!
まずは体の中に流れるチャクラを意識する
すると徐々に体の中から力が湧いてくる感覚が出てくる
その力を木にかえるイメージをし
近くにある岩に手を向け放つ!
木遁・挿し木の術!!
カツン
岩に何かが当たった音がした
お、おお!
俺の手から何か小さいものが放たれたぞ!
これは、、成功!?
そう喜んだのもつかの間俺は岩の近くの地面に転がっている物体を見る
そこにはオビトや十尾が放ったものとは天と地ほどの差があるだろう木が落ちていた
というか木というより枝?なんか某お菓子の小枝みたいな大きさだった
それは木と言うにはあまりにも小さすぎた 小さく細く軽くそして小枝すぎた
わかってはいたけれどこれほどまでに差があるのか…
術が成功した喜びはどこへやら俺は落ち込んだまま拠点へ戻るのだった