「艦長、もう少し前に出れないだろうか? 出来る事なら間接的ではなく直接見たいのだが?」
「駄目です。出来ないからドローンなどを使うのです」
むぅ、と軽い唸りを発しその男がスクリーンに中継されている画像を見つめる。目の前のその光景は帝国史上で初となる"イゼルローン回廊を越えて帝国領に侵入する敵艦隊"なのだが特に大きな感情が湧いてくるという訳でもない。既にあと七回はそれを見る事になると判っているからであろう。
「しかし、これだけの相手を見つけておきながら手を出せぬというのも悔しいものだ。任務とは外れてしまうが何か挨拶が出来ないものか」
「准将、ここに派遣されている総数は確か……」
「輸送艦や工作艦を除いて二〇五隻だ。基地から連れてきた俺の艦が一六八隻、各地からかき集めた偵察巡洋艦が三七隻」
「桁が一つ、いや二つ足りませんね」
「桁を一つ増やしたければ階級一つ、二桁増やすなら階級二つ。急に二つは無理だとしても今回の仕事で一つは頂きたいものだ」
「准将の器量でしたらその一つは既にもらっていても良さそうなのですが。そうはならずに辺境基地にいるという事はそういう事ですか」
「そういう事だ。さて、仕事の準備をするとしよう。敵艦隊は全部が全部一度に通る事はあるまい、どこかに区切りが出来るはずだ。そうしたら壊されたドローンを置き直すぞ。準備しておけ!」
最も性能の高い偵察巡洋艦に間借りしているこの男、カール・ロベルト・シュタインメッツ准将が率いる二〇五隻の部隊。これがイゼルローンに隣接するアムリッツァ星域にて撤退(予定含む)以外の作戦行動をしている唯一の帝国軍艦艇である。
「イゼルローン回廊出口付近に潜伏して敵艦の出入りを見張る小部隊を編成できないか?」
そんな注文がアムリッツァ近辺の辺境基地に出された理由は現地部隊で編成しないと間に合わないからというのもあるし、辺境基地はそこからさらに遠方の帝国統治外区域の海賊や棄民(※1)組織を監視・発見する為の隠密偵察に長けた人材が多いからでもあった。アムリッツァ星域に配備されていた正規軍系偵察部隊は隠密行動よりも定期巡回を重視した編成の為、今回のような任務に長けた人材がいなかった。そしてその重要かつ危険な任務に白羽の矢が刺さったのが辺境基地に長らく務めるシュタインメッツ准将なのであった。
シュタインメッツ准将はこの辺りの辺境基地一帯だけでは実力者として知られていた。でありながら准将止まりであったり中央に知られていないのも辺境基地らしい扱いである。近年に至っては海賊討伐などの晴れ晴れしい主任務は中央の貴族系正規艦隊の点数稼ぎに使われているのでそれのお膳立てまでしか仕事をさせてもらえない。しかも戦果は貴族が全部持って行ってしまう為、現地部隊の昇進速度はさらに遅くなる。それでいて中央に文句の一つでも言おうものなら予備役に送られ次の駒が来るだけの事である。そのような状況で腐らずに任務を続ける者たちには出自や身分を問わない奇妙な一体感を持っていた。
「という事で行ってくれ。大規模小規模問わず、艦艇指揮なら貴官に任せるべきだし文句を言う者もこの一帯ではおるまい。中央に恩を売って昇進するいい機会だろう」
基地司令からそう言われシュタインメッツは何とも言い難い表情を浮かべる。確かに出世のチャンスではあるが今までに経験した事のない危険な任務でもある。
「裁量は何処まで?」
シュタインメッツが確認する。今までの経験上、辺境任務で「任せた!」と言われたはずなのに中央から次から次へと横やりが入るのは日常茶飯事であった。今回の任務は危険度が違う、己の権限・決断での失敗は諦めもつくが横やりでそうなるのはごめん被りたい。
「主任務内容については正真正銘"全て"だ。横やりを入れる暇もないというのもあろうがな。どこまで覚悟があるかの探りとして手の届く範囲の前線基地にあるお高い偵察巡洋艦を寄越せといったら"好きなだけ持っていけ"と来たもんだ。イゼルローンを失った際にそこに常駐していた手練れも失ったってのもあるだろうが事が事だけに中央も本気なのだろう」
"お高い偵察巡洋艦"という言葉に"ほぅ"と反応し、シュタインメッツが眉を顰める。それは単独の強行・隠密偵察などを行う高性能巡洋艦であり辺境基地では見る事もない代物である。長期任務の為の物資搭載量や居住性、ステルス性能に分隊・艦隊旗艦クラスの通信性能、工作艦並みの電子戦性能などをこれでもかと盛り込んだ特注品である。一隻で通常の哨戒分隊を買ってお釣りが出ると言われるお値段であり、全土からかき集めても一〇〇は越えるが二〇〇はいないと言われている。
「判りました、やりましょう。ここで引っ込んでいたら一生そのままでしょうから」
シュタインメッツが正式に任務を受諾する。彼とてこの辺境に埋もれて終わる気持ちは少しもない。ならば無視できない功績をお偉方の目の前に積み上げるまでだ。
「私の管理下にあるものは何でも使え。話は通しておく」
その言葉に敬礼で応えるとシュタインメッツはすぐさま任務を開始した。
潜伏任務なので数は連れていくことが出来ない、よって自分の直轄部隊のみを率い、後は"お高い偵察巡洋艦"を使わせてもらう。補給物資は輸送艦ごと基地の備蓄より拝借し数カ月分を用意、偵察用機材は基地にある分と呼び寄せる偵察巡洋艦に所属先の在庫を持ってこさせればいい。潜伏先については軍機密の航路図には無人地帯の情報も含まれているからそこから探す。その昔、イゼルローン回廊への入口付近から他の入り口は無いかと侵入不可能エリアをなめるように沿っていった事があり、その記録が丸々残っている。結果として新たな入口も見つからず、入植するに適切な星もない完全な無人エリアだったので情報だけ軍内部に登録されてその後放置されていたものである。その記録に残っている数百隻程度ならワープもできるポイントを伝っていけば回廊入口近くまでの移動は可能であろう。
続いては任務の肝となる偵察巡洋艦をかき集める。アムリッツァ星域所属艦から殿として残らねばならない艦を除いて残りは全部こっちに移動させる。命令自体は各所から連絡が入っていたのかスムーズに進んだ。単艦単位の呼び寄せなので最上位でも大佐であり階級的に扱い難い者が来ることも無いだろう。あとは手頃な集合場所を指示して出発である。集合した偵察巡洋艦は三七隻、恐らくは直轄部隊(一六八隻)の四~五倍はお値段のかかっている集団だろう。その中で最精鋭艦の一つを臨時の旗艦とし、シュタインメッツ特務部隊は姿を消した。その後、彼が(無人地帯に構築した臨時通信経路を利用して)連絡を入れたのは二回、一回目は任務開始の連絡であり、二回目が敵艦隊発見の報であった。
七九六年九月一八日 侵攻軍の発見から七日目 総旗艦ヴィルヘルミナ
「現状を説明いたします」
普段とは違い、ミュッケンベルガーやアーベントロートが座る側に位置しているキルヒアイスが集合した艦隊司令などに説明を開始する。彼らは長官直属艦隊と同時に出発した三個艦隊の指揮官たちである。比較的連絡(通信)の取りやすいこの艦隊には他より詳しく定期連絡を入れていたのだが現地到着前に顔を合わせて説明を受けたいという希望があり、比較的(次のワープへの)待機時間の長いタイミングにて集合し、説明を行う事になったのである。ちなみに説明役がキルヒアイスになってしまったのは"質疑応答になったら基本、君が答える事になるだろう。それなら最初から君が説明したまえ"と本来説明役になるべきアーベントロートや先任将官から丸投げされてしまったからである。
「イゼルローン回廊出口付近に潜伏させた偵察隊が発見した敵艦隊は一一日に二個艦隊、一三日に三個艦隊、一四日に三個艦隊の合計八個艦隊となります。その後敵艦隊は我が方の通信・偵察網を電子的物理的に破壊しつつ前進、前線と定義した放棄区域を順次占領していきました。ここまでの行動は最初に発見した二個艦隊が主体となって行っている様です。その後、後続の六個艦隊と思われる部隊が等間隔の扇状に前進し現在、最前線と定義した区域にあと2~3日程度の位置にいると思われます」
敵の行動そのものは既存の偵察網や追加した使い捨てドローン、その隙間を縫って行動している偵察巡洋艦らによって概ね把握されている。そもそも各ポイントの定期連絡が途絶えた時点で何かしらに進出はされていると判るのでその位置と時間さえ把握すれば大体の侵攻ルートとその後の方向が読めるのである。
「これに対し、我々の艦隊は集合場所への全艦隊到達まであと九日程度の距離を残しており。そこから状況の最終確認を元に各艦隊が布陣する事になるので今月中の布陣完了は不可能であると判断しております。その為、予定していた最前線の物資持ち出しは計画通り決行。次に来ると思われる場所は今日明日中に持ち出しを完了させるよう指示をした状態です。敵の侵攻ルートに沿って随時持ち出しを実施、現地工作員が一般民等を装い順次敵艦隊に接触、救援を要請する事でこちらの望む位置に誘導しつつ兵站に負荷を与え、行動を停止させる予定です」
ふぅ、と一息ついてキルヒアイスが参加者を見渡す。どうやら一通り言い終わるまでは聞き続けると思われる素振りなので中断せずに言葉を続ける。
「その後ですが各艦隊の布陣をしその後方に解放後の支援物資等を搭載した輸送艦隊を用意、イゼルローンからの輸送艦隊を感知次第その到着前に全面的な攻撃を開始。敵艦隊の後退に対してはこの追撃を優先し、支援は輸送艦隊に任せる形になります。そして敵艦隊を完全にロストするか我が方の艦隊の継戦能力が無くなり次第、戦闘は終了となります。これが現在予定している流れとなります」
輸送艦隊の感知後というタイミングはそれが状況的に最も物資が不足している状態だからである。ここを乗り越えてしまうと長期戦となった挙句に望まないタイミングでの開戦を余儀なくされる可能性が出てしまう。
語り終わったキルヒアイスが仕草で「以上です、質問などがあればどうぞ」と促す。
「まぁなんだ、お膳立てと後片づけは司令部側で用意してくれるから我々は行けと言われたらそこの艦隊を全力で叩けばいいのだな」
カルネミッツ大将が明快な形で"役目"を確認する。"攻勢以外をアテにしてはいけない"と言われるこの提督らしい確認だがそれはそれで自分の役目を良く判っているといえる。
「卿にそれ以外の仕事が出来んのは判っている。連携を乱さぬ為に開戦のタイミングだけは守って抜け駆けはせんように」
ミュッケンベルガーが突っ込みに近い回答をし、周囲から含み笑い的な反応が見られる。本人も笑っている所を見るとお約束的な光景らしい。
「次、よろしいか? 輸送艦隊の準備状況を確認させてもらいたい」
続いてクエンツェル大将が確認をする。非常に珍しい平民の大将である。何をやらせても失敗をしない、けど大成功もしないという妙なジンクスがあるのだが"失敗をしない"という長所が何者にも代えがたく歴代司令長官や上官達からの信頼は厚い。それに関してはお任せ状態だったのでキルヒアイスがアーベントロートに目線で回答を促す。
「艦隊分及び戦地の住民達への物資は目途がほぼついています。艦隊分については日常の納入元から直接こちらに輸送させ、不足分は各基地から補填します。地域住民向けについては外部から該当地域への流通ルートそのものを管理下に置き、該当地域から引き上げさせた船を徴用し詰め込んでいるので極度な不足は発生しないでしょう」
同じ支援物資としても帝国と同盟の違いがここにある。帝国にとってあくまでも自領なので"本来の流通ルート"を抑えれば第三者からの徴用略奪さえ発生しなければ物量的に足りなくなることはない。むしろ大規模動員による艦隊分の物資の方が混乱しつつなんとか用意しているという状況である。
「あとは叛徒軍が停止してくれるかどうかだな。奴らの標する共和制とやらは民の力が異常に強く、救援を要請したら断れぬと言う事だが大丈夫なのかね?」
集まった艦隊司令官の最後の一人、フォーゲル大将。シュターデン、ファーレンハイトと同時に艦隊司令官となったいわゆる"アスターテ人事"の対象者である。実の所、ミュッケンベルガーとしては力量的に提督にしたくなかったのだが他に適当な人材がいなかったが故の就任である。とてもじゃないが一対一で同盟艦隊と戦闘をさせたくないと考えているのだが本人は至って好戦的である。
「それに関しては少し奇妙な言い回しになりますが相手の人道性に期待するしかない、という結論となっております。おっしゃられました通り、共和制という制度の制約もありますが我々に対する大義名分として"帝国の圧政からの解放"というものを掲げていますので一般民への対応を疎かにする事は出来ないでしょう」
「そう言われれば期待するしかないのだがそもそも我々でさえ、イゼルローンより先の叛徒領を恒久的に解放出来ていないのにあ奴らは可能だと思っておるのか?」
フォーゲルが首を傾げつつぼやき周囲の者も賛同の意味を示す頷きを見せる。
「出来るとは思えんしさせるつもりもない。だが、イゼルローンを取ってだけの状態で腰を据えられたならば今後どれだけの苦労を強いられる事か。これを幸いとして叛徒軍には以後侵攻の余力を持てぬ程の損害を与えねばならぬ」
ミュッケンベルガーの言葉が締めとなった。その後、小さな質問等はあったが特に注目すべき事項も発生せず、会議は終了する。
「後は足を止めるか、誘導できるか。そのあたりの仕込みを作ったのはオーベルシュタイン中佐だったな?」
提督たちが自艦に戻り、本来の持ち主達のみになった会議室でミュッケンベルガーが呟く。
「はい。この後の対応は中佐を中心として行う事になるでしょう」
キルヒアイスが応える。
「貴官とは合わぬだろうが組織にはあのような者も必要だ。一時期あ奴を副官として使った事もあるが何しろあ奴に関してはあの風貌故に親しみは持てんというのに憎らしいほど言う事に間違いが無いのだ。わしもそうだが貴官も、あれを使っているつもりだが"使われている"という事にはならぬように気をつけよ。それさえなんとかなればあれは有用だろう」
キルヒアイスは軽く頷き賛同の意を表すが言葉は発しない。むやみに話していい問題でもないだろう。
「しかし困った……」
ミュッケンベルガーにしては珍しい言葉である。
「貴官はしばらくの間、勲功に関わらず昇進は出来ん。佐官までは贔屓人事と言われようと押し切れるが将官となるとそうともいかぬ。オーベルシュタインめが貴官を追い越した時に誰につければ良いのやら……まぁ今は目の前の事だ。これからも頼むぞ」
そういうとミュッケンベルガーは席を立ち、キルヒアイスも幕僚達の待つ作戦室に戻る。実の所、打つべき手は打ち尽くしているので残りの行程は網にかかった敵艦隊を如何に誘導するかが主になっており肉体的重労働からは解放されている。あとは精神的疲労、つまりはプレッシャーが敵である。特別な天才でもいない限り軍の大規模組織と言うのは佐官クラスの底の厚さが力になる事が多い。彼らはまさしくその中心にいた。
「侵攻軍は誘導に乗っております。最終的には"停まる"と思っていただいて結構だと思われます」
オーベルシュタインの宣言に皆が安どの表情を浮かべる。あれから一週間、一部艦隊は既に集合地点に到着している頃である。その間に"その領域"に踏み込んだ同盟軍は支援要請を断らなかった。あらかじめ用意していた誘導先からも逃れられず多数の要支援者を抱え込んだ艦隊が足を止めるのも時間の問題だろう。
「しかしながら残り二個艦隊の所在が不明となっております。それを踏まえて友軍の布陣は考えねばなりません」
恐らくは最初に発見したものであろう二個艦隊が見つからない。それだけが懸念となっていた。オーベルシュタインはこれを引っ張り出す事を目的とし、布陣に穴が開くように六個艦隊を誘導したいのだがその穴に食いついた様子はない。そして場所を見つけなければ誘導する事も出来ない。
「他の六個艦隊と同じ状況になる事を避けているのでしょう。それを考えれば大体の位置は予想できます。こちらが用意した穴の偵察網には接触せずされどもこちらがその穴から雪崩れ込む事は防げる位置、そこにこの二個艦隊がいるはずです」
キルヒアイスが発言し、他の幕僚達も同意する。
「誘導班はこのまま敵艦隊の誘導、監視を継続。他の者は行方不明の二個艦隊を考慮した布陣予定を全艦隊集結前に整えておく事にしよう。やれる事が少なくなってきたという事はその分引き返す事ができなくなっているという事だ。もうひと踏ん張り、気を引き締めるように」
先任将官の纏めで幕僚達がそれぞれの作業に戻る。そこから更に一週間が経過し集結した帝国軍は初期布陣を完了、同盟軍は既に行動を停止している。その時が近づき、機は熟しつつあった。
───────オリキャラメモ────────
●マクマン・フォン・カルネミッツ
子爵 大将 796/10時点で四八歳 艦隊司令官
特に武門貴族だったという訳ではないのだが次男坊であり長男(=跡取り)程行動が束縛されなかったので格好いいからという理由で軍人としての生活を開始する。隠し事もせず大っぴらな性格と思われているが実の所、何も考えていないのでは? と思われているフシもある。艦隊司令官としては攻勢の時はまぁまぁ良いと言われる指揮をするが逆を言えばそれ以外は平均以下である。現場の総司令官の言う事はきちんと守るので"使い方を間違えなければ有用"と上層部には思われている。艦隊に最近配属されたとある准将の真っ黒な艦が気に入り、艦隊全艦を黒一色にするという狂行を実行し整備部ともの凄い喧嘩になるが押し切る。尚、その准将にはアイデア料としてどこからか手に入れてきた第三世代艦隊旗艦の試作艦の欠陥品をプレゼントした模様。格好いい艦隊の名前を艦隊所属の全員に公募しており現在(アムリッツァに移動中)選別中。
原作妄想
とある准将に出会ってないのでただの(ラインハルト基準)無能提督としてラインハルト人事で解任→予備役編入。リュプシュタット戦役にて熱を上げる一族が参加する中で居留守役として自領に留まる。キルヒアイスの辺境平定隊と交戦、"何故か異常なまでに前面に出ていた為"開戦直後に被弾し戦死。その為、指揮官のいなくなった留守部隊はほぼ無傷でキルヒアイス艦隊に降伏する事になった。
●ハンス・クエンツェル
平民 大将 796/10時点で五二歳 艦隊司令官
極めて稀な平民での大将。かといって格段優秀であるという事もなく普通の人材である。しかしながら彼は"何をやらせても普通である"という異能の持ち主として一目置かれていた。どれだけ簡単な任務であろうと危険な任務であろうと"まぁこれだけできれば悪くない"と言われる結果を常に淡々と出し、当然ながら結果として生き残っている。時が進むごとにその異能が注目される事となり上層部からも信頼されるようになりいつのまにか「まぁ彼ならいいんじゃないのかな?」という感じで大将に昇進。一時はイゼルローン要塞司令官候補にもなったが流石にそこまでの出世は出来なかった(彼に任せておけばとりあえずイゼルローンが落ちるという事は無いのでは? という期待だった)
原作妄想
ラインハルト人事で"目立たないし重要でもないけど馬鹿を置きたくない部署"をひたすら定期異動で点々とする人生を送る。ローエングラム朝になっても二代皇帝の御代になっても点々と異動生活をし、定年で退役した。後にゴールデンバウム朝末期からの記録を編纂する際にあの時代からの生き証人として証言を求められたが特記すべき重大事件等には遭遇せず、今でも同じ普通の業務・戦歴ばかりだった為、役員を落胆させる。最後の最後まで普通の人生であった。
や~~っと帝国艦隊も到着。本当にここまでの間、死ぬほど忙しいのは艦隊そのもの以外の人たちなのである。
※1:棄民
帝国から追放されたり逃亡した人達。総人口が遥かに多かった帝国創成期からの蓄積があり数だけは推定数十億と膨大なものとなっている。しかし、追放時に技術などは持たせていない為に文化・科学的には非常に遅れたものになっている。軍事的・政治的な組織は芽生え次第討伐しているが人数が人数なので流石にそれ以上の事は行えていない(熱核兵器で根絶やしにする事も理論上可能だが流石に論外となっている)