魔法少女まどか☆マギカ 交わる世界   作:レイブラスト

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第4話です。今回はこれと言って目立ったところはないかも。


第4話 仲間と協力と少女の戦い

明久

「ただいま~」

 

雄二

「おう明久。邪魔してるぜ」

 

彼が住んでるマンションに帰ると、悪友である坂本雄二が座って待っていた。

 

明久

「あれ? 何で雄二が……って、今日は泊まり込みで勉強会だったんだっけ」

 

雄二

「ああ。後から姫路達も来るそうだ。ちなみに玲さんは買い出しに行ってる」

 

明久

「え゛」

 

雄二の向かい合う様に座った後聞こえた言葉に、明久は戦慄せざるを得なかった。

 

明久

「……ちゃんと買って来れるかな……」

 

雄二

「おい、まさかまだ直ってないのか? 玲さんの間違い癖」

 

明久

「うん……この前は枝切り鋏を蟹の鋏と間違えたり、ザリガニを伊勢エビと間違えたりしたんだ……」

 

雄二

「……相当苦労してるんだな、お前も」

 

そっと肩に手を置き、心の底から同情する雄二。それを見た明久も心から「ありがとう」と言った。

 

明久

(さてと……どうしようか。僕が魔法少女のことを隠していても、雄二相手なら絶対ばれる自信があるな)

 

雄二

「時に明久。お前、何か隠し事でもしてないか?」

 

明久

「(ほらね)何でわかったの?」

 

雄二

「伊達にお前のダチをやってねえからな。で、何なんだ?」

 

明久

「……そのこと何だけど」

 

ずい、と身を乗り出して真剣な眼差しで話し出す。

 

明久

「これから言うことは、他言無用で頼む」

 

雄二

「……わかった。約束する」

 

その雰囲気からただごとではないと雄二も感じ取り、同じく真剣な顔つきで聞く準備をした。

 

明久

「実は―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアス

「―――魔法少女に、魔女ねぇ……」

 

同時刻。一誠は自分の家で同棲している紅髪の女性、リアス・グレモリーに丁度明久が雄二に話そうとしていたこと―――魔法少女等について話していた。

 

一誠

「信じられないかも……てか、悪魔とか冥界とかがある時点で何言ってんだってことになるけど、とにかく信じてほしい」

 

リアス

「誰も信じないとは言ってないわ。でも、それが本当ならこれまでに起きた契約者が行方不明になってる事件と噛み合うわ」

 

リアス等悪魔達は一部の人間と何かを対価に契約を交わし、自らのノルマを達成するのが目的だが、最近ではその契約した人達が原因不明の失踪を起こしているのだ。

 

一誠

「で、これからどうしたらいい?」

 

リアス

「そうね……とりあえずみんなにはこれらの情報を伝えた上で改めて調査に当たらせるとして、貴方はしばらくの間彼女達と一緒にいなさい。もしもの時は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を使用しても構わないわ。私が許可する。それと―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久

「……雄二。君が同行してくれるのは召喚獣のこともあって凄く頼りになるけど、どうして……ババァ長にも教えなきゃいけないの?」

 

話した後、雄二から自分もサポート役として行くこととその上で学園長にも今の話を教えることを提案されたが、後者の方には不満を漏らした。

 

雄二

「俺だって話すのは癪だ。だが、学園長は召喚獣システムを制作した人物の1人だ。何かわかることがあるかもしれないぞ」

 

明久

「そうなのか……はぁ、雄二に言論で叶う訳ないし、結局僕が折れるしかないじゃないか」

 

雄二

「ともかく、明日は俺も行くってことで頼むな」

 

明久

「うん。頼りにするよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠

「なあリアス。もし赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を使ってそれを見られたら、どうすればいい?」

 

リアス

「さっきアザゼルに連絡したら、『そういう場合は説明するに限る』って言ってたから、必要最低限なことだけ私が説明するわ」

 

一誠

「じゃあ、使用したら俺が連絡するよ。後……リアスが手紙を送った探偵って、そんなに腕がいいのか? 超天才の方はともかく、自称ハードボイルドってのがどうもなぁ」

 

リアス

「大丈夫よ。とっても頼りになる人達だから」

 

一誠

「ま、楽しみにしておくか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の放課後、まどか、さやか、ほむら、マミ、明久、一誠、雄二はレストランに集合していた。

 

まどか

「どうして、坂本先輩まで?」

 

明久

「彼の腕輪がないと召喚ができないからね。それと、雄二は作戦の立案とかがとにかく上手くて、参謀役にもってこいなんだ」

 

雄二

「迷惑かもしれんが、よろしく頼む」

 

マミ

「いえ、迷惑なんかじゃありません。こちらこそよろしくお願いします」

 

その後、店を出て先日魔女が出現した場所に移動する。そこでソウルジェムを出すと、光り輝いていた。

 

マミ

「この光りは魔女の気配に反応していて、基本はこれを頼りに追跡するの」

 

一誠

「レーダーみたいなものか」

 

マミ

「でも、害事件や交通事故とかそういった場所を探らないと見つからないわ。それと、弱った人の多い病院に魔女が取り憑くと、生命エネルギーを吸い取られて相当まずい状況になるわ」

 

明久

「病院か……」

 

移動しながら明久が呟いた時、隣で考え込んでいた雄二がまどかに抱きかかえられたキュゥべぇに尋ねた。

 

雄二

「……なぁ、明久から話を聞いたんだが、契約した魔法少女は本当に魔女と戦うだけが対価なのか?」

 

キュゥべぇ

「そうだよ」

 

その言葉に一瞬驚きつつもキュゥべぇは即答し、雄二は一層眉をひそめた。

 

明久

(何を考え込んでるんだろう?)

 

ほむら

(まさか……彼も感づいたと言うの?)

 

雄二の洞察力の高さにほむらが驚いた時、マミのソウルジェムが強く光った。

 

マミ

「こっちよ!」

 

向かった先は廃ビルの1つであり、屋上から1人の女性が飛び降りた。

 

さやか

「危ない!」

 

雄二

「っ! 明久、イッセー!」

 

一誠

「おっしゃ!」

 

明久

「はぁっ!」

 

雄二の掛け声で明久が腕を組みそれを一誠がジャンプ台に見立てて飛び上がり、女性を抱えて着地しゆっくりと降ろす。次に雄二が素早く救急チェックをしていく。

 

一誠

「どうだ?」

 

雄二

「身体状態に問題はない。気絶してるだけだ」

 

ほむら

「……今の、どうやったらあんなことができるの?」

 

まさか

「さ、さあ?」

 

一誠達の流れるような救出劇に、ほむら達はポカンとしていた。

 

マミ

「見せて下さい。……魔女の口づけ…やっぱりね」

 

明久

「何それ?」

 

マミ

「話は後。魔女はビルの中にいます。早く追い詰めないと!」

 

マミを筆頭に、一同はビルの中に突入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中には人間大の髭の形をした使い魔が大量にいた。

 

雄二

「さすがに分が悪いな。明久、行くぞ!」

 

明久

「オーケー!」

 

雄二

起動(アウェイクン)!」

 

明久

試験召喚(サモン)!!」

 

雄二が召喚フィールドを展開し、明久が自分の分身である召喚獣を呼び出す。

 

『吉井明久    Fクラス

 日本史     573点』

 

一誠

「お、やるな明久! また点数上がっただろ?」

 

明久

「勉強のお蔭さ!」

 

そう言いながら、明久と一誠と雄二とほむらはまどかとさやかと(ほむらは仕方なくだが)キュゥべぇを護衛しながら戦い、マミは使い魔を銃で次々に潰していく。

しばらくして、使い魔は全滅した。

 

明久

「後はこの奥か」

 

マミ

「え、ええ……」

 

頷きながらも、彼女は一誠達の生身での身体能力の高さに驚いていた。ここまで強かったとは想定していなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何はともあれ、マミ達は魔女のいる場所に辿り着いた。そこには、ゲルトルートという魔女が待ち構えていた。

 

マミ

「アレが魔女よ」

 

一誠

「ええええええええ!? あんなおどろおどろしいのが!? もうちょっと可愛らしさのあるのを想像してたんだけど!」

 

まどか

「確かにアレは……」

 

さやか

「グ、グロい……」

 

予想外すぎた見た目に一誠は驚愕し、まどかとさやかは引いていた。

 

雄二

「で、どうやって戦うんだ?」

 

マミ

「ここは私1人で……と言いたいけど、暁美さん」

 

ほむら

「何かしら?」

 

マミ

「貴女の能力が何かはわからないけど、危ないと思ったら援護してくれないかしら?」

 

ほむら

「……わかったわ」

 

本日何度目かの驚きを見せつつ、いつでも援護ができるように準備しておく。

 

マミ

「さ、行くわよ!」

 

まずは攻撃を躱しながら牽制として何発か弾丸を放ち、相手を挑発させる。見事にそれに乗っかってきたところで、頭部に二発攻撃を与える。

 

マミ

「この程度じゃ倒れてくれないか……」

 

再度銃を構えようとした時、足下から蝶らしきものが纏わりつき、それが触手に変化してマミの身体を縛り壁に叩きつけた。

 

マミ

「くっ、まずい!?」

 

まどか・さやか

「「マミさん!」」

 

一誠

「おい、やばいぞ! 援護しないと!」

 

危機感を感じる一誠だが、次の瞬間、触手はバラバラに切り刻まれた。

 

マミ

「え…?」

 

当然ながらマミは何もしておらず、ゲルトルートも困惑している様子だった。が、先ほどから戦闘の様子を見ていたほむらが口を開いた。

 

ほむら

「援護は完了したわ」

 

マミ

「! …ありがとう、暁美さん」

 

彼女の言葉で、マミはほむらが方法はわからないが自分を助けてくれたのを理解した。

 

マミ

「さて、やられた分を返さないとね」

 

ゲルトルートは激高して攻撃を仕掛けようとするが、牽制として放たれた弾丸がリボンに変化し、拘束した。

 

雄二

「牽制と同時に拘束具になる……効果的な戦術だ」

 

戦術の良さに雄二も感心していた。

 

マミ

「それじゃあ、手早くとどめと行きましょう!」

 

そう言うとマミは大きく跳躍し、巨大な大砲を召喚してゲルトルートの頭部に狙いをつけた。

 

マミ

「いい子だから、そのまま動かないでよ…………よし! ティロ・フィナーレ!!」

 

技名を豪快に叫び、弾丸を放つと一直線に頭部に直撃し、ゲルトルートを吹っ飛ばした。

 

明久

「倒したの?」

 

雄二

「どうもそうらしい。見ろ、結界が消えていってる」

 

マミ

「…………」

 

戦闘が終わったのを確認し、マミは魔女がいたところに落ちているグリーフシードを拾い上げると、ほむらに近づき渡した。

 

ほむら

「……どうして私に?」

 

マミ

「私はストックがあるし、援護してもらったからそのお礼よ」

 

ほむら

「……! …ありがとう……」

 

今までのループではなかった人間関係の良さに多少困惑しつつも、グリーフシードを受け取る。こうして、ゲルトルートとの戦いはマミの勝利で終わった。

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