まあ、自分がこんなことになるなんて思ってもみなかった。
転生。
いや、な〇うや、カク〇ムなんかでは一般的って言われても、現実で起きないよね?
…起きたんだよなぁ(溜息)。
切っ掛けは、テンプレなのかな?、死んだんだ。
「的、おい、的!! 返事をしてくれ‼‼」
って、気が付いたら物凄い形相のダンディなおっさんに覗き込まれてた。
その瞬間に、情報が頭に溢れた。
俺は、僕は、会社員で、高校生で、五十路越えで、入学直後で…
プツン
ブラックアウトした。
はい、現在進行形で混乱してます。
起きたら、何処かわからないが病室で、ダンディな父と、やたら美魔女な母親といずれイケメンなショタ弟に全周囲から抱きしめられて居ます。
…どうして?
落ち着こう、自分の情報を、確認すべきだ。
俺は、令和4年に生きていた、波平さん世代。
これと言って特技があるわけでは無く、しがないブラック企業で働いていて、独り身で、割引シールが貼られるのが細やかな楽しみだった…所謂負け組だった。
不満を紛らわすため、痛飲して…ふらふらと道路にはみだして…ヘッドライトの光しか覚えていない。
僕は、昭和であの方の容体が云々言われていた時の、
その修行で異界に潜っていた時、とてもクリティカルな一撃を食らった。
記憶してるのは、自分の喉に迫る、乱杭歯。
…なるほど、どっちも死んだな。
マテ、待てい、自分!
生きているから、生きている!…よね?
恐る恐るぺたぺたと自分の体を確認してみる。
…良かった。
で。
重要な事があります。
メシア教、ガイア連合、葛葉、ヤタガラス。
ハ~イ、知ってる人。手を挙げて…!!?
ヤバい。
…この体の記憶がヤバすぎるんですが!?
女神転生世界ですか!⁉
混乱で固まっていた時、病室のドアが、バンっと乱暴に開けられた。
「的君、大丈夫かい!?」
大きな声で病室に飛び込んできたのは、やや小柄ながら引き締まった体躯をしていて、爽やかでいて暑苦しいという矛盾を併せ持った青年であった。
「玄、病室だぞ、静かにしろ!」
父が飛び込んできた青年に叱責する。
「しかし、所長!」
…ん?
「もう!大鳳さん、いきなり病室に入ったら駄目じゃないですか!」
「そうだよ、お兄ちゃん!」
青年に続いて病室に入ってくる妙齢の女性と、少女。
「し、しかし百子さん、かおりちゃん!」
「しかしも案山子もありません、もう少し常識を…」
…んん?
マテ、待って?
父の名は、諸星 弾。
悪魔憑き(デビルシフター)で、セブンと言う、魔界「光の国」に住む、人間に協力的な悪魔に「超越眼(ウルトラアイ)」という霊具でシフトする腕利きだった…が。
間熊 成人(まぐま せいじん)と言うダークサマナーが協力関係にあった大鳳流空手道場に襲撃をかけた時に、辛うじて跡取りの大鳳 玄を救助できたのだが、右膝を壊された上、呪いによりシフト出来なくなったのだ。
そこで、身寄りがなくなった、やはり悪魔憑きである玄を自身が長を務める霊能組織、表向きは探偵業でMissing(失せ物) Acording(捜索))Conpany(会社)と名称していて、裏は霊障に対処するMonster(怪異)Attak(攻撃)Crew(隊)、通称MACへと誘うとともに、後継である俺の特訓を開始して…ああなった訳だ。
なるほど?
成る程…。
分かった。
…鬱になる女神転生と、ウルトラ最大の鬱のレオ混ざってる!?
あんまりにもあんまりな情報の奔流に、俺は、僕は、再び意識を手放した。
精密検査で異常なしの判断を受けて、次の日には退院した。
意識としては、”俺”のほうに統合された、と、言うか、2回目の生を受けた”俺”が、女神転生で言う所の魂の試練を乗り越えた扱いになり、主体となったようだ。
まず、自分の事を確認…再確認?、した。
前にも述べたように、地方の零細霊能組織に生まれた、高校生。普通に分類される位の霊能の、そこらへんにいるモブ雑魚。まあ、贔屓目に見て、両親の顔面偏差値を少々受け継いだ位か。
父、弾。ダンディ。
前述のごとく熟練の悪魔憑き…だったのが”膝に(呪いの)矢を受けて”状態。
母、アンヌ,美魔女(年齢?、ふふふふ…)。
何でも、父と共に除霊を潜り抜けた、回復寄りの異能者。現在専業主婦。
弟、零、愛らしいショタで、才能の塊。
多分(絶対に)、悪魔憑き(決定事項)。
…これ、円〇ワールドと事故ってますよね❕❔
そこにどろっどろの女神転生を混ぜた世界…ハハ☆!(白目)
一心不乱に、退院までの間、スマホで色々と、全精力を傾けて検索した。
この、スマホ。
前世の記憶では、この時代ではあり得ない位のオーパーツである。
まあ、令和のそれに比べると、もっさりとしているのだが、開発に関わったとされるのが、
らしい、と言うのは、全くその本人に辿り着けないのだ。
…オカルト事案ぇ…。
ハイ!無益な考察止め!
結果として、最悪ではないが、いつ崩れるかもしれない現状が認識できた。
幸いと言うか現状、メシア教は、一神教に於いて所謂カルトに分類されている。
まあ、そりゃそうだ。
世界を一旦リセットして、新しい世界にINしよう、って戯言、普通は肯けるはずが無い。
でも、そこに、火種を打ち込む事態が起きた。
オイルショック。
自分の生活が、何時でも崩れ得るかもしれないと言う事実。
そこに。
ノストラダムスの大予言が、流行ってしまった。
MMRの某Kさんが、
「世界は滅びるんだ!!」
「「「なんだってー!」」」
って言うくらいに恐怖した世界。
…徐々にメシア派、増えてるらしいんです(溜息)。
いや、ね?、前世だったら文句も言わないんですけどね、この糞現世では。
言霊ってね、昇華しちゃうんですよね…(ふっか~い溜息)。
つまり、GP、爆上げ。
今までにない霊障事案が多発して、各地の零細霊能組織が次々に壊滅し、そこにメシアンが乗り込んで更なる混乱を齎しているのが最近の情勢の様だ。
日本はまだマシな様で、葛葉、ヤタガラス以外にも「禍学特捜隊」や「MAT(monster(化け物)attack(攻撃)team(隊)」、「TAC(terrible-monster(怪異)attack(攻撃)team(隊))」、「GUTS(ghostly(幽霊的な)unrealistic(非現実の)task(事象に)squad(対処する))」etc、の地方組織が何とか崩壊を食い止めているようだ。
因みに親父が若い時に属していた組織は、すでに壊滅しているとの事。
実に、メガテン世界である。
「こんな生活、いやじゃあ~~~!!!」
思わず叫んでしまったが、正直勘弁して欲しい。
一寸間違うと、即死だぞ!?
幸いと言えるのか分からないが、2度の死を乗り越えた上に、転生と言う神話的試練を、数回乗り越えた判定になったのか、只のモブだった俺は、魂の格がUR以上に磨かれたらしい。
目が覚めた時に餓鬼が飛び掛かってきたが、思わず振るった裏拳一発で消滅したのだ。
しかし、油断はできない。
ご存じの通り、メガテンは、ジャイアントキリングが通常営業のゲームだった。
何故か。
属性と、耐性。
いや、真面目に洒落にならない位、えぐいのだ、相克は。
つまりは、対応できる札を揃えなければ、気楽に乙るんだよね、メガテン世界。
考えなしの特化型は、何れ壁にぶち当たる。
悪魔憑きの親父も、代替手段としてカプセル怪異を持ってるぞ?
…レオ?
根性でぶち破る規格外(全耐性貫通)は…。
話を戻して、自身の事を再々確認しよう。
アナライズ、生えてました。
熟練度があるのか、殆ど見えないのがクソ仕様なんだが、
何とか、自分の適性職業と、レベルは確認できた。
諸星 的
種族:人間 職業:デビルサマナー Lv8
二度見した。
親父は、怪我をする前はそれこそヤタガラスからも頼りにされる超一流だった。
その親父は。
諸星 弾
種族:人間 職業:デビルシフター Lv12
…やばい。
何も知ら無い状態なのに、Lvだけが上げってる。
悪魔にとっては、美味なエサがふらふら歩いてる状態だよこれ!?
サマナーは、契約する悪魔によって汎用性はあるが、逆に言えば単体では弱い。
稀にライドウなんて言う規格外はいるけど。
仲魔と供に成長していくのが、肝だと思う。
つまるところ。
「仲魔をゲットできなきゃ、只の良い
いや、ホントにクソだな!
本来であれば、悪魔を召喚するには無茶苦茶面倒な手順が必要だ。
…でもね?
ナカシマ、スティーブが、やらかした。
悪魔召喚アプリ。
…いつの間にか、インストールされてました(怖)。
正直不安だけど、メガテン的に使わないほうがもっと不安だよ!
と、言うわけで、ちょっと熊谷市に行ってきます!
いや、覚醒するって凄いね。
MTBで来たんだけど、軽い感じのランで3時間位で世田谷から熊谷に着いた。
さて、メガテンでお世話になる戦術の一つにジオ嵌めがあるのは異論はないと思う。
この系統の悪魔は世界で種々あるが、日本にも皆が知る大物が、いる。
雷神。
諸兄も、あの屏風は一度は目にしたことがあるだろう。
埼玉には、それを祭る大雷神社が数か所ある。
その中の一つに俺は来ていた。
由緒正しい境内に、今は人影はない。
一寸、人除けの香を焚かせて頂いた。
前世だったら監視カメラで問題になっただろうが、今は昭和末期。
ガバガバ、有難うございます。
さて。
背負っていたリュックから、供物を取り出し。
”SUMMON DEVIL"
普通は、自分のレベルでは召喚できるはずもない。
だが。
悪魔とは、情報生命体である。
人々の概念、認識で変容する。
で、あるなら。
「
この、言霊に、あの供物があれば。
「うちを呼んだのは、お前け?」
ふわり、と、虹色の髪を靡かせて、彼女は舞い降りた。
「ラム、来たぁ~~~~!!!」
有難うございます、うる星やつら初版全巻セットサイン付き!!!
いや、うる星やつら復活の年なんですが、来年ウルトラセブン関連のプロジェクトがあるんですね。懐かしくなって投稿させていただきました。