ありふれた(?)女神転生   作:はるまき

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サンデー作品って、雷系多いですよね。


第17話:Level ?

MACの所員は、あの襲撃事件で全員覚醒を果たした。

オマケに()()()()()()()()()()()()()()

Lvも、俺は18、親父や玄さんは15、戦闘系所員さんたちは7~8、事務系は2~3と中々(注1)強化されてきている。

そんな中、異界での修行で焙り出された問題は。

悪魔が鑑定できない事。

アナライズのスキルに目覚める所員が、居ないのだ(注2)。

なので、今までのデータからの推測と、最初に弱めの属性攻撃でアタリをつける、と言う迂遠な行動をとるしかない。

アナライズからの属性確殺奇襲攻撃なんて、夢のまた夢、な状況だ。

これじゃ、疲弊するよな…。

悪魔召喚アプリがインストールされているスマホは、アプリ自体が魔術的プログラムで組まれているらしく、異界でも動く。

だが、只の機械では悪魔を認識する事が出来ないため、アナライズなどは不可能である。

このままじゃあ、詰むよな…。

 

てな事をカオスやドドルの爺さん達に愚痴ったら、

「ん?小僧、何じゃそんなことを悩んどったのか。解決法ならあるぞい。」

っと、軽く返された。

「んな!?あるの、凄え!」

興奮して尋ねる俺に、にやり、と笑う、爺さんs。

「簡単じゃ。そのスマホは、多機能を目指しているがゆえに、サマナーには逆に不十分なんじゃよ。だからこそ、それに特化した物を作れば良いんじゃ。人体レベルの式神を動かすにはまだ不十分じゃが、単純な物には十分なMAGバッテリーは完成しておるからの。」

あ、そうか。

ヘルメットのバイザーで悪魔見えるようにしてたじゃん!

認識出来れば、解析できる。

解析した物を、集積していけば、正確性も上がる…!

 

「ただのう。」

と、珍しく困ったようにカオスの爺さんが続けた。

「ワシらは、プログラミングは門外漢じゃ。出来なくはないと思うが、いつになるか分からんのう。」

まあ、これは仕方がない。

カオスの爺さんはコンピューターが無い時代から生きている上、学習しようとすれば傍から以前の事を忘れる。

ドドルの爺さんは、職人畑(ひらめき系)であって、基礎系(理論肌)ではない。

理論系の天才なんて、そんな…。

「あ。」

この間、知り合ったな!

 

ラムと、川縁の道を歩いている。

この時間だと、彼らは人目を避けて橋の下で特訓をしているはずだ。

何しろ、仲魔に指示を出しているのは、何もない空間に向けて話している危ない人だからな、未覚醒者には。

 

「今だ、ガッシュ!

「分かったのだ、ザケル!

 

お~やっとるやっとる。

 

「お~い、清麿、ガッシュ。」

「ひさしぶりだっちゃね!」

「あ、的さん、ラムさん。」

「お~、久しぶりだの、的、ラム!」

こっちを見て、ぺこりとする清麿と、ぶんぶんと手を振ってくる、ガッシュ。

 

彼らは、この間知り合った、中々にユニークな存在だ。

何でも、悪魔のガッシュは記憶喪失であるが、イギリスで清麿の父に救われて、天才であるが故の孤独で引きこもりがちな清麿を鍛えるために日本に来て、自身の出身魔界の「魔王を決める」戦いに強制参加させられていたところに出くわしたんだよね(的君の中身、金色のガッシュ!!掲載時点で既にブラック勤務してたので、サンデー読んでません)。

まあ、あんまりにも相手が酷かったんで軽く手を貸したんだが、その際にラムが同じ雷撃系のスキル使いという事で懐かれたんだよな。

 

「どうしたんですか、何か重大な事件でも?」

真面目な顔をして聞いてくる、清麿。

「お~、ラム、強くなった私を見てくれ!」

「分かったっちゃよ、かかってくるっちゃ!」

ふんす、と胸を張るガッシュと、ふんわりと笑って受け止める、ラム。

ああ~、なんか癒しじゃぁ~~。

 

なんか、久しぶりのまったりした空気にほっこりしたが、気を引き締めて、清麿に告げる。

「ああ、実は、一寸手伝ってほしいことがあるんだが…。」

 

 

 

「ああ、ここの所不要ですね。」

アンサートーカー

「なんと!」

「ふむ。興味深い…。」

 

「あれ、ここ、別の召喚を挟んでますよね…?」

アンサートーカー

「これは…!巧妙に天使召喚につなげているのか!?」

「ぐぬ!、だが上手い!」

 

「仕上げに、ここを、こうして。」

アンサートーカー!

「なるほど、これは一本食らったわい!」

「ふはは、この年になって、まだ学ぶことがあるとは!」

 

「あは、あははははははは!」

「くは、くははははははは!」

「ふは、ふははははははは!」

 

「「「はは、ははははははははははは!!!!!」」」

 

「の、のう、的、私は全く話が理解できないのだが!?」

「あ、安心しろ、俺にも全く分からん…。」

「だ、ダーリン怖いっちゃ…。」

 

サバトよりもサバトの空気を醸し出して哄笑しあう三人に、俺たちは。部屋の隅でガタガタと震えながら身を寄せ合っていたのであった。

 

紆余曲折はあったが、サマナー用ディバイスは完成した。

ます、基本は、ハンズフリー。

当たり前である。

戦ってるときに、片手が塞がるのは、致命的だ。

次に、安全性。

原作の、手の甲側にインターフェイスって、脆すぎないか?

いや、いざとなった時、自分をかばったら、咄嗟に血管避けて甲側を向けるよな。

と、言う事で、指先まで覆うガントレット型になった。

インターフェイスは掌側に、細長い8インチの画面で、基本タッチセンサーだが、スライド式キーボードもついている。

悪魔を認識するためのカメラは、手首側についている

指先まで覆う形なのは、アクションキーを導入しているからだ。

中指で掌にあるスイッチに触れながらハンドサインすることで、アプリが起動する。

今入っているのは、悪魔召喚(清麿改ver.)、悪魔保管(なんと、死亡時にこの中で再召喚可能となった)、デビルアナライズ、エナミ―サーチである。

あ、ネットにも繋がるぞ。

重量は5㎏を超えてしまったが、覚醒者には問題ない重さで、とはいっても今までとバランスが違うので、調整とテストを兼ねて異界で使用しているが、みんなからも好評である。

 

 




注1:一般的霊能組織の平均レベルは4前後。的の認識がゲーム準拠でズレている。普通に才能がある人間の限界レベルは20前後。三流だと1桁がこの世界の霊能者の実情。GPが上昇してくれば変化するが、それでも限界レベルは低い。
注2:これも認識のズレから来る誤解。そんなにポンポンスキルなんて覚えられるものではない。あっさり発現する的が規格外である。

注連さん、度々のご指摘、本当にありがとうございます。
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