ダンジョンにビルダーがいるのは間違っているだろうか 作:サンバガラス
ドラゴンクエストビルダーズ2やってて思い付きました。割と人気が出たら続けます。
はるか昔、こことは違う世界アレフガルド。その世界に現れた邪悪なドラゴンの化身・竜王は魔物の軍勢を率い、アレフガルドに侵攻する。人間達の中から現れた伝説の勇者ロトの血を引く勇者が竜王の軍勢に挑むが、竜王の罠に嵌まり帰らぬ人となってしまう。大地は引き裂かれ、城塞都市メルキドの守護神ゴーレムは人間を襲い、美しい湖の街リムルダールは毒の沼地に浸食され、温泉の街マイラガライヤは溶岩に覆われ、王国ラダトームは竜王の深い闇に飲み込まれた。そして人々は物を創り出す力を奪われ、住む地を追われてしまう。魔物が支配し、闇に包まれたアレフガルドからは人の姿がまばらになり、荒廃していった。だがそんな時、精霊ルビスによって1人の少年が現れた。少年はその世界で物を創り出す力を持っており、崩壊していたメルキド、リムルダール、マイラガライヤ、ラダトームを復興し、それぞれの地域を支配する魔物、そして全ての元凶である竜王を倒し、見事アレフガルドを救ったのだ。だが少年は力尽き、死んでしまったが、次に目覚めると少年はその世界の100年後に来ていた。新たなる敵であるハーゴン教団と対決していきながら、そこで出会った相棒と共にモンゾーラ島、オッカムル島、ムーンブルク島をハーゴン教から救い、破壊天体シドーでハーゴンと破壊神シドーを倒し、世界を救ったのだ。世界を救った物創りの英雄を人々はこう呼んだ。ビルダーと。そしてビルダーはからっぽ島に住み、多くの物を作って何処かに消えてしまった。これは消えてしまったビルダーの物語である。
そして場面は迷宮都市オラリオのダンジョンに変わり、その5階層では金髪の美少女が走っていた。名はアイズ・ヴァレンシュタイン。アイズは遠征の帰りに出会したミノタウロスを逃してしまい追いかけていたのであった。
「・・・一体何処に行ったんだろう?早く見つけないと」
その時だった。
「ブモォォォォォォ!!!!」
「うわおぉぉぉぉぉぉ!!!」
「!!今のは・・・」
アイズはミノタウロスの雄叫びと少年の叫びが聞こえた。そして急いで聞こえた場所に行くとそこには
「ブモォォォ!!?」
「おりゃぁぁぁ!!!素材置いてけぇぇぇ!!!」
「・・・・・?」
白髪で頭にゴーグルを付け、白色の不思議な服装に背中に大きな本を背負った少年が巨大な穴にはまって顔だけ出しているミノタウロスに大きなハンマーで殴っていた。ミノタウロスはハンマーで殴られ血を流しながら叫んでいた。そして5発ぐらい殴るとミノタウロスは魔石とドロップアイテムである角を落とし、灰になって消えた。
「ふーーー倒せたと。何が落ちてるかな?魔石と角が落ちてる。よし豊作♪豊作♪この角、禁断の錬成台で一体何になるのか楽しみだな♪」
と白髪の少年は笑顔でそう言っていた。
「あの・・・」
「?」
アイズは白髪の少年に声を掛けた。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫ですか?・・・何がですか?」
話が噛み合って無かった。
「・・・心配なかったかな・・・ミノタウロスと戦っていたけど強いね君」
「そうですか?普通ぐらいだと思いますよ。力は強いですけど、スライムより体力が多いぐらいでしたし」
「スライム?」
「これです」
少年は何処からかペンと紙を出して、絵を描いてアイズに見せた。
「・・・可愛い」
「ですよね。僕もスライムはお気に入りなんです」
そう言った話をしていた。
「そろそろ僕もこの5階層を探索するので」
行こうとした時だった。
「待って」
「・・・・何ですか?」
アイズが少年に声を掛けた。
「名前聞いてない。私はアイズ・ヴァレンシュタイン。君は?」
自己紹介した。すると少年は微笑んで言った。
「僕はベル。ベル・クラネル。ビルダーです!!」
ベルは颯爽と消えて行った。これがアイズとベルの初めての出会い。いや、冒険者とビルダーの出会いであった。余談だが、いつの日からか物が壊れる音や一晩で家や不思議な建物が建造されたりといった不思議な事が起き始めた。一体何故だろね?(すっとぼけ)