ダンジョンにビルダーがいるのは間違っているだろうか 作:サンバガラス
ド派手にソーマファミリアの敷地内に入ったベルとリリは当然待ち構えていた団員達と対面した。
「おお、怒りがすごい、すごい」
「それはそうですよね」
「テメェらか!?こんな真似してタダで済むと思うなよ!!」
ソーマファミリアの団員のうちの1人がベルに剣を構えて言った。
「それはすみませんでした。でもこちらにも色々と事情がありますので、ここは取り敢えずソーマ様に合わせて下さい」
「はいそうですかって言うわけねえだろうが!!そもそもソーマ様にテメェみたいな危険な奴を会わせられるか!!」
痛い程、あちら側の正論である。
「そうですか・・・貴方達を倒させて貰います。この羽子板で」
そう言ってベルは竹や餅などのお正月に出てくる物とスライムが描かれている羽子板を取り出した。そして羽子板を取り出し、それで自分達を倒すと言ったベルに団員達は
「「「「ぶっ殺す!!」」」」
怒りが上がった。火に油を注ぐ行為であった。だが、忘れないでほしいベルが取り出したのはただの羽子板では無い、ベルが作った羽子板なのだ。この羽子板は相手を攻撃すると吹っ飛ばす効果がある。それプラスベルのステイタスの上乗せで、つまりは
「向こうの世界じゃこんなゴミみたいな攻撃力だったのに割といい感じに敵を倒せてる」
「「「「せ、背中が・・・・」」」」
ソーマの団員達は物凄い速さで吹っ飛ばされ、壁に激突して背中を強打していたのだ。その痛みは強烈で全員動けていなかった。ベルとリリは建物に入りソーマの部屋に直行し、訪問していた。
「失礼します」
「・・・誰だお前は?」
ソーマは死んだ魚のような目でベルとリリを見ていた。
「初めましてソーマ様。ヘスティアファミリアの団員、ベル・クラネルです」
「・・・ヘスティアの眷属が俺のファミリアに何しに来た?」
「このファミリアの団員であるリリルカ・アーデを脱退させる為、ソーマ様と話し合いに来ました」
その発言にソーマは呆れたように溜め息を吐き、ゴミを見る目してベル達に向けた。
「・・・簡単に酒に溺れる薄っぺらい子供の言葉に何の意味がある?」
「?」
ベルが疑問に思っているとソーマはコップにお酒を注ぎ、ベルに渡した。
「これを飲んでまた同じ事を言えるのなら、話でも何でも聞こう」
「それは!!」
リリはベルに渡されたお酒に驚いていた。
「・・・これを飲めば良いんですか?なんか気持ち悪い色してますけど・・・」
「・・・いいから飲め」
ソーマは不機嫌になった。
「いけません!!ベル様それは『
だが、リリの注意はベルが『神酒』を飲んでいる時だった。
「・・・おぇ、不味い」
「「!?」」
ベルは嫌な顔になり、リリとソーマは驚いた顔になっていた。そして袋から林檎ジュースを取り出し飲んでいた。
「何か味がゴタゴタだし、色が悪いし、冷えてないし、何かドロっとしてるし、その割には只々度数が高いだけのお酒ですね」
「・・・・グッハ!!!!???」
「ソーマ様!?」
ベルの辛口なダメ出しにソーマは精神的にダメージを負って、口から血を吐いていた。だが、ソーマはまだ知らなかった。この後ベルがソーマの心をへし折る行為を簡単にしてくる事を!!