ダンジョンにビルダーがいるのは間違っているだろうか 作:サンバガラス
あれからベルはリリから
「え!?あの味に大金を出すの!?しかも酔う為に!?えーーーあのお酒の何処がいいのか全く分からないんだけど」
「グッハ!!!!」
「も、もうそれ以上言わないでください。ソーマ様が倒れてしまいます」
ボロクソに言うベルにリリはソーマを庇っていた。
「でも、このお酒が美味しく無いのは何か嫌だな・・・。そもそもこんな設備でお酒を作ろうとするのが僕はよく分からない」
すると少し考え
「んーー・・・・・ピン!!と来た!!」
ベルは袋から色々と取り出しその場で何かを作り、完成させた。
「出来た!!名付けて究極!!酒製造機」
『究極!!酒製造機』
・タル×7
・酒ダル×1
・パイプ×12
・氷×7
《特殊な酒を作るための装置。7つの美味しい果物が必要。また高級な物を使うと変化が・・・・》
ベルは早速、自分の畑で育てたレモン、桃、メロン、苺、葡萄、オレンジ、林檎をタルに入れ待つこと数分。液状になった果実はパイプを通って途中に置いてある氷で冷やされながら一つのタルに全部集まり、混ざり合った。ベルは酒ダルに付いている蛇口を捻り、コップに注いだ。
「出来ましたよ。これが僕なりの神酒です」
ベルが作った神酒はソーマが作った濁った色では無く七色に輝く鮮やかな色であった。
「こ、これが神酒!?」
「・・・俺が作ったのとは違うな」
いつの間にか復活していたソーマもベルから貰った神酒を持っていて、2人は神酒を飲んだ。
「「!!!!」」
ベルが作った神酒は果実の爽やかな香りに、果実の旨味、甘味を凝縮した物、濃厚かつサッパリとして混ざり合った果実同士の喧嘩などなく調和して、より味が引き立ち、また度数も低く、これ以上ない美味しいお酒であった。
「お、美味しいですよベル様!!もう一杯良いですか?」
「はいどうぞ」
リリは美味しくておかわりをしていた。飲みたいと思う気持ちがあるが、ソーマの作った神酒の様な強烈な気持ちでは無かった。
「本当に美味しい・・・ソーマ様が作った物よりも美味しい」
「・・・・」oTL
ソーマは神酒を飲んでから項垂れていた。自分が作った神酒よりもただの人が作った神酒の方が何倍も美味しいかったのである。それにより自信やプライドが木っ端微塵になっていた。そして何と
「・・・あのもう僕が悪かったですから」
「・・・知らんもん」
いじけていた。良い年齢の神が子供の様にそして面倒くさいいじけ方であった。
「でも結局自分のファミリアの団員達を信頼をしてなかったんですよね?」
「それは・・・」
「だって知ったら与えてませんよね?誰も信用してないくせに試そうとしてたんですよね?そんなんだから駄目なんですよ」
「グッハァ!!!?」
これ以上ない正論であった。
「取り敢えず、リリの脱退は良いですよね?」
「・・・好きにすれば良い」
こうして無事?リリをソーマファミリアから脱退する事が出来た。
「さて、自由の身になったけど何処か行く宛はあるの?」
「そうですね・・・せっかくなんでベル様のファミリアに入れて下さい」
なんとリリはヘスティアファミリアに入団したいと言ったのだ。
「良いの?冒険者が嫌いじゃ無かったの?」
「確かに他の冒険者は嫌いですけど、ベル様は別です!!ベル様は信頼できる冒険者様ですから!!」
リリはいい笑顔でそう言った。
「じゃあ改めてよろしくリリ」
「こちらこそ宜しくお願いします。ベル様」
リリルカ・アーデが仲間になった
「何ですか今の音!?」
「大丈夫大丈夫。たまに流れるから気にしないで」