俺のヒーローアカデミア エネルギッシュ!   作:すぱーくしーど

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第14話

 

 

 屋内対人訓練が終わって、何日か過ぎた。クラスメイトとも少しずつ話すようになったし、個性検証も順調に進んでいると思う。

 

 個性検証といっても、エネルギー譲渡のみに限った話で、一個人の個性をしっかりと検証するなんてことは時間やコスト的にも厳しいものがある。

 

 だからだろうか。自分の個性が、エナジーじゃなくてエネルギー譲渡のような感じがしてしまう。今までは純粋に個性を検証するのが楽しかったのになぁ。余談だが、今同じグラウンドにいるのは同クラの爆豪だ。

 

 なんでも、緑谷とは犬猿の仲?くされ縁らしい。そこのところは詳しく話してはくれないが、過去になにかあったのだろう。

 

「おい、ふぬけ!譲渡!!」

「ったぁ、言い方……」

 

 エネルギーを譲渡する。今までは対象に触れるか、近づいてエネルギーを送らないといけなかったが、今ではエネルギー弾のような形で、多少距離が離れても問題なく譲渡出来るようになった。

 

 それにしても、爆豪の口の悪さはどうにかならないのか?初日でも飯田がこのことに触れてたような触れてないような……

 

 爆豪が個性を使う。気のせいかな、前より威力や範囲が上がってる気がする。

 

「なぁ、爆豪」

「あぁ!?」

「個性さぁ、前より少し強くなってねぇ?」

「微々たる差だが、実感はある。個性が強くなってる」

「だよなぁ……」

「なんだぁ?ふぬけ面。お前、顔みてぇにふぬけてんな」

「だなぁ……」

「まぁ、俺には関係ねーが」

「……」

「……」

「はぁ……」

「うっとーしいわ!!何なんだお前は!?悩んでますアピールなんていらねぇんだよ!!! 」

 

 爆豪が叫ぶ。声が爆発しているみたいに大きい。いや、もう単純にうるさい。でも、これは彼なりの慰めなのだろう。きっとそうだ。

 

「個性検証っていうけどさぁ、結局エネルギー譲渡しか見られてないのかなと思うと……」

「?……何言ってんだお前。この時間に譲渡以外も練習しとけばいいじゃねぇか」

「んー、でも譲渡のための時間だし……」

「……お前、意外と生真面目なのな」

「爆豪とは違って?」

「はぁ!?テメェ!!爆破するぞ!?」

 

 爆豪と話をしていたら、うだうだ悩むのが馬鹿らしくなってきた。たまには、派手に暴れるのもありかもしれないな!

 

「爆豪!レクリエーションやらないか!?」

「どんなレクだァ?クダラねぇモンだったらパスだぜ」

「攻守交代個性使用鬼ごっこだ。タッチの代わりに攻撃当てれば交代。簡単だろ?」

「お前、俺にそれ挑むのバカじゃねぇか?俺が負ける未来が見えねぇんだが」

「まぁまぁ。やってみようぜ!俺が鬼な!マグナム!!」

 

 不意打ちでマグナム。当てるつもりだったが、避けられてしまった。反射神経すごいな。

 

「こいやぁ!ボコボコにして本当にふぬけにしてやらぁ!!」

「うるせぇよ!爆泣きさせてやる!!」

 

 エネルギーを身体に循環させて……。エネルギードライブ!!

 

 早く攻撃を当てないとな!マグナムの威力を下げて、加速・連射させる意識……。新技!

 

「エネルギーマシンガン!!」

 

 

 

 結果はさんざん。頭がアフロになってしまった。

 

 




そろそろ、本当にUSJ……
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