俺のヒーローアカデミア エネルギッシュ! 作:すぱーくしーど
救助訓練の場所に着いた。本当に広いし、それになんだか某遊園地みたいだ……。
訓練について説明してくれる先生は宇宙服のコスチュームを着ている。確か、救助関係のヒーローだったような?
「本日、救助訓練を担当する13号です。オールマイトは少々予定が立て込んでまして、時間が経てば合流すると思います。なのでしばらくは、私とイレイザーで訓練を行います。まずは、簡単に場所の説明です。ここは、
「「本当にUSJかよ!!」」
「うわー!すごい!13号だ!!」
「災害救助や人命救助に長けたプロヒーローだよ!」
麗日と緑谷は名前を知っていた。流石ヒーローオタクの緑谷だ。麗日は意外だったな……。確かに、先生も宇宙関係の個性だろうし、親近感などはあるんだろうな。
「まず、訓練を始める前に小言を1つ、いや2つ、3つ……。」
「小言が増えてる!!」
「まず、私の個性について簡単に説明します。私の個性はブラックホール、引き込んだ物を塵にします。その気なら人すら塵に出来ますので、個性の扱い方には本当に注意しましょう。いいですか?皆さんは、個性把握テストで、自分の個性がどこまでやれるのか。そして、屋内対人戦闘訓練では、個性を人に向ける危険性を知れたと思います。しかし、ヒーローの1番の目的は、ヴィランを倒すことではなく、人命を守ること、人を助けることにあるんです。今日は、自分の個性が人命救助にどのように役立つか学びましょう」
エナジーで人命救助か……。正直、ヒーローとして人を助けるということは当たり前すぎて、余り考えていなかった様な気がする。人を守るためにヴィランと闘う必要がある……。この目的は忘れないようにしよう。
「お前ら!一固まりになって動くな!!」
「……。あー、またすでに訓練は始まってるっていうアレ?」
「違う!あれは……ヴィランだ!!」
中央の噴水広場に黒い渦が現れ、そこからゾロゾロと人が出てくる。特に大量の手を体に付けた人物の雰囲気は、狂気的で恐ろしさすら感じた。
「あれ?おかしいですね。先日頂いた資料によるとオールマイトもいたはずですが……」
「ほんとだ……。そうだな、子供殺せば来るんじゃないか?」
「先日のセキュリティゲート云々はやはりヴィランの手引きか……」
「皆さん!僕の後ろに下がってください!」
ヴィランはどんどん出てくる。既に20いや30~40人はいるだろう。
「これが、ヴィラン……!」
「っても、なんでヒーローの学校にヴィランが突っ込んで来るんだ?」
「さぁ?」
「みんな!冷静に!!まずは学校に……電波が届かない!?」
「ヒーローの学校にカチコミ来てるんだ。そういう個性持ちもいるってことだろ。奴ら、用意周到に計画している可能性がある」
「上鳴!個性使って学校に連絡できるか!?飯田!お前は学校へ行ってこの状況を伝えて来てくれ!」
「了解です!やってみます……」
「……しかし!」
「電波が届かないこの状況では、お前の脚で確実に現状を伝える必要があるんだ。委員長だろ!頼んだぞ」
「っ!」
「行ってこい!プロヒーロー連れてきてくれよ!俺たちは大丈夫だからさ!」
「クソヴィラン共なんざ、蹴散らしてやるよ」
「待て!!お前ら!積極的に交戦はするな。自分の命、仲間の命優先で動け。交戦はその後だ。13号の指示に従え。俺は、ヴィランを制圧する」
「待ってください!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは多対一で交戦するようなものじゃないですよね!?」
「その通りだ。しかし、プロは一芸だけでなれるもんじゃない」
相澤先生が敵の元へ走っていく。雄英高校にヴィランの侵入。そして俺は、初めてヴィランと対峙することになる。