俺のヒーローアカデミア エネルギッシュ! 作:すぱーくしーど
「13号!任せたぞ」
「へへっ!一人デ突っ込んで来やがった!」
「射撃隊!いくぞぉ!!」
飛び出したイレイザーヘッドに対し、遠距離攻撃を用いるだろう敵が構えた。しかし、一向に攻撃は無く、ヴィランも動揺しているのか、手元を見ている者もいる。
相澤先生はその隙を見逃さない。個性が出ず、慌てふためくヴィランを捕縛紐で拘束し、地面に叩きつける。仲間がやられたことを知り、数の暴力で相澤を押さえつけようとしたヴィランは、他のヴィランと凄まじい勢いでキスをする羽目になってしまった。
「相澤先生……。多対一が得意な人だったんだ!個性を消して、リーチが長い紐で攻撃。近距離では肉弾戦も可能……。さすが雄英教師……」
「緑谷君!分析してる場合か!とりあえず、生徒は一時避難だ!相澤先生の様子を見て、ここから……」
「失礼。それは見過ごせませんね。はじめまして、雄英高校の皆さん。我々は
黒い霧が俺達の周りを囲い、じわじわと範囲を狭めてくる。これは不味い……。
エネルギードライブを発動し、様子を伺うが、そもそもこの霧に俺のエネルギーは通用するのか?そんなような事を考えてばかりで、身体が動かなかった。
SKLIT! BOOOOM!
「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか!?」
「危ない危ない。生徒といえど、彼らは金の卵……」
「ダメだ!ドキなさい!二人共!!」
散らして嬲り殺す
ヤバい!!咄嗟に上へ跳躍したが、黒い霧は前後だけでなく、上方向にも伸びていたため、あっさりと霧に捕まってしまった。
視界が黒に染まる。直後、泥のような地面が見えた。
エネルギードライブを起動していたため、難なく着地。周りを見渡すと、ヴィランが見える。
どうやってこの場を切り抜ける……?そう考えていると、後ろから声が響いた。
「跳べ!エネ!!」
「りょーかい!!」
考える暇もなく、全力で上へ跳ぶ。エネルギードライブで強化された身体能力に加え、脚部にエネルギーを纏う事で、数10Mは跳んだ、いや跳躍した。しかし、着地方法はどうしようか?このまま、落下して打ち所が悪く死亡なんて事にはならないだろうか……
「もう降りてきていいぞ!」
「少し待ってくれ!今、着地を!……あれ、飛んでる……」
ゴールテープみたいな感覚だ。ゴールテープを切るために走っている訳ではないが、一生懸命走って、ゴールを通過した際にはテープが切れている。
もちろん切れなかったら大変なことなのだが、とにかく、意図していなかったのだ。しかし、結果はこの通り。
俺は、空を飛んだ。
作者は基本、徒競走ビリだったのでゴールテープを切る経験は……