俺のヒーローアカデミア エネルギッシュ!   作:すぱーくしーど

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第22話

 

 

 USJのヴィラン襲撃から1日が経った。皆は明るそうに振る舞うが、たまに表情に影が差す時がある。それはそうだろう。相澤先生と13号先生は重症、皆もチンピラヴィランに襲われてしまったのだから。

 

 あの怪我だから今日、相澤先生は来ないだろう。代わりに他の先生が担当になると思う。果たして誰が来るのだろうか。

 

「おい、お前ら席につけ。朝のHR始めるぞ」

 

 聞き覚えのある声がクラスに響いた。声の方向に視線を向けると、そこにはミイラのように包帯をグルグル巻きにしている、相澤先生の姿があった!(顔がわからないため、声と髪で判断)

 

「「相澤先生!!」」

 

「身体は大丈夫なのですか?」

 

「いや、見ての通り重症ではある。戦闘は出来ないが、HRや授業を行うことは出来るからな。俺が休んでいる間、誰かに担任を頼むこと、またそこで生じる諸々の時間ロスを考えれば、俺が担任をしたほうが良い。合理的だ」

 

「すごい……。ミイラみたいな感じだけど相澤先生だ……」

 

「でも包帯グルグルで動きづらそうだな」

 

「黒板の板書とか大丈夫なんですかー?」

 

「君達!先生の前だ!静かにしないか!!」

 

「いいじゃんか飯田〜」

 

「お前ら!いい加減静かにしろ!」

 

 先生の髪が逆立つ。それと同時に教室が静まり帰った。

 

「HR始めるぞ。委員長、号令を」

 

 襲撃があった次の日でも、授業は、学校は始まりを告げる。

 

 

 

 

 

 

 

 USJでの襲撃で、手傷を負ったのはヒーロー側だけではなかった。ヴィラン側も相当なダメージを受けていた。

 

「イテテテテ、黒霧もっと優しく!」

 

「申し訳ない、死柄木弔。しかし、我慢してください、これもあなたの傷を治すためなのです」

 

「クソ、あいつら回復系がいるから多少無理できるんだろうけど、こっちにはいねーんだよ。容赦なく銃撃しやがって……」

 

「それに、かき集めた連中の大半は使い物にならなくなりましたし、脳無も反応なしです。恐らく捕まったかと」

 

「クソっ!おい、先生!話が違うじゃねぇかよ!オールマイト弱ってなかったぞ!」

 

「……。弔。あいつが全盛期の状態だったら、君たちは既に刑務所、いやタルタロスにいるだろうね。君たちがそこにいるということが、あいつが衰えている証明だよ。ただ、気になることはあるけどね」

 

「先生!人数もほぼいなくなっちまった!これからどうする?」

 

「弔、死柄木弔。落ち着くんだ。君はヴィランの長として行動しなければならない。それに、奴らは有象無象……。個性が強い、少数精鋭のメンバーをまず集めた方が良い。黒霧、サポート頼んだよ」

 

「承知しました」

 

「……。少数精鋭……ね」

 

 悪意は止まらずゆっくりと、確実に増幅していく。

 

 

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