俺のヒーローアカデミア エネルギッシュ!   作:すぱーくしーど

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第32話

 

 

 緑谷と轟の壮絶な試合が終了し、遂に準決勝まで来た。相手はあの爆豪だ。才能マン且つ意外とクレバーなアイツに俺は勝てるのだろうか……。

 

「エビバディー!!遂に準決勝!!爆発の名の通り、刺激的な勝利を重ねてきた爆豪と、エネルギーのように弾ける勝負を魅せた絵音の対決だ!!この試合は文字通りバチバチな展開間違いナシッ!!」

 

 ステージの向かいには爆豪が余裕そうな表情で、しかし、油断や隙の無い姿勢を取っている。

 

「準決勝スタァァァァァトッ!!!」

 

 プレゼントマイクの掛け声と同時に、エネルギードライブを発動し、爆豪に迫る。中々のスピードを発揮したが爆豪はエネルギードライブに危うげなく対応する。

 

「エナドリィ、てめぇはスピードもパワーも中々だし、バランスも良い……。けどなァ!そういうのは器用貧乏ってんだァ!!」

 

 こちらの動きに対応し、細かい爆破を繰り返す爆豪。大きいダメージではないが、小さいダメージがじわじわと蓄積する。

 

「お前が2回も褒めるなんて珍しいなぁ!!今夜はご馳走かなぁ!!」

 

 軽口を返し、エネルギーを纏った攻撃を繰り返すが、弾きと躱し、こちらに向けた爆破で効果的なダメージが通らない。かといって、スタミナがある爆豪に短期決戦を挑むのは余りにも無謀だ。

 

 この状況を打開するにはどうすれば良いか、考えるが、相手は爆豪、少しでも攻撃の手をゆるめるとこちらがやられてしまう。

 すると、悩んでいるのが表情に出てしまったのか、爆豪の攻撃ペースが速くなった。

 

「オイオイ……、なんだ、この状況をどう打開するか考えて手が止まってんじゃねェか!?攻撃してくださいって顔に書いてあるぜ!!」

 

「クッソ、バカスカあほみてぇに攻撃しやがる……。ガス欠はまだか!?ニトロ切れは!?」

 

「ハッ!こっちはまだまだ元気モリモリだぁ!!このままテメェをボコってこの試合!オレの圧勝ァ!!」

 

 攻撃を続けているはずなのに、先程からドンドンとペースが上がっていく爆豪。こいつのスタミナは無限なのか!?

 

 しかし、こちらもただ防戦していた訳では無い。ヤツがオーバーペースで攻撃を重ねていくにつれ、コイツの癖が少し見えてきた。爆豪は攻撃の速度やキレ、タイミングは抜群のセンスだが、段々と攻撃が大味に、要は雑になっていくことが分かった。今までは、こちらのタイミングに合わせてきていたが、スピードが早くなるに連れ、攻撃が雑になってきた。

 

 「なんか狙ってやがるな!?そんな隙与えねぇけどよォ!!」

 

「攻撃が甘くなってんだよ!爆破のしすぎで脳が疲れてんのかぁ!?」

 

 言葉と共に、爆豪にエネルギーマグナムをぶっぱなす。このタイミングで大きい攻撃をするとは思っていなかったのか、防御も緩く、マグナムを喰らう爆豪。

 

 その隙を逃さず、確実にダメージを……。

 

「こんな隙があったらオレも逃さねぇけどサァ!!俺が単純に隙を晒すと思うかよ!?舐められたモンだなぁ!!」

 

 エネルギードライブを発動した状態のパンチを受け止め、そのまま爆発の反動を利用したのか、そのまま床に叩きつけられた。

 

 意識が飛びかけたが、まだ勝負は終わってないと顔を上げたその時、顔面を掴まれたかと思えば目の前が真っ白になった。 

 

 




顔面掴んでスタングレネードです。
普通なら失明ものですねw
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