俺のヒーローアカデミア エネルギッシュ! 作:すぱーくしーど
ご容赦……。
教室に着いてから、常闇と少し話したり、机や椅子、教室を確認したりしていたらあっという間に時間が過ぎた。ほとんどの人が教室に到着したようだ。
爆発頭の子は、悩ましげに何か考えているのだろうか。少し仏頂面をしている。足を机の上に乗せた状態でだ。肝が据わっているというか、何というか、大物になりそうだな。
その様子を見た眼鏡の子が、足早に向かっていった。うわ、何か注意してる?
「学校の関係者!ひいては机の製作者に申し訳ないと思わないのか!?」
「あぁ!?知ったことかよ。つかてめー何中だよ?」
「聡明だが」
「聡明!?糞エリートじゃねぇか!ぶっ殺し甲斐があるぜ!」
「ころ……!?君酷いな。とてもヒーローを目指している者の言葉遣いとは思えない」
あまりの口の悪さに驚いたのか、それとも新たに教室に入ってきた少年に用があったのか。会話を切り上げ、教室の扉近くまで向かっていった。
「すまない。ぼ、俺は君のことを見誤っていたよ。試験のシステムがどういったものか、君は知っていたんだね。謝罪させてくれ」
「え……。いや、あれはたまたまというか、何というか……」
試験での知り合いだろうか。眼鏡の子も怖そうに見えたが、意外と良い人なのかもしれない。それに、あの子は……。なんだろう、特にこれというものがなさそう、あ!優しそうではある!
「そのもさもさは地味めの!?」
「あ!あのその、試験のあの直談判は本当に、ありがとうございました。そのおかげで合格出来たといっても……」
「直談判?なんで知ってん?」
「あ!いや!何でもないです……」
「入学式ってどんな感じかな!?担任の先生だれになるんだろ、緊張するよね!」
「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け」
青春の1ページを一言で真っ白へ変えた。その声は大きくないはずだったのに、何故かクラスへ響き渡っているような気がした。
「君たちは合理性に欠けるね。静かになるまで8秒掛かった。時間は有限なんだ」
「先生……なのかな?」
「ってことは、この人もプロヒーロー?」
「担任の相澤消太です。よろしく。早速だがこの体操服を着てグラウンドに行くぞ」
癖が凄い人が担任になったなぁ。なんなんだこの人!?
20分程で、皆グラウンドへ集合した。この体操服良いね。スマートで、見た目も良い。
1-A生徒が集合したのを確認したのか、先生が説明を始めた。
「これから、個性把握テストを行う」
「「個性把握テスト!?」」
「入学式は?ガイダンスは!?」
「ヒーローになるんだったら、そんな悠長な行事に出る暇ないよ。雄英は自由な校風が売り文句。それは生徒だけじゃないってことだ」
……?
「ほら、中学の時あったろ?体力テスト、あれだよ。国は未だに昔の規格で測り続けてる。怠慢だよ。合理的じゃないんだ」
「体力テストならやったことあるけど……」
「なんで、今それを?」
「そうだな。おい、爆豪。中学のソフトボールの記録は?」
「67m」
「そうか、なら個性を使え。円から出なきゃ何でもいいから早よ、思いっ切りな」
「んじゃまぁ……死ねぇ!!!」
ソフトボールが爆発で飛んでいった。爆風がこちらにも届いている程の勢いだ。間近でみるとなかなか凄い……。
ボールが落ちる。先生が端末で記録を確認している。
「まず、自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段だ」
「なんだこれ!?すげー面白そう!」
「705mってマジかよ!」
「個性思いっきり使えるんだ、流石ヒーロー科!」
ここなら……もっと個性を鍛えることが出来る!!
「やった!これなら個性訓練が思う存分できる!!」
「……、面白そう……か。ヒーローになるための3年間。そんな腹づもりで過ごす気かい?ならこうしよう。トータル成績最下位の者は見込みなしと判断。除籍処分だ」
適宜修整加えて行きます。