俺のヒーローアカデミア エネルギッシュ!   作:すぱーくしーど

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第6話

 

「「最下位は除籍処分〜!?」」

「ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」

 

 この先生、冗談で言ってる気がしないぞ!?本気なのか……?最下位は無いと思うが、この中の誰かがいきなり退学なんて……。いや、今は人の心配じゃないな、自分の心配をしなくては……。

 

「いや雄英高校といっても、いくらなんでもやりすぎです!」

「そうですよ!入学初日に……いや初日じゃなくても理不尽すぎる!!」

「確かに、君たちの言い分も一理ある。しかし、自然災害、大事故、そして(ヴィラン)……。ヒーローは理不尽を覆していくものだ。放課後マックで談笑したいならお生憎、雄英高校は3年間試練を与え続けるぞ。Plus Ultra(更に向こうへ)さ、全力で乗り越えて来い」

 

 分かった、分かってしまった。この先生、いや相澤先生は本気だ。理不尽と戦えと言っているんだ。ならやってやる、少し前から考えていた新技をここで使う!出し惜しみはなしだ!!

 

 まずは50m走からだ。俺の前でちらほらと速い記録が出てきている。飯田(眼鏡)が今の所ダントツトップだ。3秒か……。負けてられないな。

 

 今まではただ、エネルギーを纏ってた。それだけである程度身体能力は向上していたから。でも、これからは威力不足が否めない。爆豪はロボットを1発で爆破していたし、緑谷はお邪魔ロボットを一撃……。つまり、更に身体能力を向上させる。血液の流れや筋肉の動き、細やかな肉体動作にエネルギーを送る意識を……。

 

 これで、ただエネルギーを纏うより、身体能力は向上するはず……。今まで、意識もしてなかった所を意識的にやれば効率は更に高まるはずだ。

 

 目を瞑り、イメージする。エネルギーを体の内部へ。血流·筋肉の躍動を促進させる!

 

「次!絵音と尾白。はいスタート」

 

 行ける。スタートの号令とともに、全力で走り抜ける。今までより体が軽く感じた。あっという間にゴールへたどり着く。

 

「記録!4秒、5秒!」

 

 よし!4秒ジャスト!この新しいエネルギーの使い方……。名前付けたいな。よし、内部でエネルギーを使用するこのモードを、「ドライブ」と名付けよう。

 

 しかし、全力で4秒か……。本当に飯田は速いな。凄いな。素直に悔しい。

 

 

 それからも、順調に種目をこなしていった。全ての種目の中で、1つも1位を取れていないが、順位で考えれば全て半分以上にはなっている。確定だ。除籍はないな。

 

 今は、最後のハンドボール投げだ。爆豪が700m台を出したが、麗日という女の子が無限を叩き出した。ついでに俺は500mだった……。

 

 緑谷はあんまり成績が振るっていない。使いづらい個性なのだろう。一回目のときは先生と何か話していたし。

 

 緑谷が2回目のボールを投げた。記録は706mだった。負けた……。しかし、指が紫色で腫れている。本当に痛そうだ。少し、エネルギー譲渡を試してみよう。

 

 

 

 

「みんな、お疲れ様。じゃ、全員の成績をこのディスプレイで表示するぞ。あと、最下位除籍は嘘。合理的虚偽。やる気出ただろ?」

 

 

 俺の成績は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




もう一話だけ続くんじゃ。
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