盛る炎に、魅入られて   作:フェクト

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原神にハマった勢いで書きました。後悔はありません。


プロローグ

 

ここは自由の国モンドのはずれの地───────そんな場所に集落のようなものがある。これの正体はヒルチャールという魔物の群れの住処であり本来であればヒルチャールが踊っていたり、肉を食っていたりする光景が見られる。

 

───────しかし、そこにそんな穏やかな光景はなかった。少し工夫して作られた家や周りの草はもはや原型を残さぬ程に燃え、そこに住んでいたであろうヒルチャールも見当たらない。そして何より目を引くのはその光景のど真ん中に炎に包まれながら立っている男の影である。炎に包まれてるが故に、()()()()()()()()()もはや助かる術はないだろう。

 

───────そう、()()()()()()()()()。隠す意味もないので言ってしまうが、この男、普通ではない。まぁそもそもこんな所にいる時点で普通の人間なわけ無いだろうと言われればそうなのだが───────。まぁそこはいいだろう。この男、名を羅刹と言い、稲妻生まれの今はモンドに住む冒険者である。彼は元素力を扱う為に必要な神の目を授かっており、加えて武術にも長けている、それ故、戦力としてはモンドでも上位に入るだろう。しかし彼に良いイメージを持つ人間は中々いない。その理由として、彼は少々──いや、かなり困った好みを持っている。その好みというのは─────、おっと解説している間にいろいろ状況が変わったようだ。視点を少し変えようか。

 

──あぁそうそう。私は今はナレーターに徹しているけれど、いずれこの物語にも参加するかもしれないから楽しみにしていてくれよ?

 

 

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「───────ちょっと!話聞いてるの!?」

 

 

 

「あーあー聞いてますよ牧師サマ。いつもの説教だろ?」

 

 

ここはモンド城の西風大聖堂、風神バルバトスを祀っている場所であり、多くのシスターがいたり、治療が必要な怪我人が運ばれてくる場所である。

 

さて、そんな場所である男が正座させられ、とあるシスターから説教を受けている。まぁある男とは言わずもがな羅刹である

 

そして彼に説教しているシスターは名を()()()()という。モンド城ではアイドルとしても人気のあるシスターである。彼女も神の目を授かっており大抵の怪我は彼女の手にかかれば瞬く間に治ってしまうのである。

 

さて、何故彼女がここまで怒っているのかといえば、羅刹が大火傷を負って帰って来たからである。────勿論ただ大火傷をしただけであればバーバラはここまで怒らない。普通の人間が大火傷を負うことがあれば誰よりも心配し、注意を促すことはあっても説教などする訳がない。

 

まぁここまでいえば察している人もいるだろうが─────バーバラが怒っている理由はただ1つ、この羅刹と言う男が()()炎に包まれ、故意的に大火傷を負っているからである。それもこれが1度目ではなく、何十、何百回と繰り返している。

 

さて、ここで冒頭の解説で言い損ねた()()()()()が関係してくる。まぁ言わなくても分かるだろうが…その好みとは炎に包まれる事である。彼に言わせれば炎の美しさを1番感じられる、らしいのだが────まぁそんな好みで毎回大火傷を負って帰ってくるのを見せられるバーバラはたまったものではないのだろう。毎度怪我を治療した後に辞めるよう羅刹を説得している。しかし彼の異常なまでの炎への執着は止まる事はなく、結果バーバラに説教される羅刹、という光景がモンド城の日常のワンシーンとなってしまったのである。

 

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さて、プロローグはここまで。これからは彼が送る日常なんかを見せていくことになると思うよ。是非とも次回を楽しみにしていておくれ!

 

───────あぁ勿論いつか来る僕の登場も楽しみにしていてくれよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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