オリウマ娘はダイスと選択肢に導かれるようです   作:F.C.F.

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遅くなりました
申し訳ありません


クラシック級 8月 関屋記念(G3)

 

 


 

【投票結果】

 

差し

 


 

 

選ばれた作戦は差し。

すなわち、新潟レース場に適性の高い直線一気の態勢だった。

 

そしてマークは行わない。

チューターサポートは安定感の高い走りを得意としている。

彼女を崩すのはそう簡単な事ではないだろう。

むしろ下手に手を出しては反動で一方的に疲弊するだけなどという展開もあり得る。

サナリモリブデンと郷谷はそれをこそ警戒した。

 

ならば、選択すべきは地力での勝負である。

己の最大限を叩きつけて、敵手の最大限を上回る。

それこそがこのレースにおける勝機であると、二人は判断したのだ。

 

『新潟レース場、本日のメインレース関屋記念G3、ゲート入りが着々と進んでおります。天候は快晴、芝の状態も良好。絶好のレース日和です』

 

回想を終えてサナリモリブデンは目を開く。

視界を埋めるのは鉄のゲートだ。

狭く暗いそこを彼女は苦としない。

むしろより集中を高めるには都合が良いとさえ感じていた。

 

『1番人気、7番チューターサポートもするりと入りました。しっかりとした足取り』

 

『この娘の最近の落ち着きは見ていて頼もしさを感じさせますね。今日も冷静なレース運びが期待できそうです』

 

それはこのレースにおける最大の脅威、チューターサポートも同様であるらしい。

まるで淀みのない歩様を見せてゲートに収まる。

 

今日、サナリモリブデンは彼女と言葉を交わしていない。

視線を合わせる事さえなかった。

成すべき意志の交換は既に終えている。

互いに、後は己こそが強者であると証明するのみだ。

そこに余分は要らないという理解は積み重ねた友情故に共通のものであった。

 

『2番ジュエルルベライトも入りました、本日3番人気』

 

『今年のジュエル家は例年に増して好成績を上げていますからね。流石の名家といったところで期待は大きくかかっています。この娘は前目のレースが得意ですが末脚も中々のもの。新潟の直線でも期待できますよ』

 

『末脚といえば2番人気の8番ブラボーアールも定評があります。意気揚々とゲートイン。ちょっと前のめりにも見えますが、どうでしょう?』

 

『いえ、彼女は普段からこういった感じなので心配ないと思いますよ。いざレースが始まれば激しい戦意を最後まで押し込めておける強いハートの持ち主です。気持ちの良い直線一気を今日も見たいですね』

 

レースの準備は整っていく。

焦るでもなく、飽くでもなく、凪いだ心地でサナリモリブデンは時を待った。

 

その途中、人気上位3名を紹介する実況と解説に彼女の名前が上がることはない。

だが、それもサナリモリブデンの心を揺らさなかった。

むしろ当然だと受け入れる。

 

大逃げで大勝し、大逃げで崩れて大敗し、巧みに逃げて勝利した。

間に差しで走った朝日杯を挟んでいるとはいえ、一般的な評価では逃げウマ娘と見られているだろうとは彼女自身承知している。

ならば逃げが不利になりがちな新潟では人気が伸び悩むのも当然と言えた。

むしろ。

 

(この状況で、5番人気。……見られている。見て、くれている)

 

それでもサナリモリブデンが勝つ。

あるいは勝って欲しいと願った観客が多く存在する事実に彼女は奮い立った。

 

芝の様子を確かめる足先に力が漲る。

勝負に備えるように握った手からは痺れにも似た闘志が迸る。

ゆっくりと吐き出した息にも、焼けるような熱が籠められていた。

 

(───やろう)

 

心中でさえ言葉少なく、サナリモリブデンは決意を固めた。

コンディションは完璧だった。

最高の自分自身を誰の目にも焼き付ける準備はとうに終えている。

肉体と精神がガチリと噛み合い、これ以上なく研ぎ澄まされた。

そしてついに、その時が訪れる。

 

『さあ、各ウマ娘ゲートイン完了。係員が離れていきます』

 

レース場のスタッフが離れていく気配。

それを理解して、サナリモリブデンは身を低く沈めた。

鋭利とさえ表現できる程の集中がその双眸に宿り、固く冷たいゲートを睨む。

 

『サマーマイルシリーズ関屋記念、今───』

 

 


 

【スタート判定】

 

難度:156

補正:集中力/+20%

参照:賢さ/439+87=526

 

結果:329(大成功)

 


 

 

『スタートしましたっ! チューターサポートが抜群の好スタート! 他は揃っての出足です。出遅れはありません』

 

その瞬間、サナリモリブデンは敵手の好調を確信した。

頭一つ抜けた抜群のスタートを決めて見せたチューターサポートが悠々と先頭を行く。

彼女の集中の度合いはサナリモリブデンと同等か、あるいは凌駕するものだったらしい。

 

だが、とサナリモリブデンは鋭く息を吐き、目を細める。

彼女とて出足では負けていない。

前につける必要がなかったがためにあえて飛び出さなかっただけ。

 

距離の代わりに余裕を得て、サナリモリブデンは悠々とレースの序盤戦へと泳ぎ出す。

 

 


 

【序盤フェイズ行動選択】

 

控えて後方につける

 

難度:156

補正:好スタート/+15%

参照:賢さ/439+64=503

 

結果:328(大成功)

 


 

 

(今日は、よく見える……!)

 

バ群を泳ぐその足取りは普段より遥かに軽い。

視界も、音も、匂いも、全てが明瞭だ。

普段なら気付きもしない僅かな変化をも拾い上げ、サナリモリブデンは冷静に戦況を見据える。

 

特にハッキリと捉えたのは左右の足音の変化だった。

力強く芝を蹴る、1番ミニジニアと4番ハートリーレター。

彼女たちは逃げを打つと決めたらしいと、サナリモリブデンは二人の背を見るよりも早く理解できていた。

 

『1番ミニジニアと4番ハートリーレターがスッと抜けていきました。チューターサポートは落ち着いて先頭を譲ります』

 

その予想はすぐに現実のものとなる。

続いて左隣のジュエルルベライトも前へ行った。

必然、絶好の位置が空く。

 

ほんの数歩だけ進路を内に取る。

それだけでサナリモリブデンはそこに収まった。

最内にして、先行ウマ娘のすぐ後ろ。

今後の展開を見据えれば、何としてでも欲しかった位置である。

 

『先頭はハートリーレターが一歩前に出た。どうやら序盤は争わずゆったりと進んでいく様子です』

 

『新潟のセオリーですね。冷静な判断が出来ていますよ』

 

『前二人に続いては1バ身開いて1番人気チューターサポート。それを包み込むように2番ジュエルルベライトと9番プカプカ、12番スウィフトアクセルが一塊。それを見るように外にスローモーション、内にサナリモリブデン。すぐ後ろには5番ロングキャラバン、13番デュオエキュ、14番デザートベイビーが横並び。少し離れて10番オボロイブニング。そして最後尾に6番モアザンエニシングと8番ブラボーアール。バ群は塊のままスローペースで向こう正面の序盤戦を進んでいきます』

 

序盤戦は優位を得た。

その事実にサナリモリブデンはしかし、安堵の息を吐かない。

……何故ならば。

 

 


 

【序盤フェイズ行動選択/チューターサポート】

 

精神を落ち着けて以降の展開に備える

 

難度:156

補正:好スタートの余裕/+15%

参照:賢さ/400+60=460

 

結果:361(大成功)

 


 

 

自身が得たと同等の余裕を、このレースにおける最大の敵もまた獲得しているためだ。

 

前を行く癖毛のウマ娘の背をサナリモリブデンは注視する。

そこには微塵の揺らぎもない。

熱が存在しないと錯覚するほどの静かな走りをチューターサポートは見せていた。

 

「───シィッ!」

 

そんな彼女に対し、吐き出す息も鋭くスウィフトアクセルが躍り掛かる。

乱暴な足音を伴いながら並び、殆ど体をぶつけるような勢いで競りかけていく。

圧をかけ脚を乱そうという試みだろう。

が、それは何の効果も齎さなかった。

 

「…………」

 

「この……っ」

 

チューターサポートより返されたものは完全なる黙殺だ。

ペースはわずかにも変わらず、呼吸の乱れさえ起こらない。

そもそも視線のひとつさえ投げかけられる事はなかった。

むしろ仕掛けた側、スウィフトアクセルが余りの手応えの空虚さに平静を失いかけている。

 

その様を見ていたサナリモリブデンは深く息を吸った。

彼女とて分かっていた事ではあるが、どうやら楽な戦いにはならない。

強敵の振る舞いに警戒のレベルを一段と深めていく。

 

 


 

【レース中ランダムイベント】

 

モブウマ娘の行動:ミニジニアとハートリーレターが同時に動いた

 


 

 

(……?)

 

その故か。

展開を鋭く睨んで進むサナリモリブデンはその時気付いた。

ほんのわずかに違和感がある。

具体性はない。

だが、己の五感が発する何かしらの警告を彼女は確かに受け取った。

 

サナリモリブデンは周囲の気配を素早く探る。

 

後方、これは違う。

彼女たちはただ静かに後半に備えて力を溜めているばかりだ。

中団、ここも違う。

チューターサポートに対する警戒は色濃いが、まだ二度目の仕掛けを始めた者はない。

 

では───。

 

 


 

【抵抗判定】

 

難度:156

補正:大成功の余裕/+15%

参照:賢さ/439+65=504

 

結果:394(大成功)

 


 

 

先頭は、と目をやって気付いた。

 

(……遅い)

 

ペースが遅い。

それは新潟レース場のセオリーではある。

前半を控えめに進め、コーナーで加速し、直線で勝負をかける。

郷谷とも確認した当たり前の進行だ。

 

だが、今回のペースは余りにも遅かった。

いっそ異様とも言って良い超スローペース。

これを作り上げたのはもちろん。

 

『間もなく前半の直線終わり、コーナーに差し掛かろうとしていますが、これはちょっと良バ場とは思えないほどの遅い時計となっています』

 

先頭でペースを作る二人だろう。

 

示し合わせての事ではなかった。

ハナに立つハートリーレターがまず、誰にも気付かれないほどにゆっくりとペースを落とし始めた。

即座に気付き、合わせたのはミニジニアだ。

 

すると出来上がるのは、先頭二人の差が変わらず後続との差だけが縮まっているという状況。

一人ならまだしも二人合わせてのトリックだ。

後続のウマ娘がペースを上げすぎたかと騙されるのも無理はない。

 

(それは)

 

こうなれば逃げと差しの間に末脚の差は生まれなくなる。

逃げを打ちながらも差しや追込みと同等に脚を溜められるのだから当然だ。

新潟の特性から不利を負った脚質で勝ちを狙うための、見事な戦術と言えるだろう。

 

(少し、困る)

 

だからこそ、気付いたサナリモリブデンはそれを放置しなかった。

 

 


 

【追加抵抗判定】

 

難度:156

補正:大成功の余裕/+15%

参照:パワー/424+63=487

 

結果:328(大成功)

 


 

 

一歩、踏み込む。

その瞬間、可視化されたかと錯覚するほどの戦意が撒き散らされた。

 

「ッ……!?」

 

慌てたように振り向いたのはジュエルルベライトだった。

最も至近から熱を叩きつけられた彼女はわずかに怯えさえ含んだ表情をサナリモリブデンに向けた。

 

だが、それはほんの一瞬の事。

このレース、関屋記念はG3である。

出走しているウマ娘に一流未満の者は一人として存在しない。

ジュエルルベライトは二秒と経たずに乱れた精神を持ち直してみせた。

そして。

 

「あぁ……くそっ!」

 

一度リセットがかかり、視界がニュートラルに戻ったがためにペテンに気付く。

他者と比較せずに己のペースのみを見つめる事が出来たならそれは容易い事ではあるのだ。

 

その気付きはすぐさま伝播する。

ジュエルルベライトが足を速めれば、それを見たプカプカがハッと目を見開き、スウィフトアクセルは眩んでいた自身の目を恥じるように歯を食い縛った。

三人は急き立てるように二人の逃げウマ娘にプレッシャーをかける。

 

『と、コーナー手前にしてジュエルルベライトが動いた。ミニジニアとハートリーレターに圧をかけていく。プカプカ、スウィフトアクセルも同調するようです』

 

『前二人が上手い事だまくらかしていましたが、どうやらここまでですか。トリックも見事でしたが流石に重賞だけあってレベルが高いですね』

 

泰然としていたのは我関せずと沈黙を保っていたチューターサポートと。

 

(……残念。見抜かれちゃったか。私としては好都合だったのだけれど)

 

そう心中でこぼすスローモーション程度のものだ。

 

 


 

【序盤フェイズ終了処理】

 

消費:超低速(1)/平静(0)

補正:差しA(-2)/意のまま(-1)

消耗:1-2-1=-2%

 

結果:スタミナ/450+9=459

 


 

 

(これはまずいかな。今日のこの子たち、とんでもなく怖い……!)

 

怖気に粟立つ肌と裏腹に、スローモーションの頬は期待に吊り上がった。

特に、と。

黒鹿毛の下、細められた目が動きサナリモリブデンを捉える。

ポニーテールの芦毛を靡かせるウマ娘は先の激発が嘘だったかのように静かにレースを進めている。

 

だが、スローモーションは理解していた。

絶好調どころの話ではない。

今日のサナリモリブデンは更に一段階上のギアに入った。

 

既にこのレースの支配権は先頭の二人には存在しない。

サナリモリブデンこそが全てを動かすという確信が彼女の中で渦を巻いていた。

 

(見せてもらう。あなたたちの、上限……!)

 

 


 

【中盤フェイズ行動選択】

 

威圧と加速により全体のペースを変化させる

 


 

 

やれるか、とサナリモリブデンは己に問うた。

対する心胆からの返答はいつも通り。

それはつまり、ただの一言。

 

(やる)

 

決断は秒とさえかからない。

 

(全員)

 

深く大きく空気を吸い。

胸の中心に宿る炉心を通し。

 

(ここで潰す)

 

生まれた業火と共に、鋼の脚が打ち鳴らされた。

 

 


 

難度:117

補正:弧線のプロフェッサー/x0.75(対難度)

補正:意のまま/+10%

補正:領域の萌芽/+10%

参照:パワー/424+84=508

 

結果:426(特大成功)

 


 

 

それはある種必然の光景だった。

 

まず一つ。

序盤の超スローペースで全員の脚に大きな余裕があった事。

 

続く二つ。

それが自然に生まれたものではなく、二人の逃げウマ娘によって演出されたものであり。

自分たちは迂闊にもペテンに引っ掛けられていたという屈辱があった事。

 

『序盤が終わって新潟の大きなコーナーに向かう。全体のペースが上がっていくぞ。サナリモリブデン、特に加速が鋭い!』

 

そして三つ目。

再びの圧を纏って迫りくる鋼のウマ娘の気配に、全てが狂わされた。

 

「……っ!」

 

ジュエルルベライトが。

 

「このっ!」

 

プカプカが。

 

「負けるかぁっ!」

 

スウィフトアクセルが。

 

次々と猛加速を開始する。

渾身の力で芝を蹴り、これまでのスローペースをかなぐり捨ててだ。

追われたミニジニアとハートリーレターもたまったものではない。

 

『つられるように全体のスピードが急激に上がっていく! 猛追するプカプカとスウィフトアクセルにミニジニアが捕まった。ハートリーレター懸命に逃げる! どうでしょうこの展開』

 

『これは……もしかしたら先頭集団が丸ごとかかっているかも知れません。ちょっと荒れるかも知れませんよ』

 

解説の言葉は正しい。

端的に言って暴発に近かった。

 

ペテンに気付き、三人は前を目指した。

そのタイミングでサナリモリブデンは劇薬を投下したのだ。

焦燥を炊きつけ、勝負時を見誤らせるための一撃。

トリックから抜け出した直後、再びのトリックによって三人は見事にかかってしまった。

 

そしてもちろん、影響はそれだけにとどまらない。

追われる者も、後方から追う者も。

サナリモリブデンによって急激に引き上げられたペースに逆らえる者は───。

 

 


 

【中盤フェイズ行動選択/チューターサポート】

 

サナリモリブデンに対して抵抗を試みる

 

難度:426

補正:冷静/+20%

補正:ペースキープ/+20%

補正:備え大成功/+30%

参照:根性/400+280=680

 

結果:514(成功)

 


 

 

「…………く」

 

わずか一人。

 

チューターサポートは狂わない。

暴走に乗らず、淡々と己のペースを守り続ける。

加速は当たり前に、一切の無理を伴わない自然なものに抑えられた。

 

(はは。ほんと、むちゃくちゃやってくれる……!)

 

だが、その内心はふつふつと温度を上げていく。

背に迫る足音が生む怖気に抵抗するように心臓の鼓動は早まるばかりだった。

 

(でも、いい。好都合だ)

 

走れ。

逃げろ。

この恐るべき鋼のウマ娘から少しでも距離を取れ。

そう喚き立てる本能を理性で縛り付け、チューターサポートは冷徹に計算を回す。

 

追い立てられたのは前だけではない。

超低速から高速域への暴力的な猛加速。

これによって引きずり出されたのは後方集団も同じこと。

レースはまだ中盤であるというのに、終盤に残しておくべき脚を今ここで使わされている。

それも、曲がりやすい作りとはいえ負担のかかるコーナーでだ。

 

殆ど確実に大半の者は潰れて落ちる。

残せたとしても万全とは程遠いだろう。

そして、万全でない者が脅威になると考えるほど、彼女は自身を安く見積もってはいなかった。

ならば警戒を払うべき相手は一人に絞れる。

 

チューターサポートはそう確信し、サナリモリブデンが作り上げた狂奔の中を悠々と泳いでいく。

自身を追い越していく幾人ものウマ娘を見送る瞳は、どこまでも静かに凪いでいた。

 

 


 

【レース中ランダムイベント】

 

モブウマ娘行動不能

 


 

【中盤フェイズ終了処理】

 

消費:中速 → 高速(4)/急加速(4)/平静(0)

補正:弧線のプロフェッサー/消耗を据え置いたまま速度を一段階上昇

補正:差しA(-2)/自由自在(-2)

消耗:4+4-2-2=4%

 

結果:スタミナ/459-18=441

 


 

 

そうして、コーナーを抜けてバ群が直線を見据えた。

その時になって誰もがようやく気付く。

 

(遠、い……!?)

 

ゴールまで余りにも遠い。

日本最長、658.7メートルの直線。

言葉で言えば単純なそれは、しかし目にすれば今の彼女たちにとって絶望的な長さだった。

 

大きなコーナーと下り坂で過剰に加速したまま突入してしまった者たちは、ここで選択を突き付けられる。

すなわち。

現状の速度を維持したまま突き進み、破滅的なロングスパートのすり潰し合いに身を投じるか。

あるいは脚を緩め、十中八九そのまま置き去りにされるリスクを承知の上で今一度脚を溜めるか。

 

勝利を目指し走るウマ娘達、そのうち十一人の背中を敗北の予感が撫でていく。

 

『さぁここから長いぞ。新潟外回り名物の直線の始まりだ』

 

その予感から逃れられたまず一人。

コーナーを最短の位置取りで曲がり切ってスタミナを温存し、そして自身が展開を支配するが故に誰よりも精神的優位を抱えたままの。

 

 


 

【終盤フェイズ行動選択】

 

高速域を維持したまま直線を走る

 

難度:156

補正:自由自在/+15%

参照:スピード/518+77=595

 

結果:360(大成功)

 


 

 

サナリモリブデンが征く。

 

彼女の前には幾人ものウマ娘が居た。

未だ逃げ続けるハートリーレター。

後続に捉えられながらも余力を振り絞るミニジニアに、それを包み込むジュエルルベライト、プカプカ、スウィフトアクセル。

 

だが、その身に抱えた余裕が違う。

誰もが必死に表情を歪める中、サナリモリブデンだけが無人の野を行くが如く。

 

『ハートリーレターはまだ頑張っているが表情が少し苦しいか。まだ残り600、もたせられるか』

 

もたない、とサナリモリブデンは確信した。

かかったまま走る苦しさは彼女自身の体験をもって理解している。

それをこうも見事に押し付けた上にこの直線だ。

ハートリーレターが序盤で作ったはずの有利はとうに使い切られた。

後はただ、落ちていくだけ。

 

『いやどうやらいっぱいだハートリーレター吞み込まれた! 先頭がスウィフトアクセルに変わる!』

 

『いえ、こちらも長くはもちそうにありませんよ』

 

先頭集団が崩れていく。

 

このままでは最後までもたない。

ならば緩めて溜めるべきだ。

しかしそうしてしまえば勝負から一人取り残される。

奇跡的にゴールまで体力を保てる者が出ないとも限らないのに。

 

その心の揺れと判断の遅れが致命的な傷となる。

足並みは乱れ、呼吸は狂い、ただでさえ不足が見えたスタミナがさらに削られる。

そしてまた同時に。

当然持っているべき警戒も彼女たちからは一時失われていた。

 

『直線残り500! スウィフトアクセル、ハートリーレター、プカプカ、先頭はめまぐるしく変わっていく。横に大きく広がってぐちゃぐちゃの大乱戦だ!』

 

あれ、と誰かがふと気付いた。

バ群が大きく、あまりにも大きく横に開きすぎている。

いや、もはや群などと呼べる集まりはそこにはなかった。

 

当然の事である。

余りにも大きすぎる加速度でのコーナリングだったのだ。

後方への蓋として、有力バの進路を塞ぐ事など誰にも出来ていない。

 

『さぁ良い位置につけているサナリモリブデン徐々に上がってきた。ガランと空いた最内からじわりじわりとやってくる!」

 

例外は、この状況を意図して作り上げたサナリモリブデンと。

 

 


 

【終盤フェイズ行動選択/チューターサポート】

 

進出を開始する

 

難度:156

補正:直線加速/+15%

参照:パワー/370+55=425

 

結果:276(成功)

 


 

 

同等の平静を保ち続けていたチューターサポートのみ。

 

巨大なコーナーから続く長い直線へかけて、優位に進めたのはこの二人だけだった。

最も消耗の少ない最内を、完全に制御された最適な速度で駆け抜けたのは彼女たちだけだったのだ。

 

故に、ここに勝負の形は定められた。

総崩れの十一人はもう相手にはならない。

万全のサナリモリブデンとチューターサポート。

どちらが相手を上回るかにレースの行方は委ねられる。

 

 

 

 

 

その様を。

正気をもって見つめる者が一人居た。

 

 


 

【ウマソウル判定】

 

参照:ウマソウル/66

 

結果:6(成功)

 


 

 

(なんだか、不思議な感覚)

 

そのウマ娘は未知の体験に頬を吊り上げていた。

 

まるで水の中を走るよう。

世界の全てが重く、遅い。

手足はもどかしいほどにゆっくりとしか動かず、体に当たる風は撫でるような速度だ。

 

だが不思議と不快ではなかった。

むしろ心地よい。

何故かと考えて、思考にだけはわずかにも遅れが生じていないためと気が付いた。

 

彼女にとって、世界とは速すぎるものだった。

目に映るもの。

耳に届くもの。

肌に触れるもの。

彼女は鋭敏に過ぎ、それらの全てから受け取る信号は常に内側から頭蓋を圧迫していた。

情報は洪水のように溢れるばかりで、取捨選択を繰り返すだけで頭痛を覚えるほどに脳のリソースは目減りしていく。

 

それが、今はない。

 

緩やかに流れる視界からは、情報を捨てる必要が存在しなかった。

何もかもを咀嚼し、飲み込み、消化する猶予が与えられている。

半生を共にし既に親しみさえ覚え始めた頭痛はどこにもない。

 

(───ああ)

 

だから。

彼女───スローモーションは見るべきものを見た。

狙うべき敵手の挙動、その全てを視認し、理解し、そして。

 

(これは、こう使えばいいんだね)

 

その場で、一分の劣化さえ起こさずに模倣してみせた。

 

 


 

【レース中イベント/ランダムから固定へ割り込み変化】

 

進出を開始する

 

難度:156

補正:直線加速/+15%

参照:パワー/280+42=322

 

結果:112(失敗)

 


 

 

しかし、それは長くは続かない。

 

緩慢な世界はほつれていく。

洪水のような情報の群れは再開し、絶対的な万能感を押し流していく。

スローモーションはたちまちに自由を失った。

 

(あぁ……そっか。当然だった。なるほど)

 

彼女とて、サナリモリブデンにコーナーで振り回された一人である。

激変する速度の中、ただ一人で流れに抗う術を彼女はもっていなかったのだ。

そうして消耗した体では、この技術の恩恵を長く受ける事が出来なかったのは当然だろう。

 

が、その狭間で彼女は十全に理解した。

ゾーン。

フロー。

ピークエクスペリエンス。

あるいは、領域と呼ばれるその技術の用法を。

 

(…………認める。ここでは勝てない。まだ届かない。けれど───)

 

それを噛みしめて、スローモーションは獰猛に歯を剥いた。

遠く走り抜けていく二人を睨み。

 

───忘れるな。私は見た。今日のあなたたちを見た。この目に、確かに焼き付けた

 

片時も忘れたことのない屈辱をもうひとつ。

塗り込めるように胸に抱き、彼女は勝者たちの背を見送った。

 

 


 

【終盤フェイズ終了処理】

 

消費:高速(6)/平静(0)

補正:差しA(-2)/縦横無尽(-3)

消耗:6-2-3=1%

 

結果:スタミナ/441-4=437

 


 

 

『先頭集団を完全に差し切ったサナリモリブデン! ここで仕掛けてきた1番人気チューターサポート、綺麗な加速でサナリモリブデンを追う! どうやらこの二人だ! サナリモリブデンとチューターサポートだけがどうやら脚を残している!』

 

『二人とも完全に流れを読み切っていましたよこれは。素晴らしいです!』

 

そんな事は露知らず。

サナリモリブデンとチューターサポートは全霊を賭した。

 

優位は先を行くサナリモリブデンにある。

その差は3バ身。

だが、それは容易く覆り得る距離だと理解していた。

 

 


 

【スパート判定/スタミナ】

 

難度:156

補正:縦横無尽/+20%

補正:差しA/+10%

補正:領域の萌芽/+10%

参照:スタミナ/437+174=611

 

結果:535(特大成功)

 

【スパート判定/チューターサポート】

 

難度:156

補正:先行A/+5%

参照:スタミナ/380+19=399

 

結果:333(大成功)

 


 

 

故に全てを振り絞る。

この敵手を甘く見た事など一度としてない。

共に戦った者として、そして共に時を過ごした仲間として。

わずかひとつの緩みにも満たないほつれが即座に敗北を呼び込む相手だと、彼女たちは互いに知っている。

 

(やっぱり、すごいよサナリは……!)

 

先を行くサナリモリブデンの背を見つめて、チューターサポートは心中でそう吐いた。

 

芝を踏み締める脚に籠る気迫は距離を開けてさえ恐怖を感じさせた。

どうあればそこまで強くあれるのかと嫉妬を覚えるほどに、鋼の娘は前だけを向いていた。

ウマ娘というものは意志のひとつでそこまで硬く鋭くなれるのかと、チューターサポートは場違いにも驚愕し……そして同時に歓喜した。

 

今の自身には、サナリモリブデンから燃え移った燈火がある事に。

 

(証明する。あの日、サナリに貰ったモノは、ここに───)

 

心臓に炎が灯る。

熱く、熱く、鼓動と共に全身に灼熱が廻った。

 

(息衝いているんだって───!)

 

 


 

【スパート難度設定/加速度】

 

補正:領域の萌芽/+10%

補正:先行A/+5%

補正:スタミナ大成功/+15%

参照:パワー/チューターサポート/370+111=481

 

結果:465

 

【スパート難度設定/加速度】

 

補正:領域の萌芽/+10%

補正:先行A/+5%

補正:スタミナ大成功/+15%

参照:スピード/チューターサポート/370+111=481

 

結果:306

 


 

 

『チューターサポート猛加速! 猛烈な勢いでサナリモリブデンに迫る、迫る! 届くか!? 捉えるか!?』

 

「───、!」

 

声もなく、サナリモリブデンはそれを知覚した。

研ぎ澄まされた集中、体にぶつかり流れていく大気のベクトルさえ理解するほどの超感覚でもってだ。

 

そこに驚きはなかった。

何故ならば既にサナリモリブデンは聞いている。

ジュニア級、6月。

あの日に味わった屈辱を塗り潰して上書きしてみせるというチューターサポートの宣言をだ。

 

ならば来ないわけがない。

届かないわけがない。

その程度が成せないほどに彼女の決意と宣誓が軽いとは、サナリモリブデンは微塵も思わない。

 

故に。

今要ると鋼の心は断じた。

 

(壁を超える。今、ここで手に入れる……!)

 

かつて彼女は自身で言った。

咄嗟に都合良く策が見つかる事はありえない。

土壇場で急にそれまでの努力が報われる可能性は万にひとつもない。

 

まさしくその通りだ。

残酷で冷徹な現実というものである。

 

サナリモリブデンは、その事実を真っ向から見据え。

 

 


 

【ウマソウル判定】

 

成功率100%、判定不要

 


 

 

(踏み、破る!)

 

そんな道理を、やると定めた決意ひとつで粉微塵に蹴り砕いた。

ありったけの無理を蹄に乗せて、ターフに深々と轍を刻み込む。

 

鋼が打ち鳴らされる。

 

あらゆる感覚が閉ざされ内を向く。

今この時だけ許された極限の集中は全細胞をサナリモリブデンの支配下に引き込んだ。

走法に存在していた小さな歪み、わずかな無駄、それら全てがコンマ秒単位で瞬く間に修正されていく。

 

熱された鉄が打たれて形を変えるように。

一歩ごとにサナリモリブデンは、彼女が描いた理想へと近付いていく。

それは本来、この時点の彼女に許されたものではない。

 

けれど、権利はなくとも資格はあった。

何しろこのサナリモリブデンというウマ娘は。

 

届くはずのないものに手を伸ばす事にかけて、並ぶもののない少女なのだから。

 

 


 

【スパート判定】

 

難度:465

補正:領域/決意の(たがね)、鋼の(わだち) Lv1/+20%

補正:完全掌握/+30%

補正:スタミナ特大成功/+30%

補正:差しA/+10%

参照:パワー/424+381=805

 

結果:612(成功)

 


 

 

『チューターサポート、迫って、迫って───しかし、しかし差が縮まらない! サナリモリブデンが更に上を行く!』

 

注ぐ歓声の中を、サナリモリブデンは裂き割って突き進む。

振り下ろされる刃の切っ先にも似たその姿に人々は熱狂した。

 

見守る彼ら彼女らは知っている。

このレースを走る者たちがどれほどの精鋭かと理解している。

追走するチューターサポートが、一時代を築きかねないほどの実力者である事を承知している。

その彼女が全身全霊を振り絞ってなお背に指をかけられない者がどれほどの頂きに立っているかを、誰もが知っていた。

 

 


 

難度:306

補正:領域/決意の鏨、鋼の轍 Lv1/+20%

補正:完全掌握/+30%

補正:スタミナ特大成功/+30%

補正:差しA/+10%

参照:スピード/518+466=984

 

結果:498(成功)

 


 

 

『サナリモリブデン! サナリモリブデン突き放す! これは決まった! 全く追随を許さない!』

 

実況さえも興奮を隠そうという様子がない。

こみ上げる感情のままに叫び、そうして。

 

サナリモリブデン、一着でゴールイン! 完勝! 完勝ですサナリモリブデン! 全く隙の無い完璧なレース運びで完全勝利を決めてみせました! 二着はチューターサポート! 三着スローモーション! 以下は団子状態の混戦です。プカプカとモアザンエニシングの二人が少し抜けていたか』

 

ゴール板を突き抜けた瞬間に、到底G3とは思えないほどの大歓声が爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サナリモリブデンは脚を緩める。

全力疾走から段階的に速度を落とし、走行から歩行へと移って、やがて立ち止まった。

理由はひとつ。

そのタイミングでちょうど、彼女の背に近付く者があったからだ。

 

「おめでとう、サナリ。……はは。結局、大言壮語になっちゃったかな」

 

チューターサポートだ。

頼りない足取りに、荒い息。

全身にぐっしょりと汗をかき、髪が頬に張り付いていた。

 

そんな彼女は微笑みながらも情けなさに眉を八の字にしていた。

心なしか肩も落ち、明らかにしょんぼりと落ち込んでいる。

レース中に見せていた冷徹さはどこに行ったのかと、サナリモリブデンには不思議なほどだった。

 

なので憂いを拭うべく、サナリモリブデンは率直に思ったままの言葉を返した。

 

「そんな事ない。ゴールに飛び込むまで、ずっと怖かった」

 

「……全然届かなかったのに? 4バ身はついてたでしょ」

 

「そんなもの」

 

ふるり、とサナリモリブデンの肌が震えた。

 

「私が隙のひとつも見せたら食い破るって、最後まで思ってたくせに」

 

サナリモリブデンの言葉に嘘はない。

彼女は最後の最後まで、背中に突き刺さる戦意を感じ続けていた。

それも、決して萎えようとしない一級品をだ。

ゴールに近付けば近付くほどにその熱量は高まり、黒く焦げ付いていく自分を想像したほどに。

 

眉をひそめて告げられた言葉にチューターサポートははじめ、きょとんとした。

ついで破顔し、目を細めて言う。

 

「そりゃあ、ね」

 

それは敗者には似つかわしくないほど、晴れやかな顔だった。

 

「勝ちたかったからさ」

 

はー、と。

チューターサポートは長い息を吐いた。

それと同時にどこかへ抜けていったのか。

弱気はすっかりなくなったようだった。

 

「サナリ」

 

「ん」

 

「改めて、おめでとう。……今日はそっちが強かった」

 

「ありがとう。悪いけど、次やる時も私が強い」

 

友人らしい笑みを交わし、掲げられた拳を打ち付け合う。

 

その友情を祝福するように、大歓声が再び注ぎ。

握られた拳は応えて開かれ、人々に向けて振られる掌となるのだった。

 

 


 

【レースリザルト】

 

着順:1着

 

 

【レース成長処理】

 

成長:ALL+10/ウマソウル+5

経験:芝経験+5/マイル経験+5/差し経験+5

獲得:スキルPt+50

 

経験:芝経験&マイル経験&差し経験+2(G3ボーナス/1着)

獲得:スキルPt+20(G3ボーナス/1着)

 

獲得:領域/決意の鏨、鋼の轍 Lv1

 

スピ:432 → 442

スタ:375 → 385

パワ:354 → 364

根性:441 → 451

賢さ:366 → 376

 

馬魂:100(MAX)

 

芝:B(2/30) → B(9/30)

マ:B(25/30) → A(2/50)

差:A(15/50) → A(22/50)

 

スキルPt:210 → 280

 

 


 

 

■ サナリモリブデン

 

【基礎情報】

 

身長:164cm

体重:増減なし

体型:B77 W53 H78

毛色:芦毛

髪型:ショートポニー

耳飾:右耳(牡馬)

特徴:物静か/クール/囁き声〇/従順/温厚/鋼メンタル

 

【挿絵表示】

 

【ステータス】

 

スピ:442

スタ:385

パワ:364

根性:451

賢さ:376

 

馬魂:100(MAX)

 

 

【適性】

 

芝:B(9/30)

ダ:F(0/10)

 

短距離:B(1/30)

マイル:A(2/50)

中距離:B(0/30)

長距離:B(0/30)

 

逃げ:A(11/50)

先行:B(0/30)

差し:A(22/50)

追込:C(0/20)

 

 

【スキル】

 

領域/決意の鏨、鋼の轍 Lv1(効果不定。勝敗を分ける局面で奮い立つ)

 

冬ウマ娘◎     (冬のレースとトレーニングが得意になる)

冷静        (かかりにくさが上がり、かかった時に少し落ち着きやすくなる)

集中力       (スタートが得意になり、出遅れる時間がわずかに少なくなる)

弧線のプロフェッサー(コーナーを容易に曲がれるようになる。また、コーナーで少し速度が上がる)

 

 

【スキルヒント】

 

押し切り準備/150Pt

(最終コーナーで先頭の時、先頭をわずかにキープしやすくなる)

展開窺い/150Pt

(レース中盤に後ろの方だとわずかに疲れにくくなり、視野がちょっと広がる)

ペースキープ/100Pt

(レース中盤に追い抜かれた時にかかりにくくなり、持久力が少し回復する)

トリック(前)/150Pt

(レース中盤に前の方にいると、後ろのウマ娘たちをわずかに動揺させる)

シンパシー/150Pt

(絆70以上のライバルウマ娘と出走するレースがわずかに得意になる)

逃げためらい/100Pt

(レース終盤に作戦・逃げのウマ娘をためらわせて速度をわずかに下げる)

まなざし/150Pt

(レース終盤に前方視界内のウマ娘1人の緊張感がわずかに増す)

熱いまなざし/250Pt

(レース終盤に前方視界内のウマ娘1人の緊張感が増す)

 

スキルPt:280

 

 

【交友関係】

 

ペンギンアルバム  絆75

ソーラーレイ    絆40

チューターサポート 絆40

チームウェズン   絆50

 

 

【戦績】

 

通算成績:7戦4勝 [4-1-1-1]

ファン数:5631 → 9731人

評価点数:2100 → 4150(オープンクラス)

 

主な勝ちレース:関屋記念(G3)

 

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