Lycoris・GATE ~リコリコにて、斯く戦えり~ 作:RA-MSR
国会の参考人招致で日本へ来ていたGATE住民のテュカ・レレイ・ロゥリィそして、帝国からの使者逹だったが、予想外の事態により1日ズレて来ることになった。
「あぁ~暇だよぅ」
参考人の質疑が行われた後に来る予定だったが、部外者の妨害に遭い、1日遅れるという連絡が昼にあり、せっかくの夕食がパーになった。
「仕方がありません。こういうことが起きることは織り込み済みのはずです」
「そうだけどさぁ~」
気合が入っていた千束からは、抜け出る気合が目に見えてしまうぐらい、抜け出ていた。
「DAも本腰なんでしょう。料理長も来てるぐらいですし」
「まぁ、あの料理長だしねぇ。めったに食べられないよ?」
DAの料理長は、元宮内庁で天皇陛下の食事を作っていた料理長でもある。和・洋・中何でもござれだ。まぁ、今回は風光明媚な露天風呂が有名な温泉宿である。普通に和が取り入れられている。
「千束、もう一度確認します」
「はいよ」
「朝から、特殊作戦群が外を警備しています。現在も、戦闘が継続されているようです」
「それは、インカムから聞こえてる。命大事になんだけど…土俵が違うから物申せないのがねぇ~」
「今回は仕方がありません。相手は、プロ中のプロです。手加減していてはこちらがやられます」
「まぁ、その辺は区別してるから大丈夫だけど」
「ならいいのですが、私たちは、宿の従業員として接触します」
「ばれないかねぇ」
窓の外を見ると、林が生い茂っていて、とても綺麗な風景が視界一面に広がっているが、その中では、死体の山が築き上げられていると思うと、やる気がそがれるというものだ。
「分かりません。一応、護衛の自衛官がいるとのことですが、詳しいことまでは資料にありませんでした」
「そこなんだよねぇ~誰が来るんだろ」
「もしかしたら、伊丹さんだったり?」
「え?!たきな!それフラグ!」
「え?」
----- 防衛省地下 統幕中央オペレーションルーム -----
「Archer 北北東60に熱源4 10時から12時 目標A1.2.3.4と呼称する。」
『こちら、Archer 目標アルファを捕らえた』
「対応03よろし?」
防衛大臣と、統幕特殊作戦室長がオペレーションを見ていた。
そこには、ドローンや固定カメラからなる監視状況、MAP上に広げられる各部隊の展開状況、弾薬の残りなどが画面上に出ている。
「正直言って…現代の戦闘はこんなんだとは思わんかったなぁ」
「現代戦は、偵察活動とゲリラ戦が混ざった不正規戦か、情報などを綿密に集約し、一撃必殺で行われる戦闘に区分けされます。今回は前者に該当します」
「確か、特殊作戦群以外にも援護が来てるって話じゃねぇか?」
「はい。ですが、それがよくわからないのです」
「ん?俺のところには、特殊訓練を積んだ親衛隊が来るって聞いているが?」
「それが、到着したのが20代行くかどうかの女性2名なのです」
「なんだ?女子高生にマシンガンを持たせたら、最強ってのは物語だけだぞ?」
「いえ、マシンガンは持っているようには見えませんでした」
「おぃおぃ、大丈夫なのか?」
「わかりません。それだけが、不穏分子ではあります」
「でも、自衛官なんだろ?」
「身分証明書は本物です。ですが、経歴が不透明なのです」
「おーおー?どういうことだ?」
「データとして経歴はあるのですが、年齢と経歴が一致しません」
「なんだ?ハッキングでもあったか?」
「調査中です。モニターを出してくれ」
映し出される、風光明媚な露天風呂が夕焼けにさらされて、きれいに映る。
「風光明媚な露天風呂が有名な温泉宿になります。ここが舞台になります。あ、到着したようです」
「千束、お客さんが到着したようです」
「おっけ~」
パタパタと、入口まで駆け寄る二人
「ようこそ~、山海楼閣ぅ…へ?」
「…あ?」
千束が喫茶リコリコの制服を着て正座しながら、挨拶してにっこり顔を上げると、見たことのある顔が目の前にいた。
「伊丹さん?!」「千束さん!??」
「いらっしゃ・・・」
伊丹・千束・たきなの3人がその場で停止する姿をほかのメンバーが目を合わせて、何が起きたのかわからず、そのまま止まっていた。
「あ・・・あぁ~」
たきなの方に近づき
「た、たきなっフラグ回収しちゃったじゃない!」
「し、知らないですよ!どうするのですか!」
「私の責任じゃないって!」
小声で言い合う二人に割って入る、伊丹
「あの…部屋に案内してほしいだけど」
「あ!はい!只今ぁ~」
伊丹達を客室に案内する千束
部屋に恐る恐る入る伊丹を見ながら
「掃除は済ませてあります。安心していいですよ」
「そうですか…、ってなんで貴女がいるんですか!」
「あ~これには深いわけがぁ」
「聞いちゃダメなこと?」
恐る恐る、ポケットから身分証明書を取り出す
「こういうものです…てへぺろ」
「おぃ!無理あるだろ!三尉だ?去年まで高校生だったろうが!」
「アハハ、だから~深いわけがあるのよ~、あ、でもこれ本物よ?一応、貴方達の護衛要員として加えていただきます!」
「…聞いてないんだが?」
「言ってないですから」
にっこりと、笑い
「では、ごゆっくり~」
逃げようとする千束だったが、一人のゲストに止められる
ロゥリィの鎌が、千束の首へと向かうが、千束のとっさの反応でそれを避ける
「あらぁ。私の攻撃を避けるなんて。あなた、何者?」
「あぶなっ、あー、お遊びはですねぇ~ご・えん!りょ!いただき!!たい!!のですがぁ!!」
会話の中で6回の攻撃を受けるが、すべて寸前で回避する千束
「お。おい!ロゥリィ、なにしてんだ!」
「そ、そうですよ!何攻撃してるんですか!めっちゃ殺気だし!」
「だって、その子。生命力を感じなんだもの」
「生命力を…感じない?」
「そうよ?まるで、機械人形」
その時、たきなから殺気が立ち上がるが、それを、千束が手で止める
「さすが、死と断罪の神・エムロイに仕える亜神様でいらっしゃる」
「どういうことだ?」
「心音が感じられないのよ。あなた、本当はグールとかじゃないわよねぇ」
「え?あの、うがーって言いながら歩くあれ?えー、異世界ってそんなのあるの!すげー」
目がキラキラ輝きながら、そして平然と言い放つ言葉。
「まぁ、心音はないですね。ここ、機械なんで」
トントンと胸と指差す
≪え?≫
はぁ、と、頭を抱えるたきなが背後にいた
「先天性心疾患で、幼いころに心臓を全摘出して、人工心臓にしたと」
「そうよ~。最初、鼓動がなくてびっくりした」
「この世界では、心臓を機械にしても生きられる技術がある…、詳しく知りたい」
そーと、手を伸ばすピニャがいた
「ちょいちょいちょい、何を触ろうとしてるのかな?かな?」
「本当に、鼓動がないのかなと」
「男がいる中で、乳触ろうとするな!」
「では、後程湯浴みの時にでも」
「あの」
たきなが、話に入ろうと試みる
「どうした?」
「自己紹介をしようと思いまして」
「なきな!ナイスアイデア!」
グッジョブ!と、指を立て。みんなの前で立ち上がる。
「では、私から!錦木千束っていいます。ちさとって呼んでください。階級は三等陸尉?好きなのは楽しいこと!嫌いなのは、秘密!よろしく!はい、次たきな!」
「井上たきなといいます。千束と同様階級は、三等陸尉。以上です」
「おーい、たきなさん。もう少しいうところではないですかね?」
「これ以上必要ですか?」
「だって、チームだよ?チーム!団結するには、やっぱり個々のことを知っておかなきゃラナンと思うのですよ。千束は!」
「それは、追々で」
そーと、手を挙げる伊丹
「あー、伊丹 耀司です。二等陸尉。好きなのは、漫画やWeb小説を読むこと。嫌いなのは、休暇を取り消しになること」
「わかるー、休みたいときは、休ませろ!ってことだよね!」
「おー、解るか!この気持ち!千束さんにはわかるか!」
「んもー、チームなんだから、ち・さ・とでいいよ!千束で!」
「そ、それは…難易度高いな」
「そぅ?きにしなーいきにしなーい。ではお次!」
「栗林 志乃、二等陸曹。好きなのは、お酒。嫌いなのは、オタク」
その言葉を聞いて、伊丹を見る千束
頬をかく伊丹
手を合わせる千束
無言のコントを始めて、頭に手を添えてしまう たきながいた。
「あ…富田 章 二等陸曹です。な、仲良くしてやってください」
「よろしくね!富田さん!」
「あ。。。はい」
顔を赤くしながら俯く
「か、かわぃぃ~」
「千束…」
「あ…では、お次異世界組様様」
「レレイ・ラ・レレーナ 流浪の民「ルルド」の一族。この世界はいろいろ新しいことがあって好き」
「おーいいねぇ、もっと好きになってね!」
「うん」
「で、次は、そちらのエルフさん」
「テュカ・ルナ・マルソー 精霊種エルフの一人。得意なのは弓ね」
「おーー、日本にもあるんですよ!エルフ!仮想なんだけども。それも、弓が得意と、風の精霊魔法が得意という!」
「え!?何で知ってるの?うそでしょ!」
「ほんとほんと!あとで、教えてあげる!」
「えぇ、興味があるわ」
「私ね。ロゥリィ・マーキュリーよぉ。死と狂気と戦争と断罪の神「エムロイ」に仕える亜神。好きなものは、戦争。嫌いなものは無粋なこと」
「あー、やっぱり。あんたのは相まみえられないわぁ」
「そうかしらぁ?あなたとは似たり寄ったりな感じがするわぁ。気が合うかもよ?でも、なんで私のこと死と断罪の神・エムロイに仕える亜神って知ってたのかしらぁ」
「秘密です!あと、お二方ですね」
「ピニャ・コ・ラーダ 帝国の第三皇女になる。和平交渉のためこの世界に来ている。こちらは、従者のボーゼス・コ・パレスティー黄薔薇隊隊長にあたる。短い間になるがよろしく頼む」
「おほぉー本物のお姫様~、そして、騎士隊長!これは、萌える!」
「千束!」
「…コホン。最後に、一般人の方。というか、なんで一般人がおるん?」
「あぁ、こいつは元嫁だ」
「え゛?元嫁ぇ?!」
「え~と…場違いなのはわかってるんだけど。葵 梨紗って言います。伊丹の元嫁です。よろしくお願いいたします」
「あ…はぁい…、ちょっと、たきな!どう答えればいいのよ!」
「千束の好きに答えればいいと思います」
「えぇ…こほん。では、このメンバーで皆様が、異世界に帰るまで?お付き合いすると思いますので。よろしく!あ、元嫁の葵さんは別ね。」
「おぃ、今。帰るまでのところ。疑問形じゃなかったか?」
「あー気のせい?」
「ぅおぃ!」
「ははは、さてさて!夕食にしましょう!今日は豪華ですよ!なにせ、料理長が特別ですから!」
リコリコラジオ
待ちきれんだろ?俺もだ!
連休なので、サービスや~。
やべぇー投稿しちまった。
元嫁とロゥリィの自己紹介忘れてた!(修正)