仮面ライダーミスリックサーガ   作:式神ニマ

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前回のあらすじ

デブリーターの力を以て覇権主義を広げるシドニア軍とクリーデンス。
新兵器ファンタズマの力で自分達の力を世界に示さんとする、ヤナリ率いるリンクス。
どこまでもぶつかり合う両者の全面対決がいよいよ始まった。苦悩しながらも、リンクスと共に戦う道を選ぶレイト達だったが、戦いの最中ディライトの力が突如停止してしまう。
力を失ったレイトにクリーデンスが言い放った真実とは……。


Saga30 勇名編Ⅳ~罪と光輝のオラトリオ~①

◇◇◇◇◇

「聞いておるかディライトォォッッ!我が名はイカボッド・クリーデンス!かつて貴様によって捨てられた……貴様の息子だぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ‼」

 

 言葉にするも忌々しそうに、だがこの瞬間を待っていたかの様な喜悦を浮かべて、ノークスカウント……イカボッド・クリーデンスが戦場中に宣言した。

 その言葉……彼が勇者ディライトの息子である、という宣告に、その場にいる誰もが凍り付く中、レイトの脳裏からまるで息を呑む様な気配を感じた。同時にレイトが知らないいくつもヴィジョンが再生される。出会い、旅立ち、そして子どもを抱き、幸福そうに笑う女性の姿……レイトはこれがメモリージングシステムに内包された、勇者ディライトの記憶なのだと直感した。

 

「…ミネルバ・クリーデンス……その息子、イカボッド……?それじゃっ……本当に……?」

「おや、覚えておったのか意外じゃねぇ。だが、その通りだよディライトッ‼あの女が死んだ時から、どれほどこの瞬間を待ちわびていた事か!かつて貴様が捨て去った、貴様の血を引く者が、貴様に引導を渡す!なかなかに痛快なシナリオじゃぁないかぁぁぁぁっっっっ‼」

「ぐあぁぁぁぁぁっっっっっ‼」

 

 ノークスカウントがジリジリとディライトへと近寄ると、爪を胸倉へと叩きつけてきた。黄金のマテリアメイルを超えて、ディライトの体に更にダメージが蓄積される。レイトの悲鳴を心地良さげに浴びながら、ノークスカウントが更なる攻撃を見舞おうと手を振り上げる……が、直後飛来した小剣に全身を切り裂かれ、攻撃を中断させられる事になった。

 

「小娘がっ……!邪魔をするでないわぁぁっっ‼」

「だからなに!」

 

 ディライトとノークスカウントの間に降り立ったアイリスが剣を振るう。ノークスカウントの胸甲や全身のケーブルが切り裂かれ、赤黒い鮮血が周辺を舞うと、まるで魂が抜けたかの様にノークスカウントがその場にガックリと膝をついた。

 

「ぐぅっっっ……⁉」

「やっぱりね……。レイト、今のうちに!」

 

 ノークスカウントの基となった吸血鬼『暗星のノクターヴ』は光のエレメントには極端に弱かった。それはデブリーターとなった状態でも変わりはないらしい。アイリスがパーラケインを指揮棒の様に振るうと、パラディンメイツから光の矢が無数に放たれ、ノークスカウントを地面へと縫い留める事に成功した。その隙をついて即座に身を翻したアイリスがディライトの傍らまで近づき、その体から強引にベルトを引き抜いた。ディライトから変身解除されたレイトはダメージこそ残るものの、体は問題なく動いた。やはり体が動かなくなったのはディライトへの変身……ベルトの方に問題があったという事なのだろう。

 

「ヤナリさん達も避難を始めてるわ。今のうちに、私たちも一旦退がりましょう」

 

 負傷したリゴやヤナリを連れてリンクス達は森へと撤退を開始していた。そうはさせじとティターンアラーク・グノーシズが彼らを追い立てている。アイリスは背中のセイリングローブに光のエレメントを纏わせてフワリと飛翔、ティターンアラーク達の頭上へ舞い上がると、両腕の錬結炉にライトライドラッグを装填した。

 

「はぁぁっっ!」

 

 錬結炉から発射された十数発の光弾が戦場中に散らばり、直後一斉に眩い閃光の奔流となって膨れ上がった。目晦まし効果も狙っての事ではあるが、あらゆるデブリス細胞に対して阻害効果を持つ光のエレメントの影響でさしものティターンアラーク・グノーシズもその機能が停止し、次々とその場に沈み込んでいく。その隙をついてリンクス達の姿は戦場から消えていた。どうやらそのまま森の中へと逃げ果せた様だった。

 

「フン、逃げ足の速い事だが……どこまで行っても時間稼ぎにしか過ぎんのに」

 

 戒めから立ち上がったノークスカウントにさして悔しそうな様子はない。今までこの魔の森が彼らのテリトリーであり、外敵の侵入を拒み続けて来た防波堤だったのだろうが……それも直に終わるだろう。他ならぬ彼ら自身が作り上げてくれた“力”によって……。

 

 外気に触れ、未だ白煙を上げる両腕のファンタズマが徐々に正常な機能を回復させていく。来るべき勝利の瞬間をしっかりとカウントしながら、ノークスカウントが虚空に向けて哄笑を迸らせた。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 アイリスが敵を撹乱している間に、リンクス達は魔の森へと逃げ込んだ。負傷者を抱えていても森をテリトリーとする彼らのこと、迷うことなく迅速にベースキャンプへと辿り着く事が出来た。先ずは一安心……と行きたいところだが、そういう訳にもいかない。ティターンアラーク・グノーシズの攻撃にあい、多くの兵士達が傷を負っている。ベースキャンプに残っていた救護班達や動ける者が懸命に治療に当たっていた。

 

 懸命に治療を続けながら、しかし多くの者たちが気付いている。指導者であるヤナリが負傷し、今や殆どの兵士も戦闘不能。おまけに敵にこちらの虎の子であるファンタズマを奪われた……。状況としては、限りなくこちらの敗北に近いという事に。

 ヤナリの負った傷は深く、今は重傷者が搬入されたテントに収容されていたが、治療が終わるや否や彼女は周囲の制止も聞かずに体を起こして、現在の状況について報告を受けている。一族を率いる師母として、どこまでも毅然とある姿にアイリスは感心すると同時に半ば呆れた。

 

「ヤナリ様、もう大丈夫なんですか?」

「…大丈夫じゃない……と、言いたいところだがね……私が始めた戦争だ。むざむざ寝ている訳にもいかん……。ひとまず、皆を守ってくれた事……礼を言うぞ、アイリス殿」

「お褒めにあずかり光栄です。…が、事態はいよいよ厳しくなったと言わざるを得ません。これから先はどうするおつもりですか?」

「なかなか酷な事をズケズケ言うじゃないか……。だが、その通りだ……」

 

 リンクス達の間に死者こそ出なかったものの、多くの者が負傷し、おまけに指揮官であるヤナリとリゴが戦えない今、全体にかなりの動揺が広がっている。これでは戦闘の継続は難しそうである。良くも悪くも1人のカリスマに頼ってしまった組織故の脆さである……と言うのは敢えて指摘しない。それくらいはヤナリ自身が一番解っている筈だ。

 

「攻めと守りは不可、ならば退くが選択肢ですが……それも厳しいでしょうね。敵には砦の位置を特定されている訳ですから」

「どの道、敵にファンタズマが渡っている以上、籠った所で保ちはすまいな。今更アネスタが増援に来てくれる筈もなし……。…認めよう……完全に私の失策だ……。我らの力を……過信し過ぎていた……」

 

 消耗が限界まで達したのか、ヤナリがゆっくりと布団の上に崩れ落ちた。表情には表れないが、内心相当に無念な筈だと思う。リンクスを守る為に生み出した禁断の武器が、逆に自分達を追い詰める事になるとは皮肉としても出来過ぎている。だが、彼女を凶行に走らせたのは元を正せば同胞たちを守る為であり、そして同じ境遇に置かれている人々を救う為の行動であったのだとすれば、攻める気にはならない。

 

「…ご心配なく。私たちは最後まであなた達を見捨てませんから」

「心意気はありがたいが……それが可能かどうかは別問題だな。ディライトの力は失われたと聞いたが?」

「…失われてなんかいませんよ。ディライトもきっと私達を見捨てたりしないと信じてますし……彼も諦めたりしません」

 

 ヤナリがそうする様に、こういう状況下だからこそ多少虚勢を張っているところもあるが、それが今のアイリスの偽らざる気持ちである。伝承の中でではあるが、勇者ディライトはいつだってこんな絶望的な状況を跳ね返してきた。その力を継承したレイトも、いつだって助けを求める人々を見捨てずに困難を切り開いてきたではないか。ならば、パラディンである自分はそれを信じて、共に全力を尽くすのみ———。

 

「…違う違う。もうちょっと速く均等に馴染む様にかき混ぜるんだ。この工程1つで薬の品質に大きく影響するから、なかなか気を抜けないものだよ」

「こ、こうですかハルマ殿……?」

「そうそう。いやぁ、なかなか筋がいいじゃないかビリウス君」

 

 ハッハッハと鷹揚に笑っているのは、マヤの父のハルマ氏……だろうが、なにか聞き捨てならない名前が聞こえた様な……?

 

 声が聞こえた救護所の奥、大鍋の前にアイリスが目を向けると……そこにいたのは案の定ビリウス・ドレッド・シドニアその人であった。リンクスの医療スタッフ達と同じ様な格好で、汗だくになりながら大鍋をかき混ぜている——恐らく調薬作業の1つだ——に取り組んでいる姿に、アイリスは面食らった様に目をパチクリさせる。

 

「び、ビリウス様……?一体なにを……?」

「…いや、見ての通りちょっと手伝いを……武芸はからきしだが、こういう事は昔から割と得意な方で……」

「そ、そうですか———イエ、じゃなくて!どうして貴方がそんな事を……っていうか、体調は大丈夫なんですか?」

 

 シドニアの王弟が敵であるリンクスと働いているのも妙な光景だが、そんな姿は今までよりも生き生きしているし、どこか彼には似合っている様に思う。しかし、アイリス達が出撃する直前まで、たしかビリウスは立ち上がれない程に弱っていたと思うのだが……?

 

「…別に、無理はしていない。寧ろ生まれてから一番体の調子がいいくらいだ……。ここの人達の錬真術は……素晴らしいものだな……」

「ハルマさん……陛下のご病気を治療されたんですか?」

「まぁ、医者としては目の前に病人がいたら放っておけないからね」

「治療って言うか……多分、その子の場合、あまり適切でない薬が投与されてたんだろうね。それを抜いて、後は体の淀みみたいなものをちょっと取り去ってあげただけ。だから、完治は出来ていないけど……これからも継続して治療できれば可能性はあるよ」

「…ああ。私の治療に当たっていたのは、あのクリーデンスなのだが……その薬というのも恐らくあの娘の血から作られていたものだったのだろう。症状を劇的に回復させるが、切れた時の反動も激烈で……」

「…まったく、悪魔みたいな奴さ。ウチの子たちもあんな目にあわせてからに……出来るもんなら、あたしがブチのめしてやりたいよ!」

「…しかし……悪魔というからには、加担していた私も同罪だ……。…そしてまたこの地で、あの娘にした所業を我が国が行おうとしているというのに、私は———」

 

 己が身を支えていたのが1人の少女の犠牲だった。その悍ましい事実をしかし懸命に呑み込まんとするかの様に、ビリウスが顔を青ざめさせながらも必死に歯を食いしばっている。アイリスがその体を支え、「陛下、それは前に言いました通り、あなたの責任じゃありませんよ」と柔らかく告げた。

 

「もし、贖罪を……と思うのでしたら、あなたがこの戦いを終わらせて下さい。デブリーターを倒すだけじゃ戦争は終わらせられません。他者の苦しさや痛みに寄り添える……そんな王がきっとシドニアには必要なんです」

「…王になれ……か……。随分と大きく出たものだな……。しかし……私についてくる者など———」

「出来ますよ。出来ない事なんかないんです。あなたを支えてくれる人たちはきっといますし、私たちだって協力します。誰かの手を取って、伸ばされた手を掴んで……私もレイトも、そうやって今ここにいるんですから」

 

 かつて神聖騎士を騙った自分が、果たしてこの力を受け継いでもいいものなのだろうか?そんな風に自問した事は何度もある。だが、最終的にそれを受け入れてくれた人達がいたから、アイリスは光のパラディンである事を決めた。

 

 人は自分だけで自分になるのではない。他者という存在を欠いた人生の末にいるのが、きっとあのクリーデンスという男だ。

 

 あの男だけは何としても止めなければならない。彼がかつての勇者ディライトとどういう関係で、一体何をされたにせよ、既に超えてはいけない一線を越えすぎている。その為には、今の難局を乗り越えるだけの手立てを———。

 

 ——…ん?ちょっと待って。今、何かが閃いた様な……?

 

 ——かつての勇者ディライトとクリーデンスは親子だった……。

 ——もし、かつての彼が使っていた物が遺されていたら……?

 

「…そうか、もしかしたらアレって……」

「どうした?何か思いついたか?」

「ええ、多分ではありますが……。()()()()()()()()()()()()()……」

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

「正直、今の戦力では正面からぶつかるのは無謀だと思うんです。だからですね、マヌールを中心とした森に爆弾とか罠を出来る限り仕掛けて、敵の戦力を削るのが———」

「そんなの準備してる時間なんかないわよ。ここは守るよりも、徹底したゲリラ戦術で攻めあるのみ!」

「う~ん……どっちも今の戦力じゃ厳しいんじゃないかな。雑魚相手ならともかく、あのノークスカウントや蜘蛛戦車相手に有効な攻撃を出せるとも思えないし……」

「だいいちファンタズマを撃たれたら全部終わりだ。この森が焼き払われてしまえば、こちらの地の利は完全に通用しなくなる……。果たして、どうしたものか……」

 

 周辺の地図と睨めっこしながら、レイト、マヤ、ゼオラ、ラウボー、それに準隊士の4人がウンウンと唸り続けていた。現状のリンクスは負傷者が多数、流石にデブリーター相手にはリンディ達では手も足も出ない……と、いう具合に今は出せる戦力があまりにも少ない。ファンタズマはまだ残っているが、ここで撃ってもわざわざ地の利を殺す様なものだ。あの手の兵器は攻めには強力だが、守りとなると極端に使える場が限定されてしまうものだ。

 

「…私たちが力をちゃんと制御できればまだマシなのだが……すまない、肝心な時に役に立たなくて……」

「ゼオラ達が気にする事ないよ。役に立たないって言うなら……今の俺も似た様なものだし……」

 

 ゼオラとマヤはそれぞれ神聖騎士の力を受け継いでいたのだが、その力をまだ完全に制御できていない状態だった。パラディンの力はとても大きい為、もし使えたのならとれる戦略も広がっていただろうが……それよりももっと深刻なのはレイトの方だ。

 

 ここに来てから元々調子が悪かったのだが、先程の戦闘での衝撃的な宣言……イカボッド・クリーデンスが勇者ディライトの息子であると言う事実を突き付けられてから、ベルトがウンともスンとも言わなくなってしまったのだった。つまり仮面ライダーディライトに変身できないという事……言うまでもなく、今までで最大のピンチである。どうしたもんかとばかりにレイトが「はぁ……」とため息を吐いた。

 

「参ったなぁ……。ディライトに変身できない俺なんて、なんの役にも立たな———痛っっ!何すんのっ⁉」

「直らんなその癖。塞ぐなとは言わんが、あんまりそういう事を言うんじゃない。言葉ってのは例え冗談でも発し過ぎると本気になるぞ」

 デコピンされた箇所をさすりながら、レイトが「本気って?」と聞き返すと、ラウボーが相変わらずの真面目くさった顔で頷く。

 

「言葉ってのは存外強力なものでな、『自分なんか』って思うと力を発揮できなくなるし、逆に『自分なら』って思ってりゃ予想以上の力を発揮できたりもする……。なんか覚えないか?そういう感覚」

「…言葉のプラセボ効果って言うか……所謂『認知革命』みたいなもの……?言われてみれば、それならしょっちゅうですね……」

 

 現人類の発展の背景には『認知革命』……簡単に言えば、想像力の拡大があったと言われている。「自分達は特別だ」「敵は邪悪な存在だ」「自分達は死など恐れない」……何の根拠もない、ただの言葉の羅列。しかし人間はそれを発すると同時に、心の底から信じる事で予想外の力を発揮し、結果として生態系の頂点に昇りつめる事になった……と、うろ覚えだが、確かそういう話だ。

 

 今のレイトにはこの効用がよく解る。なにしろそれは今の彼自身がずっとそうして来た事……自分が仮面ライダーだと思い込む事で、自分以上の力を発揮して戦ってきたのだから。

 

「…昔、アイリィに言われた事があるんですよね。力も、それが齎す結果も、全部自分のものなんだってことを忘れないように……力を制するのは結局人の意志なんだって」

「彼女が強いのはそこだな。あの娘は力に向き合う心がとにかくしっかりしてるよ。力による変化や、それが齎す結果を、良くも悪くも恐れないと言うか……」

 

 マヤとゼオラが何かに気づいた様にハッと顔を上げる。パラディンとしての力を受け継ぎ、その立場を引き受ける事を決めた2人だったが、どこかそうした変化に戸惑っている……否、怖れている自分がいた。恐れは必要な事だが、そんな心持ちでは力を御しきれないのも無理はないと思う。力が齎す結果、それによって変わってしまう自分、全てに向き合う強さこそが今を打開する鍵なのかもしれない……。

 

「…俺、今までずっと自分が借り物の勇者だって……どこかでそう思ってた様な気がします。でも……それじゃダメですよね。今どうしてもあの力が必要で、戦えるのが俺しかいないんだとしたら……」

「そう、その意気だ。もし自分を信じられなくなっても忘れるなよ。君は———」

「『決して1人だけで存在してる訳じゃない。誰かが君を見ている事を忘れるな』でしょう?それは前に聞きました」

「コイツめ、言う様になって……」

 

 どこかスッキリした様にレイトがラウボーと共に笑い合う。そして、やがて意を決した様に腰にディライトドライバーを当てた。最低限の機能は保たれていたドライバーが起動し、レイトの腰にシュルシュルと巻き付いていく。

 

「よし、それじゃちょっと行ってくる。もし何か変だと思ったら、ベルトをすぐ外してね」

「あ、あの~~~?私達まだ話がイマイチ解ってないんですけど……つまりどうするつもりなんです?」

「勿論、仮面ライダーディライトの力を取り返しにいくんだよ」

 

 迷いなく宣言すると、ライドラッグを装填せずにそのままエブリッションスターターを押し込んだ。溶鉱炉の様な音が少しずつ大きくなっていき、ベルトのコア部分から膨れ上がった白光がレイトをゆっくりと包み込む。やがて体が浮遊とも落下ともつかない感覚に包まれていくのを自覚したのを皮切りに、レイトの意識が光の中へと消えていった。

 

 




字数調整の関係でまたちょっと短めです。
本番は次回以降ですのでお楽しみに。
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