・キャラクター
・ペール
初めて航海士として乗り込んだ船がオークに襲われてトロフィーにされてしまった運のない子。
ドワーフの常で船乗りとしての高い教育を施されており、実務経験は少ないが船のどの部署でも働ける知識を持っている。
数か月の間オークのトロフィーとして劣悪な生活を送っていた為、非常に臆病で後ろ向きな性質になってしまった。
その一方で、どんなに屈辱を味わっても死ぬ事だけは絶対に嫌だと感じており、とても生き汚い。
いざとなれば土下座して靴の裏を舐めてでも生き延びようとするタイプ。
褐色の肌、薄蒼のボサボサのロングヘアに真紅の瞳という容貌で目元はメカニカルなゴーグルで覆っている。
栄養が足りておらずガリガリの痩身で、一応美少女と言える造作ではあるが、大抵不景気な表情。
シャープ=シャービングのトロフィーであった頃はあまり身繕いをする余裕もなかった為、解放された現在も自分の体臭を気にする癖がついてしまっている。
若干汗っかき。
・シグルド=セーフンド
傭兵会社セーフンドカンパニーの社長であり、戦闘隊長。
赤茶けた髪にブラウンの瞳のあまりパッとしない容貌。
血脈のルーツは母なる星の北欧にまで遡れるらしい。
間違いなく中年に踏み込んでいるが、当人はまだお兄さんと呼ばれたいなどと思っている微妙なお年頃。
セーフンドカンパニーは
ノーマルな
だが、そんな人材であっても星回りの悪さばかりは何ともできなかった。
傭兵として各地を転々としていた為、ご当地の名物料理を食べるのが趣味。
・『
シャープ=シャービング族のオークキング。壮年に差し掛かる脂の乗った年齢。
非常に高い個人戦闘能力を持ち、シャープ=シャービング恒例の王位争奪戦「裸一貫頂点漢試し」を勝ち抜き王座を得た。
その際、冷酷無残に敵手の股間を粉砕する戦術から『
執着心の強いタイプであり、トロフィーとして手に入れたペールに対しても
パイロットとしての技量はオーク戦士として恥ずかしくないレベルであるのだが、入手した乗機が超上級者向け仕様であったため、性能を引き出しきれなかったのが敗因。
今はオークプリンセスにお熱。
・種族
・ドワーフ
視覚に特化した索敵タイプの強化人類であり、それ以外の身体能力や反射神経は標準的な
眼球内のレンズが特殊な積層構造となっており、光だけでなく電磁波なども見る事が可能。
余りにも視覚に入る情報量が多いため、普段は制御用のゴーグルを身に着けて生活する。
ゴーグルを着けるのが常態化しているため、裸眼を見られるのを恥ずかしがる文化特性が生じている。
現在は宇宙の水先案内人、ナビゲーターとして生計を立てるものが多く、宇宙船乗りの種族として知られている。
種族特性として慎重で注意深く、理詰めで思考するタイプが多い。
好んで戦場に向かう者は少ないが、スナイパーとして活躍した例も存在する。
・戦闘艦カテゴリー
・
300メートル~500メートル程のサイズの戦闘艦。
快速な主力戦闘艦であり、多くの星系のパトロール艦隊の主戦力を担っているため「護衛」の名を冠されている。
船足が速く、戦闘力も高めであり、非常に取り回しの良い戦闘艦。
・
500メートル~1000メートル程のサイズの戦闘艦。
打撃艦隊の主力を務め、この世界で「戦艦」と言えばこの艦種である。
個人レベルで所有するには高価で、大半は国家の所属艦。
・
100メートル~200メートル程のサイズの小型戦闘艦。
どちらかといえば戦闘機を大型化してジャンプドライブを搭載したような艦であり、色々な所に皺寄せが来ている。
特に居住性能は総じて劣悪。
高機動かつ艦載大型武器を搭載した危険な艦。
・銘有り機体解説
・『
カーツの駆るブートバスター。 暁を思わせる朱色で塗装されている。
ブートバスターとしては標準的な二本腕だが、大型のアームユニットを備えており推力が高い。
普通のブートバスターは「山」の字のようなシルエットだが、この機体はアームユニットが大きいため「W」のシルエットとなっている。
培養豚出身のカーツは氏族の戦士として一段低く見られていた為、余り物の武装を装備する事が多かった。
・『
大破した『
機体下部に『
推力、運動性能ともに強化されているが、プロペラントの燃費はさらに悪くなってしまった。
正式名称が長いため、カーツは変わらず『
・『
神聖フォルステイン王国の宇宙騎士アグリスタ=グレイトンのジョスター。
銀色に塗装された鋭角的な三本腕機。
三本腕の機体は操縦難易度が高いが、アグリスタは完全に乗りこなしている。
搭載武装の相性が悪かったため『
・『
フィレンの駆るブートバスター。 蒼天を思わせる蒼で塗装されている。
左右に武装腕が配置された普通のブートバスターと違い、武装腕が上下に配置された珍しい機体。
元はどこかの試作機であったらしいが、その特徴的なデザインは操作性が悪かったのか一般的ではない。
未熟なフィレンはこの機体を万全に操縦しきれていなかった。
一方で熟達のノッコは半壊した状態でも『
大破した後、『
・『
ヴァインの駆るブートバスター。 闇夜を思わせる漆黒で塗装されている。
一見、二本腕の標準的な機体に見えるが、実は四本腕機であり上下の腕を揃えて二本腕機に見せかけている。
緊急時には武装腕そのものをミサイルの如く射出するという奇策も用いるが、これは偏にヴァインがこの機体を乗りこなせていないからである。
元々はどこかの試作機であり、非常に操作難易度の高い機体。
現在劇中に登場している人物では、ノッコ以外乗りこなす事ができないレベルのジャジャ馬。
余談ではあるが、ノッコはトロフィーとなる以前に五本腕のアーモマニューバのテストパイロットをしていた事がある。
量産前提の機体であったが、当然のようにそんなものが売り物になる訳もなく、機体テストを終えた後お蔵入りしたという。
・『
ジャンクパーツから組み上げられた
非常に普及した安価なマルチロール機ティグレイタイプの部品を拾い集めて作られているが、原型機の八割ほどの性能しかない。
継ぎ接ぎのように見える溶接痕と、虎が由来の原型機の商品名からノッコは『
・戦闘機用の武装
・パルスレーザー機銃
赤い光弾をばら撒く光のマシンガン。
連続で照射しないため、レーザー発振部位の寿命が長くコストパフォーマンスに優れる。
命中精度に優れるが威力は低め。
戦闘機用の武装としては最軽量に近く、多くの機体は複数搭載している。
・プラズマキャノン
本来船舶用の対艦兵器。
励起したプラズマを磁場で閉じ込めて投射する遠距離砲撃武器。
磁場で閉じ込める機構を省略した簡易版がプラズマスロアーである。
超高熱で対象を焼き尽くす、戦場の花形武器。
戦闘機用の物はダウンサイジングされているが、それでも大型船舶すら沈めかねない威力を持つ。
・レールガン
電磁加速した砲弾を叩き込む、オーソドックスな実弾砲。
反動が少ない為、宇宙戦闘機の主砲としては申し分ない。
様々な口径が存在し、用途もドッグファイトから対艦戦まで多岐にわたる。
・ブランダーバス
レールガンの原始的な変種である万能カタパルト。
チャンバーに入るサイズの磁化可能な物質なら、およそ何でも弾丸にできる。
磁力流して射出よー。
その形質から、狙撃どころかまともな狙いもつけれず、「大体あの辺にばらまく」という運用しかできない武器。
とてもランニングコストが安い。
・
斥力場を生じさせる事で物理的な干渉を跳ねのける装備。
実弾に対して非常に強力な盾となる。
・
弾頭を直撃した相手に電流を流してショートさせる、余りにも趣味的な武器。
・
宇宙空間でも容易に使用できるようカウンターマスによる無反動化が行われた実弾砲。
レールガンに比べると機体への負荷が少ないため、こちらがチョイスされる場合も多い。
・この世界の個人戦闘用武器
・レーザーガン
トーチ転用の小型光線銃。
バッテリーだけで撃ててツールにも使えるベストセラーだが、レーザーへの対処手段も数多い。
大型化して出力を上げたレーザーライフルもよく使用される。
レイガンと通称される事も多い。
・ポンプガン
弾丸に圧搾空気を封入した無反動実弾銃。
銃ではなく薬莢の方に圧搾空気が封入されている。
ノーマルの
・ハンドレールガン
銃身側にバッテリーを仕込んだ、人間サイズのレールガン。
強くて高価。
流石にこのレベルになるとオークの頑強な皮膚に対しても有効ではあるが、当たり所によっては殺しきれない。
・火薬式銃
現在の銃器の子孫であり、惑星上では現役で主役。
宇宙では反動が強いため好まれない。
また、宇宙では酸素供給用の追加部品を必要とする。
・
刀身が超高速で振動している、未来の電鋸的ウェポン。
非常に切れ味が良いがバッテリーが必要で、さらに
ナイフ型でツールとして使われる事も多い。
・鉄パイプ
オークが好む打撃武器。
入手が簡単!
・オークパンチ
オークがもっと好む打撃武器。
普通の
・宇宙トンチキ列伝(ほぼ与太話)
・
光り輝く殴打武器。
あまりの威力に万物を「殴り斬れる」という。
現存する数が極端に少なく使い手を選ぶ。
その数の少なさから胡乱な噂が絶えず、レーザーを受け止めるとか、精神力で威力が上がるとか、馬鹿げた話が多い。
トーン=テキンの先王が所持していたが、現在の所在は不明。
・オークナイト・ビルカン
フィレンの父にして、先代『
彼の父は先代オークキングの
フービットきっての女戦士ノッコを捕らえるほどに強力な戦士であり多くの武勲を打ち立てたが、激戦の中で若くして戦死した。
ノッコとフィレンの中では、超絶にかっこいい最強宇宙戦士として神格化されている。
トーン=テキンではクイーン以外の血統は重視されず、また
・「猛り火」のタック
記録上最高齢であったフービット。
264歳の時に立ち寄った
飲み屋の中で30人抜きの乱闘をやらかした挙句、ファミリーの拠点となっていた
そのまま暴れに暴れた末、戦死したと伝えられる。
この際に
彼の遺体は確認されていないため、厳密にはフービットの最高齢事例ではないという指摘もある。
諍いの原因は「チビ爺」と揶揄されたからという証言もあるが、真相は定かではない。
ちょっと構成を見直してるので、少々お待ちください。