【二巻発売中!】スペースオーク 蛮族の戦士は夜明けの天を翔け女王を狙う 作:日野久留馬
・キャラクター
・465
色白で翠がかった長い金髪でちびエルフとは一線を画すナイスバディ、生真面目な性格と女騎士的なパーソナリティを持つ。
真面目なだけに本人が良かれと思って強行し、やらかしてしまうタイプ。
誠実で行動力があるだけに質が悪い。
・217
色黒銀髪で465を上回る巨乳の持ち主。
他種族と交流もあり得る役職のため、同族よりも流暢な
種族の使命を第一に考えて行動しているが、その為には何をやっても良いと考えているサイコパス染みた一面がある。
彼女によりフィレンが受けた仕打ちは、初期プロットでは姫が受ける想定だった。
その場合完全にぶち切れたカーツによるエルフ抹殺RTAが始まり凄惨極まりない流れになる事がシミュレートされたので、取り止めになった。
・560
細身でオールバックでいかにも眼鏡クイクイしそうな感じの陰険イケメン(眼鏡は掛けていないが)。
バグセルカーとの長い闘いの日々で激戦区ばかりを押し付けてきた他種族に対し、強い不信感を抱いている。
その一方でエルフのレゾンデートルであるバグセルカーとの戦い自体には誇りを持っており、伝統的な戦法以外を嫌う。
他人に自分の仕事に手を出されるのを嫌う頑固な職人タイプ。
・840
激減した指揮官個体の数を補うため465に見出された
成長中の所を引っ張り出された為、大人にもなりきれておらず思春期の少女くらいの体格。
465に憧れを抱いていたが、要塞を襲う災厄を呼び込んだのが465であると認識し愛想を尽かす。
オークとフービットに対して深刻なトラウマを刻まれている。
・1144
ピーカ姫にイヨというニックネームを与えられたちびエルフ。
元々、いちいち指差し確認してヨシ!というネタの為だけに登場したキャラクターだった。
・エルフ
バグセルカーに追い詰められた人類が絶対にバグセルカーなんかに負けない!という意志の元に作り出した最後発強化人類。
最後発であるため技術的には洗練されているが、同時に人類が相当に追い詰められている時代の産物なので予算的には大変世知辛い。
オークにも用いられた葉緑素系統のナノマシンで神経系を保護しているのが最大の特徴。
バグセルカーの侵入を完全に受け付けない唯一の種族である。
その一方、徹底したコストカットの結果、純粋な戦闘用強化人類として特筆するような強みはない。
外観は糸目で耳長、一般的な
長い耳については古来からの幻想文学に引っ掛けただけで、特別に聴力が優れているわけではない。
既存の強化人類に比べると大きく勝っている点は何もないが大きな弱点も特にない、全体的に「平均点よりちょっと上」くらいの基礎性能を持つ。
ちびエルフと通称される幼体固定された一般個体と成長した指揮官個体に大別されるが、成長度合いの差のみで生得のスペックは変わらない。
成長した指揮官個体が本来想定されたエルフであるが、生産コストの安さによる数で圧す戦術から「どうせ生き残る率低いんなら育てなくてもいいのでは?食費浮くし」と幼体固定のまま死地に放り込む運用方針が決定した。 人権?そこに無いなら無いですね……。
戦時以外の無駄な損耗を減らす為、直接戦闘に携わらない部署のちびエルフは基礎性格として臆病に設定されており、何かに執着する個体は珍しい。
部署を率いる頭脳役である指揮官個体は損耗時のリカバーが難しいため、要塞には指揮官個体のバックアップ機能が備えられている。
エルフのバックアップ機能は本人のクローンではなく、成長中のちびエルフで適当なサイズの個体にバックアップされた記憶を上書きして製造されている。
その為、オリジナルとは遺伝的に全く関連がない。
生物としてのエルフ単体の寿命は300年程で、この時代の
開発時期の混乱によりエルフ要塞はそれぞれの仕様が均一ではなく、一部の要塞には試験中の最新技術のフィードバックが行われている。
それらは本来エルフに持たされるべき技術ではないため、当人達も仕様を理解はしておらず限定的な運用しかできていない。
・エルフ要塞
直径20キロ程の巨大宇宙植物。
見た目は馬鹿でっかくてキラキラ輝くスペース毬藻。
アルファベットでナンバリングされており、B号要塞
巨大ガス惑星からからガス資源を吸い上げ、恒星の光をエネルギー源に数十年スパンの時間を掛けて成長していく自給自足兵器。
植物繊維を圧縮し鋼鉄に匹敵する強度を持つハードセルロースを装甲材として用いており、見た目とは裏腹に堅牢。
生体としてのエルフの培養工場とエルフが使用する戦闘マシンの工廠をひとまとめにした構造であり、十分な戦力が整った所でバグセルカーの集積星系に殴り込みを掛けるのが基本戦術。
バグセルカー戦役の中盤、20数台の要塞が未成熟な状態で戦線に投入されたが、その半数は成長の余裕もなく撃破されてしまった。
生き残りのエルフ要塞は百年単位で力を蓄え、人類領域からバグセルカーを排除する事に成功した。
シリコンチップの類を完全に排除した植物由来の構造のみで作られており、エルフ以外の種族には彼らの装備を使用する事は非常に難しい。
・エルフシップ
巨大な棒切れがそのまま宇宙に浮かんでいるような外観の、細長い船舶。
バグセルカーに寄生されない事を第一に開発されているため、図体の割に性能は低く、そのくせ生産コストは高い。
人類の技術力が頂点に近い頃に設計された為、他の種族が見ると「なんで動いてるの?」と首を傾げざるを得ない職人謹製のスペース丸木舟。
・エルフマシン
どんぐりを思わせるデザインの小型宇宙機を素体とし、様々なオプションを追加する事でマルチロールを実現している。
単品の性能は低めで、数を揃えて戦うタイプの機種。
非戦闘状態で地面に植えると、長い時間を掛けてエルフシップが生えるらしい。
主な武装は圧縮空気で砲弾を撃ち出すポンプガン。
・エルフの役割分担
各役職のリーダーである
・
防衛、警備など受動的な戦闘を担当する部署。
白兵戦闘のみならず、戦闘機や戦闘艦も使用する。
・
攻撃を担当する戦闘の花形部署。
恐怖心を取っ払って製造された命知らずのちびエルフ海兵隊で構成されており、損耗率は恐ろしく高い。
F号要塞の突撃隊は半年前のバグセルカー集積地の撃滅作戦において壊滅的な損害を被っており、指揮官個体も失われ再建の見込みが立っていない。
・
物資の補給、分配を担当する輸送部署。
基本的に要塞ごとの独立行動を行うエルフであるが、他種族との物資のやり取りが必要な際は補給隊が担当する。
・
要塞内の法や規律の維持を担当する部署。
バグセルカー撃滅というレゾンデートルを刻み込まれたエルフは基本的に法を犯すような事をしないが、種族の使命の為と称してやりすぎる個体も存在する。
そういった個体にペナルティを与えるのが法務隊の主な役目。
・
要塞内で最も数が多い、農業部門。
数多くのちびエルフが所属し、要塞内の物資の製造を支えている。
作物の加工も担当している。
・エルフの言語
英語の末裔である
肯定の意である「ろー」、否定の意である「にゃっく」などが使われる。
話者の大半が舌の回らないちびエルフであるためか、多くの単語が長音化している。
・エルフの服飾
生産隊が作った麻布で簡素な貫頭衣を作る。
物資の問題などから装飾は少ない。
・エルフの標語
エルフ船の航路算出を担当するちびエルフ達には計算に掛かる前にひとつの祝詞を唱える風習がある。
「我ら悪しき夢を砕いて進む者なり(Nega image mash take are)」
種族の使命を果たす為、彼らは祝詞と共に無限の計算に従事する。
唱えよう、ねがいましてはー。
・イモカボチャ
エルフの主食としてデザインされた宇宙作物。
潰れたカボチャのような外観とサツマイモのような味にも関わらず、系統としてはパンノミの末裔に当たる植物。
素朴に美味く、栄養価も高い。
非常に強靭な植物で養分や気温、水分などが厳しい環境でも成長する。
イモカボチャに含まれる成分の一部はエルフに宿るナノマシンと反応し、成長抑制の効果を発揮している。
これを食べている限り、ちびエルフは大きくならない。
・タキオンウェーブインターフェース
F号要塞フォーティチュードに搭載されている特殊機構。
超光速移動を行うジャンプドライブに対して干渉を行い、意図的なジャンプミスを発生させる事ができる装置。
本来エルフとは全く関係のない技術であるが、要塞建造のどさくさ紛れに当技術を検証していた(五徹中の)スタッフが「実戦テストをこいつらにさせよう!」と独断で搭載してしまった。
使い方次第で通商に甚大な影響を与え、世の中を変えてしまいかねない装備ではあるが、開発中の工廠惑星がバグセルカー戦役の中で消滅したため歴史の闇に消えた超技術。
エルフ達も本来自分たち用の装備ではないため、それほどまでに貴重な存在であると理解しておらず、構造の解析や応用的な利用法の研究などはまったく行われていない。
稼働する現物はF号要塞に搭載された古い機器のみ。
星間国家の首脳陣に知れると、殺してでもうばいとる選択肢を選ばれる可能性が高い危険物。
・
F号要塞フォーティチュードにて保管されていたアダマントイリジウム製のロッド。
かつて存在した工房惑星の遺産のひとつ。
エルフにとって興味を惹く物品ではないため、長らく死蔵されていた。
どのような経緯でエルフ要塞に流れ着いたかは不明。
周囲のナノマシンを活性化させる機能を持ち、ナノマシン共生種族と相性が良い。
一方で単純にクソ重いため、振り回すにはオーク戦士か重サイボーグ並みの腕力が必要。
本来は武具でなかった可能性もあるが、作った連中が惑星ごと爆散しているので設計意図は不明。
・試作アーモマニューバ「
プロジェクト・エメラルドドラゴンに連なる試作機群の一機であり、唯一バトルプルーフを持つ機体。
対バグセルカー用に開発された超高額自律兵器マシンナリードラゴンをダウンサイジングし通常兵器に転用するプロジェクトの過程で誕生した試作機である。
便宜上アーモマニューバにカテゴライズされているが、五本の武装腕を備えた奇怪な機影は最早別種の兵器の域に踏み込んでいる。
幾人ものテストパイロットにより「カタログスペックは凄まじいが、とても乗りこなせるものではない」と評された駄作機。
戦闘に耐える領域で操れたのは一人のフービットしかおらず、プロジェクトはこの機体を更にデチューンする方向で推移した。
フービットの少女が駆る当機は実戦テストとして各地を転戦したが、オークの略奪部隊との遭遇戦にて未帰還。
フラグシップ機を失ったプロジェクトは急速に縮小し頓挫した。