ライ陛下のカップリングは無限   作:かもがわ

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この時の設定
・ライ陛下はギアス暴走後寝てません
・27歳ぐらいの時にコードを譲渡されました
・雪の中のライ似合うよな



男性陣
ビスマルク  完


神聖ブリタニア帝国 北部

 

この土地は一年中雪の世界。どんな天候の悪戯か?神の仕業か?それを知るものはいない。その土地の道もわからない雪原を歩いている人物がいる。大柄な体格を持つ壮年の男性、長く伸びた黒髪と顎鬚、塞がれた左目が特徴がある人物など、神聖ブリタニア帝国に1人しかいない。帝国最強の12騎士【ナイトオブラウンズ】のナイトオブワン帝国最強の騎士 ビスマルク・ヴァルトシュタインその人である。

 

そんな人物がなぜこんな生き物も生きられない土地に来ているのは、皇帝陛下の勅命を受けたからである。その勅命の内容とは

 

「我が騎士よ、北部にいるとある男を斬って来い!」

 

「イエス、マイ・マジェスティ」

 

そのためにビスマルクは雪原を歩いている。この土地では機械などがほぼ使えない為、地図とコンパスを頼りに目的地の城へと向かう。

 

「ここか?」

 

その城は神聖ブリタニア帝国が生まれる前からある城と言われているが、その御体は最近建てられたばかりの綺麗さで溢れ。ビスマルクは動揺を隠しながら城へと入っていく。

 

城へ入ると建物内は豪華な装飾品などがあるわけではなく、貴族とし最低限の物があるレベルだった。ビスマルクが気になる点はそれではない。

 

「人の気配がない」

 

一階を歩いているが、兵士やメイドなども見当たらない。生活感がないのである。それはまさに時間が止まっているような空間である。そして、玉座がある部屋に入ると、玉座に座っている人の男性が見えた。髪は銀髪の長髪、鋭い上三白眼碧眼、年齢は20代後半に見える。

 

ビスマルクはゆっくりと進むと

 

「またシャルルの使いか?」

 

現在の神聖ブリタニア帝国皇帝陛下を呼び捨てにする人物に少しだが苛立ちを覚えたビスマルクは、皇帝陛下から賜った剣を抜き構える。

 

「貴様!!陛下を呼び捨てとは!!」

 

ビスマルクの圧にも彼は怯えもせず、ただビスマルクを見つめていると

 

「ギアスに溺れた者か」

 

「なに!?」

 

ビスマルクは相手がギアスを知っていると驚いたが、彼がギアスを知っている。それが陛下が彼を危険視する理由。

 

「そうか!なら、全力でやらせてもらう!!」

 

ビスマルクは塞がれた左目が開くと、不死鳥の模様が見えるとギアスが発動する。

 

「我がギアスは未来を見る!!」

 

ビスマルクのギアスは【極近未来視】であり、今のビスマルクには彼がどう動くかが見えている。しかし、ビスマルクは動揺する。 

 

「なに!?見えないだと!」

 

ギアスは誰でも発動するはず。例外としては一つ

 

「コードの所有者ということか!!」

 

彼はビスマルクを見つめながら言う。

 

「そうだ。お前では俺には勝てない。今帰るなら見逃してやる」

 

ビスマルクはすぐに攻撃をしようとしたが、脚が動かない。なぜ動かないのか?その理由はビスマルクは自覚している。

 

(私では勝てない)

 

部屋に入った時から

 

剣を抜いた時から

 

ギアスを発動した時から

 

いや違う。この城に入った時からである。圧倒的な力を感じてしまったビスマルクは動けなくなっている。

 

「逃げないだけましか。今までのワンと比べれば」

 

彼が言った言葉でビスマルクは気づいてしまった。今までナイトオブワンになった人物たちは、突然辞めることが多かった。彼らは皇帝陛下の勅命でここに来て、逃げ出したのだと。

 

「私は逃げない!!帝国最強の騎士なのだから!!!」

 

 

 

 

 

気づけば天を見ていた。ビスマルクは彼に剣を振ったがそれをかわされ、投げられたのだった。ビスマルクは寝ながら、自分を投げた相手に聞く。

 

「貴様は何者なんだ」

 

彼は見下ろすようにビスマルクを見つめながら言う。

 

「ライ。それ以上でも、それ以下でもない」

 

彼は答えるとまた玉座に座り目を閉じる。その空間はまた時間が止まったような空気感になる。

 

ビスマルクは彼を見ながら、思ってしまった。

 

 

 

本当の王とはこの方なのではないかと

ライのお爺ちゃん執事はどうですか?

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