その日は一年で大事な聖なる夜
そんな大事な日に2人の男女は職場で書類整理をいまだに続けている。
「ライ、クリスマスイブなのに手伝ってもらってすいません」
「いえ、特に用事もないので」
ライはそう言っているが色んな方面からパーティーの誘いが来ているのを知っているモニカ。そして、この状況を作った人達の事も知っている。数日前ラウンズ専用のラウンジでの事
「モニカ、ライとクリスマスイブ一緒に楽しまないのか?」
ノネットとドロテアがモニカを捕まえて聞いていた。
「何をですか!?その日も仕事なので、なぜ!?ライが出てくるんですか?!」
「おいおい」
「ノネット、これは」
「お姉さん達が助けてやろ」
ノネットとドロテアの笑顔が怖く見えたモニカ。そして、今日仕事をしているとライがやってきた。『モニカさんが1人で仕事していると聞いて、手伝いに来ました』言葉を聞いてあの2人の顔が浮かんだが、断るのも悪いと思い受け入れた。
「モニカさんここなのですが」
ライが処理の仕方がわからない書類をモニカに見せるために、近づいてきた。
「どれですか?これは担当部署が違いますね。明日にでも回しましょ」
「わかりました」
ライが離れようとした時
「痛ぁい」
モニカが急に声を上げるとライが止まった。モニカの方を見ると、長い金髪が数本ライの服の装束されたボタンに絡まっていた。
「すいません」
「良いのよ。机の上にハサミあるから切って良いですよ」
「わかりました」
ライはハサミで切った。そう自分のボタンを
「え?」
モニカが驚いていた。
「どうかしましたか?」
「いえ、私の髪を切ると思っていたので」
「モニカさんの髪綺麗ですから、切るなんてできませんよ」
そう言ってライは自分の席に戻り、作業を再開させた。しかし、モニカは顔を赤くして動けなくなっていた。
(ライ、貴方は本当に無自覚にそういうことを!?私にどうしろと)
モニカは頭が混乱した結果
(そうその前の仕事に集中するのよ!モニカ!!)
その日も2人は静かに仕事をして終わった。
と思ったら
「そうだモニカさん」
「何かしら?」
「来る前にケーキ買ってきたので、休憩して一緒に食べませんか?」
ライは恥ずかしがりながら伝えると
「良いわよ」
「今取りに行ってきます!」
ライは立ち上がり、部屋を出て行く。モニカはため息をしてします。
「もう!ライは本当に無自覚ですか!!はぁ、どうすればいいんですか〜この状況!」
廊下から足音が聞こえると、モニカは書類仕事をしている風にしていると、ライがケーキが入っている箱を持って帰ってきた。
「モニカさん持ってきました!」
ニコニコして入ってくるライを見てモニカはなんとか冷静を保つ。
「ありがとう、机の書類一度片付けましょ」
2人は机の上の書類を片付けて、ケーキを食べるスペースを作ると、ライは机の真ん中に箱を置く。モニカは箱を見ると驚いた表情になる。
「ライ、このお店?!どうして買えたんですか?!」
「普通に買えましたけど。そんなに有名なんですか?」
「そうよ!エルンスト卿が言ってたのよ。今1番人気の銀髪のパティシエが??ねぇ、ライ最近休日お菓子作りしてるんですよね」
「はい、作ってます。ここのお店に厨房時々手伝わせてもらってます」
モニカは気づいてしまった。銀髪のパティシエの正体はライだと。
(本当にこの子はなんでもできるわね)
「モニカさんどっち食べますか?」
箱を開けると、【いちごケーキ】と【モンブラン】がある。ここのケーキの特徴は素朴な見た目である。無駄な飾り付けがなく、ただ味のみで勝負するケーキ。
「モンブランで」
「はい、モニカさん」
「ありがとう」
モニカはあの甘い物好きなエルンスト卿が言っていたケーキが目の前にあると思うと、ワクワクしてきた。ケーキを食べると
「美味しい」
「よかった〜新作なので」
「ライはなんでケーキを作るようになったの?」
「モニカさんに食べて欲しくて、練習しました」
「え」
ライは真っ直ぐモニカを見て言う。
「俺はモニカさんのことが好きです!付き合ってくれませんか?」
「本当にいいの?」
「はい!!」
「お願いします」
翌日、軍のとある二つのファンクラブ会員達は崩れ落ちていたという
最後力技ダァぁぁぁぁ
ライのお爺ちゃん執事はどうですか?
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あり
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なし