その日は一年で大事な聖なる夜
ライはゲットーにある小学校に来ていた。空き教室で用意された衣装に着替え始め、着替えが終わり鏡があるので自分を見ると
「サンタさんだ!」
ライにとっては2年目のクリスマス。去年はクリスマスというものが分からず周りに流されていたが、今年は違う。小さな子の為に全力でサンタさんをやろうと気合を入れていると1人の女性が入って来た。
「ライ、着替え終わった?」
「はい、直美さん」
同じ黒の騎士団のメンバー井上直美。現在は遊撃歩兵部隊の指揮官をしており、ライが指揮をしている【蒼ノ隊】との連携は素晴らしく、藤堂も褒めるほどでおり、ライの彼女である。
お付き合いは数ヶ月前からであり、ライは堂々と公言しているが、井上はいまだに恥ずかしがっている。その理由は
「直美さん、スーツ姿も綺麗ですね!」
この天然タラシ発言に毎回やられているからである。井上は少し深呼吸し
「ありがとう、ライ。ごめんねこんなこと頼んで」
「大丈夫です。暇ですし、直美さんの頼みなら引き受けますよ」
眩しい笑顔が井上の心にクリティカルヒット
「……あ、ありがとうね。去年は玉城がやったんだけど、サンタと言うより、あれはこそ泥よ」
去年のサンタ役は玉城がやったが、それは酷かった。子供達が泣き続ける地獄絵図だった。今年は去年の挽回もあり、ライをサンタ役にし、親御さん達もライなら大丈夫と説得?魅了し、今年も無事にクリスマス会が開けるようになった。
「さあ!ライ行くわよ!!」
「はい!」
そして、ライは体育館の天井の柱にスタンバイしていた。今日のクリスマス会はまず子供達が歌の発表をしたあと、クラス対抗でミニゲームをしたあとに、賞品をサンタ役のライが渡す流れになる。その登場が派手な方が子供が喜ぶと言われて玉城の指示で……玉城の指示でここに待機している。
子供達は楽しそうにクリスマス会を始めた。その光景を上から見ているライも楽しくなり、鼻歌まじで待機を続けると、井上から無線が入る。
『ライ?!』
「どうしたんですか?」
『今どこにいるの?」
「天井の柱ですけど?」
『ごめん、玉城が勝手に判断して』
「やっぱりですか。変だなと思ったんですけど」
『ライもいつもいつも!玉城の馬鹿に付き合わなくていいんだからね!』
「わかりました」
ライはいつも玉城の馬鹿な行動に素直に聞き、行動することもある。玉城が女にモテたいからと、ライを変なお店に連れていたこともあるが、結果は全てライが持っていかれたと玉城が叫んでいたことあった。
『今から降りれる?』
「大丈夫ですよ。商品渡す時にそのまま飛び降りるので、その方が子供達も喜ぶと思うので」
『わかったわ。合図出すからしっかりね!』
「はい」
そして、クリスマス会は無事に大成功、サンタが登場した瞬間子供達が【サンタさん?!】【本物だぁぁぁぁ】と大騒ぎし、親御さんからも喜ばれ、先生の代わりをしていた扇からもお礼を言われた。玉城はボロ雑巾のようになって寝ていた。
「ライ、楽しかった?」
「はい、子供達は本当に元気ですね」
「そうね〜ライは良いお父さんになるわよ〜」
「はい!なります!!」
ライは井上を見つめながら言うと、井上はすぐに目を逸らした。
「頑張って!」
「直美さん」
「何?」
井上がライの方を向くと、ライが小さな箱を差し出していた。
「これは?」
「クリスマスプレゼントです。開けてください!!」
「わ、わかったわ」
井上はライから小さな箱を受け取り、その場で開けると、指輪が入っていた。
「ライ君?!これは……」
「言葉では言いました。でも、やっぱり形でしっかり渡したくて」
「ありがとう、嬉しいわ。家に帰ってケーキ食べましょ」
2人は井上の家に向かっていく。
井上以外と書けた。
ライのお爺ちゃん執事はどうですか?
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あり
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なし