「ライ」
「モニカさん」
「ラウンズ襲名おめでとう」
「ありがとうございます」
ライはこれまでスザクの直属の部隊【コノエナイツ】として活躍を評価され、本日ナイトオブイレヴンにライはなった。先ほど皇帝陛下の前で誓いの儀をしたばかりであった。
「これでライに書類仕事手伝わすことできなくなったわね」
「大丈夫です。モニカさんの書類仕事こっちに回してください」
「そうするわね」
2人は並びながら歩いているのを、文官や部下達に見られているが気にせずにそのまま進んでいた。
「モニカさん、質問いいですか?」
「何かしら?」
「今日の夜のパーティーに誘うパートナーどうすればいいんですか?」
「そうね。私の時はヴァルトシュタイン卿に頼んだわね」
それを聞いたライはモニカを見つめると
「モニカさん、パーティー一緒に行ってもらえませんか?!」
「え!?」
パーティーは貴族の社交界でもあり、モニカ自身は現在婚約者などはいなくフリーの状態。そんなモニカと一緒にパーティーに行くと言うことは、お付き合いをしていると公言しているようなものである。
「ダメですか?」
モニカは悩む。ライと一緒に行けるのは嬉しいが、ライに迷惑をかけてしまうのではないのかという不安が頭をぐるぐる回っている。そして、一つ妙案を思いついた。
「そうね、暇だからいいわよ。一つだけお願いがあるんだけど」
「なんですか?」
「それは 」
夜になりパーティー会場には、皇族や貴族が続々と集まっており、今夜の主役のライがパートナーのモニカと一緒にやってきた。しかし、他のペアと2人は違っていた。2人はナイトオブラウンズの正装で現れ、会場に入ってきた。
「モニカさん、この衣装で良かったんですか?」
「はい、これなら大丈夫です。では、パーティーの指導をはじめますよ」
モニカは今ナイトオブラウンズの先輩として、後輩の指導をしている。この姿を見せれば、付き合っているとは思わないと。モニカはライにパーティーの基本や料理の取り方、ダンスの流れなどを隙間なく教え続けた。
そんな事をしていれば、他の貴族や皇族は2人に近付かなくなっており、そのままパーティーは終わった。2人は迎えの車に乗ると、ライは身体を伸ばし始めた。
「疲れましたか?」
「はい、スザクが愚痴を言っていた理由が分かりましたよ」
「枢木卿の場合は違う意味でしたが、ライは色々噂がありますからね」
「噂ですか?」
「噂レベルなので気にすることはないですよ」
ライの屋敷前に到着し、ライは車から降りると
「モニカさん、今日はありがとうございました。次から1人で行けそうです」
「そうですか。何かあればいつでも相談乗りますよ」
「ありがとうございます!」
ライは車から離れていくのを確認したモニカは、その場でうずくまってしまった。ドライバー老人が
「お嬢様、素直になられたらどうですか?」
「無理よ。私を頼ってくれる後輩をそんな目で見れないわ」
「そうですか〜」
老人はモニカに温かい目線を送りながら、その場を後にした。
ライのお爺ちゃん執事はどうですか?
-
あり
-
なし